小さな巨人 第7話 あらすじ・レビュー

第7話 5月28日放送

第7話 あらすじ

早明学園で内偵捜査をしていた江口(ユースケ・サンタマリア)が殺害され、現場から走り去った山田(岡田将生)が拘束されてしまった。

豊洲署に特別捜査本部が設置され、捜査一課がやってきた。

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江口の遺体の傍にあった鉄骨が江口の頭部を直撃し死亡したと思われる。

山田が駆けつけた時には江口は既に倒れており、山田も何者かに頭を殴られ気絶した。

遺体周辺から横沢裕一(井上芳雄)の毛髪が3本見つかったことで、横領疑惑をかけられている横沢が殺人容疑で指名手配された。

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捜査一課の話では、江口は横沢の横領の内偵捜査をしていたことになっているが、山田の話によると、江口は横沢と協力して学園の不正を暴こうとしていた。

山田の話が本当だとすると、横沢に江口を殺害する動機はない。山田は取り調べでもその話はしていないようだった。

香坂(長谷川博己)小野田(香川照之)に山田から聞いたことを話し、事件を解決するなら山田の協力が必要だと告げるが、所轄は指示があるまで待機だと命じられる。

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香坂は待機の間に、横沢が行きそうなところをもう一度洗いなおそうと言うが、関口(石黒英雄)たちは手伝おうとしない。

香坂は三島(芳根京子)と二人で捜査を開始する。小野田から香坂を見張るよう命じられやってきた渡部(安田顕)に頼み、江口が殺害された現場へ向かった香坂。

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横沢が容疑者とされているが、街の防犯カメラには横沢の姿は写っていなかった。

山田は相変わらず拘束されたままだ。何度も同じことを聞かれうんざりしている山田は捜査に戻りたいと訴えるが聞き入れてもらえない。

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事件解決のためにも、山田を取り戻さなければならない。

そこで香坂は、山田の父で内閣官房副長官の山田勲(高橋英樹)に会いに行き、山田を取り返した。

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江口の内偵捜査を山田が手伝ったのにはわけがある。早明学園の不正な土地売買に関わっていた政治家というのが山田の父親だったからだ。

山田勲は、官僚になる前は刑事局長を務めていた。その下で働いていたのが当時捜査一課長だった富永(梅沢富美男)だ。

山田は裏帳簿さえ手に入れば父親の不正を明らかに出来ると考えた。証拠を手にするまで、香坂には言えなかったのだと説明し、謝罪した。

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江口は誰の指示で内偵捜査をしていたのか?山田は捜査二課長の可能性が高いと考えていた。

山田は捜査二課長の松岡航平(高橋光臣)に会い、情報を得ようとするが、江口は人事課扱いになっていて関与することは出来ないと言われる。

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香坂たちは渡部に協力してもらい、江口と横沢のロッカーを確認していた。

ロッカーの中からは何も出てこなかったが、横沢のロッカー前に置かれた椅子の下から1本のボールペンを発見する。それは早明学園のプロジェクト着工の時に配られた記念品だった。

香坂はそれを鑑識に回すよう三島に命じる。

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誰が江口に内偵捜査を指示したのか調べるため、三島は警視庁本部の人事課、香坂たちは早明学園の人事をあたることにした。

早明学園の人事の人間の話によると、江口をいれるよう推薦したのは富永だったという。

富永が採用したのなら、内偵捜査の件も最初から知っていたはずだと香坂は考える。

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江口は横沢を調べるために内偵捜査を始めたが、調べていくうちに、富永が学園の不正を隠蔽するために仕組んだことだと知った。

真実を知ったために江口は殺されたのかもしれない。

ロッカー室から見つかったボールペンに富永の指紋が付着していたことが判明する。

ロッカー室には富永のロッカーはない。それなのになぜ富永はそこに足を踏み入れたのか。

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渡部がそれを小野田に報告すると、なぜ香坂たちをとめなかったのかと叱責された。

容疑が完全に晴れたわけじゃない山田が次に何か失態を犯せば異動処分が下され、上司の香坂も監督責任を負わされ、出世の道が完全に途絶えてしまうと小野田はいう。

その上で、香坂たちを自由にさせないのは彼らを守るためなのだと説明した。

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香坂と山田は横沢の犯行を示す証拠が揃いすぎていると訝しがる。

通常、毛髪のDNA鑑定は毛根付きでなければならない。しかも本人だと確定するためには数本が必要になるのだと山田は三島に説明した。

香坂も、毛根付きの毛髪が3本も現場で見つかることは稀なことだと話した。

例えばロッカーに置かれた横沢のタオルから毛髪を盗み、それを現場に置いておくことも可能だと香坂は言う。

富永は捜査一課長になる前、鑑識課長を務めていた。もし富永が犯人だとすればロッカー室にボールペンが落ちていたのも納得がいく。

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富永のアリバイを確認するため、香坂たちが出かけようとしていると渡部がやってきた。

これ以上捜査をするなという。もしそれでも捜査をするなら腕ずくでも止めると言い出した。

所轄に捜査をさせないため、返却する防犯カメラ映像の宛先などが間違ってないか確認するよう指示される。

捜査は捜査一課に任せておけばいいと言っていた関口もこれには納得いかない様子だった。

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香坂に藤倉(駿河太郎)から連絡が入った。香坂たちが勝手に捜査をしていたことに関して富永が抗議をしに来ているという。

抗議された香坂は、必要なものだったと告げ、横沢になりすました誰かが殺害したのかもしれないと持論を述べた。そして富永のアリバイを確認する。

ロッカー室に落ちていたペンに富永の指紋が残されていたことも告げた。

すると富永は、事件の3日前に立ち入り検査をした際に落としたものだろうと反論し、事件当日の夜は夕方6時には帰宅したと話した。

香坂は防犯カメラに富永の姿はうつってなかったと言うが、カメラにうつらないルートもあると言い逃れされてしまった。

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富永が帰ったあと、「所轄は何もするな!」と激怒する小野田に、早明学園が不正な取引を行っていること、政治家との癒着もあることなどを山田が説明する。

小野田はそのことを知っていた。警察には知らないふりをすることが大事なこともあるんだと言いながらも「殺人は別だ。どんな言い訳も通用しない」と話した。

相手は元捜査一課長。200%の覚悟がない以上、動くつもりはないと小野田は香坂たちに伝えた。

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香坂は小野田を動かすための証拠をどうやって見つけるか考えていた。すると渡部が「変なことは考えずに作業に集中してください」と声をかけた。

香坂は、所轄にしかできないこともあると教えてくれたのは渡部だと言い、捜査をさせてほしいと頭を下げた。すると関口たちも、捜査させてほしいと口々に言い始めた。

どうしても捜査するなら小野田に報告すると渡部は言うが、今日は既に小野田が帰っていること、報告するなら朝になることを告げた。

翌日の朝がタイムリミットということだ。

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みんなで早明学園へ行き、生徒たちからスマホで撮った写真を見せてもらった。そうしてやっと証拠となる写真を見つけ出すことが出来た。

富永は夕方6時には帰宅したと証言したが、街の監視カメラにはその姿は映っていなかった。

香坂たちが見つけたのは、富永が家にいたと証言した時刻に学園にいたことを証明するための写真だった。

ある生徒が撮った写真に、富永が映り込んでいたものを見つけたのだ。それが撮られたのは事件当日の午後7時33分。

その写真に写っている富永の胸ポケットには、事件の3日前に落としたと言っていた早明学園着工記念品のペンが刺してあった。

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小野田にその旨を説明するが、仮説はあくまでも仮説であって証拠にはならないと小野田は言う。

香坂はその仮説を立証するために、富永を任意で引っ張る許可を貰いたいと言い、100%の証拠はないが、200%の覚悟はあると断言し頭を下げた。

小野田は、富永を任意同行で引っ張った。

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柳沢(手塚とおる)は三島を呼び出し、富永に頼まれて江口に内偵捜査を指示したのは小野田だと告げた。

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そして富永は証拠不十分で釈放された。小野田と富永は通じていたというわけだ。

これで今後、同じ理由で任意同行をかけられなくなった。

レビュー(感想)

江口は銃で撃たれたわけじゃなく、鉄骨で頭うって死んじゃったのね。なぜ山田は逃げたんだろう?謎…。長いこと拘束されるのかと思ったら、香坂が山田の父親に頼んだことで釈放されました。

良かった。香坂に内緒にしてたことも反省してたみたいだし、所轄の人間っていう自覚も出てきたみたいだし、今後も良い方に変わっていきそう。

渡部さんが香坂たちを心配して待機だって言ってるのはわかるんだけど、なんだかちょっと切ないな。やっぱり一緒に捜査する側でいてほしかった。なんか遠い人みたい…。どうして小野田は渡部を運転手にしたんだろう?それにもやっぱり理由があるとしか思えない。

小野田が本当は香坂たちの味方だったらいいのにってどうしても思ってしまいます。だって、香坂と話している時、時々嬉しそうな顔をしてるように思えるんだもの。勘違いなのかな~?

今回は結局、小野田と富永が通じていたってところで終わっちゃった…。もしかしたら本当に通じているのかもしれないけど、そうは思いたくない。どうしても思いたくないんです。でも江口に内偵捜査の指示をしたのは小野田なんだよね…。

手塚さん演じる柳沢も、小野田と同じで、敵なのか味方なのかわからない。どっちなの?!わからないからドキドキするよ~。

せっかく富永任意同行したのにすぐに釈放されちゃって、横沢の無実は証明されるのかな?!犯人だっていう証拠ばっかり出てきてるから、このままじゃやってないのに罪を着せられちゃうよ。冤罪怖いね~…!

次回放送予定日6月4日

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