小さな巨人 第8話 あらすじ・レビュー

第8話 6月4日放送

第8話 あらすじ

小野田捜査一課長(香川照之)江口警部(ユースケ・サンタマリア)殺害容疑で、富永専務(梅沢富美男)を任意同行するがあっさり釈放してしまった。

なぜそんなに早く釈放したのかと尋ねる香坂(長谷川博己)山田(岡田将生)に、小野田は新たな証拠が見つかったと告げた。

早明学園の裏口に設置してある監視カメラの事件当夜の映像だった。それには横沢祐一(井上芳雄)の姿が映っていた。横沢は裏口にあったトラックの荷台に乗って逃走した。

富永がその映像を提出しなかったのにはわけがあると小野田は言う。

次へ

その映像を巻き戻すと、数人の生徒たちが大麻を吸っている姿が映っていた。一人は警察幹部の息子だという。学園全体の信用にも関わるため、提出しなかったのだという。

富沢はロッカー室でほかの職員たちと、その生徒たちのことを密談していたという。

ペンもその時落としたものだと思うと富永は証言したらしい。

次へ

ますます横沢への疑いが濃くなってしまった。4日後は横沢の妻・亜美(中村アン)の誕生日だ。横沢が亜美に接触してくる可能性が高い。そこで、香坂の提案でわなを仕掛けることになった。

記者に協力してもらい、横沢への容疑が晴れたという嘘の情報を流し、おびき寄せるという計画だった。

相談相手になっていた三島(芳根京子)が見張り役を任されることになった。

亜美の携帯電話に送られてきたメールは転送されることになっている。亜美も了承していた。

次へ

ある日、横沢から亜美にメールが届いた。午後1時豊洲の森公園に横沢が姿を現すと考えられた。

三島は一緒に来てほしいと亜美に頼まれる。本当は容疑は晴れていないんじゃないか、ほかの捜査員が見張っているんじゃないかと問い詰められた三島はそれを認め、早く出頭して真実を話してほしいと思っていると伝えた。

亜美も、今日会ったら警察に出頭するよう説得するつもりだと話した。

約束の場所には、捜査一課や所轄の人間たちが張り付いていた。だが、結局横沢は姿を現さなかった。

横沢は警察の動きを知っていた。誰かが情報を漏らしたとしか考えられないと藤倉(駿河太郎)は言う。

次へ

再び、亜美に横沢からメールが届いた。今回が最後のチャンスだ。再び三島が付き添うことになった。

署員たちが配置につく。すると指定場所の変更を伝えるメールが届く。そして次もまた場所変更のメールが届いた。

亜美が飲み物のおかわりを三島に頼む。そのすきに、亜美が三島の携帯を手に取った。三島の携帯を使って横沢と連絡を取っていたのだ。気配を感じた亜美が、振り向くと三島が立っていた。

亜美は協力してほしいと三島に頼む。亜美の顔を一目見たら警察へ出頭すると横沢が言っているという。

三島はわざと亜美に飲み物をこぼし、着替えに向かうと藤倉達に告げた。

試着室に入った亜美がなかなか出てこない。しびれを切らした藤倉が、近くにいる女性捜査員に試着室を覗くよう伝える。

確認すると、そこには亜美の姿はなかった。慌てて捜索するが見つからない。

次へ

その頃亜美は、横沢に会っていた。お金と新しい携帯を渡し、逃げるよう伝える。そこに三島と香坂たちが現れた。

三島は自分が情報を話してしまったと香坂に打ち明けていた。香坂は、犯人に同情するのは仕方ないと言い、亜美にわざと利用されれば、もう一度横沢に会うチャンスができると伝えていた。

そのチャンスを作るため、三島はわざと亜美に利用されたふりをしていたのだ。

次へ

横沢は出頭してすべて話すことを選んだ。

香坂たちが連行しようとしたとき、藤倉達がやってきて横沢を逮捕し、連れて行ってしまった。

香坂は藤倉を呼び止め、一課長の指示に従うことが正しいことだと思っているのかと尋ねた。すると藤倉は、自分の中に正義などない。上の指示に従うことで今までも出世してきたと話す。

立ち去る藤倉の背中に向かって「俺たちは何のために警察官になったんだ!」と香坂は気持ちをぶつける。「そんなもん、もう忘れたわ」と藤倉は答え、その場を立ち去った。

横沢を連行している最中、藤倉は香坂の言葉を思い出していた。

次へ

小野田は富永に電話をし、横沢を確保したことを伝えた。

次へ

豊洲署に戻ってきた香坂は、山田や三島に一つの疑問をぶつけた。

横沢が亜美と会っていた場所には一課も所轄も張り込んでいない場所だった。そのことをなぜ横沢が知っていたのか。内通者がもう一人いたということになる。

それを知るためにも横沢から話を聞く必要があったのに…と香坂は言う。

そこに藤倉達が横沢を連れてやってきた。

香坂に「お前たちが確保したのだから、お前たちに取り調べをする権利がある」というと「俺たちの正義を守りたいと思った」と藤倉は付け加えた。

心配する香坂に藤倉は、富永と小野田の狙いは横沢が持っている裏帳簿でそれを隠蔽しようとしていると伝えた。

次へ

その時小野田から藤倉に電話が入った。

「自分が何をしたのかわかってるんだろうな」とだけ言うと小野田は電話を切った。

「俺は最後の最後で間違ってしまった。自分が正しいと思うことをやっただけだけどな」と藤倉は香坂に言った。

香坂は「俺だけはお前は間違ったことをしていないと思っている」と藤倉に告げた。

藤倉は香坂に、上に立って、当たり前のことが当たり前にできる組織に変えてほしいと言って帰っていった。

次へ

横沢が取調室からいつの間にか姿を消した。もう一人の内通者は山田だったのかもしれないと香坂は考える。

横沢は山田と会っていた。「江口さんとの絆、持ってきました。」そういって横沢は一つのカギを山田に渡した。

レビュー(感想)

藤倉さん…。大丈夫かな?あの人も飛ばされちゃうよね…。同期の絆…泣けるなぁ。

あの人は前からはっきり言ってましたもんね。上の指示に従ってここまできたってこと。だからもしあのまま、横沢を捜査一課で取り調べることになったとしても藤倉さんを責められないし、裏切ったとも言えない、仕方ないことだって思ってました。でも最後の最後で、連れてきてくれた…。

それなのに横沢さん逃げちゃって…。なんで逃げたんだろう?鍵渡すだけなら、山田にそっと渡せるチャンスはあったでしょ。最初から逃げるつもりだったってこと?山田がそうさせた?!なんでだろう。やっぱり山田は香坂を信じてないのかな。一人で動くのは何かとマズイのに…。

山田次回予告で捕まってたじゃん。容疑者をわざと逃がしたってことになったら罪は大きいよ?!警察辞めるつもりなの?!お父さんの不正を暴きたいっていう気持ちはわかるけど、自分を追い込んでるだけのような気がするよ…。

これじゃ藤倉さんが豊洲署に身柄を渡した意味がない。しかも山田のせいで香坂まで自宅謹慎になっちゃうんだよ…。一体何を考えてるの…。

小野田さんの真意もわからない。なぜ自分の周りを香坂と親しい人ばかりで固めてるの?渡部さんを運転担当にしたり、藤倉に現場を任せたり、山田を香坂と同じ豊洲署にやったり…。何か意味があるとしか思えないんだけど…。

「敵は味方のふりをする」ってこのドラマによく出てくるセリフだけど、「味方は敵のふりをする」…ってことはないの?小野田さん、敵か味方か、どっちなんだよ。

次回放送予定日6月11日

2017年 春ドラマ(4月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時貴族探偵フジ系
9時CRISIS 公安機動捜査隊特捜班フジ系
10時あなたのことはそれほどTBS系
9時警視庁捜査一課9係テレ朝系
10時母になる日テレ系
9時緊急取調室テレ朝系
10時人は見た目が100パーセントフジ系
10時リバースTBS系
10時ボク、運命の人です。日テレ系
9時小さな巨人TBS系
9時櫻子さんの足下には死体が埋まっているフジ系
10時半フランケンシュタインの恋日テレ系
ページのトップへ戻る