下剋上受験 第4話 あらすじ・レビュー

桜井信一（阿部サダヲ）は、仕事と勉強の両立に苦戦していた。

このままではどちらも中途半端になると考え、退職願を出してしまう。

そのことを香夏子（深田恭子）や佳織（山田美紅羽）に言い出せず、家族に内緒でアルバイトを始める。

ある日、香夏子が一人で自宅にいるところに楢崎哲也（風間俊介）が訪ねてきた。

信一の退職に責任を感じている楢崎は、経緯を説明し謝罪した。何も聞かされていない香夏子はうろたえるばかり。

どうしていいかわからない香夏子が信一の父・一夫（小林薫）に相談すると「女房は余計な口出しをしてはダメだ」と言われてしまう。

香夏子が悩んでいることを知らない信一は、仕事のことより佳織に算数の特殊算を上手に教えられないことを悩んでいた。

中卒仲間に協力してもらうが、いまいち要領を得ない。そこに楢崎が現れた。

信一は、中学受験の経験がある楢崎の力を借りようと考える。

楢崎は「俺塾」で佳織に勉強を教えることになった。

数日後、アルバイトをしている信一の前に一夫が現れた。

香夏子の気持ちを聞かされた信一は、香夏子や一夫が会社を辞めたことを知っていたのだとこの時初めて気づいた。

帰宅した新一は香夏子と話し合うことに…。

不満を募らせた香夏子は驚く提案をする。

今のままでは、仕事も受験勉強もどちらも中途半端になると考えた信一（阿部サダヲ）は、会社を辞めることを決める。

その後、信一は家族には話さず、アルバイトを始める。

ある日、香夏子（深田恭子）が家にいると、楢崎（風間俊介）が訪ねてきた。

責任を感じている楢崎は、事情を説明し自分のせいだと謝罪する。

何も聞かされていない香夏子は会社を辞めたことを知り、驚く。

その頃信一は、パチンコ屋でティッシュ配りのバイトをしていた。

信一は旅人算を勉強し、佳織に教えようとするが、なかなかうまく説明できない。

香夏子は仕事を辞めたことを信一に問いただせず、信一の父・一夫（小林薫）に相談する。

自分が働きに出ようと思っていると香夏子が口にすると、一夫は「そういう時は、余計な口出しをしたらダメだ」と反対する。

信一は中卒仲間に協力してもらい、動画まで撮って佳織に旅人算を説明するための準備をするが、どうもうまくいかない。

頭を悩ませているところに、楢崎がやってきた。

仲間が楢崎を責める中、信一は楢崎を連れて店を出た。

謝る楢崎に「お前は何も悪くない。謝る必要はない」と言い、仕事を辞めたことを香夏子には内緒にしてほしいと信一は頼んだ。

楢崎は慌てて、香夏子にはすでに話してしまったと伝えようとするが、信一は楢崎の話を聞かず、旅人算を教えてほしいと言い出した。

結局楢崎は、真実を言い出せないまま、信一の自宅に連れて行かれた。

楢崎は旅人算を説明するため、すごろくを作成する。

それで説明すると、佳織はすぐに理解した。

信一がティッシュを配っていると、一夫がやってきた。そこで初めて、香夏子が全て知っていると聞かされる。

生活の心配をする一夫は、高校受験からでもいいんじゃないのかと言うが、信一はそれを否定。

高校受験や大学受験になると受ける人数も増えるため、どんどん難しくなるんだと説明した。

自宅へ戻った信一と一夫は香夏子と話し合いをする。香夏子は自分が働きに出ると言い出す。

信一の勤めていた会社へ面接へ行って「明日からでも来てほしい」と言われたのだと報告する。

パートやバイトと正社員は訳が違うと信一は説得しようとする。

すると香夏子は、佳織のことは「やればできる」と信じて応援するのに、なぜ自分のことは応援してくれないのか。「やればできる。ガンバレ」とどうして言ってくれないのかと信一を責めた。

すると一夫が「よく言った！それでこそ桜井家の嫁だ！」と褒め、佳織も香夏子を応援し、背中を押す。

こうして信一の代わりに、香夏子が働きに出ることになった。