リバース 第5話 あらすじ・レビュー

10年前の事件の時、浅見（玉森裕太）は、車が崖から落ちた現場から逃げていく村井（三浦貴大）を見ていた。浅見の話によると、当時、村井の妹・明日香（門脇麦）と広沢（小池徹平）は付き合っていたという。だが、広沢には本命の彼女がいた。そのことを知った村井は広沢ともめていたと浅見は話す。

それを聞かされた深瀬（藤原竜也）は、自分が何も知らないことを情けなく感じていた。

W不倫について報道された村井はマスコミに追われることになった。

父親からしばらく身を隠すようにと命じられ、深瀬の家を訪ねていく。しばらく置いてほしいと頼まれた深瀬は戸惑いながらも快諾する。

その頃美穂子（戸田恵梨香）は不審な人物にあとをつけられていた。慌ててマンションのエレベーターに乗り込むが、扉がしまる寸前にその人物も乗り込んできた。何とか走って逃げ、偶然通りかかった恭子（YOU）に助けられる。

恭子からの電話でそのことを知らされた深瀬は、「次に誰が狙われるかわからない」という小笠原（武田鉄矢）の言葉を思い出していた。

翌日、美穂子が勤めているパン屋を訪ねた深瀬は、美穂子の無事を確認し、ほっとする。

警察にも話して、しばらくは恭子が店まで迎えに来てくれることになっているから大丈夫と美穂子は言う。

深瀬の自宅にやってきた浅見と3人で食卓を囲む。そこで浅見は、最後に広沢を見たのは村井ではないのかと尋ね、何かしたんじゃないかと問い詰める。

村井は何もしてないし、広沢のことも見てないと答えた。

明日香のことでもめていただろうという浅見に、村井は当時のことを話し始めた。

3人で遊んでいるうちに、広沢と明日香は仲良くなっていった。

村井も、明日香の相手が広沢ならいいかと思っていたが、広沢に本命の彼女がいることを知った。

二股をかけていると思った村井は広沢を殴ったが、その後、明日香の片思いだったことを知って広沢に謝罪した。広沢は笑って許してくれたらしい。

本当に彼女がいたかはわからないと言う。明日香を傷つけないための嘘だったのかもしれないと村井は話した。

夜、ベッドに入った村井は、妻の香織（趣里）とのなれそめについて話し始めた。

二人は見合い結婚だった。父親の都合で政略結婚されたことを考えると、村井はどうしても香織を受け入れることが出来ず、二人の溝は深まっていった。

そんな時、ことは（篠原ゆき子）と出会った。仕事のことも家庭のことも全て受け入れてくれることはの前だけでは自分らしく振舞えたという。

美穂子とのことについて尋ねられた深瀬は、太陽のような人で自分には釣り合わないかもしれないけれど頑張りたい、彼女のことを守りたいと答えた。

深瀬と浅見は、小笠原に連絡を取り、会いに行った。

浅見は、村井のスクープをリークしたのは小笠原だと考えていた。だが、小笠原はとぼけてまともに答えない。

深瀬は、美穂子が襲われそうになったことを話し、浅見は、谷原の写真に写り込んでいる昌子（片平なぎさ）の画像を見せた。

浅見は、昌子が全てを一人で行うのは無理だと考え、小笠原も共犯なのではないかと疑っていた。

村井の独占インタビューが出来るなら答えると小笠原は返した。そして、駅の階段やホームに気を付けろと言い残して去って行った。

父親に会うため、ホテルの一室にやってきた村井は、マスコミに質問攻めにされていることはをテレビで見て、彼女のところへ行こうとする。

秘書の甲野（山崎銀之丞）にとめられ、彼女のために何をすべきか、もっとよく考えろと諭される。

その後、ことはからの電話に出た村井は、彼女が議員を辞めようと考えていることを知る。村井は彼女の今後を考え、ただの遊びで本気じゃなかったと嘘をついてわざと彼女を突き放した。

たまたま電話の内容を聞いてしまった深瀬は、おいしいコーヒーを淹れて村井を励ました。

小笠原は村井の父に接触し、10年前の事件の直後、村井が恋人と別れて見合いをしたのはなぜなのかと質問し、その答えを待たずに「またお伺いします」と言って立ち去った。

深瀬にある1通のメールが届いた。それには「10年前の事件を、これ以上、詮索するな。もし忠告を無視したら、お前にも、周りの人間にも、不幸が続くことになる」と書かれていた。

深瀬は慌てて美穂子が勤めるパン屋へ向かった。だがそこに美穂子はいなかった。研修で本社へ行っているという。深瀬はあたりを探して回る。

美穂子の叫び声を聞いた深瀬が駆けつけると、不審な人物に襲われていた。深瀬はすぐに駆け寄り、犯人にしがみつく。

犯人が深瀬にナイフを突き付けた時、通行人がその様子に気付き声をかけた。

美穂子が大声で助けを求めると、犯人はその場から立ち去った。

クローバーコーヒーへ行き、美穂子は深瀬の手当てをした。そして泣きながら、何度も何度も深瀬に謝罪の言葉を口にした。

深瀬の彼女が襲われたことを知った村井は、二人が無事でよかったと話した。

深瀬も村井も、お互いがどんな人間なのか、ようやく知ることが出来た。

村井は、事件があった当日のことを深瀬に語り始めた。

その日村井は明日香と一緒に、駅で広沢が来るのを待っていた。いつまで待っても現れないため、たまたま通りかかったタクシーに乗って別荘へ向かった。

すれ違いになってはいけないと、明日香が広沢に電話を入れるがつながらない。

途中まで行った時、大雪のため、ここから先には進めないと言われた村井はそこでタクシーを降りることにした。

その時、谷原と浅見の姿をみかけた村井は、タクシーを降り、走って二人の傍へと駆け寄った。

その時二人は、何かを隠蔽しているように見えたと村井は話した。

村井は深瀬の家の鍵を返し、とりあえず実家に戻ることにしたと言い、二人は別れた。

深瀬が会社へ行くと、社長が会社の金を持って逃げて倒産したと聞かされる。

肩を落として帰宅すると、村井の父親の秘書・甲野が待っていた。そこで、村井と連絡が取れないと聞かされる。

深瀬もすぐに電話を掛けるがつながらなかった。