砂の塔~知りすぎた隣人~ 第7話 あらすじ・レビュー

第7話 11月25日放送

第7話 あらすじ【予告】

担任との面談へ行った亜紀(菅野美穂)は、和樹(佐野勇斗)が相変わらず授業をさぼっていることを知る。

担任から父親は来ないのか?と聞かれた亜紀は、息子は自分が守ると虚勢を張る。

二度と会わないと言っていた弓子(松嶋菜々子)と会っているところを目撃したため、完全に健一(田中直樹)を信用できなくなり、拒絶していた。

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ある日、和樹の同級生の成美(川津明日香)から、和樹の写真が入選して、次の日曜日に表彰式があると聞かされる。

久しぶりの明るいニュースに喜んだ亜紀は、表彰式に着ていくためのスーツを買ってやる。

部屋に引きこもったままの和樹に、表彰式に出席してほしいと声をかけ続ける。

亜紀の必死の説得に、和樹もやっと明るい表情を見せ、表彰式に出席すると約束してくれる。

だが、そのあと思いがけない展開が待っていた。

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「あの夫婦の秘密」と言って弓子から封筒を渡された生方(岩田剛典)は、思わず封を開けてしまう。そこには1枚の写真が入っていた。

そのあとそれを見てしまった亜紀は、今まで積み上げてきたものが一瞬にして崩れ去るほどの衝撃を受ける。

それは死んだはずの人間の記憶だった。

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ハーメルン事件では、5人目の被害者が発見された。

失踪した子供たちのある共通点に気付いた荒又(光石研)は、「母親に見えているのが、本当の息子の姿とは限らない」とつぶやく。

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弓子の本当の目的と壮絶な過去が明らかになる。

そしてそれらはハーメルン事件との不気味な一致を見せていく。

ドラマっ子のつぶやき

とうとう健一は担任との面談に行かなかったんですね。亜紀としてはあんなところ見ちゃったら二度と頼ろうなんて思いませんよね。そもそも、亜紀と待ち合わせしている場所の近くの喫茶店で落ち合うとか、もうアホすぎる。あの男は何も考えてないんだろうな。自分のお金を手付金として振り込んだのもそうだし、阿相のおかしな副業に手を貸したのもそうだし、いつも何も考えてないからおかしな方向へ行ってしまう…。

一番気になっているのは、和樹のこと。写真が入選して表彰式があるって亜紀が聞かされるんですよね?それを伝えたのは成美でしょ?信用していいのかな…?何の写真が入選したの?せっかく和樹が表彰式に行くって約束してくれたのにその後何か起こるんでしょ?思いがけない展開なんでしょ?も~!何があるの?!また和樹が傷つくようなこと?!モウ、ヤメテクダサイ…。

生方コーチが弓子から受け取った封筒に入ってる写真ってなんだろう?健一と弓子、そして一人の男の子が映ってる写真かなあって思ったんだけど、それだと普通すぎるよね。亜紀のお母さんの秘密かな?あ~気になる!見たいけど見たくない。見たくないけど見たい…。複雑です。

荒又刑事がつぶやく「母親に見えているのが、本当の息子の姿とは限らない」ってどういう意味だろう?あの人がもっと弓子の嘘をいろいろ暴いてくれたらいいのに。ネットでは荒又刑事がハーメルン事件の犯人じゃないかって書いている人もいましたが、もしそうなったらもう何がなんだかわからなくなるね。

このドラマは本当に犯人がわからない。だから面白いんだけどね。寛子の数々の嫌がらせに関しても、スカッとする日はくるのかな?って心配です。ただ夫の阿相が捕まるっていうだけではスカッとしないよね。

第7話 あらすじ【本編】

亜紀(菅野美穂)は一人で和樹(佐野勇斗)の担任に会いに行った。

和樹は相変わらず学校をさぼりがちで、模試も受けていなかったことが判明し、亜紀はショックを受ける。

担任から父親は来ないのかと聞かれた亜紀は、嘘をついて弓子(松嶋菜々子)と会っていた健一(田中直樹)を許すことが出来ず、和樹のことは自分が守ると言い張った。

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行方不明になっていた少女は相変わらず意識不明の状態が続いていた。

検査の結果、体に打撲の痕や傷が多く見られた。

だが時間が随分経過した傷ということでハーメルンの仕業ではなく、親からの虐待の可能性があることが判明する。

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亜紀は帰宅した和樹に、どうしたいのかと尋ね、なんでもするからと言った。

すると和樹は参考書を買うからと金を要求。

いくら必要かと聞く亜紀に「ばっかじゃねえの」と言うとまた部屋にこもってしまった。

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面談に行けなかったことを謝る健一に、亜紀は弓子とのことを言い出すこともしなかった。

亜紀の様子がおかしいことには気づくが、弓子と一緒にいるところを見られたとは気づいていない。

亜紀はもらってきた離婚届をリビングの引き出しにしまった。

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亜紀は父親の墓参りに行き、そこで母・久美子(烏丸せつこ)に会った。

結婚生活がうまくいってないと気付いた久美子は「だから反対したんだよ、あんなバツイチ男と結婚してもうまくいかないって…」と口にした。

「健一さんの前の奥さんは亡くなったんだから私たちとは何の関係もない」

亜紀は、子供たちには余計なことを言わないでと釘を刺してその場をあとにした。

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生方(岩田剛典)は封を開けないまま封筒を弓子に返した。

亜紀に告白したらどうかと言う弓子に、人の家庭を壊してまでどうこうしようとは思わないと答える。

弓子はそんな生方を挑発し、その場に封筒を捨てて自宅に入ってしまった。

結局生方はまたその封筒を持ち帰ってしまった。

一度は破いて捨てようとするが、弓子の挑発に引っかかって封を開けてしまう。

封筒には1枚の写真が入っていた。生方はそれを見て絶句する。

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新たな被害者が出た。幼児ではなく、小学6年生の男の子だ。

荒又(光石研)は被害者の家を訪ねた。

母親は、普段からとても優しい子だと言うが、いなくなった男の子は、「ハーメルンについて行きます」と書置きを残していた。

今までとは違い、母親に問題があるようには思えないという津久井(上杉柊平)

「それはどうかな。母親に見えているのが本当の息子とは限らない」と荒又は口にした。

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亜紀は、和樹の同級生・成美(川津明日香)から、和樹の写真が入選したことを聞かされる。

亜紀は久しぶりの明るいニュースに喜び、表彰式に着ていく和樹のスーツを買いに行く。

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生方は健一を待ち伏せして、弓子から渡された写真を見せた。

驚く健一に、亜紀には言わないのか?と生方は尋ねた。すると「夫婦だからって何もかも全部話せばいいってもんじゃないんだよ!」と声を荒げ、写真を見なかったことにしてほしいと頼んだ。

そこへ亜紀が近づいてきた。生方は慌てて持っていた写真を自分の後ろに隠したが、亜紀はそれに気づき、取り上げて見てしまう。

それは弓子と健一の結婚式の写真だった。二人は元夫婦だったのだ。

前の妻とは死別したと聞かされていた亜紀は大きなショックを受ける。同時に亜紀は、和樹の生みの母親が弓子だと知る。

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健一の話によると、和樹が1歳の時に弓子が離婚したいと言い出して、和樹を捨てて出て行ったという。

亜紀は、和樹を取り戻すために弓子が現れたのだと考え、弓子の家を訪ねた。

育児日記を見せ、あの子の母親は自分だけだと伝えた。

「あなたには和樹のことが見えてない」そういわれた亜紀は、一度和樹を捨てたあなたには絶対負けないと言い残して帰って行った。

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亜紀は部屋にこもった和樹に入賞おめでとうと伝え、表彰式に出席してほしいと話しかけるが和樹は出てこない。

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生方は久美子を訪ね、亜紀の置かれた状況を説明した。

和樹が中学の時、「学校に行きたくない」と久美子のところに相談に来たことがあったという。

亜紀にそのことを伝えたところ、お兄ちゃんだからとか、男の子だからといってちゃんと聞いてあげなかったようだと話した。

その頃からちょっとずつボタンを掛け違えてきたのではないかと久美子は言った。

亜紀は、本当の母親が自分ではないということを和樹には言うつもりはないのだという。

「母親って悲しいよね。子供のためにつきたくもないウソまでつかなきゃいけないんだからさ」と言う久美子。

生方は亜紀に会って写真のことを謝り、支えたいというが、亜紀はそれを優しくけん制した。

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亜紀は部屋にこもってる和樹に、「何があってもお母さんは和樹のお母さんだから。和樹のこと、世界で一番大事に思ってるからね」と伝えた。

和樹は部屋から出てきて亜紀に胸の内を語りだした。

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学校をさぼって警察から疑われた日は、前の学校の友達といた。

万引きしたものを横流ししているような連中で、そいつらに根性がないと言われるのがいやで貯金したお金を引き出し、ゲームなどを買って、万引きしたふりをして渡していた。

でももういい加減付き合いをやめたいから縁を切ることにしたと話した。

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亜紀が買ってきたスーツを見て「表彰式、本当に一緒に来てくれる?」と笑顔で聞く和樹に、亜紀は嬉しそうに「もちろん行くよ」と答えた。

久しぶりに和樹が笑顔を見せてくれ、亜紀も本当に嬉しそうだった。

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表彰式当日。マンションを出た和樹は、携帯を忘れたからと、亜紀たちを先に行かせた。

会場に飾られていた和樹の写真は母と子供の写真だった。

二人とも笑顔だが、子供は母親を見ているが母親は子供を見ていない。

その写真を見た亜紀は、弓子の「あなたは和樹のことが何も見えてない」という言葉を思い出していた。

その頃和樹は、家中を引っ掻き回してお金を探していた。

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和樹はいつまで経っても会場に現れない。

電話しても通じないため、心配になった亜紀はそらを連れて自宅へ戻ることにした。

亜紀が自宅へ戻ると、家中が散らかっていた。隠していたお金もなくなっている。

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成美から電話がかかってきた。

和樹が前の学校の同級生たちに暴力をふるわれているところを目撃したのだ。

中学時代からイジメられていたらしいと聞いた亜紀は和樹がいたという場所へ急いで向かった。

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その頃和樹は激しい暴力を受けていた。意識が遠のきそうになってもなお殴り続けようとする男たち。

突然明かりがついて、弓子が入ってきた。弓子はそこにいた男たちの写真を撮り、暴力をふるっている動画もアップすると言い出す。

全員学校は退学になり、間違いなく少年院行き。街中も普通に歩けなくなると伝え、仕返しに和樹を傷つけようなんて考えない方がいい。もし指一本でも触れたら全員殺すと脅した。

「こう見えて私、一人殺してるのよ。何人か増えたところで関係ない。殺す前に捕まったとしても刑務所出たあと、また殺しに行く。息の根を止めるまで何度でも。一緒に地獄に落ちましょう」

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男たちは弓子の迫力に圧倒されて何も言い返せず後ずさりをする。

そんな中、パトカーのサイレンが聞こえてきた。

男たちはその男を聞き一斉に逃げ出した。

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「何で…」とつぶやいたまま気を失った和樹を弓子は支えた。

涙を流しながら「もう大丈夫よ。」と和樹の頬をなでる。

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亜紀はある倉庫に救急車が入っていくところを目撃し、後を追った。

担架には傷だらけで意識を失った和樹が乗せられていた。亜紀は和樹に近づき必死に謝る。

救急隊員はそんな亜紀を引き離し、和樹を救急車に乗せた。

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亜紀の前に弓子が現れ「これでわかったでしょ。積み重ねてきた年月なんて関係ないのよ。命がけで子供を守る覚悟もないくせに。そんな女が母親って言える?私はあなたとは違う。和樹のためなら地獄にだって落ちる覚悟はある。」と伝えた。

亜紀は何も言い返せない。救急隊員から「付き添いのお母さんは?」と聞かれ、「私です」と弓子が答え救急車に乗り込んだ。

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亜紀は雨の中呆然自失の状態で歩いていた。

生方が亜紀を見かけて傘を差しだすが、亜紀は「大丈夫だから!」と言って歩いていく。

そんな亜紀を生方は思わず抱きしめる。

レビュー(感想)

弓子、やっぱり元嫁でしたね。健一って、ホント最低!どんだけ見てても、あの人の良いところが見つからない。それどころか、回を追うごとにダメなところがどんどん出てくる。

死別って嘘ついて結婚するなんて…。そんなウソ、絶対ついちゃダメでしょ。信頼関係も何もかもすべて一瞬にしてなくなりますよ。一人で子供を育てるのが大変だから結婚したのかと思うわ。

本当の息子のように育ててきた亜紀に対して、何も思わないの?感謝とかないの?息子のことすべて亜紀に任せて自分は結局何もしない。弓子と会ってたことがバレてると思ってないにしても、亜紀のあんな様子を見たら「まずい、バレたのかな」って考えない?!何ちょっと逆ギレみたいなことしてんのさ。

亜紀の夫はいつもいつも自分を守ることしか考えてないね。亜紀や和樹のことを考えてるんだったらもっと和樹とも話をするはずだし、亜紀を助けようとするはず。弓子が和樹を捨てて出て行ったって亜紀には話してたけど、それも嘘でしょ?二人の秘密を隠すための都合のいい嘘でしょ。もう何も信じられない。あいつ、誰も幸せにできてないじゃん。元嫁も今嫁も、子供も…。

和樹がいじめられていることに気付かなかった亜紀も悪いかもしれないけど、一番悪いのは夫の健一でしょ。ここ母子家庭じゃないからね。何もかも亜紀任せにしてんじゃないよ!まるで母子家庭じゃん。

弓子も、責めるなら亜紀じゃなくて健一でしょ!和樹を自分の子供のように育ててくれた人にあんな態度ありえない。母親失格はあんたじゃん!どういう理由があっても捨てたんだから。それを思いっきり棚に上げて亜紀のことせめてさ…。何なの?!

和樹がイジメられているのを何とかしたいって思ってたんだったら、どうしてもっと早く助けてあげなかったの?あんなひどい暴力を受けるまで放っておいたなんて、本当の母親とは思えない。今になって、気付かなかった亜紀を責める資格ないよ。意地悪してないで亜紀に真実を伝えればよかったじゃん。

弓子にも健一にもホント腹立つ!よく自分が母親ですなんて他人に名乗れたね。面の皮、厚すぎでしょ。イミダスかよ!亜紀も、そんなこと言う弓子なんて突き飛ばして救急車に乗ればよかったのに…。

和樹が大けがしてても健一は助けにも来ない。あれこそ父親失格でしょ。最低すぎる。何であんなヤツと結婚したんだろう。離婚すればいいのに。

次回放送予定日12月2日

2016年 秋ドラマ(10月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時カインとアベルフジ系
9時レディ・ダ・ヴィンチの診断フジ系
10時逃げるは恥だが役に立つTBS系
9時相棒シーズン15テレ朝系
10時地味にスゴイ!日テレ系
9時ドクターXテレ朝系
10時シェフ~三ツ星の給食~フジ系
10時砂の塔TBS系
9時ラストコップ日テレ系
9時IQ246~華麗なる事件簿~TBS系
9時キャリアフジ系
10時半レンタル救世主日テレ系
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