ボク、運命の人です。 第6話 あらすじ・レビュー

謎の男（山下智久）は誠（亀梨和也）に、晴子（木村文乃）を自宅へ呼ぶよう提案する。

無理だと反論すると、誠に一番足りないのは男らしさだと主張し、今後、晴子との会話は4文字以内で済ますよう命じる。

落ち込んだ関原（大倉孝二）に誘われ飲みに行くことになった誠と和生（澤部佑）。

関原が落ち込んでいる理由は三恵（菜々緒）だった。

朝ジョギングしていた時、定岡（満島真之介）のマンションから出てくる三恵を見たのだという。

その後、酔っぱらった関原と和生が誠の家にやってきた。謎の男が出てくるのではないかと誠は落ち着かない。

和生が誠に、自分たちが出たテレビ番組を見せろと言い出した。

2年前、サッカーの試合観戦後、誠と和生がインタビューを受けた映像だった。

それを観ていた誠はあることに気付いてVTRをとめた。誠たちの後ろに晴子がうつっていたのだ。

結局、関原は泊まっていくことになった。

その日の夜、トレーニングに付き合ってもらったお礼で定岡（満島真之介）と飲んでいると、晴子と三恵がやってきた。

4人で飲むことになったのだが、誠は謎の男からの4文字以内で会話をしろという指令を律儀に守っていた。いつもと違う様子の誠に晴子は不安を覚える。

怒っているのではないかと心配になり三恵に相談すると、これ以上待ってられないという意思表示かもしれないと三恵は言う。

自宅に帰った誠は、4文字以内での会話は無理だと謎の男に弱音を吐く。

頭おかしいヤツだと思われたと落ち込む誠に、謎の男は、4文字縛りはやめにしようといい、今度は木彫りの王将を彫ろうと言い出す。

誠は文句を言いながらも、駒の形をした木を手に入れ、彫り始める。

晴子が勤めているスワローマーケティングス社に市場調査を依頼したことで、再び異業種交流会が行われることになった。

前回とは違い、多くの社員が出席した。もちろんそこには晴子もいた。

晴子と三恵、誠と関原が4人で飲んでいると、三恵が定岡と付き合うことになるかもしれないと晴子に伝えた。

やけになった関原が、晴子に誠と同棲してるんだろうと言い出した。

この一言で晴子が誤解してしまい、ほかに女性がいるのになぜ自分に近づいたのかと誠は責められてしまう。

ほかに女性がいないことを証明するため、家に来てほしいと晴子に頼んだ誠。

同棲している人なんていないから、好きなところを納得いくまで確認してくれと誠は伝えた。

木彫りの王将を見た晴子に、女性と同棲していたらこんなものを彫ろうとは思わないと誠は力説する。

なぜ彫っているのかと尋ねられると、誠は空き缶に書かれた「目指せ！亭主関白」という文字を見せた。

掃除機をかけようとして隣の部屋の明かりをつけた時、晴子はブルーのTシャツを目にして驚いた。

2年前、誠が和生とサッカー観戦をしたあの日、晴子は恋人と会っていた。今日こそプロポーズされるだろうと思っていたら、既婚者であることを告げられた。

ショックを受けた晴子が泣いているところに誠がやってきて「次は絶対勝ちましょう」と声をかけた。

誠のTシャツの後ろには「When it rains,it pours.」と書かれていた。

「雨の日はいつも土砂降り」という意味で、日本語のことわざでいうと「弱り目にたたり目」「泣きっ面に蜂」という意味になるのだと晴子は説明した。

その時の自分にぴったりの言葉だと思ったらおかしくなってきて、ショックで泣いているのかおかしくて泣いているのかわからなくなったと当時の心境を話した。

そして晴子は、自虐的な意味も込めてこのメールアドレスにしたという。

「勝てますか？次の試合、私は勝てますか？」と尋ねる晴子に、誠は力強く「勝てます。」と答えた。

それでも不安がる晴子に、好きですと思いを伝えた。

「私もです」晴子もようやく自分の気持ちを伝えることが出来た。

雨が降る中、タクシーを捕まえた誠は、誕生日プレゼントに晴子のために買った傘だからとさしていた傘を渡そうとする。

晴子は誠が濡れることを心配し「貸しますから。今度返してください」と笑った。

タクシーに乗り込んだ晴子は、日本が逆転勝ちをおさめたというサッカーの実況を聞いて驚き振り返る。誠は笑顔で手を振り続けていた。

帰り着いたというメールをもらって喜ぶ誠に、謎の男は、あと1か月で結婚までこぎつけないと地球が滅亡すると告げる。