東京バンドワゴン 下町大家族物語 あらすじ・レビュー(第9話)日本テレビ系列12月7日放送


【第9話】
ネタバレ注意

第9話 あらすじ 12月7日 午後9時~放送(日本テレビ系)

突然倒れた我南人(玉置浩二)は病院に運ばれた。診察の結果、胃潰瘍と診断され、入院することになった。

数日後、病院を訪れた青は、我南人が退院したと聞かされる。窓の外を見ると、雨の中ずぶ濡れになってボーっと歩いている我南人の姿を見かける。我南人は家には帰らず、そのまま姿を消してしまう。

居酒屋「はる」の真奈美が、恋をしてしまったみたいと東京バンドワゴンにやってきて、堀田家のみんなは驚く。

藍子(ミムラ)に思いを寄せる藤島(井ノ原快彦)とマードック(ジョナサン・シェア)が店にやってきた。堀田家の人々が様子を伺っている中、マードックが一緒にイギリスへ行こうと言い出す。

ロンドンで個展を開くことになったので、是非藍子の作品も展示したいという。それを聞いていた勘一(平泉成)が激怒し、藤島まで店から追い出してしまう。

そこに、奈美子(井上琳水)の母・法子(西山繭子)がやってきて、奈美子が「羊が出てきてついてきて困る」という変なウソをつくようになったと打ち明ける。

その羊は大きくて二本足で歩き、東京バンドワゴンに来ると消えるらしい。それを聞いた研人(君野夢真)と花陽(尾澤ルナ)は、本当に羊が現れるのか、確かめると言い出す。

真奈美の恋の話を知らない青は、それを知るために「はる」を訪れる。藍子が相談に乗っていた。

真奈美の恋の相手は一緒に働いているコウ(田中要次)なのだが、最近店を休むようになり、連絡も取れなくなってしまったことで、もしかしたら自分の気持ちをコウが知ってしまったからではないかと悩んでいた。

青は、雨の中ぼんやり歩いていた我南人を思い出し、何かあるのではないかと心配していた。
散歩に出た青は、公園でコウを見かける。青が事情を聞くと、自分の過去を語りだした。

コウは軽井沢の料亭で働いていた。そこの板長に気に入られ、板長の娘と結婚し、幸せに暮らしていた。だが、妻は肺に持病を抱えており、27歳の若さで亡くなった。そして、料理をするこの手で、大事な人を傷つけてしまったと話す。

コウはそのことで、自分は幸せになってはいけないと思っていたのだ。1週間後には街を出るというコウに、「幸せになってはいけない人間なんていないはず」という青。そしてコウをイヴの日にやるクリスマスパーティに誘った。

青はその後、あちこちに電話をかけて、何かを調べていた。

奈美子と一緒に帰ってきた研人が羊の写真を撮ってきていた。顔は羊だが、姿は人間のようで、タキシードを着て帽子を被り、手にはステッキを持っていた。

誰が何のためにこんなことをしているのかと堀田家の人々は考えるが、答えは出てこない。写真を見せられた奈美子の両親は、奈美子の言葉を信じなかったことについて謝った。奈美子は「羊さんはとっても優しいの」と言う。

その時、居間から悲鳴が聞こえた。青と紺(金子ノブアキ)が慌てて駆けつけると、庭に羊男が立っていた。それを見た勘一は気を失ってしまう。青たちも驚いて逃げようとするが、羊男のポーズを見て、それが我南人だと気づく。

我南人は、病院の帰り道に、奈美子が「お父さんとお母さんが離婚しませんように。研人くんとずっと一緒に遊んでいられますように」と神社でお祈りしているのを聞いた。

心配になって話を聞いてみると、両親が毎晩ケンカしていて、転校しなきゃならないかもしれないというので、一緒にどうしたらいいか考えたのだという。

すると奈美子が、とんでもないお化けに追われていて、それを研人だけが救えるというお話はどうだろうかと言い出したのだという。そうすれば転校せずに研人と一緒にいられるのではないかと考えたらしい。

母の法子が、夫が実家のある北海道へ転勤することになったことで、揉めてはいたが、離婚話なんて出ていないし、離婚するつもりもないと説明した。

「ずっとそのLOVEを大切にしてね。きっとそれが大人になったら大切な宝物になるから」我南人は奈美子にそう言った。

出て行く我南人に、何か自分たちに隠していることがあるのではないかと青は言うが、我南人はそれには答えず、「この店を継ぐとか考えず、好きなように生きな」と言って去っていった。

クリスマスイヴ。
奈美子の父親が単身赴任をすることになったと報告に来た。奈美子と法子は、ケン(光石研)と一緒に暮らすことにしたという。

藤島とマードックはクリスマスパーティのプレゼントや食材を持ってきた。
コウも、最後の挨拶にやってきた。そこで青は、コウの過去について聞いたと話し始めた。

コウは、奥さんが亡くなったことで自分を責めていて、ある日後を追おうとした。その時、妻の父親でもある師匠の久本がコウが持っていたナイフを握り締めて止めたのだ。

その後姿を消したコウは、二度と板前はやらないと決めていたが、夜の街で我南人と出会い、新しい人生を進むべきだと言われたらしい。

恩ある人を傷つけ、その人の人生を終わらせてしまった自分に、真奈美を幸せに出来るはずがないからそばにいるわけにはいかないとコウは言う。

そこにすずみ(多部未華子)がお造りを持ってきた。そして藍子が蕪白煮を持ってきた。それらを見てすぐ、コウはもしかして…と思った。そして一口食べると泣き出した。その料理を作ったのは久本だった。

久本はリハビリをし、料理を作れるようになっていて、京都で仕事をしていた。そこに青が訪ねて行き、コウが今でも悩んでいることを伝え、来てもらったのだ。

久本は、自分も娘も恨んでなんていないこと、前向いて歩いて欲しいということを伝えた。これでようやくコウは前に進む決心がついた。

青が、真奈美のところへ行くよう促し、慌てて出て行った。
青がお礼を言うと、「おかげで胸のつかえが取れました。」と久本は言った。

クリスマスパーティでみんな盛り上がっていた。
その途中で我南人が、自分が喉頭がんであることを告げた。手術をすると声が出なくなって歌が歌えなくなるかもしれないから、手術はせずに死ぬギリギリまで歌っていたいと伝えた。

そして、最後のクリスマスソングだと言って「きよしこの夜」を歌った。
みんなそれを涙しながら静かに聴いていた。

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レビュー(感想)

やっぱり我南人はガンだったんですね…。しかも喉頭がんなんて…。歌を歌う人にとっては声が出なくなるということは相当に辛いでしょう。家族も、歌手の我南人に手術を勧めるのは難しいだろうな。簡単に言えることではないし。

今回もいっぱいいいシーンがあったんですけど、我南人のことばかりの感想になってしまってますね。

コウが前向きに生きていこうと思えてよかったです。長い間ずっと自分を責め続けてきたのだから、これからは自分の人生を生きて欲しいですね。それも青のおかげ。さすが!

やっぱり東京バンドワゴンは、本当に温かくて面白いドラマです!

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9時ミス・パイロットフジ系列
10時陰陽屋へようこそフジ系列
9時相棒12テレ朝系列
10時ダンダリン日テレ系列
10時リーガルハイフジ系列
9時夫のカノジョTBS系列
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10時独身貴族フジ系列
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