クロコーチ あらすじ・レビュー(最終回)TBS系列12月13日放送


【最終回】
ネタバレ注意

最終回 あらすじ 12月13日 午後9時~放送(TBS系)

高橋は、護送中に清家(剛力彩芽)と牛井 (小市慢太郎)をスタンガンで襲撃して、逃走した。

沢渡 (渡部篤郎) から金を受取ることになっていた黒河内 (長瀬智也) だが、高橋の逃走を聞いた沢渡から「取引は不成立」と言われる。

金をくれないと、全て暴露するという黒河内に、「証拠がないのにそんなこと言ってもただの妄想」だと言われる。

黒河内は、城尾が本当に死んでいるのかと沢渡に尋ねるが、沢渡は何も答えなかった。

その頃高橋は、城尾の下を訪れ「もう自由になっても、いいですか?城尾さん」と話しかけていた。

黒河内から、城尾が生きていると聞かされた清家は、城尾について調べた。城尾の資料には、平成17年に、福祉施設あかねで死亡したと書かれている。あかねとは、赤羽組系の企業であることを清家は思い出した。

清家は、城尾が生きていると牛井に話した。だが沢渡がいる首都綜合警備保障をこれ以上捜査するなと上から言われたと伝える牛井。

牛井は、高橋の身体検査をしたのにどこにスタンガンを隠し持っていたのかと清家と話していた。そこで清家はあることに気づいた。

清家の想像通り、高橋を逃がしたのは黒河内だった。高橋が身体検査をされている間に、黒河内が車の後部座席にスタンガンを置いていたのだ。高橋が身柄を拘束される前、黒河内に城尾が生きているという事実を伝えたお礼に逃がしてあげることにしたというわけだった。

黒河内は高橋からあるテープを受取った。そのテープには、沢渡が清家の父親を殺した証拠になる、城尾との会話が録音されていた。

それを黒河内に渡し「取引成立ということで」と立ち去ろうとした高橋に、これからどうするのかと聞くと、自由になろうと思うと答えた。少年Sは警察に隠蔽されて生きていたと打ち明けるつもりだと話した。

高橋から、城尾が今、竹下と名乗っているということを聞き出した黒河内は、清家と二人で城尾を訪ねた。

竹下と名乗っている城尾は、認知症になっていた。それがわかっていても黒河内は、桜吹雪会で初めて人殺しに手を染めた時の会話、沢渡と城尾の会話を録音したテープを聞かせた。

清家の父親を殺したと知った城尾は沢渡を非難した。だが「罪は表に出なければ罪じゃない」秩序のためにやったのだと沢渡は言っていた。

そのテープを沢渡のところへ持って行き、マスコミの前で全て暴露するという黒河内に、その証拠があれば自分の父親殺害の犯人として逮捕できると清家は言った。そのテープを貸して欲しいという清家に、黒河内はそのテープを託した。

清家は、署に戻り、たくさんの刑事がいる会議の中で、そのテープのことについて説明するが、上の指示で沢渡には触れないということになったと、テープさえ聞いてもらえない。

そこに黒河内が入ってきて、3億円事件を隠蔽した張本人は城尾であること、高橋が少年Sであること、桜吹雪会についても全て話し出した。

「シカトすんなって言ってんだよ!」と怒鳴った。元々沢渡も城尾もみんなの仲間なのだから、止めてやるのも仲間の仕事だと言い、ここで無視したらみんな同罪だというと、「それでも見てみぬふりしますか?」と訴えた。

それを聞いていた牛井は、柿崎(利重剛)に沢渡の逮捕状を取ってくれと言うが、逮捕状はすぐには出せないとか、証拠をどうすると言い出した。「証拠ならここにあります」と清家が言うと「音声解析も済んでます」と黒河内は笑顔で言った。これでようやくテープの中身を聞いてもらえることになった。

その頃高橋は自首しようとしていた。

清家は、牛井や柿崎たちと一緒に首都綜合警備保障に乗り込んだが、沢渡は既にそこにはいなかった。

沢渡は車を運転していて、その先に黒河内が立っていることに気づいた。崇高な目的のためなら全ては善になるという沢渡に、3億円事件で多くの人が不幸になったと黒河内は反論するが、あのことをきっかけに警察が見直されたのは事実だと沢渡は言う。

あくまで自分が善だと信じていた。国の安全と秩序を守るために隠しておかなければならないこともあると言う沢渡。

銃口を黒河内に向けた。銃口を向けられた黒河内は「3億円事件を追っていた女性に、なぜ3億円事件を暴こうとするんだと聞いたことがある」と話し出し、その女性が「人から取ったものはやっぱり返すべきだから」という当たり前のことを言っていたと話し、お金を返そうと沢渡を説得し、逮捕状を見せた。

沢渡が引き金を引こうとした時、パトカーのサイレンが聞こえてきた。

その後、黒河内が沢渡の面会へ行くが何度行っても会わせてもらえなかった。
「どうせもういないんでしょ、ここには…。あ、どこにも…か。」と呟いた。

高橋も自首したはずなのに逮捕されていなかった。高橋も沢渡もみんな消えてしまった。
「45年前と同じで、全部なかったことになっちゃったね。警察がいいことをするために、悪を良しとして隠蔽しちゃったあの時と同じように…。」黒河内はそう言ったあと、「お前ら隠しすぎなんだよ!」と叫んだ。

科学捜査研究所の研究員、斑目(芦名星)は牛井の指示で、清家の父親殺しに関するやり取りが録音されたテープの解析データを削除した。

沢渡から押収したアタッシュケース、録音テープ、穴が開いた500円札。それら全てをある場所にしまうと、「無事回収できました」と柿崎に対して微笑みかけた牛井。

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レビュー(感想)

結局は最後も、全てなかったことにされてしまいましたね。全然すっきりしない最終回でした。隠しておいたほうがいいこと、知らないほうがいいことが世の中にはあるんだということでしょ?

沢渡も高橋も殺されたのかな。それともまた、名前を変えさせられてどこかへ行かされた?殺されたのかな…。

沢渡がいなくなったことで、人が殺されることだけはなくなったらいいですけどね。誰が上になったも同じことでしょうか?

残念だったのは牛井が桜吹雪会の人間だったということです。途中から気づいてはいましたが、やはりあの人にはいい役をしてほしかった。それが残念です。

それにしても、清家さんがかわいそうでうすね。自分の父親が殺されたのに犯人に罪を償ってもらえなかったんですから。そこが一番スッキリしないかも…。

全体的に、なんだか難しいドラマでした。人から見たら善でも、自分から見たら悪のこともある。その反対もそう。はっきりした善悪だけじゃなく、曖昧な善悪は、人によって捕らえ方が違うからややこしいですね。

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