警視庁捜査一課9係 第2話 あらすじ・レビュー

第2話 4月19日放送

第2話 あらすじ

倫子(中越典子)は悩んでいた。フランス人の知り合いが難病になり、倫子が作ったケーキを食べたいと手紙を送ってきたのだ。その子のためにケーキを作り、傍にいてあげたいという想いが膨らんでいた。それを直樹(井ノ原快彦)に相談する。

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朝6時。大学の研究室の屋上で体を動かしていた黛(竹中直人)がプールに浮かんでいる人を見つける。

慌ててプールへ向かうが、死体は消えていた。

浮かんでいたのは、2日前に再会したばかりの友人で経済学部長の来栖(上杉祥三)だという。再会した時に着ていたコートと同じものを着ていたことから黛はそう断定したのだ。

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その後、来栖の遺体が埠頭で発見された。

解剖の結果、死因は溺死で、胃の内容物からプールで死亡したことがわかった。首の付け根と後頭部に圧迫痕がある。

胃からは未消化の種子のようなものも見つかった。それが何かはまだわからない。胃にはわずかに炎症も見られた。

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その後の捜査で、准教授の岡村(西ノ園達大)と来栖の間にトラブルがあったことが判明する。

本人はトラブルなどなかったと否定し、聞いてもいないのに自らアリバイについて語りだした。ゼミ合宿へ行っていたと日程表まで見せてきた。

その用意周到さに志保(羽田美智子)たちも不審に思う。

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青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)は来栖の行きつけと思われるクラブで話を聞いた。ホステスの話によると、来栖はアテモヤという珍しい果物が好物だったらしく、突然買ってこいと言われ、あちこち探し回ったと愚痴る。

来栖の妻・杏子は、夫がホステスへ行っていたことも、アテモヤが好きだったことも知らないようだった。

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胃の炎症の原因が毒キノコだったこともわかった。それによって死亡するとは考えにくいため、ほかのキノコと間違えて食べた可能性が高い。

ほかに検出されたものを考えると、シチューか何かに入れて食べたようだった。そのキノコは奥多摩で採れるらしい。

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来栖が着ていた衣類からは、プールの水は検出されなかった。ということは、黛が見たプールに浮かんでいた人物は来栖ではなかったということだ。

プールの水を使い別の場所で来栖を窒息死させ、埠頭まで遺体を運んだ。

もし殺害現場が奥多摩の合宿所だとすれば岡田にも犯行は可能と言うことになる。

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青柳と矢沢、志保と村瀬も奥多摩にある合宿所を訪れた。

そこには来栖がカギを持っているコテージがあった。コテージのキッチンにあったゴミ箱から、クリームシチューの箱とアテモヤの皮が見つかった。

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コテージの裏にあった桶から、大学のプールの水と同じ成分が検出された。

外部の大学から教授として迎えるという話を来栖に阻止された岡田を問い詰める。

来栖は研究費や顧問料として企業から金を集めて着服していた。岡田は一度だけそれを受け取り黙認したという。そのことで共犯だと脅されていたのだ。だが、殺害はしてないという。

来栖の妻・杏子は一か月前、恵まれない子供に教育を受けさせようという団体に多額の寄付を申し出ていたことが判明する。

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来栖が着服していたことは黛も知っていたという。

直樹は黛に、胃の中にあった種子がアテモヤのものだとわかっていたのに杏子に疑いがかかるのを避けたくて黙っていたのではないかと尋ねた。

黛はそれを認めた。過去に、杏子からアテモヤをごちそうしてもらったことがあるという。

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その後の捜査で、来栖の仕事の手伝いをしていた下田栞という女性と杏子が協力して殺害したことがわかった。

栞は来栖の着服に気づいてから、自殺を考えてしまうほど嫌がらせをされるようになった。

杏子も同じだった。金目当てで杏子と結婚した来栖は、杏子を精神的に追い詰めて殺そうとしていた。

杏子はどうしても来栖に財産を残したくなかった。父親でもある前学長がよく言っていた「全ての子供に教育を受けさせたい」という言葉を思い出し、財産を全て寄付しようと考えた。だが、そのことを知った来栖から責められた。「殺さなければ殺される」そう考えるようになった時、杏子は栞と出会った。

杏子が全て計画を立てたという。

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栞が来栖を呼び出した。クリームシチューやアテモヤを食べさせたのも栞だった。その後殺害し、埠頭に遺体を投げ捨てた。

杏子は栞に捜査の目がいかないよう、大学で死んだと見せかけるため、プールに浮かんでそれを黛に見せた。

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黛は最初から杏子を疑っていた。けれど、自分の法医学の力で、ほかの犯人が見つかることを祈っていた。

それを聞かされた杏子は、来栖と結婚する前、一度だけ黛からデートに誘われたことがあると話し出した。

黛に結婚を反対されたらやめるつもりだったが、待ち合わせ場所に黛は現れなかった。あとになって、自分よりも来栖の方が杏子を幸せにできると黛が考えていたことを知ったのだという。

自分の選択を後悔しているように杏子は黛の話をした。

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自宅へ戻った直樹は、後悔する人生を送ってほしくないと話し、倫子にフランス行きを勧めた。

レビュー(感想)

今回はとても嫌な事件でしたね。

杏子さん、あんなやつとはさっさと離婚すればよかったのに…。杏子さんだけじゃなく栞も、脅迫されている会話を録音して逆に追い詰めればよかったのにって思ってしまう。なんで言いなりになっていたのか意味が分からない。着服していた事実やそれを隠すために脅迫していたという事実があればあの男を失職させることもできたんじゃないかな?

あんだけアテモヤに固執するって、病気ですよね。ただの好物ではなく中毒でしょ。
アテモヤって中毒性があるの?!って疑ってしまうよ。

最後、黛さんとのことを語る杏子さんがなんかかわいそうで見てるのが辛かった…。人生、どこで間違えたんだろう?って振り返ってみたら、そもそも来栖なんかと結婚したのが間違いだったんだ…って気づいたんだよね。辛すぎる…。

黛さんも、あの時自分が引かなければよかったなって思ってるかもしれませんね。あ~こういう内容は嫌だな~。ものすごく後味悪い。だって被害者に全然同情できないもん。

今回みたいに加害者に同情しちゃうようなものじゃなく、被害者に同情できるような内容にしてほしい。

次回放送予定日4月26日

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9時CRISIS 公安機動捜査隊特捜班フジ系
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9時警視庁捜査一課9係テレ朝系
10時母になる日テレ系
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10時人は見た目が100パーセントフジ系
10時リバースTBS系
10時ボク、運命の人です。日テレ系
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