警視庁捜査一課9係 第1話 あらすじ・レビュー

第1話 4月12日放送

第1話 あらすじ

倫太郎(渡瀬恒彦)は、神田川警視総監(里見浩太朗)から、内閣テロ対策室準備委員会のアドバイザーを命じられる。

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遺体が案山子にくくりつけられるという事件が続いていた。

そんな中、案山子にもたれかかっている男を発見した静香(野際陽子)は、直樹(井ノ原快彦)に知らせるため、倫子(中越典子)に電話を掛けた。

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直樹やほかのメンバーが慌てて現場へ直行すると、案山子によりかかっていたのは遺体ではなく、腹をすかせた男性だった。

その男性は、倫子のかつてのルームメイト、俊介(中村俊介)だった。ニューヨークで知り合った静香のところへ行こうとして道に迷ったという。

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過去に、倫子と俊介の仲を怪しんだことがある直樹は戸惑うが、俊介は直樹のことを親友と呼び、妙になれなれしく接してくる。

倒れるまで食事もとらない俊介に直樹は呆れるが、道に迷ったおかげでいい絵がたくさん描けたと、スケッチブックを直樹に差し出す俊介。

それには案山子の絵が描かれた風景画がたくさん描かれていた。

そこに、今度は本当に第4の事件が発生したと連絡が入る。9係の面々は現場へと急ぐ。

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案山子に遺体がくくりつけられていた。首には新しく出来たと思われる傷があった。

真澄(原沙知絵)の話によると死後10時間ほど経過しているという。

身元が分かるようなものは何も身に着けていなかったが、青柳(吹越満)が被害者のズボンのポケットからレシートを発見する。

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課長に命じられ、連続案山子殺人事件は9係が担当することになった。

被害者は4人。捜索願も出されていないし、前歴もない。性別以外の共通点はない。

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世間では、この事件について様々な憶測が飛び交っていた。

環境問題評論家の小松原圭吾(伊東孝明)は、「自然破壊に対する抗議であるような気がする」と発言している。

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真澄と村瀬(津田寛治)は、被害者が持っていたコンビニのレシートから、被害者がコンビニ近くにあるスクラップ工場に勤務している宮澤(平野貴大)という男性だと突き止める。

工場を訪ねて話を聞くと、つい最近、給料の前借を頼まれたと社長は話す。

宮澤は、環境保護にも熱心で、環境問題評論家の小松原に傾倒しており、ボランティア活動をしていたらしい。

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青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)は、宮澤の別れた妻子を訪ねる。

だが、元妻は宮澤には会っていないと言い、身元確認も拒否する。

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真澄を大学時代の恩師・黛(竹中直人)が訪ねてくる。そこにちょうど直樹がやってきた。

真澄は黛に直樹を紹介し、監察結果を話し出した。

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第3の事件までの被害者は全員、死亡後12時間以上経ってから案山子にくくりつけられていたが、第4の事件の被害者は、死亡直後、もしくは生きている時に括りつけられた可能性もあると真澄は言う。

そして第3の事件までは全員病死だったが、4人目の被害者の体内からは毒物が検出された。

直樹と黛は、遺体の右手が縛られていないことから、毒物による自殺の可能性もあると考えていた。

首に残っていた傷からは、炭酸カルシウムの結晶が検出されている。それについては黛が調べなおすことになった。

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真澄と村瀬は、宮澤が傾倒していたという小松原の元を訪ねた。

小松原の話によると、宮澤はボランティアの一環として、ホームレスのテントの清掃をしたり、身元不明者の火葬の手伝いもしていたという。

宮澤が3人の被害者の火葬を申し出て、遺体がどこかに搬送され、翌日に案山子に括りつけられ発見されていたことがわかる。

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そんな中、俊介が描いた絵を見ていた矢沢があることに気付く。

俊介が描いていた案山子が被っていた麦わら帽子と、被害者が被らされていた麦わら帽子が同じだったのだ。

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直樹は話を聞くために俊介に会いに行く。

俊介がその絵を描いたのは3日前。直樹はそのスケッチブックを借りることにした。

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俊介も直樹について現場へ行った。

案山子に遺体が括りつけられていた土地の所有者から、幹線道路が出来るという話を耳にする。その土地も区域に入っているらしく、買い上げたいという人がいたという。

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4人目の被害者の首についていた傷が貝殻で出来たものだと判明する。

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青柳たちが第4の事件があった現場へ行くと、宮澤の娘が一人で花を持ってきていた。

送って行ったついでに元妻から話を聞くと、亡くなる前、娘のために入学祝のランドセルを持ってきてくれたという。

その際宮澤は、誰かが亡くなったという電話を受け、そのことを誰かに伝えていたそうだ。

元妻は、宮澤が何か悪いことをしているのではないかと思い、会っていないと嘘をついたと涙ながらに話した。

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志保たちが捜査した結果、被害者が案山子に括りつけられていた土地は全て、幹線道路の予定ルートに入っていたことがわかった。

同じ不動産屋が転売目的で土地を買い上げていたことも判明。

そして、被害者たちが括りつけられていた場所は、所有者が土地を売ることを渋っていた土地だった。

結果、所有者は全員、土地の買い上げに応じることになった。

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宮澤を殺害したのも不動産屋の社長・白石ではないかと考えた9係は、白石を尾行。

そして、白石が小松原とつながっていたことを突き止める。

小松原は、いつも貝殻のブレスレットをつけていた。環境保護を訴えるトレードマークらしい。

だが宮澤が亡くなったあとはつけていない。宮澤の首に出来た傷はそのブレスレットによるものだろうと推測された。

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白石と小松原を取り調べることに。

宮澤は何も知らずに、身元不明の遺体が出たら小松原に連絡をしていた。

だが宮澤は、案山子に遺体を括りつけたのが小松原じゃないかと疑いを持つようになった。

小松原は白石に脅されて宮澤を殺したと自供した。

白石から投資話を持ちかけられて借金を作らされた小松原は、宮澤を殺さなければ自分が殺されていたと訴えた。

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白石は、自分は仕事をしただけで殺害については無関係だと否認したが、青柳が一喝し、「大きな罪から逃げられると思わないでください」と直樹は告げた。

レビュー(感想)

渡瀬さんはもう出てこないのかと思っていたら、冒頭から出てらっしゃいました!内閣テロ準備委員会のアドバイザーをすることになったという設定になっていましたが、冒頭の里見浩太朗さん演じる神田川警視総監から命じられるシーンは過去のVTRを組み合わせたものでしょうね。セリフは二言くらいだったと思うけど…。

その後も、思い出のシーンとしてたくさん出てきましたね。このドラマを作っている方々、出演者の方の渡瀬さん愛がすごく感じられ、ジーンとしました。このドラマのファンの方達も嬉しかったんじゃないでしょうか。

でもやはりずっと出ていた倫太郎が出ていないというのは寂しく感じるし、今後ひょっこり「ただいま」って言って出てくるんじゃないかって気もまだしています。

キャストのみなさんやスタッフのみなさんも、倫太郎がいない9係にかなり違和感があるでしょうが、見ている側もまだまだ違和感はあります。でも、倫太郎抜きでも最後までやりきるという覚悟を応援しながら観ていきたいです。

1話では、俊介のキャラにもなんだか救われました。あの自由さ、羨ましい。ほとんど食べてるシーンでしたが、今後も静香さんの家にいるということなのでレギュラー出演ということになるのかな?

そして今回から出てきたのが竹中直人さん演じる黛。この人は真澄さんの恩師で、世界的にも有名な法医学者らしいんですが、なぜ9係の事件解決のために動いてるんでしょう?ただの成り行きで勝手に手伝ってるだけ?!それとも何か辞令があったのかな?その辺が謎です…。

渡瀬さんがいなくなって初の放送。馴染みのメンバーなので(新たに加わった人もいますが)、見ている側としても安心して観られました。なんだか応援する気持ちもありますね。

ただ主要人物の倫太郎が出てこないということで、なんだか急に浅輪さんがものすごく仕事出来る人みたいな感じになっていました。終始、“優秀な刑事”って感じで。倫太郎さんに代わって推理していくとか、ほかの人が気にも留めないようなところを気にする人物が必要だからなのかな。

とにもかくにも応援しています。次回からも9係、楽しみに観たいと思います。
ガンバレ!9係!

次回放送予定日4月19日

2017年 春ドラマ(4月スタート)リスト

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9時CRISIS 公安機動捜査隊特捜班フジ系
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10時母になる日テレ系
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10時人は見た目が100パーセントフジ系
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10時ボク、運命の人です。日テレ系
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