人は見た目が100パーセント 第9話 あらすじ・レビュー

純（桐谷美玲）は突然榊（成田凌）からキスをされ、交際を申し込まれた。

翌日報告を受けた満子（水川あさみ）と聖良（ブルゾンちえみ）は自分のことのように大喜びした。

だが純は、付き合うということがどういうことなのかわからない。デートすらしたことがない純には、榊とのデートが想像できない。

満子たちとそんな話をしていると榊からメールが届いた。休憩時間のタイミングを合わせて会いたいという内容だった。

昼休みに榊と会った純は、あじさい祭りに誘われた。

その話を聞いた満子たちも祭りに行くことにし、丸尾（町田啓太）と三沢（堤下敦）を誘った。

どうすれば滞りなくデートができるのかと相談された満子は、新しい洋服を買おうと提案する。買い物が苦手だという純のために、スマートなショッピングを楽しむ方法について研究することになった。

純は榊からのメールにどう返信すればいいのかわからない。

悩んでいると、中庭でランチをしようというメールが届く。

純はたくさんのおかずをお弁当箱に詰め、榊に食べさせる。

無理をして相手の話に合わせようとしたり、メールや電話に悩んだりして日に日に疲れていく純。

そんな中、聖良は丸尾とスイーツを食べに出かける。丸尾は何かを言いたいことがあるようだけど言葉にしない。

聖良は丸尾が自分に気があると思い、告白される日も近いかもしれないと満子たちに話した。

3人は研究室にデータを持って行った際、ファンデーションがだまになっていることで研究員たちがもめているのを目にする。

純は自分に一度やらせてほしいと申し出て、手際よく配合し、だまにならないものを作った。

2～3回ほど作業を行って調整方法をデータにすると告げる。

純を見て矢部が「さすがに手際がいいわね」と声をかけた。

八王子製紙でずっとやってきたことだからという純に、経験を重ねればできるようになるのかもしれないが、今私たちにできないことがあなたにはできるのだから、もっとプライドを持ちなさいと矢部は言った。

仕事を終えた純が外に出ると榊が待っていた。駅まで一緒に帰ろうと言われる。

帰宅途中、榊が自分のことをどう思っているのかと聞いてきた。純は思い切って、自分も好きだと気持ちを伝えた。

榊は安心したように嬉しそうに微笑んだ。以前よりよそよそしく感じたため、迷惑なのかと思っていたという榊に、もっとふさわしい人間にならないといけないと思っていたと純は素直に気持ちを打ち明けた。

すると榊は、付き合うというのは、無理をせず、お互い全部を受け入れて認め合っていくことだと思うと告げた。

そのままでいいと言われた純も嬉しそうに微笑む。

創立記念パーティがあると知った3人が、それについて話していると「他人事じゃないわよ」と栄子（室井滋）が声をかけてきた。

「新商品の開発メンバーなんだから、あなたたちも出席するのよ」と言われて、ようやく栄子に認められたと3人は喜んだ。

香澄（足立梨花）たちから、浴衣は男受けがいいと聞いた純たちは、浴衣について研究することにした。

ネットで調べながら浴衣を着てみたが、上手に着れない。そこに國木田（鈴木浩介）がやってきて指導してくれた。

浴衣を着るだけじゃなく、ヘアアレンジも必要だと知った3人は、自分たちにできるのかと不安になる。

すると國木田が、プロに頼めばいいと言い出した。着付けもしてもらって、必要だったら髪型もお化粧も整えてくれるという。

なんでも自分たちでしようと思わず、時には人に与えてもらったり甘えたりして、人にキレイにしてもらうことも、浴衣を着る一つの楽しみだと國木田は言い、知り合いのお店を予約しておくと言ってくれた。

デート当日。丸尾がお祭りの前に大事な話があると聖良に話しかけてきた。

ついに告白されるのではないかと聖良は喜ぶ。

純と満子は浴衣を着せてもらい、髪の毛をセットしてもらった。そこに遅れて聖良がやってきた。なぜだか浮かない表情だ。

純は榊と待ち合わせている駅へ向かい、満子と聖良は丸尾たちと合流するために研究所へ戻った。

研究所へ向かう途中、聖良は丸尾から聞いた話を満子に話し出した。

以前、丸尾がメロンパンを買うために早朝、行列に並んでいた時、榊が女性とキスをしていたのを見たのだという。

その頃、榊との待ち合わせ場所にいた純は、車に乗った榊が運転席の女性とキスをするのを目撃していた。

純に気づいた榊は車を降り、何事もなかったように「似合ってますね」と話しかけてきた。純が、女性とキスをするところを見ていたと正直に話すと、榊は全く悪びれる様子もなく、彼女だと答えた。

純も先ほどの女性も、二人とも彼女だと言い「それじゃダメですか？」と聞いてきた。

そしてそんな自分のことをすべて受け入れてほしいという。純のことが好きだからこれからも一緒にいたいと榊に言われ、思考回路が停止した純は「はい」と答えてしまう。