リバース 第7話 あらすじ・レビュー

広沢（小池徹平）の親友だったという古川（尾上寛之）は、告発文を送ったのは自分ではないと否定し、広沢が高校生の頃から付き合っていた彼女・カワベじゃないかと言う。その彼女は広沢との結婚も考えていたと古川は話す。

古川は東京にいた頃、広沢と一緒に何度もその彼女に会っていた。最初は何も思わず一緒に遊んでいたが、広沢は自分に同情していたのではないかと考えるようになった古川は、広沢と一緒にいるのが辛くなってしまい、ある日、もう連絡をしてこないでくれと言ってしまったのだと話した。そしてそんなことを言ってしまった自分を責めていた。

広沢のことは自分が一番よくわかっていると思っていた深瀬（藤原竜也）は、古川に自分の姿を重ね、複雑な思いを抱えていた。

広沢と付き合っていたという女性が東京の病院で働いていると聞かされた深瀬は愛媛をあとにした。

意識を取り戻した谷原（市原隼人）の元を浅見（玉森裕太）と訪ねた深瀬は、10年前のことで誰にも言ってないことがあるなら教えてほしいと頼んだ。

すると谷原が、事故現場でてんとう虫の背中に30と書かれたキーホルダーを見つけたことを思い出した。だがそれも証拠隠滅のために谷底に投げ捨てた。

ホームから転落した時の記憶はないと言う谷原。

谷原の病室をあとにした二人が明日香（門脇麦）と話していると、明日香の携帯に村井（三浦貴大）が見つかったという連絡が入った。

妻の香織（趣里）に監禁されていたところを秘書の甲野（山崎銀之丞）に助け出されたのだ。

深瀬と浅見は手分けして広沢の彼女だったカワベという女性を探していた。そんな中、行方不明がわからなくなっていた藤崎（山口まゆ）から浅見に連絡が入った。

藤崎は、相良（鈴木仁）たちが飲酒していることを知っていてやめさせたいと思っていたが、自分で注意する勇気がなく、大人に助けてほしかったと話した。

そのせいで浅見を巻き込んでしまったと自分を責めて謝る藤崎に、浅見は優しくお礼を言った。

谷原は退院し、日常生活が送れるようになったが仕事のことで悩んでいた。職場の人に迷惑かけないようにと仕事復帰をすすめる明日香に思わず「仕事のことに口出すな」ときつめに言ってしまう。

美穂子（戸田恵梨香）は入院している母親に付き添っていた。

彼氏について聞かれた美穂子は、不器用で驚くくらいお人好しな人だと答えた。

広沢の彼女を探していた深瀬に明日香から電話が入る。谷原が家を出たまま帰ってこないという心配の電話だった。

谷原は野球仲間と一緒に居酒屋にいた。谷原が酒を飲んでいると思った深瀬は思わず強い口調で責めてしまう。

だが谷原が飲んでいたのは酒じゃなかった。店を出た谷原を追いかけ謝る深瀬。

そんな深瀬に谷原は、広沢の死を受け入れることが出来ず、自分たちも広沢も運が悪かったんだと言い聞かせてきたと話した。

深瀬とキャッチボールをしながら、早期退職をすすめられていて、職場に行くのが怖いと本音をもらす。

話を聞いてもらって少し気が楽になったと谷原は笑顔を見せた。

そして、ホームに落ちた時、一人じゃなく女の子と一緒だったと話し出した。

よく野球を見に来てくれている子でチームのマスコット的存在だという。明日香に誤解されたくないため黙っていたと谷原は言った。

小笠原（武田鉄矢）が長野の警察署で話を聞いていると昌子（片平なぎさ）がやってきた。広沢の月命日で長野に来たという。

感謝していると昌子に言われた小笠原は、自分のためでもあると話し、今度こそ、真相を突き止めると宣言した。

深瀬はある病院で、広沢の恋人を見つけた。広沢と付き合っていたことは認めるが、たった2週間のことだったという。

しかも彼女の名前はカワベじゃなく、川本だった。

カワベというのは隣のクラスの子で、二人ともかわちゃんというあだ名だったため、高校時代からよく間違えられていたという。

広沢は、告白されて断れずに付き合っていただけで自分のことなど好きではなかったと川本は話し、誰にでも優しい人は結局人を傷つけるんだと冷めた感じで言い放った。

浅見、谷原、村井の3人は深瀬の家に集まった。

カワベという女性の顔を確認するため、広沢の幼馴染が送ってくれた2学年下の卒業アルバムを開いた深瀬は驚愕した。

“河部美穂子”そこに写っていたのは美穂子だった。

その顔を見て谷原も驚いた。ホームから落ちた時一緒にいたというのは美穂子のことだったのだ。

村井も自分の事務所のボランティアスタッフだと証言した。