砂の塔~知りすぎた隣人~ 第1話 あらすじ・レビュー

第1話 10月14日放送

第1話 あらすじ【予告】

菅野美穂が演じる主婦・高野亜紀は、平凡だが家族仲よく暮らしてきた。

ある日高野一家は憧れのタワーマンションに引っ越してきた。

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そこで亜紀が目にしたのは、高層階の人が低層階の住人を見下す「フロア差別」。

参加しないと仲間はずれにされる一回5000円の「地獄のランチ」。

母親たちの見栄の展示会である「強制ハロウィン」。

このマンションに住むセレブ主婦たちが作った理不尽な「タワマンルール」に、亜紀は困惑する。

そんな中、子ども達のために、必死で亜紀は馴染もうとしていた。

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亜紀は、ママ友たちに勧められ、ある体操教室を見学に行く。

そこで、昔隣に住んでいた年下の幼馴染・生方航平に再会する。

生方は子ども達から人気物で、タワマン主婦のボスママ・寛子(横山めぐみ)から気に入られていた。

そして亜紀には、他人に言えない生方との秘密が…。

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亜紀は上の階に引っ越してきた佐々木弓子(松嶋菜々子)と出会う。

優雅で上品な弓子は本物のセレブで、夫が海外赴任で子供はいない。

亜紀は全く偉ぶることのない弓子に惹かれ、幼い娘・そらを連れて弓子の家に遊びに行くようになる。

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その頃、「ハーメルン事件」と言われる連続幼児失踪事件が世間を騒がしていた。

失踪現場に必ず残されている一輪の黄色いカーネーション以外に手がかりは一切見つからない。

ベテラン刑事・荒又(光石研)は失踪した子の親たちを調べるうちに、犯人の狙いは、「愚かな母親たちへの断罪」ではないかと推理する。

ドラマっ子のつぶやき

せっかく憧れの家を手に入れたのに、うるさい奥さんたちと付き合わなきゃいけないなんて地獄ですね…。考えただけで憂鬱。

高層階の人たちが低層階の人たちをバカにする。そんな大人を見ていたら子供たちにとってもそれが当たり前になっちゃいますよね。そういう人って、わが子をどんな子供にしたいんだろうね。

そういう人間たちとは付き合わなきゃいいって思うけど、子供がいたらそういうわけにもいかないんだろうし…。実際、ママ友やらご主人の会社の人たちとの付き合いになやまされている人たちもいっぱいいるんですよね。気の毒…。このタワーマンションには独自のルールがあるらしく、それに亜紀は悩まされることになります。

幼馴染と偶然再会したり、上の階に引っ越してきた弓子(松嶋菜々子)と仲良くなり、本音で話せると喜ぶ亜紀ですが、弓子には連続幼児失踪事件の犯人との共通点が…。弓子には子供がいないっていうところもきっとポイントですよね。

脚本家は「アリスの棘」なんかを書いている池田奈津子さんです。サスペンスが得意な脚本家さんだけに、今回のドラマも期待できますよ。ハラハラドキドキさせてくれそうです。

第1話 あらすじ【本編】

佐々木弓子(松嶋菜々子)は、血まみれになったお風呂場を懸命に洗っている。

公園では、行方不明になっている男の子の衣類が見つかった。

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その頃、亜紀(菅野美穂)たち家族は、引っ越しのため、念願のタワーマンションへ向かっていた。

マンションの豪華さに家族みんなテンションが上がる。

部屋には防犯カメラも設置してあり、セキュリティは申し分ない。

窓からの景色に喜ぶ子供たちを見た亜紀は、子供たちの幸せを絶対守ると誓う。

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翌朝、娘・そら(稲垣未泉)を幼稚園のバスに乗せるためマンションの玄関前まで降りて行った亜紀は驚く。

そこにいたお母さんたちはみんな、朝から綺麗に着飾っていたからだ。

タワーマンションのボスママである最上階に住む阿相寛子(横山めぐみ)から、笑顔でチクリと嫌味を言われる亜紀。

帰り道、45階に住む橋口梨乃(堀内敬子)や、38階に住む柳汐里(音月桂)がこのマンションのヒエラルキーや人付き合いについてアドバイスをくれた。

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都内でいくつかの幼児誘拐事件が発生している。

現場にはいずれも幼児の衣服、そして黄色いカーネーションが残されていることから連続誘拐事件と思われる。

この事件は「ハーメルン事件」と呼ばれている。

亜紀が住むタワーマンション近くでも被害は起きていた。

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亜紀は、佐々木弓子と親しくなる。

弓子はフラワーアレンジメントをしていて、26階に一人で暮らしている。

子供はおらず、夫は海外赴任中だという。

容姿も美しく、上品で優しい女性。ニューヨークで産まれたというが、鼻にかけることもなく、亜紀にも親切にしてくれる。

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亜紀はタワーマンションの2階に住む尾野綾香(ホラン千秋)が配合会社の男性と浮気している現場に遭遇する。

亜紀に見られたことに気付いた綾香は、誰にも言わないでほしいと口止めをする。

その配合会社の男性とは、タワーマンションの奥様たちが好意的に思っている男性だった。

その頃、亜紀の夫・健一(田中直樹)は、上司の猪瀬(木村祐一)からタワーマンション購入の件でイヤミを言われていた。

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タワーマンションのランチ会に誘われた亜紀だが、費用が5400円と知って驚く。

そんな折、亜紀の母・久美子(烏丸せつこ)が亜紀を訪ねてきた。

父親が亡くなったあと亜紀を置いて男と出て行った母親のことが許せない亜紀は、お金を渡し、二度とかかわらないでと言って追い返した。

引っ越しの挨拶回りで弓子の家をたずねた亜紀。

世間話をする中で、ハーメルン事件について話が及んだ時、怖がる亜紀に「大丈夫よ。母親がちゃんと見守ってちゃんと子育てしていれば…。」と弓子は言った。

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そらが通いたいという体操教室の見学に行った亜紀。

そこで子供たちに体操を教えていたのは、亜紀の幼馴染・生方航平(岩田剛典)だった。

航平も亜紀に気付き、笑顔を向けるが、その瞬間亜紀は慌てて教室から出て行った。

航平は亜紀の両親が営んでいたクリーニング屋の隣に住んでいた。

昔の知り合いと距離を置きたい亜紀は、追いかけてきた航平に「人違いです」と言い、足早にその場から立ち去った。

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体操教室に通いたいというそらに、航平と顔を合わせたくない亜紀は困っていた。

すると長男の和樹(佐野勇斗)が自分が付き添うと申し出てくれた。

マンションの人たちがみんなきれいにしているから、自分も綺麗にしなければいけないと気にする亜紀の様子を見ていた和樹は、体操教室の帰り、そらと一緒に亜紀へのプレゼントを買いに行く。

サプライズだからママには内緒と言われたそらも嬉しそう。

弓子はそんな二人のあとをつけていた。

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歓迎会を兼ねたランチ会に呼ばれた亜紀がお店につくと、そこには数人の男性もいた。主婦合コンというやつらしい。

自分の歓迎会だと思っていた亜紀は、しばらくそこで過ごしたあと、一人で先に帰宅する。

すると一人の男性が追いかけてくる。

誘いを断って振り払うとき、バッグの中身が散乱し、和樹とそらがサプライズでこっそりバッグに入れていたプレゼントが川に落ちてしまう。

そこに航平が通りかかる。昼間から合コンをしていたという話を耳にした航平は亜紀を責める。

亜紀は「何も知らないくせに!」と言い、川に落としたプレゼントはそのままに家に帰ってしまう。

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その後、タワーマンションに住む女性たちの携帯に、綾香が運送会社の男性と密会している写真が送られてくる。

そのことで孤立した綾香は、亜紀が送ったと思い込み、亜紀を責める。

その時、亜紀たちが購入した部屋の前の住人が、電車に飛び込み自殺したことを聞かされる。

人の顔色ばかりを見て過ごしている自分が嫌になった亜紀は、低層階の悪口を言う寛子に思わず言い返してしまう。

そのことに腹を立てた寛子が、亜紀の部屋を見たいと言い出した。

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家に戻り、散らかった部屋を見て亜紀が呆然としているところに弓子が手作りのお菓子を持って訪ねてきた。

事情を聞いた弓子は、亜紀に部屋を片付けるように言うと、花を用意し、テーブルセッティングまでしてくれた。

想像していたより遙かに立派なおもてなしを受けた寛子は悔しそうに「素敵ね」と言う。

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亜紀は、弓子にお礼を言いに行った際、子供たちが自分に内緒でプレゼントを買ってくれたことを知る。

亜紀は慌てて川へ行き、箱を捜し始める。濡れながら必死で探しているところに通りかかった航平も一緒に探してくれた。

無事に箱を見つけることが出来た亜紀は、帰宅してから和樹とそらにお礼を言う。

亜紀はプレゼントを見つけることが出来たと弓子に報告に行く。

その際、弓子は亜紀をイメージして作ったものだから貰ってほしいと花を渡す。

不意に弓子が、プレゼントは一人で見つけたのかと質問した。亜紀は思わず「はい」と答えてしまう。

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一人になった弓子は鍵のかかった自宅の一室に入った。

そこにはたくさんのモニターが置かれている。

そのモニターには寛子や梨乃たちの家が映し出されていて、声も聞くことが出来るようになっている。

弓子が手にしたタブレットには、綾香が男性と密会している画像が何枚もあった。弓子は黙ってその画像をゴミ箱へ捨てていく。

亜紀が航平と一緒にいた時の写真を眺めながら「嘘つきね」と弓子がつぶやいた。

弓子の部屋には黄色いカーネーションがあった。

レビュー(感想)

冒頭からかなり怖い映像が流れました…。あれを見てるとやはり弓子さんが犯人?みんなをモニターで監視してましたしね。やっぱりそうなのか…。

マンションの人たちとの付き合い、面倒ですね。子供がいたら付き合わないっていう選択肢はないのかな。親がバカなことばっかり言うから、子供も「君、何階?」みたいな会話しちゃってます。くだらない。

そもそも、マンションは最上階が一番高いっていうのは、個人的にはおかしいと思うんですよね。高いところが好き、眺望が一番大事っていう人はもちろんいるでしょうし、そういう人にとっては上であればあるほどいいんでしょうけど、地震の時、45階からどうやって外に逃げるの?っていつも思ってしまう。

エレベーターは使えないんだから、階段で降りるしかないのに…。それを考えると、最上階は高くて当たり前っていう価値を植え付けたのは、売り手側の戦略じゃないのかなとさえ思ってしまいます。こういう考えの人間からすると、最上階だからとか、購入金額が一番高いからとか、そういうことはくだらないとしか思えません。

母親思いの亜紀の子供たちが、大人のくだらない見栄やプライドに振り回されていくのかと思うと心配です。お兄ちゃん、すごく良い子ですよね。妹の面倒もよく見るし、お母さんへのプレゼントにも涙が出ました。見つかって本当に良かった!ただ、弓子さんに「一人で見つけたの?」って聞かれた時嘘ついちゃったから、それが心配…。親切な人が一緒に見つけてくれたって言えばよかったのに…。子供たち、何もされなきゃいいけど…。

亜紀より、昼間から合コンしてる人たちの方が問題でしょ。男性がクラブへ行くのと一緒みたいな言い訳してましたけど、そんなの屁理屈!弓子さん自身も言ってたけど、子供たちを見ればわかるじゃない。亜紀がちゃんとお母さんしてるってこと。だから絶対手を出さないでほしいなあ。でもこれから先、幼馴染の航平と親しくなっていったら狙われてしまうかも…?

弓子さんはずっと子供いないのかな?それとも子供を何かの理由でなくしてからああなっちゃったのかな?今のところ、どこをどう見ても弓子さんが犯人としか思えないけど、違ったらいいなあ。

次回放送予定日10月21日

2016年 秋ドラマ(10月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時カインとアベルフジ系
9時レディ・ダ・ヴィンチの診断フジ系
10時逃げるは恥だが役に立つTBS系
9時相棒シーズン15テレ朝系
10時地味にスゴイ!日テレ系
9時ドクターXテレ朝系
10時シェフ~三ツ星の給食~フジ系
10時砂の塔TBS系
9時ラストコップ日テレ系
9時IQ246~華麗なる事件簿~TBS系
9時キャリアフジ系
10時半レンタル救世主日テレ系
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