警視庁捜査一課9係 第8話 あらすじ・レビュー

第8話 5月31日放送

第8話 あらすじ

夜9時。直樹(井ノ原快彦)は必死に走り、ベルが鳴る公衆電話の受話器を取った。

電話の相手は連続爆弾魔だった。犯人が直樹に与えた第二のヒントは「日本で一番大きな犯罪集団」。

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一つ目の爆弾は矢沢(田口浩正)が回収した。それには遠隔式と時限式の二つの起爆装置があった。

直樹が次の公衆電話に間に合わなければ即爆破、間に合ったとしても時間になれば爆発するということだ。

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直樹は3つ目のヒントを得るために次の公衆電話へと走った。

矢沢は二つ目の爆弾が仕掛けられていると思われる「日本で一番大きな犯罪集団」を探す。

その頃青柳(吹越満)は監禁されていた。手は鎖に繋がれていて、手の届かない位置に時限爆弾が置かれている。

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村瀬(津田寛治)が、公衆電話への発信元の契約者を割り出した。契約者は久世(古野陽大)という男だった。金欲しさに転売したという。

直樹が公衆電話の受話器を取る。次のヒントは「第2の爆弾の標的は本郷で160人を従えていた人物」

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最初の電話は8時30分に、直樹が一人でいる時にかかってきて「爆弾を仕掛けた。爆破させたくなかったら日比谷公園角の公衆電話に来い」と言われた。

そこで爆弾の場所を告げられ、矢沢が向かった。今までに5回電話がかかってきている。

矢沢は本城組の組長に事情を話し、爆弾を探していた。だが見つからなかった。

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次の公衆電話のベルが鳴り響く。息を切らした直樹が受話器を取ると、犯人は「その男は14年前に本部勤めになりました」とヒントを与えた。

村瀬が、電話を受けた公衆電話が全て警察署の近くにあるということに気付いた。

犯人は警察に恨みがある人物かもしれないと村瀬は考える。

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爆発サイトにアクセスしている人間の中に一人気になる人物がいると志保(羽田美智子)がいう。

川崎克。大学生で前歴はなし。事件への関与は否定していてサイトも見ていないと証言しているが、閲覧記録は残っている。

村瀬と志保はアクセスがあったネットカフェに向かった。

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矢沢が二つ目の爆弾を見つけた。爆弾が仕掛けられていたのは、一昨年引退した加藤副総監の自宅。すぐに連絡を取り爆弾を解除してもらった。

本郷署の署員が160人で、加藤副総監は15年前、本郷署の署長をしていたのだ。

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その頃、村瀬たちは川崎と同じ時間にネットカフェを利用していた人物を突き止めていた。その男の名前は松野博。

15年前、建設中のビルに爆弾を仕掛け、工員2人を殺害している。15年の服役を経て、つい最近仮出所したばかりだ。

松野は、工事現場を見つけてはクレームを入れて金品を要求するという恐喝まがいの行為を繰り返していた。

その嫌がらせがエスカレートして爆弾を仕掛けたと考えられる。

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爆破事件を起こした建設中のビルは、第1の爆弾が発見された建物だった。当時松野は、本郷署の所轄内で逮捕されている。

今回使った公衆電話の近くにある警察署は全て、15年前の事件に関わった捜査員たちの異動先だった。逆恨みからの犯行ということだ。

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それを聞いた矢沢はあることを思い出し、妙子(遠藤久美子)に電話を入れた。非番の青柳(吹越満)は妙子のライブを見に行っているはずだった。

だが妙子の話によると、6時2分に「遅くなる」という留守電が入っていたが、結局ライブには来なかったという。

矢沢は妙子には何も告げずに電話を切った。

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松野が乗った車が豊洲インターチェンジを5分前に通過していることがわかった。

矢沢は村瀬、志保、直樹に、第3の爆弾の標的が青柳かもしれないと伝えた。15年前、松野を逮捕したのは青柳だったのだ。

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青柳が監禁されている場所を探そうにも時間がない。直樹は犯人を説得するため、次の公衆電話へと走った。

必死に説得する直樹に、松野は第3の爆弾のヒントを教えるからメールアドレスを教えろと言った。

電話を切ったあとにそのメールアドレスに第3の爆弾が置かれた場所を送ると松野は言うと「警察には捕まらない。もう逃げる場所は決めてある。」と言って電話を切った。

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最後の電話が晴海ふ頭の基地局から発信されていることが分かった。松野は直樹の近くにいるはずだと志保が連絡を入れる。

あたりを見回した直樹が松野を発見。確保しようとした時、メールが送られてきた。それを開くと青柳の映像が映った。話しかけると直樹の声が青柳に届いた。

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松野から電話があって会いに行ったら後ろから殴られたと青柳は説明する。

松野は爆弾は3つだと言っていたが、青柳は爆弾は全部で4つあるはずだという。

そして4つ目の爆弾は松野本人が持っているはずだと言い、自殺するつもりだろうと告げた。

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青柳は松野を確保するよう直樹に指示した。直樹は反論するが、結局は松野を確保しに向かった。

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直樹は松野から爆弾を奪うと空に投げた。そしてそこに青柳が姿を現し、15年前の事件について語りだした。

15年前、松野が逮捕された時、恐喝は認めたが殺人については否認していた。

青柳は否認する松野を見て違和感を感じていた。一人で調べなおしたが、容疑を否定できるだけの証拠は見つけられなかった。

途中で松野は自供した。青柳は自白を強要されたのだろうと感じていたが、裁判になっても松野は自供を覆さなかった。

それからずっと松野のことが頭から離れなかったと青柳は話した。

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青柳は松野に、今回初めて爆弾を作ったのではないかと尋ねた。

青柳の傍に置かれていた爆弾は、時間になっても爆発しなかった。

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第1の爆弾は直樹にヒントを与えることで、爆発する前に回収させた。

第2の爆弾は、旅行中だとわかった上で、元副総監の自宅に仕掛けた。

第3の爆弾は爆発しなかった。

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最初から人なんて殺すつもりはなかったのだろうと青柳は言った。

世間の注目を集めて、15年前の警察の過ちを訴えたかっただけだろうと指摘した。

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そこに真澄(原沙知絵)から電話が入った。15年前の検視資料におかしな点が見つかったという。

死亡した工員の遺体の手のひらに最も強い熱傷がみられた。真澄は誤爆だったのではないかと言う。

爆発を仕掛けたのは死亡工員2人だったということだ。

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身に覚えがないのならなぜ否認をしなかったのか…。その疑問をぶつけると、松野は真実を話し出した。

松野には離婚した妻のところに娘がいた。心臓が悪く、発作を起こして入院していた。手術が必要になり、その金だけは何とかしてやりたかった。

そのために、悪いことだとはわかっていながらも恐喝まがいのことをしていたのだという。

松野は娘を助けるためなら自分はどうなってもいいと思っていた。

取り調べを受けている最中に娘が発作を起こして亡くなってしまい、何もかもどうでもよくなって自供したのだと松野は話した。

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15年前、たった一人で事件を見直そうとしてくれた青柳なら、気持ちをわかってもらえると思って巻き込んでしまったと言って、頭を下げて謝った。

レビュー(感想)

15年前の事件、冤罪だったのか…。娘さんを亡くしたことで自暴自棄になって自供した。でも、自供しなければ、検視資料にあったおかしな点にも気づいた人がいたのでは?自白を強要したという点が問題だったのかもしれないけど…。

今回の件、最初から誰も殺すつもりはなくて自殺して終わりにしようと思っていたのなら、世間は、ただ罪を重ねて死んだとしか思わないわけだから、警察への復讐にもならないし、冤罪を訴えることも出来なかったのに。もう何もかもどうでもよかったのかな。

あんな状況でお腹が痛くなった青柳さんにただただ同情…。あんな状況でお腹痛くなるとかもう最悪だから。かわいそうすぎる。何がかわいそうってあれが一番かわいそうでした。

暴力団員の前ですごんだ矢沢さん、カッコ良かったな~☆すぐに「汚い言葉を使ってすみません」って謝るところもイイね☆青柳さんが心配でたまらなかった矢沢さんも、元気な姿を見てほっとしてましたね。「ポンポン痛かったんでしょ?」っていうのも可愛すぎだろ。やっぱりこのコンビ好き~!

このドラマ、次回が最終回です。早くない?!全9話って短くないかな?そうでもないの?

放送開始直前に渡瀬さんが亡くなって、出演者の方もスタッフの方も悲しい中いろいろ大変だったでしょうけど、最終回までたどり着けましたね。次のシリーズはもうないのかな?せっかくならこのドラマずっと続けてほしいけどな…。

次回放送予定日6月7日

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