人は見た目が100パーセント 第5話 あらすじ・レビュー

純（桐谷美玲）は、榊（成田凌）に髪の毛をカットしてもらった。

満子（水川あさみ）や聖良（ブルゾンちえみ）は、翌朝出勤してきた純を見て驚く。髪の毛がボサボサでまるで落ち武者のようになっていたからだ。

カットしてもらったあと、榊が編み込みしてくれ、それがあまりにも嬉しくてそのまま眠ってしまった純。朝起きると崩れていて、自分でなおそうとしたが出来なかったという。

それでも純は、キラキラ女子になって榊に近づきたいと話し、もっとビューティー研究を頑張ると宣言する。

前向きになっていた純だが、翌朝になるとすっかり落ち込んでしまっていた。

榊が雨宿りしているところを見かけたが、恥ずかしくて声をかけることも出来なかったと言い、自分を責めていた。

満子たちは懸命に励まし、3人はヘアアレンジについての研究を始める。

雑誌を参考に編み込みにチャレンジするも、書いてある意味さえわからず挫折する。

次は傘についての研究を始めた。

同じ失敗を繰り返さないためにも万全な準備をしておきたいと純は言う。

みんながどんな傘をさしているのか、街中で観察をしていると、國木田（鈴木浩介）と偶然会った。

傘の色によって顔の明るさが違ってくると國木田は言う。レフ板効果があるのだそうだ。

3人はそのアドバイスを参考に、傘を新調する。

だが、今までちゃんとした傘を持ったことがない3人は、傘をなくさないように…ということにばかり気を取られてしまい、落ち着かない。

そこに偶然、ステキ女子の香澄（足立梨花）たちが通りかかった。

傘をなくすことに不安はないのかと聞くと、気に入っているものだからビニール傘などよりなくさないと香澄は答える。

そもそもなくしても、得られるものがあるからいいのだそうだ。3人にはその意味が分からない。

次はゆるふわアレンジについて勉強しようと純が言い出した。

ネットで調べてみると5分でできると書かれていて、編み込みよりも簡単そうに見えた。

だが実際やってみると、ヘアアイロンで髪の毛を巻いておかなければならないなど、3人にはハードルが高かった。

國木田がヘアアレンジグッズを大量に持ってきてくれた。

どれもこれも、装着するだけであっという間にそれなりの髪型になった。

3人が喜んでいるとステキ女子たちがやってきた。二人が編み込みしているのを見た純は、思い切ってやり方のコツを聞こうとする。

だがコツなどはないと二人は答える。生まれ持ったものが違うと聖良がうらやましがると、そこから二人の説教が始まった。

諦めずに出来るようになるまで練習し、1時間でも2時間でも鏡の前に座り、自分に合った巻き方などを見つけるしかないのだと二人は言う。

彼女たちもすごい努力をしていたのだと知った3人は、努力があってこそポジティブになれるのかもしれないと話した。

純は翌朝、4時に起き、編み込みにチャレンジした。何度も失敗しながらようやく完成させることが出来た。

だがバスの中で、近くにいた赤ちゃんに髪の毛を引っ張られ、せっかくの編み込みが崩れてしまった。

その後、純は榊と会った。榊は崩れた編み込みに気付き、その場でなおしてくれた。これが“失くして得る”ということなんじゃないかと聖良がいう。

努力をしたからこそ得られたものだ。純は鏡に写った自分を見ながら嬉しそうにほほ笑んだ。