警視庁捜査一課9係 最終話 あらすじ・レビュー

最終話 6月7日放送

最終話 あらすじ

スナックを経営している長峰(稲荷卓央)の刺殺体が店内で見つかる。被害者のズボンには焼け焦げたあとがあった。

燃え始めたあと、スプリンクラーが作動したようだ。

ビルの所有者・正川(不破万作)の話によると、長峰は最近、店を開けておあらず、生活スペースとして使っていたようだという。妻の乃梨子(藤田瞳子)をキャバクラで働かせていたらしい。

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勤務先のキャバクラで話を聞くと、乃梨子が夫から暴力を受けていたことがわかった。体が痣だらけだったという。

1週間前に、体調が悪いから仕事を休むと連絡があったきり、顔を見せていないらしい。

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司法解剖の結果、腹部と胸部刺し傷が8か所もあったことがわかった。

刺殺したあとに足に火をつけたと思われる。

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乃梨子が「再生の塔」のホームページを見ていたことが分かった。

ある宗教団体がボランティアでやっている、DV被害者の救済施設だ。

青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)がその施設へ事情を聞きに行ったが、男性は一切入れられないと断られる。

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そこで志保(羽田美智子)村瀬(津田寛治)に顔を殴ってもらい、その施設に潜入した。

施設を案内してくれたのは、アイリスと名乗る女性(七瀬なつみ)だった。

そこには夫からの暴力から逃げてきた女性がたくさんいた。

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志保は乃梨子を見つけ、いろいろ教えてほしいと近づく。

乃梨子は夫の暴力が嫌で逃げてきたわけじゃないと話した。暴力には慣れてしまってつらいとも怖いとも感じないが、体を売れと言われたために逃げてきたという。

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アイリスが志保を怪しんで話しかけてきた。そこで志保は、乃梨子とアイリスに自分が刑事だと名乗った。

事件当夜のアリバイを確認すると、アイリスがずっと施設にいて、隣のベッドで寝ていたと証言した。

だが、事件当日の夜中、再生の塔から出てくる人物を目撃した人が現れた。乃梨子は否定する。

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被害者の腕の刺青は彫られてから長い年月が経っており、しかも2回に分けて彫られていたことが判明する。

この刺青から、長峰が強盗殺人事件の犯人である可能性が出てきた。

その事件は20年前に起きた。ある夫婦が花火大会の帰り道、人気のないところで一人の男に金を要求され、二人とも刺された。夫は死亡し、妻は命は助かった。

その妻は、犯人の顔は覚えていなかったが、犯人の腕にあった刺青のことだけは覚えていた。それが長峰の刺青と似ているのだ。

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生き残った妻の名前は“久宝綾芽”。その名前を聞いた志保は、突然辞書を探し出した。綾芽の英語名は「アイリス」だった。

20年前の遺留品が残っており、現場に残された毛髪のDNAと長峰の毛髪のDNAが一致した。長峰が犯人だったのだ。

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アイリスを呼び出し事情聴取をするが、長峰の写真を見せても20年前の犯人は覚えていないという。

志保は、乃梨子のスマホの待ち受け画面を見て、長峰が20年前の犯人だと気づいたんじゃないかと尋ねる。

アイリスは殺害を否定し、自分は再生したのだと話した。修行を重ねて犯人への憎しみや恨みの感情を断ち切ったから、犯人が誰だろうと関係ないとアイリスは話した。

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直樹(井ノ原快彦)は、長峰の殺害現場にあった段ボールが気になっていた。室内は全く片付いていないのに、なぜか段ボールだけはひもで縛ってきれいにまとめられていたからだ。

直樹がそれを調べた結果、その段ボールからビルの所有者・正川の指紋が出てきた。

段ボールには灯油のシミがついており、近くのガソリンスタンドで正川が灯油を買っていたことも判明する。

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正川の取り調べが行われた。正川は長峰が入っているビルの売却を考えていたが、長峰は一向に立ち退こうとせず、立ち退き料として2000万もの金を要求してきた。

正川の目的はスプリンクラーを作動させることだった。部屋の中を水浸しにすれば長峰も住めなくなると考えたのだ。

だが、実際には火をつけていないと正川は言う。段ボールに灯油をしみこませ火をつけようとしたところを長峰に見つかってしまい、ひどい暴力をふるわれた。

怖くなった正川は、近くにあった刃物で動かなくなるまで刺し続けたと自供した。

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アイリスも、長峰の店を訪れたことを認めた。乃梨子のスマホの写真を見て、20年前の事件のことがよみがえってきた。

本当に長峰が犯人なのか、それを確かめるため、長峰の店を訪れた。

開いていた裏口から店に入ると、長峰はすでに殺害されたあとだった。

腕の刺青、顔のほくろなどを見て、長峰が20年前の犯人だと確信した。アイリスは修行をして、憎しみや恨みの感情を捨てたと思っていたが、長峰の顔を見て、自分の手で殺したかったという気持ちがあったことに気付いた。そこで遺体に火をつけたという。

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その話を聞いた志保は、火をつけたことを責めながらも、20年前に警察が犯人を捕まえていれば、アイリスにそのような思いを抱かせることはなかったと頭を下げた。

そして、今後、アイリスのような人を出さないためにも、犯人確保に全力を注ぐと誓った。

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事件も終わり、直樹は倫子(中越典子)とテレビ電話をしていた。その最中にインターホンが鳴り、出てみるとそこには倫子が立っていた。

直樹は倫子の帰国を喜んだ。

レビュー(感想)

アイリス、かわいそうでしたね。直接殺してはいないにしても罪には問われるし…。大事な旦那さんをなくしてから、犯人に対する憎しみをどうすることもできなくなって信仰するようになったんですよね…。

それなのに突然犯人が目の前に現れたら、許せない気持ちが込みあがってきても仕方ないと思うけど…。

ビルのオーナーも、正当防衛にはならないだろうな。8か所も刺してるし、過剰防衛ってことになりそう…。でも殺さなければ、その傷が治ったあとも執拗に付きまとわれて仕返しされそうだし…。怖いよな。

今回もまた、殺害された人間の極悪非道ぶりが目立って、全然かわいそうだと思えませんでした。

ドラマ、終わっちゃいましたね。最後まで倫太郎さんがいるような体で放送されました。次からはどうするんでしょう。続編はあるのかないのか。直樹が倫太郎っぽくなってきてるから、続編あってもいいと思うんだけどな~。

みなさん、お疲れさまでした!

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