カインとアベル 第6話 あらすじ・レビュー

優（山田涼介）が休日に出勤して仕事をしていると梓（倉科カナ）がやってきた。突然後ろから抱きしめられ驚く優。

泣いている梓に、兄の隆一（桐谷健太）と何かあったのかと尋ねるが梓は「わからない」としか答えない。

しばらくこのままでいてほしいと言われ、優はどうしていいのかわからない。

その後しばらくして、梓は優から離れた。いつもの明るい梓に戻って帰って行った。

優が家に戻ると隆一がいた。殴られて以来、2人きりになるのは久しぶり。会話は以前と変わらない。

隆一は梓との結婚の準備が進んでいることなどを話し、優にも結婚を勧める。

優は部屋に戻り梓のことを考えていた。その頃梓は、自宅マンションでぼんやり過ごしていた。

翌朝、隆一は貴行（高嶋政伸）と結婚式の話をしていた。優は貴行に隆一を見習えと言われる。

そして貴行はプロジェクトの話をしたいというと、優に会社への同行を求めた。

会社に着いて貴行と別れたあと梓と顔を合わせた。

梓は昨夜は何もなかったかのようにいつもと変わらない。

優は梓の気持ちがわからないでいた。

優が手掛けているプロジェクトの最終プレゼンまで2週間しかない。

梓やほかのメンバーにコンセプトを伝え、手分けして準備するよう話す。

団（木下ほうか）は、優の仕事ぶりを隆一に報告していた。

優が仕事を始めようとしていると黒沢（竹中直人）から電話が入る。

黒沢と会った優は、バンコクのプロジェクトについて意外なことを言われ驚く。

休日出勤していた優（山田涼介）は、梓（倉科カナ）に突然抱きしめられ驚く。

隆一（桐谷健太）と何かあったんじゃないかと心配するが梓は何も言わない。

しばらくすると梓は優から離れ、いつもの笑顔を見せると「仕事頑張ってね！弟くん」と言い、帰って行った。

自宅へ戻った優は隆一から結婚の準備が進んでいると聞かされる。

結婚はいいものだと優にもすすめる。

部屋に戻った優は梓のことを考えていた。

翌朝も隆一は貴行（高嶋政伸）と結婚式の話をしている。

隆一は、高田にとっての結婚は家同士がつながる大事なものだと話した。

貴行は新たなプロジェクトのプレゼンの話をするために、優に会社への同行を求めた。

会社へ着いた優は梓と顔を合わせる。

梓は昨夜何もなかったかのように普通にふるまい、いつもと全く変わらない。

そんな梓の態度に、優は梓の気持ちがますますわからなくなっていた。

最終プレゼンまで2週間。優はリゾート建設の予定地、コンセプトなどについてメンバーに伝えていく。

団（木下ほうか）は隆一に優の仕事ぶりを報告する。

仕事をしている優に1本の電話が入る。相手は黒沢（竹中直人）だった。

桃子（南果歩）は貴行を訪ねて、バンコク土産を渡すと、貴行にも自分の目で確認したほうがいいとアドバイスする。

優は黒沢と会っていた。バンコクのために出資してくれた礼を述べる優に、自分が出した金は一時しのぎにしかならないだろうという。

それならなぜ出資したんだという優に、桃子を愛しているからに決まっていると黒沢は答えた。

会社は守ろうとすればするほどゆっくりと沈んでいくと言い、隆一も貴行も守ろうとばかりするとダメだしされる。

優には黒沢の気持ちがわからない。

団がチームにやってきて、梓が隆一と婚約していることをみんなの前で話した。隆一が役員会で報告したらしい。

みんなが拍手する中、優だけは浮かない顔をしていた。

優はエリックとの打ち合わせの段階で、13点直すよう言われる。梓は率先して直しにかかる。

それにつられるようにみんなそれぞれがやれることを受け持つ。

その後も追加の直しが入るがチーム一丸となって頑張る。

仕事の打ち合わせをする優と梓を隆一が見ていた。

梓の部屋を訪れた隆一は、再び仕事を辞めて家に入ってもらいたいと言い出す。

「私のことを縛っておきたいってこと？」と言う梓に隆一は「それじゃいけないか？」と答えた。

優は遅くまで会社に残って仕事をこなしていた。

残業して帰ってきた優に隆一は、結婚式は12月に決めたと伝える。

梓には仕事をやめてもらうことにしたと話し、梓も賛成しているという隆一に、あんなにはりきって仕事をしてたのに…と優は信じられない気持ちでいっぱいだった。

だが「もう決まったことだ」と隆一に言われ、それ以上何も返せなかった。

宗一郎（寺尾聡）が隆一の部屋を訪ねてきた。祝福の言葉を述べる。

「リーダーに一番必要な資質はなんだと思う？」と尋ねる宗一郎に「孤独に耐えられること…でしょうか」と隆一は答えた。

宗一郎は「どれだけ自分にとって大事な人間に出会えるか…だと思う」と言うと、貴行になろうとしなくていいんだとアドバイスした。

貴行は優に、仕事について聞いた。無理をしてないか？という貴行に、大変だけど楽しいと答える優。

仲間がいるから頑張れるという優を見て貴行は微笑みながら頷いた。

そこに隆一がやってきた。貴行は二人と一緒に作戦会議を始める。

優が担当しているプロジェクトの最終プレゼンで相手側は報酬額を30％と言ってくるはずだと貴行は言う。

最終的に20％で交渉するよう厳命される。

優と梓はいよいよプレゼンのために出発した。

そのことを団が隆一に伝える。隆一は二人が一緒だと知り、心穏やかではいられない。

ホテルに着いた優たちは最終確認を済ませる。

一人でぼーっとしている梓を見た優は、気分転換に散歩に誘う。

優は梓に、本当に仕事をやめるのかと聞く。梓はそれに何も答えられない。

隆一とのことを心配する優に、優の前では素直になれると話した。

楽しい時には笑って、辛い時にはつらいと言って、嫌なことがあったら嫌だと言えるという梓に、「いつでも俺の前で泣いたりわめいたりしてください。」と優は言った。