クロコーチ あらすじ・レビュー(第7話)TBS系列11月22日放送


【第7話】
ネタバレ注意

第7話 あらすじ 11月22日 午後9時~放送(TBS系)

黒河内(長瀬智也)が問い詰めても、高橋(森本レオ)は自身が少年Sであったことを認めなかった。黒河内は、沢渡(渡部篤郎)と高橋以外にも、3億円のありかを知っている人物、桜吹雪会が設立された当初のメンバーがまだ生きているのではないかと考えていた。

清家(剛力彩芽)に心当たりを尋ねるが、父親は家では仕事の話をしなかったため分からないという。

自分の手に戻ってきた穴の開いた500円札を見て、「まだ生き残ってますからね」と沢渡は呟いた。

10年目の父の命日のため有給を取り墓を訪れた清家は、墓前で手を合わせている男性と出合った。遠藤 (山本學)というその男性は、清家の父と同じ捜査班にいたこともあり、今は司法研究所の所長をしているという。45年前に清家の父と出会ったという。

墓の後ろに隠れていた黒河内は、二人のそのやり取りを聞き、3億円事件の捜査をしていたのではないかと、その当時のことを聞き出してくるよう清家に指示した。

拳銃の再鑑定の手続きをした越後(板尾創路) は。黒河内から、このままでは桜吹雪会に一勝飼い殺しにされるのではないかと言われ、再鑑定を引き伸ばすから時間稼ぎをするよう頼まれる。

再鑑定の結果が出るまでに1週間かかると沢渡に伝えた越後だが、黒河内から頼まれたのだということはお見通しだった。

黒河内は知り合いの新聞記者に頼んで、自分が死亡した際の記事を書かせた。

遠藤の事務所を訪れた清家は、三億円事件の捜査についての話を聞いた。そこで、父親が積極的に捜査に関わっていたことを聞かされる。時効のあとも捜査を続けていたのかと聞いてみたが、遠藤は知らないと答えた。

遠藤の事務所に飾ってあった写真について尋ねると、遠藤の昔の仲間で、全員3億円事件の捜査をしていたという。その写真には、遠藤以外に、金井、山路、城尾という男が移っていた。遠藤以外の3人は皆亡くなったという。

清家はその3人について調べた。すると、城尾という人物が公安にいたことがわかった。その4人の名前を聞いた黒河内があることに気づく。黒河内に言われ、その4人の名前を書き出してみた清家も、あることに気づいた。遠藤 山路 金井 城尾…「遠山金四郎=桜吹雪」
遠藤が桜吹雪会の設立メンバーの一員だと黒河内は確信した。

清家の自宅に銃弾が撃ち込まれた。そのすぐあとに電話が鳴り「手を引いてください。お父さんのようにはなりたくないでしょう」と言われる。

黒河内が入院していた以前の病院で、黒河内の病室を見張っていた園田という警官が黒河内を殺しにやってきた。

園田は黒河内の罠にかかり、逆に捕まってしまった。

山中で、首から下を地中に埋めた状態で園田の写真を撮る黒河内。

知り合いの新聞記者に作ってもらった記事を見せ、黒河内に何かがあったら空白になっている部分に園田の顔が載り、警察の醜態を暴く記事が世に出され、それがきっかけで桜吹雪会のことも世間に晒されると園田を脅した。

黒河内の暗殺を中止するよう高橋に言うようにと指示した。だが、園田の電話に高橋は出なかった。暗殺が失敗に終わったことに気づいたのだ。

清家は、襲撃されたことを黒河内に報告した。それを聞いた黒河内は、清家に3億円事件から手を引くよう仕向けたのは遠藤で間違いないと確信した。だが、清家が襲われたことは遠藤には想定外のことだっただろうと黒河内は言った。

沢渡の下を訪れた遠藤は、清家を殺すつもりかと問いただした。「私たちにも警察官としての誇りがあるはずだ」という遠藤に対し「城尾さんに言われたことを守っているだけです」と沢渡は答えた。

「桜吹雪会を退会したいので、手当てをご相談できませんでしょうか?」という園田からのメールが遠藤の携帯に届いた。指定された場所は、第一宮本ビル地下駐車場だった。

遠藤はすぐにそこへ向かった。待っていたのは黒河内と清家だった。園田から取り上げた携帯から黒河内が送ったメールだった。

清家は、遠藤に、父親を殺したのかと聞く。
清家が知れば清家の身が危なくなるんじゃないか、沢渡がどう出てくるのか、彼女の身を守りたい気持ちはわかるが、黙ってたら何も解決しないと黒河内は言う。

遠藤は、自分が父親殺しには関わっていないといいながらも、申し訳なかったと思っていると告げた。そして桜吹雪会について話した。

3億円事件の犯人が警察官の息子だと世間に知れれば、治安は乱れ日本は混乱してしまう。体裁を繕うために隠蔽した。清家の父親は事件の真相に近づいたため殺された。

遠藤は、犯人が高橋、当時の少年Sだったことも認めた。高橋に新しい名前を与えたのは公安の城尾だった。強奪された3億円は、警察の裏金になった。桜吹雪会は、その3億円を管理・運営するために作られた。

当時は、悪は悪でも、それは善だとみんな信じていたと遠藤は言った。それを聞いた黒河内は、当時はそうでも、今は違うと指摘し、当時の遠藤たちの秩序は崩れ、最悪な方向に動き出しているんじゃないかと言った。

それを止める方法が一つだけあると黒河内はいい、3億円のありかを尋ねた。公にするつもりかと遠藤に聞かれた黒河内は、それを決める前に沢渡たちに気づかれる前に、その金を確かめたいという。黒河内は、遠藤とのやり取りを全て録音していた。

遠藤の事務所の下で遠藤を待っていた黒河内と清家の目の前に、遠藤が落ちてきた。遠藤の事務所に駆け込んだ黒河内は、ファイルが全てなくなっていることに気づいた。

現場に駆けつけてきた捜査一課の牛井(小市慢太郎)に、たまたま清家と歩いていたら、遠藤が降ってきたと説明した黒河内。黒河内のあとを追いかけていく清家の後姿を牛井は黙って見ていた。

ファイルがなくなっていたことから考えて、遠藤は自殺じゃないのではないかと言う清家に、亡くなった人を45年前のことでさらし者にする必要はないから胸にしまっておこうと黒河内は言った。

清家はそれを承諾し、遠藤の証言を元に、沢渡の3億円への関与を糾明すべきだと言うが、黒河内はそれを断った。

黒河内は沢渡の下を訪れた。亡くなった遠藤から話を聞いたこと、その内容を録音したことを沢渡に告げた。

遠藤は誰かに殺されたのではないかと言う黒河内に「あなたの計画通りになりましたね」と沢渡は言った。黒河内が清家を揺さぶり遠藤が自殺、もしくは殺されるよう仕向けたんだろうと指摘した。

それは交渉の窓口を自分一本に絞るためだろうという沢渡に、3億円のありかさえ聞ければどっちでもよかったと黒河内は答えた。

「あの子ともそういう関係だったんですか?」という沢渡の言葉に黒河内の顔色が変わった。「やっぱり、あなたが殺したんですか?」そういうと、黒河内は、拳銃の再鑑定の結果を見せた。

今度はそれを見た沢渡の顔色が変わった。その鑑定書には、沢渡の指紋とは一致しないと書かれていた。

本当は絶対ここから出したくないが、3億円のありかを教えてくれたら出してやるといい、越後は沢渡ではなく黒河内の支配下にあると告げた。3億円のありかを聞く黒河内に、桜吹雪会に入ったら教えてやると沢渡は微笑んだ。

外に出るとそこには高橋が待っていた。桜吹雪会への入会について「潰れそうな会社に入社してもね」と黒河内が言うと、「絶対潰れませんよ」と高橋は答えた。

黒河内が何を質問しても、高橋はそれに答えず「お返事お待ちしています」と帰ろうとした。「少年S!」と呼び止め、「お前、どういう人生だったんだよ?」と聞く黒河内に「黒河内さんは、今の日本をどう思いますか?45年前、少年Sは何を見たんでしょうかね?」そう言い残し帰って行った。

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レビュー(感想)

また亡くなりましたね。毎週誰か死んでいるような…。
高橋が少年Sだとはっきりし、桜吹雪会の設立当初のことを知る人にも話を聞けたのに、その人もまたいなくなっちゃって…。

清家さんが言うように、黒河内の目的は一体何なんでしょうか。3億円のありかを知ってどうするつもりだ?!それを公表して桜吹雪会の正体を世間に明らかにするのが目的?!

真実を知りたいという以外にも何か目的があるの?!黒河内の本当の目的がわかりません。
しかも今回、黒河内がとうとう桜吹雪会にスカウトされちゃいましたよ。

黒河内の目的もわからないけれど、沢渡の目的もわからない。何か目的があるんですよね。ただ桜吹雪会のことを隠したいだけとは思えない。

早く最終回観たい!もう早くスッキリしたいです。

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