下剋上受験 第9話 あらすじ・レビュー

中学受験まで残すところ2か月となった。

信一（阿部サダヲ）と一生懸命勉強してきたことで、佳織（山田美紅羽）の偏差値はとうとう60を超えた。だが、桜葉学園に合格するにはまだ足りない。

合格を信じて手続きを進める信一は、楢崎（風間俊介）から、今の偏差値では桜葉学園は難しいと言われてしまう。

楢崎は、合格の可能性をあげるため、ほかの中学の受験を提案する。

香夏子（深田恭子）は上司の長谷川（手塚とおる）から、受験が終わるまで有給休暇を取ることを許可される。

信一は、3学期の授業を休ませたいと考え、担任のみどり（小芝風花）に頼む。

これから先、信一と佳織が受験勉強にだけ集中できる環境が整った。だが、佳織のモチベーションが下がってきてしまう。

桜葉学園の問題は難しくて解けない。だが、少しレベルを下げればスラスラとける。

佳織の中で「桜葉学園じゃなくてもいいのではないか？」という疑問が生まれていた。

それに気づいた香夏子は、佳織を小学校に連れて行く。

友人たちに背中を押され、一夫（小林薫）からもアドバイスをされ、桜葉学園合格へ向けて気合を入れなおす。

そしてとうとう受験当日を迎えた。信一と佳織は、清々しい表情を浮かべていた。

12月になり、佳織（山田美紅羽）の偏差値も60を超えていた。

願書も取りに行き、信一（阿部サダヲ）は受験の準備を進める。

信一は学校を訪れ、担任のみどり（小芝風花）に、受験に専念するため3学期の授業を休ませてほしいと頼み込む。

大事な行事も残っているためみどりは戸惑うが、信一の要望を受け入れる。

信一はギリギリでもいいから、合格させてやりたいと願っていた。

客から大学を聞かれ困っている香夏子（深田恭子）を楢崎（風間俊介）が助けた。

香夏子はこのことがきっかけで、信一が受験にこだわるワケを理解することが出来た気がしていた。

信一は楢崎に頼み、面接の予行演習をしてもらう。

そこで楢崎に、今の偏差値では、桜葉学園には受からないと指摘される。

楢崎は、ほかの学校も受けた方がいいというが、信一は頑なに拒否する。

しかし、佳織の成績は伸び悩んでいた。

桜葉学園の問題は難しくて解けないのだ。

だが、少しレベルと下げると、スラスラ解ける。

このことで、桜葉学園じゃなくほかの学校でもいいのではないかという気持ちが佳織の中に芽生え始めた。

その変化に気付いた香夏子は、佳織を小学校に連れて行く。

クラスメイトと一緒に卒業制作をし、友達からも応援されたことで再び佳織のやる気が出てきた。

香夏子は上司の長谷川（手塚とおる）から、受験が終わるまで有給を取っていいと許可される。

受験当日。

今までの勉強の成果を発揮するだけだ。

この先は、佳織一人の戦いになる。

受験も終わり、いよいよ結果発表の日がやってきた。

信一と佳織が結果を見に行っている間、仲間たちと楢崎はお祝いの準備をし、佳織は自宅で合格を祈っていた。