嘘の戦争 第4話 あらすじ・レビュー

次々に30年前の復讐を果たしていっている浩一（草彅剛）。

隆（藤木直人）は、この一連の事件に、30年前に生き残った「千葉陽一」が関係していると考え、本格的に調べ始める。

だが、オーストラリアにいるという千葉陽一の正体はつかめないでいた。

浩一は、家族が殺害される少し前に、当時大学生だった2人の男がOLを死なせてしまった件について調べていた。

調査の結果、興三（市村正親）に揉み消しを依頼したのが、代議士の四条綾子（ジュディ・オング）だと知る。

綾子が溺愛している息子・司（森岡豊）が、ことごとく事業に失敗し、借金だらけだということも判明する。

占い師に扮したハルカ（水原希子）と協力して綾子に近づく。

楓（山本美月）と結婚を前提に付き合いたいと晃（安田顕）の目の前で交際を申し込んだ浩一は、興三に会いたいと楓に話す。

晃は、自分を過小評価し、厳しく接してくる隆に苛立ちを募らせていた。

浩一はそんな晃を利用し、ニシナコーポレーションの未来を案じたふりをし、事業戦略を隆にも渡してほしいと、USBを晃に渡す。

隆（藤木直人）は、一連の事件と浩一（草彅剛）との関りを探るため、入院中の五十嵐（甲本雅裕）に会いに行くが、とてもまともに話が出来る精神状態ではなかった。

浩一は、四条を探し出すために、昔の写真を手に入れる。30年前、興三（市村正親）にOL殺人の隠ぺいを頼んだ一人だ。

代議士として活躍している四条綾子（ジュディオング）が次のターゲット。

浩一は、ハルカ（水原希子）を使って四条に近づく。

四条は占いにはまっていたが、頼りにしていた人物は既になくなっている。

ハルカを弟子ということにし、四条に近づかせ、信頼を得ていく。

四条が溺愛するバカ息子・司（森岡豊）は、事業を起こすも次々に失敗し、借金だらけだった。

それを知った浩一は、出資を申し出て息子をその気にさせる。

浩一は晃（安田顕）にUSBを渡した。ニシナコーポレーションの経営状態を分析し、今後の戦略をまとめたものだ。

浩一は晃に、それを読んだら隆にも渡してほしいと託す。

ハルカと会った四条は、ハルカの指示通りにしていたらいいことがあったと報告してきた。

浩一は、千葉陽一が施設で育ったと知り、「宮森わかばの家」を訪ねる。

買い物から帰ってきた守（大杉漣）に名刺を渡し、千葉陽一を知らないかと聞くが、守はそれには答えず、二度と子供たちに勝手に近づかないでくれとくぎを刺して追い返した。

そのことを守に聞かされた浩一は、仕事で組んでいる人の弟だと説明し、また来たとしても、千葉陽一については何も知らないと答えてほしいと頼んだ。

ハルカが司から聞いた話によると、四条は別荘も持っていて、表に出来ない金もたくさんため込んでいるという。そこで浩一はあることを思いつく。

国税局の人間に扮したユウジ（マギー）を四条家に向かわせた。

事前に、ハルカが占いでそのことを四条に伝えておいたため、お金は全部金庫から出されていた。

ハルカはその大事なお金を「東南の安全な場所」へ隠すよう指示した。

四条は一人で車を運転し別荘へ向かった。そこの金庫に隠すためだ。

隆が自宅へ戻ると、晃が来ていたと妻から報告を受け、USBも手渡された。

浩一は司に電話をし、融資の件を白紙に戻すと連絡した。困った司は母親に泣きつく。

二人で別荘へ向かい、金庫を開けるが、すでに浩一が持ち去ったあとで、金庫の中には何も入っていなかった。

浩一は四条に電話をし、30年前の事件について興三が語ったテープを聞かせた。

二科がまさか人殺しまでするとは思わなかったと言い訳をする四条に、警察に届けたりしていないんだから同罪だと言い放った。

司の逮捕が表ざたになり、議員としての四条のキャリアにも大きな傷がついた。

四条から、30年前の事件について語った録音テープがあると知らされた興三（市村正親）は、テープと、その持ち主を消し去ると隆に告げる。

なんとか阻止したい隆は、関係者が狙われていることは確かだが、誰も殺されたわけではないし、暴力を使わなくても解決できるはずだと説得する。

興三からは1週間だけ待つと言われる。

帰宅してからも千葉陽一のことについて調べていた隆が、晃の持ってきたUSBのことをふと思い出し、自分のパソコンにさした。

すぐに浩一たちがそれに気づいた。そのUSBには接続するだけで感染するマルウエアが仕込んであるのだ。隆のパソコンを覗き放題というわけだ。

四条から奪った5億円を寄付したことが納得いかないユウジは、家族を殺されたというのは本当なのかと浩一に尋ねた。

浩一はそれを認め、最終目標は二科で、協力してもらった分はそれ相応のギャラを払うと言い残してその場をあとにした。

するとユウジは、カズキ（菊池風磨）に、「ニシナは金になる。浩一に協力するふりをしてどっかで金を奪う」と伝えた。

浩一は、司が卒業した大学の名簿から“九島亨”という人物を見つけ出した。次のターゲットだ。