貴族探偵 第5話 あらすじ・レビュー

第5話 5月15日放送

第5話 あらすじ

貴族探偵(相葉雅紀)の正体を探るため、愛香(武井咲)桜川鷹亮(竜雷太)に会いに行った。

お屋敷の前で依子(木南晴夏)に電話をかけると、今日は桜川家で非常に重要な儀式があるため、行けなくなったと言われる。仕方なく帰ろうとしていると、門が開き、鷹亮の外孫である豊郷皐月(加藤あい)が声をかけてきた。

皐月は依子の非礼を詫び、ちょうど話し相手が欲しかったところだとお茶に誘った。

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ネットの情報によると、桜川家は戦前に伯爵を賜っていた由緒ある家柄で、代々桜帝山一帯の山林を領有していた。

一節では南朝の末裔でもあると言われている。終戦後、一時期は経済的に苦しい時代もあったが、桜川鷹亮の才覚で勢いを取り戻し、政財界や医療業界にも大きい影響力を持っている。歴代の総理大臣を裏から操り、日本最後のフィクサーとも言われている。

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愛香がお屋敷の庭を歩いていると猟銃を抱え、キジを手にした男たちがやってきた。皐月は大事な儀式があると言い、愛香のことを連れて行った。

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桜川家唯一の直系の孫・弥生(北香那)の婿選びだと皐月は説明する。

弥生の両親は3年前、飛行機の事故で亡くなっていて、桜川家の跡取りは弥生だけだった。

桜川家には、婿を取る際、候補者たちが集まり、キジ狩りをする決まりがあるという。

代々、キジを仕留めたものが本当に婿になり、いずれ当主の座についてきた。

今はあくまでも形式的なもので、選ぶのは弥生本人だと皐月は言う。

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今回のキジ狩りでキジを仕留めたのは金山俊市(忍成修吾)

儀式のための準備がされている中、金山が散歩でもしようと弥生を連れ出した。

弥生は使用人の愛知川友也(白洲迅)にもついてきてほしいと小声で助けを求めた。ほかの候補者たちもついていく。

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皐月と愛香も室内から見守るが、弥生は困っているように見えた。愛香が助けに行ったほうがいいのではないかというと、鷹亮から、弥生が本当に助けを求めてくるまでは黙って見守ってほしいと言われていると皐月は話した。

そんな話をしていると、鷹亮が会ってくれるということになり、愛香は鷹亮のいる部屋に通された。自己紹介をし、貴族探偵について尋ねると「私よりも彼に聞いた方がいい」と愛香の後ろをさした。

愛香が振り返るとそこには貴族探偵がいた。貴族探偵は、婿選びの儀式の立会人らしい。そして愛香も、立会人として参加してほしいと言われた。

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花婿候補たちにキジの生き血が配られた。それを飲むのがしきたりだという。

金山だけ杯の色が違う。キジを仕留めた者だけが桜色の杯を使うのだと皐月は説明する。

みんながそれを飲み干すと、金山が突然苦しみだし、血を吐いた。

金山は苦しみながらも、『うつき』という文字を残した。

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鼻形雷雨(生瀬勝久)たちもやってきた。

捜査の結果、杯から毒物が検出された。金山は一命をとりとめたが、予断を許さない状況だという。

不安がっている弥生に「何があってもお守りします」と友也は伝えた。

弥生は小さい頃の自分たちを思い出していた。幼い頃から友也は弥生のそばにいた。

弥生に「私がお嫁に行っちゃったら寂しい?」と聞かれた友也は「心より祝福いたします」と答えた。

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友也の話によると、儀式で使う杯のありかや、選ばれた人だけが桜色の杯を使うことなども候補者たちに説明していたという。

誰にでも金山を狙うことは出来るということだ。

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鷹亮が儀式を続けると言い出した。皐月は中止すべきだと言うが、鷹亮はきかない。

誰を婿にするか決めたのかと尋ねられた弥生はまだ決まらないと答えた。

明日には結論を出してもらうと鷹亮は言い、席を離れた。

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鷹亮が自室に戻ったあと、貴族探偵は鷹亮が本気だと話ながら、「大和男子なら、一生に一度は奮起して勝負をかけなければならないときがあるということだ。それが今だと気付かない人間は、今すぐこの家から出て行ったほうがいい」と話した。

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毒物がコリアミルチンとツチンであることがわかった。

ドクウツギにはそれらが含まれていると愛香は話し、金山は『うつぎ』と書こうとしたのだと説明した。金山は薬学部の研究者であるため、処置が円滑に進むように毒物を知らせようとしたのではないかと愛香は推測した。

すると常見(岡山天音)が、金山の部屋のゴミからドクウツギが見つかったと告げた。

そこに弥生が飛び込んできた。水口から尼子が殺されていると電話があったという。

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弥生は友也と部屋で待機しているようにと皐月が指示する。ほかのみんなで様子を見に行くことになった。

入り口には内側からチェーンがかかっている。佐藤(滝藤賢一)がほかの入り口を確認するが、全て鍵がかかっていた。

チェーンがかかっているドアを壊して入ることになった。そこに友也もやってきた。弥生から見てくるように言われたという。

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花婿候補たちの部屋は2階にあった。水口の部屋のドアをあけると、刺殺されていた。

佐藤はこの建物が密室状態であること、そしてこの建物にまだ犯人がいるかもしれないことをみんなに告げた。

水口は、部屋に常備されている果物ナイフで刺されていた。だが水口の部屋にはナイフがある。ほかの部屋にあったナイフを使ったということだ。

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次は尼子の部屋を確認する。尼子は撲殺されていた。凶器となったのはロビーにある置物の一部だ。

尼子の部屋の果物ナイフがなかった。尼子の部屋のナイフで水口を刺したと思われる。

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次は高宮の部屋を確認する。高宮は絞殺されていた。

一つのボタンが握りしめられていた。

レビュー(感想)

まさか次週に続くとは…。今回で終わってほしかった~。弥生と友也はお互い想い合っているようなので一番怪しく思えるんですが、おそらく二人ではないでしょうね。でも友也は弥生を疑ってるんじゃないだろうか。

最初に金山が血を吐いて倒れた時、友也が桜色の杯を見たあと弥生の顔を見たんですよね。それでこっそりそれを回収しようとしたけれど、愛香に触らないでと言われた。あれは弥生をかばおうとしての行動だと思うんですよね。もしかしたら弥生も友也を疑っているかも…。

この事件後、二人のことを鷹亮が認めそうな気がする。というかそもそも、この儀式を行ったのも二人のためなんじゃないだろうか?

最初の事件後、鷹亮がこのまま儀式を続けると言って出て行ったあと、貴族探偵が言いましたよね。「大和男子なら、一生に一度は奮起して勝負をかけなければならないときがあるということだ。それが今だと気付かない人間は、今すぐこの家から出て行ったほうがいい」って…。あれは友也に向けた言葉ですよね。貴族探偵も二人が想い合っているということに気付いているということです。

どうして最初の被害者、金山だけは死ななかったんだろう?ほかは3人とも死んでるのに…。なんか怪しい。でも入院中の金山に3人を殺せるわけないし…。

3人が殺されていた建物は、どこも内側から鍵がかかっていました。だから佐藤さんはドアをけ破って中に入ったわけですが、その後すぐに友也がやってきたんですよね。もし友也と弥生が共犯だとしたら、あの建物のどこかに隠れていた友也が、外から来たように見せかけることは出来る。

考えれば考えるほど友也と弥生の犯行のように思えるけれど、あの二人じゃないハズ。一番怪しい人はたいてい犯人じゃないからね。というか、犯人であってほしくないっていう気持ちの方が強いけど…。

次回も愛香は間違った推理を披露するんでしょうね。今回くらいちゃんとした推理をして、貴族探偵の正体を明かしてほしいけど…。

次回放送予定日5月22日

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