リーガルハイ あらすじ・レビュー(第9話)フジテレビ系列12月11日放送


【第9話】
ネタバレ注意

第9話 あらすじ 12月11日 午後10時~放送(フジテレビ系)

貴和(小雪)の裁判のプレッシャーからか、古美門(堺雅人)は悪夢にうなされていた。

古美門(堺雅人)と黛(新垣結衣)が貴和(小雪)に面会する。貴和は相変わらず殺人容疑について否定しない。地裁での判決前に面会に来た「吉永慶子」という人物について尋ねると、昔世話になった近所のおばさんだと答えた。

貴和が何一つ真実を語っていないと黛は思っていた。古美門は、とにかく無罪を勝ち取り、勝率100%に戻すと強気だった。

世間の貴和のイメージを少しでも良くするための報道をしようと画策するが、大手マスコミには無視され、取材に来た記者に金を渡す。金で転ぶような人間にしか相手にされなかったということだ。

黛は、羽生(岡田将生)と本田(黒木華)から、検事時代に担当していた貴和事件について、検察のねつ造情報を盗み取れと言われるが、結局何も情報を得ることは出来なかった。

何の証拠も証言も得られぬまま、公判初日を迎えてしまう。貴和への死刑判決を求めて裁判所前に群がる民衆を横目に入廷する古美門も、さすがに緊張の色が隠せない。傍聴には羽生も駆けつけていた。

黛は、検察側に醍醐実検事(松平健)がいることを不安に思う。醍醐が都合良く最高検へ異動になったのも、古美門にとどめを刺すためではないかと言う黛に、古美門自身は、好都合だと強がった。

二審で罪を認めたことについて、長い拘留期間で精神的に追い詰められて自暴自棄になってしまったためだと主張した。水も飲めないほどに衰弱していると言い、反省文も提出するが、醍醐検事からそれを否定される。

肉体的にも精神的にも健康であり、それどころか好待遇を受けていると、ほかの被収容者から苦情が出ていると反論。

反省文についても、文体や表現が貴和の日記とはあまりにも違うため、誰かの指導によって書かれた創作文だと論破される。圧倒的に不利だった。古美門は、裁判の途中に、以前の裁判を思い出し取り乱して倒れてしまう。

医師によると一種のPTSDではないかという。極度の緊張とプレッシャーにより、敗戦トラウマが発症したのではないかということだった。

黛は一緒に闘おうと励ますが、自分みたいな無能な最低クソ野郎に勝てるわけないとすっかり弱気になり、裁判を怖がってしまっていた。

公判が再開されるのかと心配し、懲役でもよかったのにあなたたちを信用した私がバカだったと言う貴和に対し、自分たちを信用したことなどあるのかと黛は尋ねた。だが貴和はそれには答えず、もし死刑になったら毎晩枕元にたって金縛りにしてやると言い放った。

黛は、公判の再開を申し出るが、判事からその必要はないと言われてしまう。苦し紛れに、まだ重要な証拠があると黛が言うと、それをすぐに提出すれば検討すると言われた。

黛が事務所へ戻るとカーテンも閉めきられて真っ暗だった。各メディアで古美門と黛を批判する声が高まっており、ナイフと一緒に殺害予告までもが送られてきたのだ。古美門は怯えていた。

そこで黛は羽生のところへ行き、検察は不正をしたのではないかと詰問した。いつだって人の幸せのために闘ってきたじゃないかと黛が言うと、羽生は一枚のメモを机に置き、「大事なメモをうっかり落としたのは僕のミスだ」と、事務所から出て行った。

黛は早速そのメモに書かれていた江上順子という人に会いに行った。徳永家の家政婦で、事件の第一発見者だ。今は給食センターで働いていた。

何か隠していることがあるのではないかと、毎日会いに行くが、なかなか話してもらえない。

ある日、死刑台に送る手伝いが出来て満足か?と黛が質問すると足が止まった。間違った証拠で死刑が執行されたら一生十字架を背負うことになる。

あなたが死刑執行のボタンを押すんだと言い、その手で子ども達に給食を作れるのかと問いかける。もし協力してくれたら、江上の夫が会社の金を使い込んで請求されている多額の損害賠償をキレイにする手伝いをすると申し出る。

証言が得られたため、喜んで帰宅していた黛は、貴和を死刑にする運動をしている男性らとすれ違う。顔を伏せて通り過ぎようとするが気づかれてしまい追いかけられ、暴力を振るわれる。連絡を受け、古美門は服部(里見浩太郎)や加賀(田口淳之介)と病院へ向かう。

黛は頭を強く打っており、意識が戻っていなかった。自分が情報を渡したせいかもしれないという羽生に、「やらせたのは私だ」と古美門は言った。

マスコミに大々的に報じさせろと指示し、病室を出ようとする古美門にどこへ行くのかと問うと、「弔い合戦だ」と言い残し出て行った。

江上順子への証人尋問が始まった。古美門の顔からは怯えた様子は全く見られず、それどころか静かに落ち着き切っていた。

江上が警察で事情聴取に応じた際の文書を読み上げ、抜け落ちている点があるかと聞く古美門に、江上はあると答えた。

江上は、資源ごみを捨てようとした際に、台所で見慣れない空き瓶を見つけた。外国の調味料かと思い捨てたと証言したのだが、事件には関係ないと言われたらしい。

犯人は、犯行現場に証拠を放置して逃げた。なので、貴和の部屋から出てきた薬物は事件とは無関係なんじゃないのかと主張した。

警察と検察は証拠の確保に失敗したのだという古美門。

それに対し、多数の目撃証言と物的証拠をみれば、疑う余地なしだと醍醐検事は反論した。古美門はその目撃証言の矛盾点を指摘し、普通ならばなかなか得られない目撃証言がこんなにたくさんあるのも不自然すぎると指摘した。

古美門は、人は、思い込みで見たいものを見ると言うと、民意に基づいた判決について否定した。証拠も不確かなのに死刑だ死刑だと騒ぎ立て、自らの手は汚さず、誰かが消し去ってくれることを望むのは卑怯だと話す。

裁判に民主主義を持ち込んだら司法は終わりだと主張する古美門に対し、法は決して万能ではない。その不完全性を補うのは人間の心だ。罪を犯すのも人間。裁くのも人間。愛する家族と友人と子ども達のために、貴和は死刑に処されるべきだと人々が決断を下したと反論すると傍聴席からは拍手が起こった。

目撃証言も曖昧だけど死刑にしましょう。証拠も不確かだけど死刑にしましょうと古美門が言い出した。

「高級外車を乗り回し、ブランド物に身を包み、フカヒレやフォアグラを食べていたから死刑にしましょう。みんなが賛成することは全て正しい。

ならば、みんなで暴力を振るったことも、正しいわけだ。私のパートナー弁護士を寄ってたかって袋叩きにしたことも、民意だから正しいわけだ…冗談じゃない!」と叫んだ。

そして「本当の悪魔とは、巨大に膨れ上がった時の民意だよ」と醍醐検事に言い、判事たちにも、「司法の頂点に立つものの矜持を持ってご決断ください。お願いします。」と深々と頭を下げた。

裁判を終え、古美門と羽生が病院へ駆けつけると、白い布を顔にかぶせられてベッドに横たわっていた。その隣では服部が頭を抱えていた。驚いた羽生がゆっくり近づき、布を取ると、横たわっていたのは加賀だった。

「不謹慎にもほどがあるだろ!!!」と胸倉をつかんで揺さぶる羽生に、黛がどうしてもやろうと言ったんだと弁解した。
古美門が反対側のカーテンを開けると、ニコっと笑う黛がいた。

「蹴散らしたんでしょうね?」黛にそう聞かれた古美門は「粉々になってシベリアの空に飛んでいったよ。君の捨て身の体当たりバカ作戦に乗ってやった!」と言いながら黛の頭を小突いた。

黛は世論の流れを変えるために、「安藤貴和は絶対死刑にはさせない」と相手を煽り、ワザと暴行を受けたのだ。「女相手に手荒なマネはしないだろうと思ったんですが、意外にやられました」と笑う黛に「天井知らずのバカだ!」と古美門は言った。

判決宣告期日。現判決および第一審判決は破棄され、東京地方裁判所に差し戻された。
これにより、古美門も無敗に戻り大喜びする。

「私に勝ったなどと言わないように」と古美門が醍醐検事に釘を刺すと「あなたに勝った人間がいるとすれば私ではない。本当の敵は敵のような顔をしていないものです」と言い残して出て行った。

その言葉を聞いた黛は、羽生から渡されたメモを見せた。そこに書いてあった「慶」という文字が、貴和に面会にきた「吉永慶子」の文字同様、間違っていた。
それに古美門も気づいた。

醍醐検事が車に乗り込もうとしたところに、羽生と本田がやってきた。「全て、希望通りに手配しておいたよ。差し戻し審は君たちが担当になるだろう。きっちりやりたまえ。人たらし」醍醐検事はそう言うと車に乗り込んだ。

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レビュー(感想)

やっぱり羽生は嫌なやつだったんだ!検察やめたってウソ?!そんなウソ、ありですか?最悪じゃん…。やることが汚いな。

だからあいつは嫌いだったんだ~~~!

自信をなくして子供みたいになっちゃった古美門も可愛かったんですけど、黛のおかげですぐに戻りましたね。さすが名コンビ!素敵な二人です。
あの次々出てくる言い合いがないと寂しいですよね。

本当に貴和は人を殺したのでしょうか?誰をかばってるんでしょうか?脅されてるのかな?
来週最終回ですからようやく真実がわかるでしょう!
楽しみです!

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