嫌われる勇気 第4話 あらすじ・レビュー

第4話 2月2日放送

第4話 あらすじ【予告】

蘭子(香里奈)は、青山(加藤シゲアキ)と一緒に、元大臣・狸穴勝利(山田明郷)の葬儀にやってきて、勝利の死に不審な点が見つかったため、葬儀を中止すると言い出した。

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勝利の妻・治子(朝加真由美)は病死だと言い張る。蘭子は治子のいうことには耳を貸さず、霊きゅう車に乗せられた勝利の遺体を帝都大学の解剖室へ送った。

その様子を、家政婦の吉川(小松彩夏)が見ていた。

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かかりつけの医師の話によると、数日前、治子から連絡があり、かけつけた時にはすでに勝利は死亡していたという。

その医師は、死因を調べようとしたが、治子や長男の寿也(水橋研二)、そして秘書の武藤(平野貴大)までが反対したのだという。

不審に思った医師が警察に連絡したのだ。

浦部(丸山智己)半田(升毅)も他殺ではないかと疑うが、相手が国会議員だと知った小宮山(戸次重幸)は賛同していものかどうか悩む。

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青山は、蘭子の行動に我慢できなくなり、大文字(椎名桔平)を尋ねる。蘭子を理解するための方法を聞くためだ。

大文字は、自由は人から嫌われることだと言い、嫌われることを恐れるなとアドバイスする。

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めい子(相楽樹)が勝利の遺体を解剖した結果、直接の死因は心不全だが、左側の頭部に内出血があることが判明する。

遺体の髪の毛にはガラスの破片も付着していた。

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蘭子は小宮山たちと、捜査のために狸穴の自宅を訪ねる。そこで、蘭子は家族写真に目をとめる。

ドラマっ子のつぶやき

次回は国会議員の死が病死ではないんじゃないかということで、葬儀をやってる最中に遺体を解剖室へ送るという、普通じゃ考えられないことが起きます。実際、今までにそんなことあったのかな?!現実的じゃないですよね…。葬儀に乗り込むなんて…。

妻も息子も秘書も、死因を調べるのに反対するって、誰がどう考えても怪しい。病死じゃないのなら、反対したら疑われるってわかってるだろうに。遺族はいったい何を隠しているんでしょう。

蘭子は常に、ほかの刑事さんたちより早く真相にたどり着いていると思うんですけど、なぜその考えをみんなに話さないの?話したら余計な捜査しなくて済むし、事件だって早く解決するのに。

でもアドラー心理学でいうなら、「それは私の問題じゃありません。」ってことなのか?やはり協調性はいらないってことなんだろうか。アドラー心理学は、人から嫌われても気にしないんですもんね。

ん~やっぱり、これに関しては納得いかないな~。まだまだ理解できてないってことなのかな。

第4話 あらすじ【本編】

元大臣・狸穴勝利(山田明郷)の葬儀が行われ、霊柩車が出発しようとした時、蘭子(香里奈)が現れ、葬儀は中止だと言い出した。

慌てて車から降りてきた妻の治子(朝加真由美)は、夫の死因は病気だと主張するが、蘭子は霊柩車の助手席に青山(加藤シゲアキ)を乗せると、そのまま帝都大学の解剖室へ行くよう、運転手に指示した。

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狸穴家のかかりつけ医の話によると、治子から電話があり駆けつけると勝利は既に亡くなっていたという。

詳しく死因を調べると話すと、治子も長男の寿也(水橋研二)も、秘書の武藤(平野貴大)までもが反対したという。

そこで不審に思ったかかりつけ医が警察に相談したのだ。

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めい子(相楽樹)が解剖した結果、死因は虚血性心不全であることが判明する。

だが、右側頭部に内出血があり、髪の毛にガラスの破片が付着していた。

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令状を取り、家宅捜査が行われることになった。

蘭子は家族写真やオブジェに目をとめる。

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家族の話によると第一発見者は治子で、長男の寿也と秘書もすぐに駆け付け死亡を確認したという。

勝利の髪の毛に付着していたガラスと同じものが勝利が亡くなっていた部屋からも見つかっている。

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長女のさゆり(前田亜季)は、寿也から連絡を受け駆けつけた。

さゆりはレディ・リリーという名前でアーティスト活動をしていて、4年ほど家には帰っていなかった。

ニューヨークでも人気のある彼女は、今回個展のためにたまたま帰国していた。

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長男の寿也か秘書の武藤のどちらが勝利の跡目を継ぐのかということが話題になっていた。

どちらにも動機があることから、重点的に調べることに。

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蘭子は寿也の工房で陶芸を習っていた。

プロになりたいとは思わなかったのか?と蘭子が聞くと、狸穴家に生まれた以上、政治の道を目指さなければならないと寿也は言う。

蘭子は寿也の作った作品を買いたいと申し出るが、素人が作ったものだからお金はもらえないと言い、好きなものを持って帰っていいと寿也が言った。

蘭子は持ち帰らなかったが、かわりに青山が一つもらって帰った。

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次に蘭子はさゆりを訪ねた。個展の準備の真っ最中だった。

蘭子がさゆりに、なぜニューヨークへ行ったのかと尋ねると、知っている人のいない場所で勝負したかったのだとさゆりは答えた。

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浦部(丸山智己)たちは秘書の武藤を尾行していた。

武藤は神社の裏に箱に入ったお菓子を隠していたという。賞味期限はまだ1か月もある。

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青山が持ち帰った陶器の表面の釉薬と、現場と勝利の頭髪から採取したかけらの成分が一致した。

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そこに、家政婦の吉川(小松彩夏)が「嘘をついていました」とやってきた。

勝利が亡くなった日、陶芸家になりたいと主張する寿也と勝利の言い争う声を聞いたという。

この証言により、寿也が連行された。

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事情聴取するものの、寿也は何もしゃべらない。

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その後、三宅(桜田通)の調査で、秘書の武藤が勝利の愛人の子供だったことが判明する。

そのことを治子や寿也が知ったのは、勝利が亡くなった日の朝だという。これで治子にも動機が出てきた。

その後、上からの圧力で、寿也は釈放された。

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さゆりがレディ・リリーとして、個展でパフォーマンスをしている。

蘭子が会場へ到着するとそこにはめい子も来ていた。デビュー当時からのファンらしい。

さゆりは、最初なかなか売れなかったが、ある時、「ALONE」という作品が10万ドルの値で買われたことから人気が出た。

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組織として働いているということを自覚している半田(升毅)小宮山(戸次重幸)は、上からの命令は絶対だと考えている。

だが蘭子はそうじゃない。上から何を言われようが、自分が思うように捜査をする。二人は蘭子を自由で羨ましいとも感じていた。

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さゆりがニューヨークへ帰ることになった。蘭子は狸穴家に急いだ。

さゆりがいるうちになんとか狸穴家に到着した蘭子は、家族の前で「嘘をついている人を発見した」と告げた。

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寿也が陶芸家になりたいと言い出して勝利と口論になった時はまだ勝利に異変はなかった。だがその後、部屋に入った人物がいたのだ。それはさゆりだ。

秘書の武藤が隠したクッキーはさゆりの大好物で、勝利が自らお忍びで買いに行ったものだった。家族には知らせず、さゆりは勝利に会いに来た。

さゆりは小さい頃からみんなに「狸穴家のお嬢さん」と呼ばれ続けてきた。

一人の人間として認められたくて、狸穴の名前を捨て、日本から逃げた。

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家族との決別の意味を込めた作品「ALONE」が売れたことで、ようやく狸穴家の呪縛から逃れられたと思っていたが、この作品を購入したのが父親の勝利だとさゆりは知ってしまった。

それを確かめるために戻ってきたら、父親の部屋に作品が置いてあるのを見てしまった。

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さゆりが勝利を責めている最中、勝利が苦しみだした。救急車を呼ぼうとしたが、さゆりはそれをやめた。

右側頭部に内出血があったのは、床に倒れた時に出来たものだった。その後さゆりは、不起訴になった。

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大文字は、全ての人から嫌われない生き方は不自由だし不可能だと話す。

認めてもらいたいという承認欲求があるが、他者から承認を貰う必要はない。

他者から“感謝されたい”と思うことには承認欲求の危うさがある。

人は、他者の期待を満たすために生きているわけではない。

自分が自分の人生を生きずに、誰が自分の人生を生きてくれるのか…。これはユダヤ教の教えで、アドラー心理学にも通じること。

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自由になりたければ嫌われる勇気を持つことが大事だと大文字は言った。

レビュー(感想)

父親から、家から逃れたくて、ニューヨークへ行って、自分の力だけで成功したと思っていたけれど違ったんですね。きっかけを作ったのは、お父さんだった。

私なんかは羨ましいと思いますけどね。父親が高値で買ってくれたおかげで好きなアーティスト活動が出来るんだから。

何かをする時、特にアーティストとして活動する場合、「きっかけ」って重要ですから。ほんのちょっとしたきっかけで売れることもあるし、名が知られることもありますし。今売れている人たちだって、「きっかけ」となったことがなければ、そこまで売れていたかどうかわからない。せっかくの才能を誰にも見つけてもらえずその道を歩むのをやめていたかもしれない。

でもさゆりさんにとっては、それがたまらなく嫌だったんですね。自分の人生を好きなように生きればいい、自己中心とは違うと大文字さんは言いますが、それはなかなか納得するのは難しい。

例えば子供が生まれてすぐに「どうしても夢を捨てきれないから会社をやめて夢を追う!」と言い出しても、アドラー心理学では正解なんでしょ?それが例え一円にもならなかったとしても…。

自分が生きたいように生きる。例えそれで家族や世間や子供に何と思われようと気にせず、嫌われる勇気をもって自分の生きたい道を選ぶ。でもそしたら、誰が赤ちゃんの食費を稼ぐのでしょう?親としての責任は?!そういうのも、自分の人生を生きるためには果たさなくていいのかな?自分の子供を犠牲にすることになっても、自分の人生を優先的に考えていいってこと?

全員がそんな考えになったら世の中大変なことになりそうですけどね。大文字先生と3時間くらい、納得いくまでお話ししてみたいわ~。

次回放送予定日2月9日

2017年 冬ドラマ(1月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時突然ですが、明日結婚しますフジ系
9時嘘の戦争フジ系
10時カルテットTBS系
9時相棒15テレ朝系
10時東京タラレバ娘日テレ系
9時就活家族テレ朝系
10時嫌われる勇気フジ系
10時下剋上受験TBS系
9時スーパーサラリーマン左江内氏日テレ系
9時A LIFE~愛しき人~TBS系
9時大貧乏フジ系
10時半視覚探偵 日暮旅人日テレ系
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