嫌われる勇気 第2話 あらすじ・レビュー

第2話 1月19日放送

第2話 あらすじ【予告】

いくつものヒット商品を持つメーカーの執行役員・市川が、深夜に会社の窓から転落し、死亡した。

第一発見者の証言や現場の状況から、浦部(丸山智己)は自殺と判断。だが蘭子(香里奈)はそれを否定し、自殺に見せかけた殺人で、しかも犯人は同じ会社にいると推理した。

司法解剖しためい子(相楽樹)も、蘭子に賛同する。

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商品開発部には10名ほどの社員がいる。

蘭子は、社員のデスクの上に目を覚ますためのドリンクやグッズが置かれていることに気付く。

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市川が転落した窓から、1年前にも同じ部署の成美という女性が自殺をしていたことも判明する。

わずか1年の間に二人の死者が出たことを半田(升毅)が怪しむ。

小宮山(戸次重幸)と浦部には人間関係について、三宅(桜田通)には市川の事件当日の足取りを追うように指示し、青山(加藤シゲアキ)は、蘭子に従えと言われる。

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社内を歩き回る蘭子に、何かわかったことがあるのかと青山が尋ねると、社員たちが「変わらない」という決断をしていると答えた。

その言葉の意味が分からない青山は、大文字(椎名桔平)を訪ね、報告した。

すると大文字は、蘭子が言いたいのは「目的論のことだろう」と話し始めた。

ドラマっ子のつぶやき

次回は、あるメーカーの社員が会社の窓から転落死するという事件が起こります。浦部さんは自殺だと断定しますが、蘭子は否定し、自殺に見せかけた他殺だと主張。また「明確に否定します」というセリフが出てくるのかな?あれ、「私、失敗しないので」みたいに流行らせようとしてるのかな?!

蘭子は同じ会社に犯人がいると推理するようです。仕事上のトラブルなのか、パワハラなのか、愛情のもつれなのか…。

青山さんは来週もまた振り回され、大文字さんを訪ねます次回は、アドラー心理学の「目的論」の説明があるみたい。原因論じゃなく目的論。

人の行動や感情には、そうなるに至った原因があるという考え方じゃなく、何らかの目的のために行動や感情が作り出されるという考えだそう。つまり、全ての行動や感情には何らかの目的があるということ。これはアドラー心理学では結構重要みたいです。

これについては詳しく知りたい。私は昔から、どうしても原因を探る癖があるので…。人によっては、原因論より目的論の方が問題解決が早いという人もいますしね。全てを素直に受け入れられるわけじゃないですが、大文字さんの話の中には「なるほどねえ」と思える部分もいろいろあったので、次回も詳しく説明してもらいたい。

なるべくなら、蘭子の言動も「それに基づいてるんだな~」って納得できるようなものにしてほしい。ただのわがままな自分勝手なイメージにならないように頼みます。

第2話 あらすじ【本編】

青山(加藤シゲアキ)は、蘭子(香里奈)から「刑事にむいていない」と言われたことを大文字(椎名桔平)に相談していた。

蘭子に理解を示した大文字に対して、青山は怒りを露わにした。

その青山の言動を、アドラーの目的論を使って説明し、そこにヒントが隠されていると大文字は言う。

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ある日の深夜、絶対に消えないペンなどのヒット商品があるメーカーの執行役員・市川が会社の窓から転落して死亡した。

かなり優秀で、次期社長と目されていた人物だ。

第一発見者は警備員。カギを開けて中に入り、開いている窓から下をのぞき込んで遺体を発見したという。

現場の状況やその証言から、浦部(丸山智己)は自殺と考えるが、蘭子はそれを否定し、警備員が部屋に入ってきた時に犯人はまだ中にいたと断言した。

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壁に新しくできた擦れた跡があったからだ。近くの机を移動させ死角を作り、犯人はそこに隠れていた。

警備員が遺体を発見し、警察に電話をかけにいった隙に部屋から出たのだろうと話した。そして、犯人は会社の人物だと推測。

司法解剖の結果、死因は頭蓋骨骨折による脳挫傷で自殺の可能性はないとめい子(相楽樹)も言う。頭部には、鈍器で殴られた痕もあった。

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その後の捜査で、市川が転落した窓のある部屋で、1年前にも同じ商品開発部の前島成美という女性が自殺していたことが判明する。

果物ナイフで手首を切って死んでいるのを市川が発見したという。遺書もなく、誰も原因は知らない。

会社に聞き込みに行った蘭子と青山は、一人の女性社員から、商品開発部がかなり忙しいこと、会社の花形部署であるため、みんな多少無理してでも勤務するのだと聞かされた。

蘭子は、1年前に亡くなった成美の同期・大島絵実華に、彼女が亡くなった理由に心当たりはないかと尋ねるが、知らないという。

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その後、稲葉という社員が市川と言い争っているのを警備員が目撃していたことがわかる。

稲葉は市川の上司だったが、ヒット商品を次々にあてスピード出世する市川に差をつけられていたという。

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蘭子のことで大文字に相談に行った青山は、目的論について説明される。

人は経験の中から、目的にかなうものを見つけ出す。

例えば家に引きこもっている男性がいるとする。その男性は外に出たくない理由があって不安や恐怖を作り出している。

いろいろ不満があっても、このままの自分でいることが楽で安心。不満はあるが変わろうとしない人たちに、蘭子は事件解決のヒントを見出したのではないかと大文字は話した。

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会社を訪れた蘭子は、竹内という男性から話を聞いた。竹内は、亡くなった成美と同期だ。

蘭子は、市川がヒットさせた「絶対に消えないペン」を試してみたら、本当に消えなかったと竹内に伝える。

すると、本当に消えないせいで「欠陥商品だ」という苦情がくることもあるため、市川は消えないペンを自主回収するための広報発表をする予定だったと話した。

市川が亡くなったことで発表は中止された。

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そんな話をしているところに、稲葉が警察に連行されたという情報が入る。

市川の口座から稲葉の口座に100万振り込まれていたということが判明したのだ。

それは、市川が絵実華と不倫関係にあったことに気づいた稲葉が口止め料として受け取った金だった。

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そのことを知った蘭子は会社へ行き、絵実華に「市川殺害事件の犯人はあなただとして動いている」と告げる。

決定的な証拠が見つかり次第逮捕すると宣言して帰っていった。

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釈放された稲葉が会社の席につき、デスクの引き出しを開けると、そこには血の付いたトロフィーが入っていた。

それが被害者の頭部にあった打撲痕と一致した。

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係長が稲葉の逮捕状を請求しようとした時、三宅(桜田通)がある報告をしてきた。

事件当日、市川は絵実華とバーにいた。そこで市川は「嫁と別れるからもう一度やり直さないか」と話していたという。

絵実華がそれを断ると、ほかの部署に異動させることくらい簡単に出来るんだと脅したようだ。

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誰かが稲葉に罪をかぶせようとしたのではないかと言う係長に、青山は、蘭子が絵実華を挑発したことを白状した。

まともな捜査がしたいという青山を連れて蘭子は張り込みに行った。二人が死亡した部屋だ。

そこで蘭子は、幼い頃に誘拐されたことがあると話し始めた。

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誘拐されてから1週間後、無事に発見された。

学校へ行くと蘭子の机の上に花瓶が置かれていたという。

蘭子は、花瓶の中の菊を教壇の近くにある花瓶に差し替えた。

常に、前を見て歩いていく自分を選んで生きていると蘭子は言う。

その話を聞いた青山は蘭子に謝った。

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そして午前5時になった。二人が死んだ時間だ。

物を置きすぎだと言う青山の言葉を聞いた蘭子は、ライトを照らしながら、壁紙を剥がし始めた。

そして壁に書かれたメッセージを発見。そこには『ぺいちゃんごめんね もう限界です』と書かれていた。

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朝になって、蘭子と青山は商品開発部を訪ねた。

1年前、前島が自殺したあと、その部屋について「呪われている」という噂が流れ、誰も近づかなくなった。

蘭子は、それは市川が部屋に人を近づけないために流した噂だと言い、青山が商品開発部の人たちに、壁に書かれたメッセージを見せた。

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それは、前島が開発した「消えないペン」で書かれたものだと蘭子が説明する。

『ぺいちゃん』というのは恋人で、竹内のことだった。

蘭子は竹内こそが、市川殺しの犯人だと断言した。

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部屋からはたくさんの足跡痕が発見されたが、市川と竹内のものだけが窓に向かって残っていたのだ。

竹内は、絵実華が疑われていると思ったため、凶器を稲葉の机の引き出しに隠した。

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成美は市川の下で働くことに悩んでいた。

それでも頑張ろうと思っていたが、成美が開発した「消えないペン」を市川は自分の手柄にしたのだ。

それが成美の死の原因だった。

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成美の様子がおかしいことに気付いた竹内が商品開発部へ行くと、すでに成美は死んでいた。

そばには第一発見者の市川がいて、壁に書かれたメッセージを必死に消していた。

竹内と成美が付き合っているとは気づかず、自分が批判されることを恐れた市川は、壁紙を張り、最後のメッセージを隠したのだ。

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蘭子は、「成美の弔いのために殺した」という竹内の言い分を否定し、自分の目的のために殺しただけで、ただの人殺しだ。美談にすり替えるなと言い放った。

そして、成美が苦しんでいることを知りながら何もしなかった絵実華も責めた。

すると絵実華は、市川が悪いとわかっていても余計なことを言って市川に嫌われるのが怖かったと話したが、それを青山が否定した。

変わらないという目的のために、市川に嫌われたくないという言い訳を持ち出していただけじゃないか。

変わることは勇気がいるし楽じゃない。だから変わらないための言い訳を探して逃げていたのだと指摘した。

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事件解決後、「刑事に向いていない」と言われた理由がわかったと青山が蘭子に報告していると、「それは私の課題じゃないからいちいち報告しないでください!」と一蹴されてしまう。

レビュー(感想)

今回は初回より面白かった!
前回と違って、最初の段階では誰が犯人かってことまではわかりませんでしたしね。メッセージが壁に隠されていて、それが「消えないペン」で書かれていたこともよかった。

とはいっても、事件自体はちっとも楽しい話じゃなかったですけどね。
恋人の手柄を横取りして追い詰めた市川を恨む気持ちはわかるし…。

でも殺すんじゃなく、罠にはめて出世コースから外れるように仕向けるとか、会社を辞めなきゃならないように仕向けるとか、そういうことで復讐すればよかったのに。でもそれじゃドラマになりませんね。

今回は目的論でした。言ってることは理解できるんだけど、納得は出来ないんだよな~…。だって誰も引きこもりたくないでしょ?誰だって、ほかの人と同じように外に出て学校へ行ったり、働いたりしたいって思ってるわけでしょ?でもどうしてもそれが出来ないから苦しんでるんじゃないの?!

大文字さんは、いじめられたから引きこもるっていうなら、いじめられた人全員引きこもりになってるはずだって言ったけど、個人差ってあるじゃん。精神的に強いとか弱いとか…。もともと生まれ持ったものってあると思うんだけど…。それこそDNAレベルでの話で…。そういうのは関係ないの?生まれ持った精神的な強さや弱さは関係ないですよってこと?

ん~まだ私は納得できない。納得できた青山くん、偉いよ。理解して納得もしてきてる。これ、最終回まで観てたら、納得できるようになるのかなあ?

次回放送予定日1月26日

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9時嘘の戦争フジ系
10時カルテットTBS系
9時相棒15テレ朝系
10時東京タラレバ娘日テレ系
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10時嫌われる勇気フジ系
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