突然ですが、明日結婚します 第1話 あらすじ・レビュー

いずみ銀行の法人営業課で働く高梨あすか（西内まりや）は、金融の資格をいくつも持ち、仕事熱心で客からの信頼も厚い。

結婚して専業主婦になるという夢を持つあすかは、27歳の誕生日、5年付き合っていた白石光一（白洲迅）とデートに出かけるが、別れ話を持ち出される。

同僚の桐山莉央（中村アン）、牧瀬桃子（岸井ゆきの）、小野広紀（森田甘路）と一緒に結婚式に出席したあすかは、振られたショックから立ち直れていなかった。

新郎の友人でもあり、ニューヨークから戻ってきたばかりの、TNNテレビのアナウンサー・名波竜（山村隆太）が披露宴の司会を務めていた。

プールサイドのパーティ会場で行われたブーケトスにあすかも参加するが、ブーケを取ろうと腕を伸ばした時、体勢を崩しプールに落ちてしまう。

名波は機転を利かせ、それを笑いに変えて会場を盛り上げるが、あすかは「幸せになりたい人の気持ちを笑うなんて最低だ」と言い放つ。

あすかは、将来の伴侶を求め、男女が一緒にランニングをする婚活イベントに参加する。

名波は、先輩アナウンサー・三上響（沢村一樹）がメインのMCを務める朝の情報番組に復帰することに。

莉央と小野は、落ち込むあすかを励まそうと飲みに誘い、流れで小野のマンションへ行く。

あすかたちは酔いつぶれて寝てしまう。

翌朝目を覚ましたあすかが小野を起こそうとすると、そこにいたのは小野ではなく名波だった。

名波は、あすかを引き寄せキスをした。

いずみ銀行の法人営業課で働く高梨あすか（西内まりや）は、金融に関する資格もたくさん持っていて、仕事熱心で営業成績も良い。顧客からも信頼されている。

そんなあすかの夢は、結婚して専業主婦になること。

27歳の誕生日、5年付き合っている恋人・白石光一（白洲迅）と水族館に出かける。

思い出の場所だったこともあり、いよいよプロポーズされるのではないかと期待していた。

だが彼の口から出たのは「別れてください」という言葉だった。

同僚の桐山莉央（中村アン）、牧瀬桃子（岸井ゆきの）、小野広紀（森田甘路）と一緒に結婚式に出席したあすかは、まだ傷が癒えていなかった。なぜフラれたかもわからず頭を悩ませていた。

その結婚式の司会を務めたのは、新郎の友人でニューヨーク帰りのTNNテレビアナウンサーの名波竜（山村隆太）。

プールサイドのパーティ会場でブーケトスが始まった。

桃子から無理やり連れ出されたあすかは、最初は乗り気じゃなかったが、実際にブーケを目にすると、思わず手を伸ばし、体勢を崩してプールに落ちてしまう。

名波は、その場を盛り上げようと機転をきかせて笑いに変えるが、あすかは「幸せになりたい人の気持ちを笑うなんて最低だ」と言い放つ。

あすかは、男女が一緒にランニングしながら相手を見つけるという婚活イベントに参加する。

そこである男性に声をかけられるが「共働きがいいですね」と言われ、苦笑いするしかなかった。

名波は、先輩アナウンサーである三上響（沢村一樹）がメインMCを務めるTNNの朝の情報番組に1年ぶりに復帰。

あすかは、名波が映し出されるとすぐにテレビの電源を切った。

銀行の後輩が突然結婚することになった。妊娠もしていて来月退社するという。

すぐにでも結婚したいあすかはショックを受ける。

いつものメンバーで飲んでいたあすかは、流れで小野のマンションを訪れ、酔いつぶれて寝てしまう。

翌朝目を覚ましたあすかは、小野を起こそうとしたのだが、そこにいたのは小野ではなく名波だった。

名波は突然あすかを引き寄せキスをしてきた。

小野と名波は高校の同級生で、名波が居候しているのだ。

結婚したかったなどと愚痴っていたあすかの話を聞いていた名波が「どうせ仕事も腰掛でしょ？さっさとお見合いでもして結婚したら？」と言うと、あすかは何も答えず小野の家を出て行った。

小野から、名波には寝ぼけてキスする癖があると聞かされたあすかの名波への印象はますます悪くなる。

あすかはいずみ証券のセミナーを聴きに行く。

講師をしているのは、エース営業マンの神谷暁人（山崎育三郎）だ。

セミナーが終わったあとも質問をしにいくなどあすかは熱心だ。

プロバスケの試合の観戦会を小野の家で行うという誘いを受けるが、あすかは断る。

小野から「名波はいない」と聞かされたため、参加することにしたのだが、実際に行ってみると、そこには名波もいた。仕事が急になくなったらしい。三上も来ていた。

男性陣が料理を用意している時、名波は小野から、あすかが仕事熱心で営業成績もよく、客からの評判もいいと聞かされる。

バスケの試合の前半が終了した時、あすかは席を外し、為替のチェックをしていた。そこに名波がやってくる。

小野から、誕生日前に彼氏にふられたことを聞いた名波は、彼なりにあすかを励ます。

涙を浮かべるあすかにタオルを貸して名波は部屋へ戻った。

ある日、コピー機の前で困っている神谷をあすかが助けると、お礼にと食事に誘われた。

二人で食事をしている時に、結婚観を聞かされたあすかは、結婚して専業主婦になるのが夢だと正直に話した。

「そんなこと聞いたら、たいていの男性は引きますよね」とあすかが言うと神谷は「たいていはね」と答えた。

プロデューサーの氷室（杉本哲太）は、女優の桜木夕子（高岡早紀）が新しく始めるトーク番組で、名波と組ませるつもりだと三上に話す。

桜木は過去に名波と不倫関係にあった女性だ。

小野の家で焼き肉をしている途中、あすかは買い出しに出た。

マンションの下で、ちょうど帰宅してきた名波と会い、二人は一緒にスーパーへ。

飲み物やお菓子などを買い込んでマンションへ戻っている途中、二人は結婚について話していた。

母親のような専業主婦になりたいとあすかは言う。

家の近所にある『あかね橋』という真っ赤な橋で、母親はいつもあすかの帰りを待っていてくれた。

それがあすかにはとても温かく感じて嬉しかったと言い、自分も温かい家庭を作りたいと話した。

すると名波は、結婚なんて意味がない、永遠の愛なんてないと言い出した。

結婚なんて人を不幸にするだけだという名波に、あすかは思わず手をあげてしまう。

二人の結婚に対する価値観はあまりにも違いすぎた。

小野のマンションへ戻ったあすかは、買い物した荷物だけ置いてさっさと帰ってしまった。

帰っている途中、元カレからメールが届く。部屋にある荷物を取りに来てほしい。鍵はポストに入れておいてほしいと書かれていた。

あすかは、元カレがいない部屋を訪れ、自分の荷物をつめていく。日用品も思い出の品物も全て。

その頃、名波は反省していた。

小野は、結婚という言葉にむきになる名波に対し「関係ない人に八つ当たりすんなよ」と忠告する。

あすかがたくさんの荷物を持って帰宅していると、途中で雨が降り出した。

ずぶ濡れになりながら歩いて『あかね橋』まで来ると、傘をさした名波が立っていた。

名波は謝り、あすかのポケットにあるものを入れ、傘を渡して帰って行った。

ポケットに入っていたのは、二人でスーパーへ買い出しに行った時、あすかが手にとって眺めていた瓶に入った飴だった。

そしてそれには「Happy birthday」と書かれていた。落ち込んでいたあすかに笑顔が戻った。

「基本はすごくむかつくのに、時々優しくされるとわけがわからなくなる」と、名波に対する気持ちを莉央や桃子に、あすかが正直に語っていた。

すると莉央に、小野から、名波のサプライズパーティをするというメールが届いた。

当日会場へ行くと、そこにはたくさんの人たちが来ていた。

名波はいろんな人にあいさつをしなければならず、なかなかあすかたちのところまではこれない。

ようやく落ち着いてきて、名波があすかに近づいてきた。あすかはお礼を言いながら借りていた傘を返す。

そこに三上がやってきた。連れていたのは桜木夕子だった。名波は彼女を見て驚く。

夕子は何もなかったように名波とあいさつを交わす。

小島というアナウンサーに夕子のことをからかわれ、名波と小島が口論を始めた。

間に入った三上に、先に帰るよう言われた小島が突然、名波がニューヨークへ行っていたのは不倫をしていたせいだと話し出した。

不倫相手がここにも来ていると言って、小島がその女性の名前を出そうとした時、あすかが突然水をかけた。

そのまま会場を飛び出したあすかのあとを、名波が荷物を持って追いかけてきた。

名波はあすかを抱き寄せ「好きになってもいい？」と尋ねた。

キスをしようとする名波に「私と結婚する気ありますか？」と聞くと、名波は「無理！」と答えた。

あすかは名波の顔を押しのけ、立ち去った。