スーパーサラリーマン左江内氏 第3話 あらすじ・レビュー

左江内（堤真一）は、娘のはね子（島崎遥香）から、ルージュパンクというアイドルグループのオーディションを受けると言われた。

左江内は心配するが、本人はセンターを奪うと燃えていた。

ある日、左江内は、会社のCM撮影の現場へ行くことになった。

CMに出演するのは、ルージュパンクのセンター・真中ありさ（浜辺美波）だ。

ありさは清純派で売っているが、実は裏表が激しい性格だとわかる。

左江内は、そんな彼女に振り回される。

はね子がこんな子になってしまっては嫌だと、オーディションに反対するが、円子（小泉今日子）からは、オーディションでプッシュしてほしいと言われる。

東大には受かったが、京都大学に落ちたという理由で飛び降り自殺をしようとしている男性がいた。

小池刑事（ムロツヨシ）たちが必死に説得していると、スーパースーツに身を包んだ佐江内（堤真一）がやってきて「早く飛び降りろ」と言い出した。会議があるため早く片付けたいのだ。

言われるまま男性が飛び降りたところを佐江内が救った。

佐江内が帰宅すると、はね子（島崎遥香）が、人気アイドルグループ「ルージュパンク」のオーディションを受けると言い出した。円子（小泉今日子）もノリノリだ。

翌日、佐江内は、広報の応援でCM撮影に行かなくてはいけなくなった。

CMに出演するのは、はね子が入りたいと言っているアイドルグループ「ルージュパンク」のセンターを務める真中ありさ（浜辺美波）だ。

清純派で売っているが、佐江内が代理店の人間ではなく、建設会社の小さな課の係長だと知ると態度が一変。

佐江内は、ありさからこき使われて振り回される。

「いつか偉くなるかもしれないから」という理由で助監督にも愛想を振りまくありさ。

はね子が受けるオーディションで最終審査の審査員をするというありさが、良く働いてもらったお礼にと、はね子のことをプッシュしておいてもいいよと言い出した。

だが佐江内はそこまでして入る必要はないと断った。

帰宅すると、はね子が1次審査を突破したと報告してきた。絶対に受からないと思っていた佐江内は驚く。

はね子はまるでありさのように「業界の末端の人間でも、いつ化けるかわからないから可愛い態度をとっておかないと」などと言う。

佐江内が仕事でありさと会って、（はね子のことを）プッシュしておいてあげると言われたけど断ったと話すと、円子が激怒。

土下座をして謝ってプッシュしてもらえと言い出す。頼みに行かないなら1か月小遣いなしだと脅される。

翌日も、ありさからの指名ということで佐江内が現場に呼ばれた。この日も全く違った裏の顔を見せるありさ。

佐江内に、はね子が2次審査に通ったという報せが届く。

プッシュするようにと念を押されて、佐江内がありさに頼もうとするが、途中で思いなおす。

やっぱりプッシュしてほしいんじゃないの？というありさの言葉を口では否定しながら、土下座をしていた。

そこに、ありさの母親がやってきた。佐江内に対する口の利き方を注意するが、使いパシリだと知った母親はそれならまあいいと言い、センターを守り続けるためには努力が必要だと口うるさく言い出した。いわゆるステージママだ。

小さい頃から、ダンスや歌を習わせ、ありさをトップアイドルにしたという自負がある。唯一の生きがいだと言われたありさは強くも言えない。

二人の会話を佐江内は部屋の外で聞いていた。

その日の撮影が終了しても、ありさにはそのあとにも仕事やレッスンがある。

それを知った佐江内は、ありさのことを心配し「いやならやめればいい」というが、ありさはそんなことできないと突っぱねる。

翌日、ありさは現場に現れず、大騒ぎになっていた。

佐江内はスーパースーツを着用し、ありさの事務所へ向かった。

社長とマネージャーが、ありさが誘拐されたと話していた。

昨日のありさの様子を聞かれたマネージャーは、昨日はあっていないと答えた。

だがマネージャーは現場までありさを迎えに来ていた。佐江内はその際、会話もしている。

佐江内はマネージャーを尾行した。すると、あるマンションへ入っていった。

そこには椅子に縛り付けられたありさがいた。ナイフも突きつけられている。

佐江内がいることに驚くありさに「オーディションに行こう」と佐江内は明るく言う。

マネージャーは抵抗するが、佐江内はスーパースーツを着ているため、あっという間にマネージャーを倒し、ありさを助け出した。

ありさが「私を誘拐したら1億は軽いよ」とマネージャーに言ったため、その気になったらしい。

仕事を辞めたいと思っていたはずなのに、マネージャーに殺されるのかも？と思った瞬間、アイドルをまだやりたいと思ったと話した。

ありさはそのままオーディション会場へ行ってアイドルとしての仕事をこなした。

「友達の付き添いで来た」と強調するはね子は結局合格できなかった。