ラストコップ 第2話 あらすじ・レビュー

前回の事件、京極（唐沢寿明）が爆発から街を救った動画がネットで拡散されていた。

ある日、その動画を見て関心をもったというジャーナリスト・晴香（片瀬那奈）が、京極に取材を申し入れてきた。

それを聞いて有頂天になった京極は、晴香と取材クルーを警察の内部まで細かく案内する。

晴香はアフリカのとある国に在住していて、恵まれない子供のためのボランティア活動をしていたが、今回京極の取材のために帰国したという。

京極は、晴香の高い志に感動し、すっかり晴香を気に入った様子…。

京極のことをもっと知りたいと言う晴香は、京極に休みの日を密着取材を申し入れ、京極は了承する。

取材当日、クルーを連れずに一人でやってきた晴香と京極はすっかりデートのような雰囲気に。

その様子を亮太（窪田正孝）は、恋人で京極の娘でもある結衣（佐々木希）と尾行していた。

亮太は、結衣と二人っきりで同棲するために、京極と晴香をくっつけて京極を部屋から追い出そうと画策していた。

そんな中、横浜中央署の地下保管庫に保管されていた拳銃や押収した薬物などがすべて盗まれるという事件が発生。

上層部にバレたら大変だと署長の鯨井（田山涼成）はじめ署内は騒然とする。

そこへ国際的な詐欺組織が日本に潜入していることを告げに、神奈川県警本部の松浦（藤木直人）と若山（竹内涼真）が訪れる。

その話を聞き、思い当たる節があった京極は捜査へ向かう。

身を挺して爆弾事件から市民を守った京極（唐沢寿明）の姿がネットで拡散される。

それを見たアフリカ在住のジャーナリスト・晴香（片瀬那奈）から取材を申し込まれた京極。

京極はもちろん、ほかの署員たちも浮かれまくり。

警察内部を案内し、拳銃などがどれだけ厳重に保管されているかなどまで話した。

晴香からボランティア活動を始めたきっかけや、目指していることなどを聞いた京極は、その心意気に感動する。

休日の京極に密着したいという晴香の申し出を快諾した京極はまたもや浮かれていた。

家からすぐにでも出て行ってほしいと思っている亮太（窪田正孝）は呆れながらも、チャンスだと考える。

晴香とうまくいけば京極が出ていくだろうと考えたのだ。

結衣（佐々木希）と同棲できるかもしれないと思い、全面的に協力することを決める。

密着取材の日。晴香はクルーを連れず一人でやってきた。

二人で話がしたくて嘘をついたという晴香に、京極は鼻の下を伸ばす。

まるでデートでもしているような気分で京極は終始浮かれていた。

結衣を連れて二人のあとをつけていた亮太も、良い雰囲気の二人にほくそ笑む。

そんな中、横浜中央署の地下保管庫に保管されていたものが全て盗まれるという事件が発生する。

拳銃や押収した薬物も全てなくなっていた。

この大事件に、署長の鯨井（田山涼成）は、上には内緒で解決することを提案。

そこに神奈川県警本部の松浦（藤木直人）と若山（竹内涼真）がやってきた。

国際的な詐欺組織が日本に潜入しているという注意喚起にきたらしい。

取材クルーに扮して詐欺を行うこともあると知った京極は、飛び出していく。

亮太は京極のあとを追い、晴香が怪しいと口にするが、京極は本人と話すまで絶対信じないと答える。

その時、街中のモニターに、晴香たちが撮った署内の映像が映し出され、そこには覆面をかぶった犯人の姿も映っていた。

その映像が、晴香たちが犯人だということを示していた。

本部長の神野（小日向文世）に呼び出された京極は、自分が必ず犯人を捕まえると宣言。

中央警察署の刑事課全員、署内での謹慎を言い渡されていたが、京極と亮太だけに責任を負わせるわけにはいかないと、みんな協力を申し出る。

捜査に参加できない中央署の刑事課には何の情報も入ってこない。

そこで、捜査会議に潜入し情報を収集することに。

その結果、尾長雷三という人物が犯人たちから武器を購入しようとしているらしいことがわかった。

清美（マギー）の店で待機していた京極たちは、清美から、最近店にきたお客の中に犯人らしき人物がいたと聞かされる。

今日取引をすると知った京極たちはすぐに現場へ向かう。

現場には数人の男たちがいた。京極が箱の中身を覗くと、そこに入っていたのは「オナガライチョウ」という鳥だった。

清美が、尾長雷三（オナガライゾウ）と「オナガライチョウ」と聞き間違えたらしい。

「オナガライチョウ」というのは特別天然記念物で、この男たちは若山（竹内涼真）が追っていた動物密売犯だったのだ。

亮太はすぐに若山に電話をし、この犯人たちを引き渡す代わりに、尾長の居場所を教えてほしいと頼む。

結衣の同僚である三島菜々子（桜井日奈子）との合コンをセッティングするという条件で尾長の居場所を聞き出すことに成功。

現場へ駆けつけた京極たちは、取引前に犯人たちを逮捕することが出来た。

晴香は銃口を京極に向けるが、撃つことは出来なかった。

晴香が話したことは嘘じゃないはずだ、信じているという京極に、話したことも自分の存在さえも全てうそだったと言い、マスクを脱ぎ捨てた。

なんと、晴香は女ではなく男・晴男（今野浩喜）だったのだ。

事件も解決し、京極が屋上でタバコを吸っていると本部長の神野がやってきた。

女だと思っていた相手が男だったと知った時、どんな気持ちだった？などとふざけて聞く神野。

「あなたの目的は何ですか？」と尋ねる京極に、神野は笑顔のまま何も答えずその場を離れた。