クロコーチ あらすじ・レビュー(第9話)TBS系列12月6日放送


【第9話】
ネタバレ注意

第9話 あらすじ 12月6日 午後9時~放送(TBS系)

首都綜合警備保障の受付の女性、井手 (白羽ゆり) に襲撃された 黒河内 (長瀬智也) は、公安の高橋 (森本レオ) に監禁されていた。

黒河内は高橋に、なぜ3億円強奪したのか尋ねる。高橋がアタッシュケースを盗んだのは、沢渡 (渡部篤郎) の暴走を止めるためだという。「また一人、殺されたんですよね?」と高橋は言った。

清家(剛力彩芽) は、越後検事(板尾創路)の自殺現場にいた。沢渡を釈放したことで罪の意識を感じていたというから自殺で間違いないだろうと牛井 (小市慢太郎) は言うが、「沢渡さんに殺されたのかもしれません」と思わず呟いてしまう。

それを聞いた牛井は、清家を呼びだし、黒河内と内密に追っている事件は何なのかと問い詰める。清家は、3億円事件だと答えた。

高橋に、沢渡がよからぬ計画を立てていると聞かされる。

そして、沢渡からパスワードを聞き出して欲しいと黒河内に頼む。沢渡の暴走を止めるには、会の資金を絶つのが一番だという高橋に、沢渡を止めたいなら、自分のことを世間に公表すればいいと黒河内は言う。

だが高橋は、警察への信頼が損なわれるから、それは出来ないと答えた。
そこで黒河内は、暗証番号を聞き出せたら全部教えてもらうという取引を持ちかける。

その後黒河内は、首都綜合警備保障を訪れ、沢渡を呼び出すが、警備員によって外へ連れ出されてしまう。そして、沢渡がビルの外に現れた。高橋の姿を見た沢渡は、黒河内が高橋側についたことを知る。真実を知りたいから、必ずパスワードを奪うと沢渡に宣言した。

清家は桜吹雪会のことを牛井に明かしていた。それを聞いた牛井は「何か都市伝説みたいですね」と言う。

杉 (阿部亮平) の殺しにも首都綜合警備保障が関わっているといい、家宅捜索させて欲しいと願い出るが、警察の天下り先だから、確証がない限り踏み込めないと言われてしまう。

その後清家は、杉の遺体の腕にだけ、杉以外の血液が付着していたことを聞かされる。それを聞いた清家は、受付の女性、井手がケガしていたことを思い出す。

そこに黒河内から電話が入り、呼び出される。
高橋に拉致されたと思って牛井に話してしまったことを詫びる清家に、証拠がないから大丈夫だろうと黒河内は言った。

3億円が350億円に膨れ上がっていたこと、マネーロンダリングで資金を増やしていたのが綾川だったことを告げ、自分が桜吹雪会に入会したことも伝えた。

3億円事件の捜査は終わりにすると黒河内に言われる。世の中には知らなくていいことがある、清家も父親が殺されたことを知らなければそれはそれで幸せだったのではないか、桜吹雪会も悪くないんじゃないかと言う黒河内に、清家は捜査を続けると言った。

すると黒河内は、やめとけよと止めた。「もし杉をやった犯人を特定できそうな証拠が見つかっても絶対調べるなよ。調べたらお漏らし写真バラまいちゃうよ。」黒河内がそう言ったあと、清家にメールが届いた。

「今メール送っておいたから、それ見てよーく考えてね」そういい残し黒河内は去っていった。
「最低です」と言ったあと、届いたメールを確認し清家は驚いた。

首都綜合警備保障の社長の加賀と井手が黒河内を見張っていた。それに気づいている黒河内は、車の中の二人に親指をつき立てた。

清家は、黒河内から送られてきたメールを牛井に見せていた。杉が首都綜合警備保障に押し入った時の写真だった。それには加賀や井手も映っていた。
清家は、黒河内がまた何かを仕掛けているのかもしれないと考えていた。

綾川は、お金に動きがないことを沢渡に報告した際、会のことは絶対に喋らないから、裏の仕事から手を引きたいと申し出る。それを聞いた沢渡はそれを承諾し、スタッフにデータを取りに行かせるから渡して欲しいと伝えた。

綾川は、沢渡の使いの男(いしだ壱成)にデータを渡した。するとその男に突然首を絞められた。高宮 (須田邦裕)が綾川を助けるが、今度は高宮が首を絞められる。高宮は持っていたドスで、男を刺し殺してしまった。

そこに現れた黒河内は、「生け捕りにしてって言ったじゃん。」と言いながら、男の持っていたデータを取った。それに暗証番号が入っているのかと聞かれた綾川は首を振る。金の流れくらいは見られるかと黒河内が聞くが、綾川は何も答えない。

「このままじゃ、警察と桜の両方から追われるよ。悪いようにはしないから。」と綾川を説得した。

黒河内が綾川の会社に入って10分が経ったことを、加賀が、高橋に連絡を入れていると、そこにやってきた黒河内が、綾川が暗証番号を知らなかったことを伝えた。

電話を取り上げ、高橋にもう少し待っててくださいと伝えた後、昔の仲間の名前がジョージだったことを思い出したと告げた。「あなたとジョージさんのお金、取り戻してきますね」そう言って電話を切った。

清家は会議で、杉の殺害に首都綜合警備保障が関わっていると思われることを写真を見せながら報告した。刑事部長警視正の柿崎(利重剛)は、首都綜合警備保障が天下り先だということで躊躇していた。

その時、柿崎の電話に、綾川が失踪したとの連絡が入る。清家の携帯に「会議室に来て」という黒河内からのメールが入る。牛井は、こっそりメールを見ていた清家を離れたところから見つめていた。

会議室で待っていた黒河内から、綾川を沢渡から逃がしてやったと聞かされる。3億円事件のお金と証言を一度に手に入れるために高橋に取り入ったフリをしていること、取り巻きの加賀と井手が邪魔だから、清家に写真を送って捕まえてもらおうとしていたことを伝えた。

警備保障会社に立ち入ることが難しいと清家から聞かされた黒河内は「なら、立ち入らなきゃいいじゃん。」と言って笑った。

黒河内の後姿を見ている牛井に、力を貸して欲しいと清家が言った。

黒河内は自宅で「その時」を待っていた。
黒河内の自宅近くに停められたバンの中では、加賀と井手が黒河内の自宅での様子を見張っていた。黒河内に動きがないことを伝えられた高橋は訝しがる。「私ももうすぐそちらに着きますから」高橋はそう伝えて電話を切った。

「ぼちぼちかなぁ~」そう呟いた黒河内は、突然机を持ち上げ、隠しカメラに近づいた。そのテーブルに昇り、カメラに顔を近づけて「ご愁傷様~」と言った。と、同時に車がノックされ「県警です。開けてください」という声が聞こえる。

そこには牛井と清家が立っており、写真を見せ「杉隆太郎殺害容疑の件でご同行願います」と言われ逮捕された。

それを見ていた高橋は踵を返し立ち去った。

前から歩いてきた黒河内に、どういうつもりですか?と尋ねる高橋。
「あなたの望みをかなえただけじゃないですか。」加賀が捕まって全部喋れば、沢渡のクーデター計画を止められると黒河内は言った。

綾川の話によると、沢渡は民間の軍事会社に億単位の金を投資しているという。
赤羽組に自作自演の犯罪をやらせて検挙率を上げてきたように、沢渡は海外から兵隊を呼び寄せて、もっとすごいことをしようとしている。

それをやりすぎだと思った高橋と加賀は沢渡を裏切ったのだろうと黒河内は推測した。
「そのとおりです」高橋は答えた。
加賀が警察で全部話す前に、自分から話したほうがいいんじゃないかと言う黒河内に、何も答えず高橋はその場を去った。

加賀の取調べをしていると、任意なら帰らせてもらいますと言い出し、加賀が立ち上がった。
清家に飲み物を取りに行かせ、加賀と二人きりになった牛井は、「誰の指示で殺したんですか?よーく考えてお答えください。」と言った。そう言われた加賀は、酷く動揺していた。

墓参りに行った高橋のところに黒河内がやってきた。その墓には、富田ジョージと書かれていた。全部話してくださいと黒河内は言い、富田ジョージにそそのかされたのかと尋ねると、「彼は手伝ってくれただけですよ」と高橋が答えた。

高橋、少年Sの夢は警察官になることだったが、学生運動が盛んで警察でも太刀打ちできないものがあるということを目の当たりにし、警察が弱くなったように思えた。

警察には絶対的な存在であって欲しかった。そんな時、絡まれていた少年Sを助けてくれたのがジョージだった。ジョージは立川グループという暴走族に所属しており、その立川グループが、ダイナマイトに見せかけた発炎筒を使ってスーパーを襲ったりしていたことを知った少年Sは3億円事件を思いついた。

3億円事件をきっかけに警察が体制の見直しをしてくれることを期待したのだ。ジョージにその話しを持ちかけると、二つ返事で賛同してくれた。

遺留品の中にあった女性もののイヤリングなどは捜査をかく乱するカモフラージュだった。少年Sは、これは善なんだと思っていた。だが、その一部始終を公安の城尾に見られていた。そんなことには全く気づかず、大雨の日の朝、計画を実行に移した。

3億円の強奪には成功したが、後をつけられていた警察にすぐに捕まってしまった。3億円は城尾に持っていかれ、少年Sは自殺したことにされ、高橋秀男という名前を与えられた。ジョージを巻き込みたくなくて、待ち合わせ場所にはいかなかった。

その後、公安のコネで外国の赤十字や大使館で働いていたという。桜吹雪会へ入ったのも高橋自身の意思ではなかった。

「だからって殺しに手を染めちゃダメでしょう」という黒河内に、それは沢渡がトップになってからだと高橋は答えた。なぜずっと従っていたのかと聞く黒河内に、「桜吹雪会をいつか必ず国の正式な捜査機関として表舞台へ出す」と、城尾が昔、約束してくれたのだという。

「でもなっていない。」黒河内がそういうと「なるはずだったんですよ。あなたが邪魔をしなければ」と高橋は答えた。

沢渡は会のために国政に打って出る予定だった。だが、逮捕され国政への路が閉ざされてから何かが崩れてきたと高橋は言う。それを聞いた黒河内は、狙い通りだと言った。

「沢渡さんをとめられますか?」
そう聞かれた黒河内が
「警察ですから」
と答えると、高橋はアタッシュケースを渡した。

パトカーから降りてきた清家や牛井を見た高橋は
「あなたは本当に信用できない人ですね。でも…。」

高橋から何かを告げられた黒河内はとても驚いていた。

手錠をかけられパトカーに乗せられた高橋。

黒河内はアタッシュケースを持って沢渡の下を訪れた。「山分け 雲隠れ」と言う黒河内に「ご苦労様でした」と微笑む沢渡。
「ようやく、終わりますね」と黒河内も微笑んだ。

高橋は、牛井と清家をスタンガンで気絶させ、逃走した。

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レビュー(感想)

やっぱりこのドラマあまりよくわかりません。沢渡は悪い人じゃないんじゃないかなどと思っていましたが、悪いやつだったんですね。

全てには何か理由があるのかと思ってたんだけどな。

黒河内の本当の目的も別にあるのかと思っていたけれど、そうじゃなくて、3億円事件の真相を暴くのが本当に目的だったんでしょうか。

来週最終回ですね。どんな結末になるのでしょうか?

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