嫌われる勇気 第8話 あらすじ・レビュー

第8話 3月2日放送

第8話 あらすじ【予告】

医療機器メーカーに勤務する松田が、頭をバッドで殴られ殺害された。

現場の壁には、「六五」と赤いスプレーで書かれたメッセージが残されていた。

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蘭子(香里奈)たちが捜査会議をしているところへ、鑑識の由稀菜(岡崎紗絵)が駆け込んでくる。

バッドについていた指紋の該当者が見つかったのだという。

ただ、その人物は15年前に殺害された中学生・鈴木将也だった。バッドは5年前に購入されたもの。鈴木の指紋がつくはずなどないのだ。

15年前に鈴木を殺害した加害者の一人が松田であることを三宅(桜田通)が突き止める。

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有名な不良グループの一員だった松田は、前畑という男と事件当時見張りをしていた。

グループのリーダーの佐野は、17年の懲役刑で服役中だ。

松田は普通に暮らしていたが、以前から前畑に「誰かに命を狙われている」と漏らしていた。

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半田(升毅)青山(加藤シゲアキ)に、大文字(椎名桔平)から「六五」の意味を聞いてくるよう命じる。

蘭子に声をかけるがほかのことを考えているようで、今回は別行動だと言って出て行ってしまう。

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蘭子は鈴木の実家を訪れた。遺留品を見せてほしいと頼むが、母親は次男が全て捨ててしまったと話す。

青山は鈴木の実家の隣にある作業場で、次男の夏輝(高杉真宙)から話を聞く。

ドラマっ子のつぶやき

ある男性が殺害され、凶器となったバッドに、15年前に殺害された中学生の指紋がついていた…っていう不思議なことが起こります。

15年前のバッドなんじゃないの?!って思ったら、5年前に購入されたものらしく…。15年前に亡くなった人の指紋がなぜ、5年前に購入したバッドにつくのか…?このからくりは興味があります。面白そう。

大文字さんの謎が明かされるなんてどこにも書いてないんだけど、どうなってんのよ~。蘭子との関係を知りたいのに~。やっぱり最終回まで引っ張る気かな?それとも、何かありそうな雰囲気出しといて、結果、何もないとか…?

それはやめてくださいね。あんだけ意味ありげな感じにしたんだから、これで何もないなんてやめて~。

第8話 あらすじ【本編】

蘭子(香里奈)は、弟の悠真(堀井新太)に、就職したら渡そうと思っていたと言うと「お父さんが戻ってくるまで大事に使って」と父親が使っていた時計を渡した。

その時、悠真にメッセージが届く。それを見た悠真の顔色が変わった。

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ある男がバッドで撲殺された。現場の壁には「六五」と赤いスプレーで書かれている。

近くの草むらから、凶器と思われるバッドが見つかった。

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被害者は松田純一。医療機器メーカーの営業マンで、帰宅途中に襲われた。

友人とのメッセージのやり取りから、誰かに狙われていたということがわかる。

松田は護身用としてアウトドアのナイフを所持していた。

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凶器に付着していた指紋が、15年前に殺害された鈴木将也という中学生のものだと判明した。

だが、そのバッドは5年前に製造・販売されたものだった。

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被害者の松田純一が、鈴木将也殺害事件に加害者として関わっていたこともわかる。

松田は地元でも有名な不良グループの一員だった。そのグループは撲殺事件がきっかけで解散している。

主犯の佐野祐介は、17年の懲役刑を受け、刑務所に収監された。

事件当時、松田は友人の前畑徹と見張り役をやっていた。前畑は、「誰かに狙われている」と松田がメッセージを送っていた相手だ。

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青山(加藤シゲアキ)は、現場に残された数字の意味を大文字(椎名桔平)に聞きに行くよう命じられる。

青山が蘭子に声をかけると、今回は一人で捜査をすると蘭子が言い出した。

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数字の写真を見せられた大文字は、犯人がこれを残した理由ならわかると言い、アドラー心理学の注目喚起について話し始めた。

他者の注目を集め、特別な存在になろうとしているのだと説明した。

スポーツや勉強の場合、相当な努力が必要となる。てっとり早く特別になるには、特別に良くなることを諦めて特別に悪くなろうすることで他者の注目を集めようとするのだと大文字は話す。

多くの人は普通であることを受け入れることが出来ないが、アドラーは普通であることの勇気を大切にしているという。

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蘭子は将也の実家を訪ねていた。

将也の遺品を見せてほしいと母親に頼むと、次男の夏輝(高杉真宙)が全部処分したという。

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青山は将也の実家の隣にある工場で、弟の夏輝から話を聞いていた。

3年前に父親が亡くなり、夏輝が跡を継いだという。

母親の話によると、最初はただの仲がいいグループだったが、次第に悪いことをするようになったため、グループを抜けようとして将也は殺されたのだと言う。

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青山が部屋に入ってくるとすぐに蘭子はその場を立ち去った。

蘭子が何を見ていたのか気になった青山も同じものを見せてもらう。そのアルバムには蘭子の弟・悠真も写っていた。

悠真は夏輝の同級生で、将也とも仲が良かったという。

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青山は蘭子を追いかけた。

15年前に悠真が不良グループにいたことと、その頃、蘭子の父親が行方不明になっていることに何か関係があるのかと青山が尋ねると、蘭子は「私の課題に土足で踏み込まないでください」と言い残して去って行った。

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前畑も仕事帰りに撲殺された。発見されたバッドからも将也の指紋が検出された。

壁には「六七」と書かれいてる。

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三宅(桜田通)が調べていた現場付近の防犯カメラの映像に悠真が映っていた。手にはスプレー缶を持っている。

そこに蘭子が戻ってきた。

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半田(升毅)は蘭子を屋上へ連れて行き、蘭子の父親が失踪した背景に、娘を誘拐した犯人が関わっているという噂が流れたと話した。

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蘭子は悠真の会社を訪れ、なぜ事件現場にいたのか話せと迫った。

小宮山(戸次重幸)浦部(丸山智己)が監視してることに気付いた蘭子は、悠真の耳元で「逃げて」とつぶやいた。

小宮山たちはその場から逃げた悠真を追いかけた。

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青山は、15年前の鈴木将也殺害事件の資料を大文字に見せていた。

大文字は当時少年犯罪を研究していて、土方(寿大聡)と一緒によく傍聴に行っていたため、この事件のこともよく覚えているという。

リーダーの佐野祐介は普通であることを嫌い、暴力を使って人の上に立っていたと大文字は話す。

アドラー心理学では、過去にとらわれず未来におびえない。今、ここを真剣に生きるということだけでいいのだと大文字は話した。

今回の事件は、犯人が過去にとらわれて起こった事件だと言い、蘭子もまた過去にとらわれていて、今を生きていないと大文字は言う。

今後蘭子は、過酷な過去と向き合う必要がある。それは辛い道のりになるはずだと大文字は話した。

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三宅がネットの掲示板から佐野の居場所を見つけ出した。

小宮山たちが現場についた時、佐野はトイレへ行っていた。刑事の姿を見つけ、佐野はその場から逃げ出した。

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蘭子は悠真と会っていた。悠真を逃がした時に「昔よく遊んだ神社へ」と書かれたメモを渡していたのだ。

悠真は二人を殺したのは佐野だと話した。佐野に指定された時間にその場所へ行き、赤いスプレーで数字を書けと言われたのだと言う。

言うことを聞けば、父親の居場所を教えると言われたため、指示に従っていたと話した。

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悠真の話によると、両親が離婚し、転校先でも一人でいたところに、将也が声をかけてくれたという。

最初は楽しかったが、佐野が高校を辞めたあとに荒れ始め、無理やり万引きさせられたりしたという。それに逆らうと暴力をふるわれた。

それを将也が注意すると、佐野は逆切れしてみんなでリンチすると言い出したのだと言う。怖くなった悠真は父親に連絡し、助けを求めた。

父親は「俺が行くからお前は行くな」と言ったが、翌朝将也は殺されて、父親もそれ以来戻ってこなかった。

佐野を問い詰めようとしたがすぐに逮捕されたため、話を聞くことが出来なかった。

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悠真は自分のせいで父親がいなくなったと自分を責めていた。

蘭子は「私が捕まえて聞き出すから大丈夫」と悠真に言った。その時、悠真のスマホにメッセージが届いた。

現場は将也が亡くなった場所。数字は「六一」と書かれている。次に殺されるのはきっと自分だと悠真は怯えた。

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解剖の結果が出た。めい子(相楽樹)の話によると、犯人は相当な力で被害者を殴っているという。

片手で振りぬいてもここまでの傷にはならないという。

そして、なぜ片方の指紋だけバッドに残したのだろうと疑問を口にした。

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青山は蘭子に電話をした。すぐに連絡が取れるよう、蘭子のポケットに携帯を入れておいたのだ。

解剖所見が出たと話すと、蘭子は必要ないと答え、今夜犯人を捕まえると言い、電話を切った。

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犯人はどうやって、15年前に亡くなった人の指紋を付着させたのか…。

梶(正名僕蔵)に青山が相談する。遺品から採取する方法なら出来るが、遺品が残っていなければ100%無理だと答えた。

その時、由稀菜(岡崎紗絵)が「過去のものを今に復元できる何かがあれば話は別」だと言った。

それで青山はあることを思いつく。

将也の実家を訪れ、写真を見せてもらう。その中には、右の手のひらがはっきり映った写真があった。

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将也が殺害された現場の壁に、赤いスプレーで「六一」と書く。

その時、後ろからバッドで殴りかかろうとする人影が…。

赤いスプレーを手にした人物が振り返る。それは悠真に成りすました蘭子だった。

バッドを振り下ろす犯人ともみ合いになり、蘭子が殴られそうになった時、青山が間に入って犯人を確保した。

犯人は、将也の弟の夏輝だった。

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15年前の事件がきっかけで両親はおかしくなり、自分が工場を継いだ。

何一つ楽しいことなんてなかったと夏輝は言う。

しかし犯人たちは、結婚したり、毎日楽しく暮らしていた。それが許せなかったのだ。

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兄がリンチされるかもしれないと知った時、刑事である父親に頼んでどうにかしてほしいと夏輝は悠真に頼んだ。

だが悠真の父親は助けに来なかった。そのせいで兄は死んだんだと叫んだ。

だから悠真にも復讐をしようとしたのだ。

青山は夏輝に「過去のせいにせず、今を生きるべきだったと思う」と言った。

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夏輝は海外の不正ソフトを使って将也の指紋を再現していた。

どうやってその方法を思いついたのかと尋ねられた夏輝は、ポストに差出人不明の手紙が入っていたと答えた。

その手紙にはアドレスが書かれていて、そのチャット上でやり取りし、犯行のアドバイスを受けていたという。

殺す場所や時間、そして将也の指紋をつけたものを凶器として使うよう指示された。

その通りにやれば、佐野に全部の罪をかぶせられると言われたのだ。その相手はハンドルネームで「メシア」という。

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蘭子は佐野に会い、父親のことを尋ねた。だが佐野は本当に何も知らないようだった。

蘭子がそれを悠真に伝えると、蘭子から受け取った時計を外し「お父さんの時計がお父さんの居場所に導いてくれるような気がする。だから姉ちゃんが持ってて」と渡した。

夏輝がやり取りしていたサイトは、海外のサーバーを経由していた。悠真に送られてきていたメールも、佐野から送られてきたものではないことが判明する。

蘭子は、今回の事件は、15年前の誘拐事件、父親の失踪事件…この二つに関わるメシアという人物から自分への招待状だったのだと半田たちに話した。

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半田に命じられて、青山は大文字を訪ねた。だが大文字はいない。

テーブルの上には「日本中世史補」という本が置かれており、『上杉暗号』が書かれたところにしおりが挟んであった。

それに従って今回の事件の数字を読む青山。

「六五」…め、「六七」…し、「六一」…あ「めしあ」になる。

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それに気づいた青山はその本を持って大文字の部屋を出た。

帰り道、顔見知りの誰かに会い「どうしたんですか?」と声をかけた瞬間、青山は腹部を刺された。

レビュー(感想)

今回の内容はちょっと…。
なんかやっぱりこのドラマ、面白くないなあ。何でだろう?何が悪いんだろう?

蘭子のキャラクターが一番よくないとは思うんだけど、もう一つ、青山さんもちょっとなあ。セリフだったり、大文字先生の言うことを全部飲み込んじゃうところがなんかすごい違和感というか…。

蘭子がいつも言うセリフ「明確に否定します」を青山が使ったところは観てて恥ずかしい気持ちになりました。いつも疑問に思ってたんだけど、大文字先生から教えてもらうことをいかにも自分の考えみたいに犯人に言うのっておかしいですよね?

今回の犯人には「過去にとらわれずに、今を生きるべきだったんじゃないですか」って言いましたよね?それ大文字先生の言ってたことじゃん…。

そんなこと言ってた青山さん、刺されちゃいました。犯人は誰?!どう見ても顔見知りの犯行ですよね。大文字先生と見せかけて、意外と土方さん?!青山さんを刺した犯人と、今回の犯人・夏輝に犯行の手口を指示していた人とは同一人物?

犯人が大文字先生じゃないとしても、あの人、何か知ってるよなあ。

次回放送予定日3月9日

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9時突然ですが、明日結婚しますフジ系
9時嘘の戦争フジ系
10時カルテットTBS系
9時相棒15テレ朝系
10時東京タラレバ娘日テレ系
9時就活家族テレ朝系
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10時下剋上受験TBS系
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