嫌われる勇気 第3話 あらすじ・レビュー

第3話 1月26日放送

第3話 あらすじ【予告】

名門女子高の教師・吉野沙織(上野なつひ)が自宅マンションで殺された。

部屋が荒らされ、財布やパソコン、携帯電話も持ち去られていたことから、浦部(丸山智己)は強盗殺人だろうと推測する。

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第一発見者は、沙織の教え子の仁科恵(高月彩良)

犯人らしき人物を見たと証言する。

事情聴取を終えた恵に蘭子(香里奈)が声をかけ、なぜ沙織のマンションを訪れたのかと聞くと「事件とは関係ない」と恵は言い放った。

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沙織の司法解剖を行っためい子(相楽樹)は、右の手のひらに赤いかぶれのようなものを発見する。

蘭子が早急に原因を調べるよう指示すると、その態度にめい子が腹を立てる。

蘭子への不満を募らせためい子は、大文字(椎名桔平)に相談していた。

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蘭子は、青山(加藤シゲアキ)と一緒に沙織が勤務していた高校へ行くことに。

恵の同級生に話を聞くと、沙織が生徒たちから慕われていたこと、優秀な教師であったこと、特に恵と親しかったことなどが判明する。

恵も成績優秀な生徒で、入学以来学年トップの成績をとっているが、同級生との交流はないという。

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蘭子と青山は恵の自宅を訪ね、母親の美子(霧島れいか)からも話を聞いた。

自宅には、恵の数々の賞状やトロフィーがあった。

美子は、恵が優秀なのは自分ではなく夫に似たせいだろうと言い、娘のためには何でもしてきたという美子の話に、蘭子は違和感を感じる。

ドラマっ子のつぶやき

来週の被害者は女子高の先生です。第一発見者は生徒。
さあて、誰が犯人でしょうかっ!

この先生、生徒からも信頼されているようだし、非常に優秀な先生なんだとか。
それは表の顔で裏では…みたいなことってないのかな?!
怖い!

第一発見者の生徒だけじゃなく、そのお母さんも何かあるようですね。

次回はどんなアドラー心理学が聞けるのでしょうか。

第3話 あらすじ【本編】

都内でも有数の進学校、慶徳女子高校の数学教師・吉野沙織(上野なつひ)が自宅マンションで殺害された。

部屋は派手に荒らされており、財布やパソコンなど、金目のものが持ち去られていたことから、強盗殺人だろうと浦部(丸山智己)は推測する。

蘭子(香里奈)は、殺害現場に転がっていたスマホを手にする。保存されている画像の中に、女子高生と楽しそうに写った写真があった。

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第一発見者は沙織の教え子・仁科恵(高月彩良)だった。

恵は遺体を発見したあと、犯人に後ろから襲われ、頭を打ってケガをしていた。

犯人の顔は見てないが、170cmくらいの男で、黒いジャンパーを着てニット帽をかぶっていたと証言した。

蘭子が、なぜ沙織のマンションを訪ねたのかと聞くと、事件とは関係ないと言って恵は答えなかった。

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めい子(相楽樹)の解剖の結果、死因は背中を鋭利な刃物で刺されたことによる失血死であることが判明した。一撃で仕留めていることからも、プロか力の強い男の仕業だという。

右手の手のひらに赤味があると報告すると、すぐに調べるよう言い残し、蘭子は去って行った。めい子は、蘭子の態度に不満を募らせていく。

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蘭子と青山(加藤シゲアキ)は学校を訪れ、生徒たちから沙織の評判を聞く。

授業もわかりやすく、生徒たちからも慕われていたという。

一方、恵は、入学以来ずっとトップの成績だが、誰とも仲良くなろうとしないため、近寄りがたく、友達もいないようだと、その生徒たちは話した。

そんな中、優しく接してくる沙織にだけは心を開いていたという。

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蘭子たちのところに別の生徒がやってきた。

沙織と恵が言い争っているところを目撃したことがあるという。

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恵からも話を聞いた。素人が強盗に入って、沙織に見つかったために咄嗟に殺したのではないかと恵は言うが、蘭子は否定。

部屋中の指紋は拭き取られていたが、パソコンを持って行ったにも関わらず、ケーブルなどは残っていた。

売却目的ならそういうものも持っていくはずだと言い、犯人は身近な人間だと断言した。

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沙織の元同僚の英語教師・三島玲子という女性との間にトラブルがあったことが判明する。

玲子の婚約者が沙織に手を出したことが原因だったという。

その後玲子は婚約者と別れ学校も去っていた。

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蘭子は、恵の自宅を訪ねた。部屋にはたくさんの賞状やトロフィーが飾られている。

母親の美子(霧島れいか)は、娘が優秀なのは夫に似たのだろうと話す。

恵が帰るまで待たせてほしいと蘭子が申し出ると、1週間ほど家に帰ってきてないと美子が言う。

娘のために一生懸命頑張っている。娘のために良いと思うことはなんでもやってきたと話す美子の様子を見た蘭子は違和感を感じる。

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浦部たちが玲子に話を聞きに行った。

当時は、玲子の婚約者の方から沙織を誘ったと聞かされそれを信じていたが、学校を辞めた日、沙織の方が誘ったということがわかったと話した。

なぜそんなことをされたのか、身に覚えはないという。

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三宅(桜田通)が、沙織の携帯電話の履歴と、SNSの記録を入手した。SNSには、デートや食事、海外旅行の様子がアップされている。

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青山が沙織のデータを持って大文字を訪れた。そこでめい子が蘭子とうまくいっているかどうかと聞かれ、青山は戸惑う。

実は、蘭子の行動に不満を募らせためい子は、大文字に相談に来ていたのだ。大文字は、めい子が蘭子をライバル視していると話す。

勝ち負けを意識すると劣等感がわいてくる。他社との比較ではなく、理想の自分との間に生まれてくるのが健全な劣等感だと大文字は言う。

自分が気にするほど、他人は気にしていない。大文字はめい子に「あなたの顔を気にしているのはあなただけ」だとアドバイスしていた。

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沙織の通話履歴から、恵が頻繁に電話をかけていたことがわかった。だがここ1週間はかけていない。恵が家を出た時期とも一致する。

それには関係があるのかと蘭子が恵に聞くが「疑ってるなら証拠を持ってきて」と言い、まともに話をしない。

その場に居合わせた小学校からの同級生の子が、恵が犯人なんじゃないかとみんながSNSでつぶやいていると蘭子に教えた。

だが、恵は「誰に嫌われてもかまわない」と言っているらしい。

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沙織の裏アカを三宅が突き止めた。そこには、生徒たちから慕われている教師とは思えない言葉が並んでいた。中には、恵に関する悪口もあった。

玲子の婚約者から、沙織の方からその男性を誘っていたことも判明する。

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沙織は、玲子に対して劣等感を持っていた。沙織は慶徳女子高校を受験したが失敗。その後頑張って一流の私大に入学した。

一方玲子は、慶徳女子高校に合格し、その後ハーバード大学を卒業し、母校の英語教師になった。

学歴、結婚、恵からの信頼。そのすべてを手に入れている玲子に劣等感を抱いた沙織は、玲子の婚約者に手を出し、学校から追い出した。

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トップの成績で合格した恵は、沙織にとって理想的なかつての自分だった。

自分を落とした母校で教師をし、恵を理想的に育てることで生きなおしを図ろうとしたが、次第に、恵に対しても劣等感を抱くようになったのだろうと蘭子は恵に説明した。

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沙織の裏アカに書かれているものを読み上げようとする蘭子を恵はとめ、職員室で偶然その裏アカを見てしまったと話した。

「私があんたみたいな社交性ゼロの女と仲良くするわけがないでしょう」と言われたのだ。そんな女に騙されていた自分にうんざりしたと恵は話す。

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そこに浦部たちがやってきた。発見された凶器と恵の指紋が一致したのだ。

恵は犯行を否認し、アリバイもあると言い出した。裏もとれた。

恵はその後自宅へ帰った。だが母親の口から出てきたのは、心配の言葉でもなく「勉強だけはするように。」そればかりだった。

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めい子が、手のかぶれを調べた結果を蘭子のところに持ってきた。その結果を見た蘭子は、あることに気付く。

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恵が大きな荷物を持って家を出ようとするのを母親の美子が必死でとめる。

そこに蘭子たちがやってきて真相がすべてわかったと告げた。

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犯人は沙織の自宅を訪ねた。殺すつもりはなかったが殺してしまい、犯人はそのまま立ち去った。

その数時間後、恵が遺体を発見。恵はそこで犯人が誰なのかを知り、現場を荒らし、強盗の仕業に見せかけた。

いざという時、自分に容疑がかけられるよう仕向けたのはもう一つの保険だった。自分には完璧なアリバイがあるからだ。

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沙織の手にあったかぶれは、アレルギーによるもの。

事件当日の午前中、沙織はネイルの写真を撮っているが、それにはかぶれは見当たらない。手がかぶれたのは殺害される直前。

沙織のアレルギーはカトレアという植物が原因となるものだった。

殺害される寸前に犯人の衣服に付着していたものが手のひらについたのだ。

恵の母親・美子が勤めている植物園にもカトレアは置いてある。

沙織を殺したのは美子だった。

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恵が家出をするよう仕向けたのは沙織だと思い込んだ美子が家に乗り込んだ。

沙織がいると恵が不幸になると思って殺したという。

だが蘭子は、美子が沙織を殺したのは恵のためではなく、自分の劣等感を消すため、恵を通して自分の人生を生きなおそうとしたのだと指摘した。そして、恵は身勝手な大人たちの犠牲者だと言い切った。

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連行される母親を見ていた恵は、高校までは母親のいう通りにやってきたが、本当は勉強が嫌いで友達と遊びたかった。でもそれを母親に伝えても理解してもらえなかったと話した。

事件当日、沙織のところに恵を取り返しに行くという母親からの留守電を聞いて、沙織の自宅へ行った。そこで遺体を発見し、偽装工作をしたという。

恵が母親を助けたのは、母親と離れたくないという恵の弱さからきたものだと蘭子は指摘した。

レビュー(感想)

劣等感。これを感じないでいられる人っていいですよね。意味がないとわかっていても、どうしても他人と自分を比べてしまい、勝手に落ち込んでしまうことがあります。

自分が「すごい」と思っている人が、本当に幸せかどうかなんてわからないんですけどね。苦労や悩みを見せないだけで、本当はすごい大きな悩みがあるかもしれない。でも外から見ているとそれがわからないから。

「理想の自分と比べることが健全な劣等感」確かにそれだと、自分を高めていけるし、他人と比べるよりは苦しみも少ないような気がする。いや、あまりにも自分の理想が高すぎたらそれはそれで苦しいか…。

例えばスポーツでも勉強でも、ライバルがいるって大事なことだって言いますよね。でもライバルがいたら、自分と相手の成績を比較したり「こいつには勝ちたい」っていう気持ちが湧いてくる。ということは、アドラー心理学ではライバルも必要ないってことなのかな?!その辺を知りたいな。でも自分を高めるためにはライバルはいた方がいいような気がする。

他人を通じて自分の人生を生きなおしたような気になる…。
殺された教師も、恵の母親もそうでした。

意外と母親には多いかもしれないですね。もちろん、その根底には「自分のような苦労はさせたくない」「幸せになってほしい」っていう気持ちがある人がほとんどでしょうが、中には、自分が出来なかったこと、叶えられなかったことを子供にさせることで、自分のコンプレックスをなくそうとしたり、過去の自分を癒そうとしたりする人もいるのかも。

それを押し付けられたら、子供はかわいそうですね。自分の人生なのに、母親の望むとおりに生きなきゃならないなんて…。「誰の人生を生きてるんだろう」って苦しくなりそう。

私もこれを機会に『理想とする自分』について考えてみようかなあ。

次回放送予定日2月2日

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9時突然ですが、明日結婚しますフジ系
9時嘘の戦争フジ系
10時カルテットTBS系
9時相棒15テレ朝系
10時東京タラレバ娘日テレ系
9時就活家族テレ朝系
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10時下剋上受験TBS系
9時スーパーサラリーマン左江内氏日テレ系
9時A LIFE~愛しき人~TBS系
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