逃げるは恥だが役に立つ 第5話 あらすじ・レビュー

家で快適に過ごす方法としてみくり（新垣結衣）が選んだのは、津崎（星野源）と恋人になるということ。

突然の申し出に、津崎は動揺しまくっていた。

その上「恋人のおいしいところだけが欲しい」などと言われ、津崎はどんどん追い込まれる。

ある朝、百合（石田ゆり子）は、笑顔で風見（大谷亮平）を送り出すみくりを目撃してしまう。

津崎との生活がうまくいっていないから不倫をしてるんだと思ったゆりは、なぜか怒りの矛先を風見に向ける。

そのことを知った津崎は、沼田（古田新太）に疑われるのも、風見に事実がバレてしまったのも、全て自分とみくりとの間に「恋人っぽさ」がないからだと分析。

津崎にとってはハードルが高いが、みくりの説得もあり、新婚ぽさを醸し出し、親密感を出すため、ハグの日を設けることにした。

百合が抱いている不倫疑惑を払しょくするため、目の前でハグをしてみせようと試みるが失敗続き…。

二人で必死に練習してきた甲斐があって、津崎はみくりに心を開き始める。

距離が近づいたように思えた二人に、新たな試練が襲う…。

みくり（新垣結衣）から恋人同士になるという提案をされた津崎（星野源）は驚きを隠せない。

スキンシップとしてハグをするというのも津崎には理解できない。

悩む津崎に「今慌てて答えを出さなくてもいい」と伝える。

翌日風見家へ行ったみくりは、風見（大谷亮平）を送り出したあとに傘を忘れていることに気付き、追いかけた。

駅で風見に傘を渡しているみくりを見かけた百合（石田ゆり子）は二人が不倫していると誤解してしまう。

みくりのことが気になって仕方がない百合は仕事も早々に切り上げ、風見に会いに行った。

みくりとの関係について話を聞こうとした時、津崎が会社から出できたため、思わず隠れる。

その間に風見は姿を消していた。風見は津崎のあとを追い、百合が誤解していることを伝える。

帰宅した津崎はその旨をみくりに伝えた。

百合が誤解したのも、沼田（古田新太）が誤解したのも、風見に二人の関係が契約結婚だとバレてしまったのも、恋人としての雰囲気がないからではないかと考えた津崎は、恋人になるというみくりの申し出を受け入れることにした。

そして二人はハグの練習をすることに。みくりと津崎は話し合い、週に1度、火曜日をハグの日に制定した。

安恵（真野恵里菜）と会ったみくりは恋人が出来たから合コンへは行かないと伝える。

買い物から戻ってきたらマンションの下で百合が待っていた。

誤解を解こうと、風見の家には家事代行のために通ってると正直に伝えるが、新婚であるにも関わらず妻を独身男の家に、よりによって風見の家に通わせているということで百合の怒りは津崎へ向いた。

事情を知った津崎は仕事を終えてすぐに戻ってきた。

打ち合わせをするためにマンションの外で待っていたみくり。

二人がハグの練習をしようとした時、百合がベランダから顔を出した。

チャンスとばかりにハグを見せつけようとする二人だが、その時百合はコンタクトを外していたらしく、二人のハグを見ていなかった。

睡魔に襲われた百合はそのまま帰っていく。百合の前で新婚らしさを見せつけるという作戦は失敗に終わる。

翌日二人は、休日出勤する百合に仲の良さを見せつけようと、会社の前にある公園へピクニックに行くことに。

百合が休憩中、コーヒーを飲む時に公園を眺めるのが癒しだと言っていたため、二人に気付くのではないかと考えたのだ。

津崎は子供の頃行ったピクニックの思い出話を始めた。

母親は自分がいたから離婚したくても出来なかったのではないか、自分は母の足かせになっていたのではないかと心配する津崎に「別れなくて済むならその方がいい」とみくりは言った。

そんな話をしていると津崎が、その日母親の誕生日だということを思い出した。

電話をかけようとしない津崎に代わってみくりがかけると言い携帯をとりだすと、安恵から着信が3件も入っていたことに気付く。

みくりは安恵に、津崎は母親に電話をする。

電話を切った後、母親が離婚をしなかったのは子供のためだけじゃなかったのかもしれないと津崎が言った。

津崎にとってはつらい思い出でも、母親にとっては良い思い出だったということがわかったからだ。

安恵の電話は、離婚をしたという報告だった。みくりは津崎にもそのことを伝えた。

周囲に反対され、自分が間違っていたのかと泣く安恵に「私は誰が何と言おうとやっさんの味方だから」と伝えることしかできなかったと言うみくりに「辛い時に味方だと言ってくれる人がいると救われますよ」と津崎が言う。

みくりにとっての絶対的な味方は百合だ。

その百合に嘘をついていることが心苦しくなったみくりが、本当のことを話したいと津崎に言うが反対された。

百合に本当のことを伝えればみくりは楽になるかもしれないが、それは百合に罪悪感を肩代わりさせることになると津崎は言った。

これは自分たちだけで背負うべきだという津崎に、みくりは感謝の気持ちを込めてハグをしたいと申し出る。

ハグをしながら「平匡さんに何かあったら、私は平匡さんの味方です」とみくりは伝えた。

ぎこちない手つきでみくりの頭をなでる津崎。そんな二人を百合が見ていて無事誤解は解けたのだった。