下剋上受験 最終話 あらすじ・レビュー

桜井家が一丸となって挑んだ中学受験の結果が出る。

中学受験をすると決めてからの500日は、周囲も巻き込み、いろんなことがあった。

受験発表を見に行った佳織（山田美紅羽）と信一（阿部サダヲ）は、張り出された掲示板から番号を探す。

香夏子（深田恭子）や、仲間たちは、信一からの連絡を祈りながら待っていた。

桜葉学園の合格発表を見に行った佳織（山田美紅羽）と信一（阿部サダヲ）。

佳織の番号はなかった。知らされた香夏子（深田恭子）や一夫（小林薫）、仲間たちも落胆する。

一夫が酒を持ってやって来た。佳織は相変わらず俺塾にこもったままだ。

一夫が様子を見に行くと、佳織は受験に出た問題を解きなおしていた。自分が何をわかっていなかったのかわかったと話した。

落ち込む二人に香夏子はあるものを見せた。それは星の宮女学院の受験票だった。

信一は桜葉学園一本にこだわっていたが、せっかく勉強したのに佳織がどこへも行けなかったらかわいそうだと思った香夏子が申し込んでいたのだ。

佳織はそれを知り、そこを受験したいと強く希望した。

試験は3日後。佳織は星の宮女学院も受験することになった。

合格はネットでの発表だった。

楢崎（風間俊介）がパソコンを持ってくるのをみんなで首を長くして待っていた。

大人たちがなかなか見る決心がつかない中、しびれを切らした佳織が発表を見るためにクリックした。

佳織の番号を見つけ、みんなで喜ぶ。

一夫は信一を連れ、お礼参りに行った。そこで一夫は、息子に良い教育を与えるために手を貸さなかったことが胸につかえていたと神様に話した。

そんな一夫の本心を知った信一は感謝の気持ちでいっぱいになる。

徳川（要潤）が社長を退任するというニュースが流れる。

卒業式にも大勢のマスコミが押しかけるが、担任のみどり（小芝風花）が追い返した。

麻里亜（篠川桃音）は佳織に、桜葉学園に合格し、母親に会うことが出来たと笑顔で報告した。

二人は同じ中学へ行くことは出来なかったが、同じ大学を目指そうと握手を交わした。

信一は、今回の受験について書いた本を自費で出版することにした。

楢崎は、ブログを使って宣伝することを提案する。

反響も大きく、出版社から声がかかり、単行本で出版されることになった。

1年後…。信一は、本を出したことで講演会などにも呼ばれるようになっていた。佳織は楽しく学校に通っている。

楢崎が課長になり、香夏子は課長補佐として続けてほしいと長谷川（手塚とおる）から言われるが、信一と相談してから返事すると答えた。

徳川は別の会社で働いていた。妻も帰ってきて親子3人仲良く暮らしている。

一夫は神社仏閣の修繕の仕事をしている。あまりお金にはならないが、腕を生かせる場所があることが嬉しいようだ。

香夏子は二人目が出来たことを信一に報告する。

それを知った佳織も大喜びだった。