ラストコップ 第7話 あらすじ・レビュー

若山（竹内涼真）は、神野（小日向文世）が清美（マギー）がいちゃついているシーンを目撃してしまった。

秘密を知ってしまったことで出世できなくなるのではないかと悩み、亮太（窪田正孝）に相談する。

するとそこに京極（唐沢寿明）が現れる。京極は悩む若山に、自分が何とかすると言い出す。

交換条件としてこの問題が解決するまで言うことを聞くようにと約束させた。

京極は神野の正体を暴こうと思っていた。二人を連れ、仕事を終えた神野を尾行する。

神野は自宅へは戻らず、六本木へ向かった。路地裏の建物の地下に姿を消した。

そこにはクラブとメイド喫茶が並んでいた。

どちらに入ったかわからない京極は、刑事の勘でメイド喫茶へ入る。だが神野の姿はなかった。

神野が行ったと思われるクラブ「リアルマンティス」は表向きは会員制のクラブで、裏では格闘家を戦わせてとばくを行う、違法の「ファイトクラブ」を開催していた。

賭博に関わっているかもしれない神野への疑惑は深まるばかり。

京極たちは潜入して神野を待ち伏せした。

店に入ると亮太と若山がファイトクラブの参加者としてリングにあげられる。

そこに警視庁の刑事たちが踏み込んできた。

若山（竹内涼真）は神野（小日向文世）が清美（マギー）とイチャイチャしている現場を目撃したことを気にしていた。

亮太（窪田正孝）に相談していると京極（唐沢寿明）が現れた。京極は自分が何とかしてやると言い、条件が2つあると言い出した。

自分ではどうにもできないため、京極を頼ることにした若山。

一つ目の条件は、この件が解決するまで自分の言う通りにすること、そしてもう一つの条件を若山の耳元で囁いた。

亮太が何のことかと尋ねるが若山はそれに答えない。

京極は神野の正体を暴くため、亮太と若山を連れ尾行を開始。

六本木で車を降りた神野は裏路地にある建物の地下へ姿を消した。そこにあったのはクラブと喫茶店。

喫茶店へ入ったのだろうと予想し店内へ。するとそこはメイド喫茶だった。

30年眠り続けていた京極はメイド喫茶の存在さえ知らず、お店になかなか馴染めない。

京極が怒り出すと、レンタルで店長をやっているという明辺（沢村一樹）が出てきた。

店員の教育がなってないという京極を相手に、明辺はラップで返すが、京極の怒りは増すばかり。

京極たちがモメている頃、神野は隣のクラブの奥へと消えて行った。

京極と亮太が結衣（佐々木希）たちと食事をしている頃、若山は変装し、一人で清美の店の前まで来ていた。

清美に見つかり、店の中へと連れて行かれる。

神野との関係をストレートに尋ねると、特別な関係だと言われ、若山の誤解はますます深まり、清美は若山にそっちの気があると誤解してしまう。

亮太は、神野が行った「リアルマンティス」というクラブについて調べていた。

表向きは会員制クラブということになっているが、裏では格闘家を戦わせて賭けの対象にするファイトクラブを開催していることが判明する。

そこに潜入して神野の正体を暴くことにした。

3人はそこの客と思われる男たちから会員証を奪い、それを使って店へ入ろうとした。

すると、なぜか京極はプロモーター、亮太と若山はファイトクラブの参加選手と勘違いされてしまう。

今夜も神野がやってきた。栞（伊藤沙莉）がそのことを京極に電話で知らせる。

あとをつけていた栞は、店から出てきた男に神野が耳打ちしているのを目撃。その男は神野に礼を述べると店へと消えた。

神野は店には入らず、そのままビルから出て行ってしまう。

栞が再びそのことを京極に知らせようと電話を入れるが、京極が電話に出ようとした時、店の男たちが現れて、亮太と若山を連れて行ったため、京極はその電話に出ることが出来なかった。

着替えさせられてリングに上げられた二人は、大勢の客が見守る中、戦わなければならなくなる。

お互いに相手に当てないようにパンチを出していると八百長じゃないのかと疑われ、京極は銃口を突き付けられる。

それを見た亮太は慌てて本気のパンチを繰り出した。

その頃栞は、電話に出ない京極にイライラしていた。人の気配を感じて隠れると…それは大勢の刑事たちだった。

そんな状況になっていることを知らない亮太と若山は本気で殴り合いをしていた。

するとそこへ警視庁の刑事たちが踏み込んできた。

京極と亮太は連行され、若山だけは隙を見て逃げ出し無事だった。

翌日栞は、二人が捕まる原因となった若山を責めた。

警視庁の連中に、京極と亮太が横浜中央署の刑事だとバレたらまずいと署長の鯨井（田山涼成）たちが慌てる。

責任を感じた若山は松浦（藤木直人）に何とかしてほしいと頼み込む。

松浦は自業自得だといい、「リアルマンティス」は違法ファイトクラブを行っているだけではなく、背後には巨大な麻薬組織が絡んでいると説明した。

検挙のタイミングをうかがっていた場所で管轄外の刑事が潜入し逮捕されるなど言語道断だと責める松浦に、若山は謝りながらも「そのような場所に本部長がなぜ出入りしていたのでしょうか？」と尋ねる。

松浦はため息をつきながら、自分たちの理解できる範疇にはないと答えた。

松浦には京極たちを助ける気はないようだった。

その頃京極たちは、日本人じゃないフリを続けていた。

捕まった支配人は麻薬の密売には関係していなかったようだと警視庁管理官の浦部（前川泰之）は部長の明神（宅麻伸）に報告した。

今回の件は極秘で進められていた。誰かがリークしたのではないかと言う浦部に明神は「まさかな…」とつぶやいた。

若山は神野に土下座をして京極たちを助けてほしいと頼んでいた。だが警視庁の連中に頭は下げたくないと断られる。

なぜあんな店へ行ったのかと尋ねられた若山は、神野を追っていてたどり着いたなどとはいえるはずもなく、違法賭博が行われているという情報を入手したためだと苦しい言い訳をした。

横浜の刑事が管轄外の東京へ捜査に行くなどおかしな話だ。

だが神野はそれに関して深く探ることはせず、京極は不死身だから大丈夫だと笑った。

明神は京極たちを釈放した。神奈川県警の刑事だと知ってのことだ。松浦が事情を説明したらしい。

お礼を言う二人に、論理的に考えてカバーしただけだと話す松浦。

そして「問題があるのは部下だけじゃないがな」と言い残して帰ろうとした。

すると亮太に若山からメッセージが届いた。

それには、二人を巻き込んでしまったことに対する謝罪と、リアルマンティスに乗り込んで麻薬組織を一網打尽にすると書かれていた。

松浦たちは慌てて若山のもとへ向かった。若山は一人で店へ侵入し、扉を開けた。

その扉の向こうには、麻薬を運び出そうとしている男たちの姿があった。だが若山は殴られ気を失ってしまう。

若山は気付くと柱にくくりつけられていた。現場へ着いた松浦たちは、見張りの人数を確認する。

京極の作戦で、松浦がわざと捕まった。

栞が作った蜘蛛の糸のような道具で戦い、犯人たちの視線を集める中、松浦が犯罪組織のリーダー・桐野（ダイヤモンドユカイ）を逮捕した。

若山は、松浦からは一人で乗り込んだことできつく叱られ、京極からもお小言を食らった。

松浦の話によると、神野はかつて警視庁の明神部長とライバル関係にあって、ただ明神の邪魔をしたかっただけだという。

そのためにわざわざ犯罪組織のリーダーに情報を流したと神野が証言していた。

50億はくだらないと思われる麻薬を見つけたことで、神野も喜び、若山も許してもらえると思いきや…。

この報告を神野は喜ばなかった。

荒くれモノの刑事と絵に描いたようなエリートの対立こそが刑事ドラマだったのに、なぜ協力してるんだと激怒！

俺だけの刑事ドラマをぶち壊すな！と激怒し自分の描いた絵を踏みつけ、暴れながら怒りを露わにする神野。

京極たちは呆れてそれを見ていた…。