スーパーサラリーマン左江内氏 第2話 あらすじ・レビュー

左江内（堤真一）の息子・もや夫（横山歩）が、クラス対抗の合唱コンクールで指揮をすることになった。

円子（小泉今日子）は、もや夫に音楽の才能があるのではないかと大喜びする。

ある日、もや夫が学校のうんていから落ちてケガをした。

円子は、指揮者に選ばれたもや夫への嫉妬から同級生が意地悪をしたのが原因だと激怒する。

もや夫は落ち込んでいる。

左江内が自ら進めているタワーマンション建設計画に大きなトラブルが持ち上がった。

家庭でも仕事でも問題を抱えた左江内は、それらにどう立ち向かっていくのか？

もや夫（横山歩）が学校の合唱コンクールで指揮をすることになった。

円子（小泉今日子）は「もや夫には音楽の才能がある」と大喜びする。

蒲田（早見あかり）と一緒に月島で外回りをしていた左江内（堤真一）は、蒲田に誘われ、もんじゃ焼き屋に入った。

左江内が建築会社に勤務していると知った店主はある相談を持ち掛ける。

その店主は、その店舗とそれを囲むように一帯に土地を持っていて、跡継ぎもいないため店をたたみ、タワーマンションを建てたいという。簑島に報告すると大喜び。

もや夫が放課後、合唱コンクールの練習を始めようとすると、数人の男の子たちの姿が見えない。

放課後に歌なんて歌いたくないと言って帰ってしまったのだ。

もや夫は残っているクラスメイトと一緒に練習を始める。

左江内がもんじゃ焼き屋を訪れると、店がペンキで落書きされていた。犯人に心当たりはないという。

その後、もんじゃ焼き屋の道路拡張計画があることが判明する。

役所の担当者は、随分前から移転を頼んでいるが受け入れてもらえないと話した。

左江内が店主夫婦に確認すると、二人とも立ち退くつもりはないと言い、マンションを建てると決めるにも決心が必要だったと話す。

左江内が帰宅すると、もや夫が足にケガしていた。うんていにワックスが塗ってあったため、手が滑って落ちたという。

担任の話によると、いつももや夫をからかっている子供たちの仕業かもしれないという。

うんていが苦手なもや夫は体育の授業の時、からかわれていたのだ。

円子は、マエストロに選ばれたから嫉妬したんじゃないかと考え、学校へ行って怒鳴り散らし、担任やクラスの友達に謝らせたという。

左江内は、そんなことをしたらもや夫がますますやりにくくなるのではないかと心配する。

ある夜、左江内が張り込みをしていた時、一台のバイクがやってきた。

運転手は、もんじゃ焼き屋の前で一旦止まり、店にBB弾の銃口を向けた。

慌てた左江内がバイクに走り寄ると、それに気づいた犯人はバイクで逃げる。

左江内はスーパースーツを着て犯人を追いつめた。

犯人は若い男性だった。大好きだった祖母が倒れた時、道路が狭かったせいで救急車が入ってこられず亡くなったのだという。

年寄りが多い地域だから、このままだとまた同じ悲劇が起きると左江内に訴えた。

帰宅した左江内がもや夫の様子を見るため部屋に入った時、巾着袋を見つけた。

それには車用のワックスが入っていた。

左江内は学校へ行き、クラスメイトの前で、もや夫がうんていにワックスを塗ったという事実を話した。

クラスメイトに謝るよう言われても、もや夫は謝らない。

もんじゃ焼き屋を訪れた左江内は、町のためには道路を広くした方がいいと話し、マンション建設をやめようと説得する。

なかなか受け入れてもらえないため、スーパースーツを着て、店主夫婦に空からの町を見せ、道路が狭くて救急車や消防車が入ってこられないと伝えた。

結果、二人はマンションの建設を中止し、立ち退くことを決心する。

合唱コンクール当日。もや夫は学校へ行きたくないと部屋に閉じこもったまま出てこない。

左江内はスーパースーツを着て部屋に入ると、もや夫を学校に連れて行き、クラスメイトの前で土下座をして謝った。

それでも謝ろうとしないもや夫に「悪くないのに謝るパパはカッコ悪いけど、本当に悪いことをした時に謝れないやつはもっとカッコ悪い」と諭した。

それを聞いたもや夫は、クラスメイトに頭を下げて謝った。

すると、合唱コンクールの練習をさぼっていたアキラがもや夫の前に出てきて、歌うけど下手だよ？と言った。

アキラは歌が下手だから練習をさぼっていたのだ。

二人は仲直りし、もや夫は堂々と指揮をやり遂げた。