砂の塔~知りすぎた隣人~ 第6話 あらすじ・レビュー

第6話 11月18日放送

第6話 あらすじ【予告】

和樹(佐野勇斗)がハーメルン事件の犯人と疑われて以来、亜紀(菅野美穂)と和樹の間には溝が出来たままだった。

和樹は学校も休み、家族とも会話をしない。

そんな和樹を心配する亜紀は、健一(田中直樹)に、担任教師との面談に一緒に来てほしいと頼むが、健一は前日に会った弓子のことが頭から離れない。

健一のシャツに赤い口紅のようなシミがついているのを発見した亜紀は、浮気を疑う。ただ、相手が弓子だとは思っていない。

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弓子から夕食に誘われた亜紀。健一は相手が弓子とは知らず動揺する。二人は過去に関係があったのだ。

そこにもう一人の客が現れる。それは生方だった。

生方が亜紀の自宅を訪れていたことなどを含みを持たせて話す弓子。

健一はその話を聞いて亜紀と生方との仲を疑い、気まずい雰囲気になる。

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その後亜紀は生方から、今までのおかしな出来事はすべて弓子が仕組んでいたと聞かされる。

最初はその話を信じられずにいたが、健一と弓子のただならぬ様子を見てしまった亜紀は…。

弓子が自分たち家族に近づいてきたのは、健一を奪うためなのか。

苛立ちのあまり、弓子からプレゼントされたプリザーブドフラワーを投げ捨てた亜紀は、そこに仕掛けられていた小型マイクを見つける。

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刑事の荒又(光石研)は捜査線上に浮かんできた弓子のもとを訪ねた。

弓子は亜紀の過程を壊すために現れたのか?それともハーメルン事件の犯人なのか?

高野家を崩壊させようとする弓子の目的はいったい何なのか?

亜紀は家庭を守ることが出来るのか?

ドラマっ子のつぶやき

次回は亜紀が健一と弓子を疑うようです。そして健一も亜紀と生方の関係を疑う。弓子の思う通りに進んでいってしまっています。ホント何を考えてんだろう。亜紀ももう弓子に近づかなければいいのに。

よく考えて!おかしいから!亜紀は弓子を疑ってしまったことで自分自身を責めているけど、どう考えてもおかしいから!一つずつちゃんと思い出してくれ~。

健一にまで近づいて今度は何をするつもりなんだろう。あの夫婦って、肝心なこと何も相談しませんよね。お互いに全部正直に話せば、弓子が怪しいってことわかるはずなのに。

高野一家を完全に離散させるのが目的なのかな。何の恨みがあってあそこまでやるんだろう。
やはり自分の子供が関係してる?

でも次回はちょっと進展しますよ。プリザーブドフラワーに仕込まれていた盗聴器に気付きますから。弓子、ホント気持ち悪い。怖い。

亜紀の家族は元通り仲良くなれるんだろうか?和樹もあんななっちゃってるし、健一も追い込まれてるし…。あ~落ち込むドラマだ~。

第6話 あらすじ【本編】

健一(田中直樹)はタワーマンションのロビーで弓子(松嶋菜々子)と顔を合わせ驚く。

健一は弓子が同じマンションに住んでいることは知らなかった。

亜紀は帰宅した健一に、和樹(佐野勇斗)のことを相談し、担任との面談に一緒に来てほしいと頼む。

だが健一は弓子のことで頭がいっぱいで上の空だった。

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仕事中、スマホに弓子から電話がかかってきた。

バーに呼び出された健一は「話したいことがある」という弓子の誘いを断れない。

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荒又(光石研)は、生方(岩田剛典)から弓子の情報を仕入れていた。

荒又にも弓子の目的はわからない。

生方はその後も弓子の調査を続けていた。

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早く帰ると言いながら遅かった健一をとがめる亜紀。

健一は仕事だったと誤魔化すが、ワイシャツについた口紅を見つけた亜紀は不信感を持つ。

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そら(稲垣来泉)を連れて体操教室へ行った亜紀は、体操教室主催で行われる紅葉狩りに行きたいとそらにねだられ、パパとお兄ちゃんと一緒に行こうと約束する。

帰るために靴をはいている亜紀に弓子との関係を聞く生方(岩田剛典)

「いろいろあって距離が出来た」という亜紀の言葉に「良かった」と呟いた。

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亜紀はその夜、そらに健一との出会いを語っていた。

同じ会社にいた二人は、会社の旅行で紅葉狩りへ行った。

亜紀と健一の二人だけが遅れて歩いていたのだが、途中で、自分に合わせて歩いてくれているのだと気付き、歩けない亜紀をおぶってくれた健一を優しい人だと思ったと話して聞かせた。

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阿相(津田寛治)の付き合いで、銀座のクラブを訪れた健一は、そこのクラブのママが弓子だと知り驚く。

弓子も健一の顔を見て驚いた顔をした。

阿相から知り合いなのかと尋ねられた弓子は同級生だと話した。

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「まだこの仕事、続けてたのか?」と健一が小声で聞くと「生きていくためにはこれしかなかった」と弓子は答えた。

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生方は店の前で健一を見送る弓子の姿を見た。

男たちに腕をつかまれ、弓子の前に連れて行かれる。

生方に「なぜ警察に目をつけられているのか?」と聞かれた弓子は「知りたい?」と意味ありげにほほ笑んだ。

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和樹を紅葉狩りに誘うが模試があると断られる。

和樹のことを心配する亜紀に、健一は「ただの反抗期かもしれないし、しばらく様子を見よう」と言い「面談で先生に話を聞いておいて」と伝える。

健一は仕事で面談に行けないというが、亜紀は本当に仕事なのかと不審がる。

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健一が席を立ったあとスマホに1通のメッセージが届いた。

何気なく亜紀が覗くと、メッセージの一部が表示されていた。

「おやすみなさい。会えて嬉しかった」

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亜紀はそらを遊ばせながら近くのベンチに座っていた。健一が浮気をしているのではないかと考えているところに弓子がやってきた。

幸せそうな亜紀に嫉妬していたと弓子は謝る。

弓子の夫には女がいて、その女とニューヨークで暮らしていると聞かされる。ワイシャツに口紅がついていたことで夫の浮気を知ったという。

それが相手の女がワザと残した妻へのメッセージだと気づいたという弓子に、亜紀は自分のことを重ね合わせる。

一人でご飯を食べながら夜景を見ていると、みんなには家庭があって一人でいるのは自分だけなんじゃないかと考えてしまうとも話した。

それを聞いた亜紀は他人事とは思えず、夕食に弓子を誘う。すると弓子は逆に自分の家へ招待すると言い出す。

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早速亜紀は健一に電話をし、友達に食事に招待されたから一緒に行こうと誘った。

和樹にもメールをすると行くという返信が来てほっとする亜紀。

夕食の準備をしている時に弓子が亜紀の夫について尋ねてきた。

普通の人で学生時代は山岳部だったというと、弓子も学生時代に好きだった人が山岳部だったと返し、この前再会してときめいたと話した。

その時チャイムが鳴った。健一は亜紀が言っていた友達が弓子だと知り動揺する。

弓子は初めて会ったように接する。

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またチャイムが鳴った。サプライズでもう一人呼んだという弓子。

部屋に入ってきたのは生方だった。亜紀と生方はお互いの顔を見て驚く。

健一の顔を見て、弓子が店の前で見送っていた男だと気付いた生方。だがそのことには触れず挨拶をした。

弓子はわざと、健一が誤解するような言い方で、生方が亜紀の家に来ていたことなどを話す。

健一と亜紀がモメているのを聞いた生方は、「帰ります」というと席を立って出て行った。

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亜紀は、弓子と距離が出来たと言った時に生方が「良かった」とつぶやいたのを思い出し、あとを追った。

生方は亜紀に、弓子が亜紀の家族を混乱させるために自分を呼んだということ、夫がニューヨークにいるのも嘘で銀座でクラブを経営しているということ、そして弓子が健一と会っていたことを話し、弓子と関わらない方がいいと助言する。

だが亜紀はその話が信じられず、見間違いだといって弓子の部屋へ戻った。

すると亜紀が帰ってきたことに気付かず「弓子」と呼び捨てにしている健一の声を亜紀が聞いてしまう。

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帰宅した亜紀は健一から、学生時代の同級生で、阿相のいきつけのクラブのママだと聞かされる。

そんな健一に亜紀は、健一に近づくために弓子が同じマンションへ引っ越してきたのではないかと言い、シャツに口紅がついていたことを話しているところに和樹が帰ってきて、話は途中で終わってしまう。

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翌朝、健一のワイシャツにまた口紅がついているのを見つける。

弓子の言葉を思い出し、健一との仲を疑った亜紀は、弓子からもらったプリザーブドフラワーをゴミ箱に投げ捨てた。

そこで亜紀は初めて、盗聴器が仕掛けられていることに気付いた。

ロビーで弓子を待ち伏せしていた亜紀は、盗聴器を見せるとどういうことかと詰め寄った。

今まであったおかしなことは全部自分がやったことだという弓子の頬を亜紀は思わずひっぱたいた。

「いいお母さんだって言ってくれて嬉しかったのに」と亜紀が言うと「あなたがいいお母さんなわけないじゃない。」と弓子はすごんだ。

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健一が帰宅すると、亜紀は部屋の中を散らかしながら盗聴器を探していた。

弓子に盗聴されていたことを話し、警察に届けるという亜紀を健一はとめる。

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弓子の店に荒又がやってきた。「なぜあのマンションに住んでる?今更あの家族をひっかきまわして何になる?」と弓子に迫る荒又。

ひっかきまわして壊そうとしていると指摘する荒又に「本当に強いきずながあれば壊れない。家族なんて壊れる時には壊れる」という弓子。

「本当は何が目的?」と聞く荒又を弓子は追い出した。荒又は「必ずまた来ます」と言って店を出て行った。

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亜紀は、そらと健一と紅葉狩りに来ていた。一生懸命どんぐりを探すそら。

亜紀と健一は、険悪な雰囲気だった。

健一を信じられない亜紀と、亜紀に信じてもらえない健一は言い合いになり、健一は二人を残して先に帰るといい、その場から離れて行ってしまう。

その時、健一のスマホに「相談したいことがあるから会いたい」と弓子からメッセージが入る。

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お昼を食べようとした亜紀がそらを呼ぶが見当たらない。生方と一緒にそらを探す亜紀。

二手に分かれて探すが見つからない。探している途中に亜紀まで道に迷ってしまう。

健一が車でタバコを吸っていると生方から連絡が入る。

生方は、そらがいなくなったこと、探しに行った亜紀も見当たらないと説明する。

電話を切った健一のスマホに「待ってるね」と弓子からメッセージが届いたため、健一は弓子に電話を掛ける。

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健一は生方のところに駆けつけ、二人を探す。

探している最中に健一は、そらは川には近づかないということ、亜紀には若い頃、山で道に迷ったら動くなと教えたことなどを生方に説明する。

二手に分かれて探す。生方がそらを、健一が亜紀を見つけた。そらは笑顔でどんぐりを探していた。

健一が亜紀を見つけると、生方からそらを見つけたと連絡が入る。

亜紀は泣きながら健一に謝り、健一も家族のことを押し付けて悪かったと謝罪した。

足をくじいた亜紀をおんぶしながら「もっと二人で大人になろう」と言う健一の言葉に亜紀はうなづく。

戻ってきた亜紀に、そらは家族の顔を書いたどんぐりを見せて一生懸命説明する。それを聞いた亜紀は涙する。

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健一は帰りの車で、弓子とは二度と二人では会わないと亜紀に約束する。

マンションへ引っ越してきてからずっとプレッシャーに感じていたことや、仕事がうまくいってなかったことも話した。

弓子とは何もないし会うことはない、自分の居場所は亜紀のいる家だけだという健一に亜紀は笑顔を見せ、自分もダメだったと話す。

そんな亜紀に、和樹のことは一緒に向き合おう、面談にもいくと告げる。

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街中で弓子に会った生方は「私のストーカーやめたの?」と聞かれる。

やめたと言い「何をしようと亜紀さんの家族はびくともしない。あなたに勝ち目はない」と弓子にはっきり告げる。

すると弓子は、生方に亜紀のことが好きなんだろうと尋ねる。

「大事な人だからこそ幸せになってほしいと思う。彼女が笑顔でいてくれさえずればそれでいい」という生方に「嘘つきね」というと封筒を取り出した。

「これ、夫婦の秘密。亜紀さんが知ったらあの夫婦は終わり。彼女はあなたのものになるかもね」と言うと、生方の自転車のカゴにそれを入れて立ち去った。

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健一は、和樹の面談へ行くため、亜紀と待ち合わせている場所へと急いでいた。

肩をたたかれ振り向くとそこには弓子が立っていた。健一は弓子に言われるまま、近くの喫茶店へと入った。

その二人の姿を亜紀が偶然目撃する。健一からは「仕事が入ったから先へ行ってくれ」とメッセージが届く。

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「亜紀さんには伝えてくれた?」

「伝えたよ。君とは二度と会わないって。」

健一がそう答えると、弓子は亜紀が見ていることを分かった上で、健一の頬にキスをした。

二人のそんな姿を目撃した亜紀は慌てて踵を返した。

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健一は毛糸の靴下を取り出しテーブルの上に置いた。

それは弓子がバーにわざと残していったものだ。

「君が責任をもって捨てるんじゃなかったのか?」と尋ねる健一に

「捨てられないわ」と弓子は言い、そのあとの言葉を続けようとしたが、健一がそれを遮った。

「その話はするな。あれは君と俺だけの秘密」

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山梨の山中で4人目の失踪者である女の子が保護された。

意識はないが、命に別状はない。

このことは関係者はもちろん、ニュースを見ていた人たちをも安心させた。

レビュー(感想)

まさか亜紀の夫・健一がこんなに深く弓子と関わってくるなんて…。今まで想像していたことが全部間違いだったのかな?って気がしてきました。ただの同級生でないことは確かですね。

二人が抱えている共通の秘密って何でしょう?あの血まみれの浴室と関係あるのかな?弓子がバーにわざと残していった毛糸の靴下、脱衣所みたいなところで誰かが落としましたよね?あれが健一なのか、ほかの誰かなのか…。

ネットでも二人の関係、犯人が誰なのかってことに注目が集まっていますが…。もう私はわからなくなりました。生方コーチが犯人なのかな?って思ったこともあったけど、今となってはあの人が犯人っていうのは嫌だな。生方コーチくらいは良い人でいてほしい。

私は、田中と弓子は元夫婦で、事故もしくは何かがあって関係がダメになって離婚した。そして亜紀には離婚とは伝えず前妻とは死別したと伝えて和樹を連れて再婚したのかと…。和樹と亜紀は本当の親子じゃないのかな~って思ったり…。でももしかしたら、弓子が和樹をおかしくさせるために何かしらの嘘をついて「もしかしたら俺は実の子じゃないのかも?」って思わせたとも考えられますよね。ん~。どっちも何か違うような気もするけど…。

荒又刑事が弓子に「今更あの家族をひっかきまわしてどうするんですか?」って言いましたよね。“今更”って何?!あの家族って、亜紀たちの家族のことですよね?弓子は亜紀を恨んでるのかな?それとも助けようとしてるっていうパターン?助けるためならタワーマンションになんて引っ越しさせませんよね。私はあれも弓子がそう仕向けたと考えています。となると助けるというパターンはないか…。

それにしてもここへきて弓子が銀座のクラブのママだったと判明するなんて…。夜とか、亜紀の家を監視してませんでした?!一体いつそんな時間があったんだ?!なんか銀座のママっていうのは無理やりすぎる気がする。フラワーアレンジメントもしながらママもしながら監視も続けてあれこれ亜紀を追い詰める作戦を立てて実行して…って、時間が足りないよ!

和樹が何のために盗撮してたのかもまだわかっていません。学校をさぼった日に何をしていたのかもわかっていません。和樹も謎だらけだなあ。

あ~もうわからない。一つだけわかってるのは、健一はダメな夫だということ。亜紀の気持ちや大変さを全然わかってないし、仕事のためとは言え、犯罪かもしれないことに手を貸すし、会わないって嘘ついて弓子に会ったり、自分のことは棚に上げて生方とのことを疑ったり…。和樹の学校に行かなきゃいけない時に弓子と会うとかもう正気とは思えない。どんだけ弱み握られてんだよ。あれはもう信用してもらえないよ。無理だよ。

でも亜紀にもイラつきました。そらちゃん、一度誘拐されそうになってるのに、何で目を離すかな?!信じられない。「亜紀には山で迷ったら動くなって教えてあるんで動かないと思います」って健一は言ったけどさ、一人で迷ったならそうするでしょう。でも子供がいなくなったのに、動かずその場にいるか?!探し回るだろ!って思ってたら、本当に亜紀、座ってました…。足をくじいたらしい…。何もなく無事に見つかったからよかったけど、本当に目を離さないでほしいです。

ハーメルン事件の犯人に話を戻すと…。今まで出てきた人の中にいるのかな?!
一番驚く犯人は亜紀ですよね。亜紀は母親が男を作って出て行ったって思ってるから、ダメな母親に対する憎しみも強いし…。二重人格ってことだったらあり得るかもしれないけど、今までそんなそぶり全くなかったしな~…。無理があるよな~。

これもまた疑問なんですが、亜紀の母親って、本当に男を作って逃げたんでしょうか?もしかしたらそれも亜紀の思い違いというか、母親が自らそれを否定せずそういうことにしておいて、何か隠しているってことはないのかな?あ~考えれば考えるほどわからなくなる~。何もかもがわからない。

今週は、寛子たちほとんど出ませんでしたね。亜紀イジメはどうなったのかな?紅葉狩りに、寛子たちがこないのも不自然ですよね。いつもならみんなで来て、亜紀親子だけをのけ者にするっていうのがパターンなのに…。

どうか生方コーチが犯人っていう展開だけはやめてください。それは辛すぎる…。

次回放送予定日11月25日

2016年 秋ドラマ(10月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時カインとアベルフジ系
9時レディ・ダ・ヴィンチの診断フジ系
10時逃げるは恥だが役に立つTBS系
9時相棒シーズン15テレ朝系
10時地味にスゴイ!日テレ系
9時ドクターXテレ朝系
10時シェフ~三ツ星の給食~フジ系
10時砂の塔TBS系
9時ラストコップ日テレ系
9時IQ246~華麗なる事件簿~TBS系
9時キャリアフジ系
10時半レンタル救世主日テレ系
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