独身貴族 あらすじ・レビュー(第8話)フジテレビ系列11月28日放送


【第8話】
ネタバレ注意

第8話 あらすじ 11月28日 午後10時~放送(フジテレビ系)

日本映画の新しい社長の方針により、「8月のボレロ」が制作中止が濃厚になった。進(伊藤英明)を始め、裕太(藤ヶ谷太輔)や須美花(蓮佛美沙子)もスポンサー探しに奔走する。守(草なぎ剛)は制作を先に延ばしたほうがいいとアドバイスするが、進はそれを聞き入れない。

そんな中、ゆき(北川景子)の脚本直しにも付き合う。忙しくしている進を見て、体を壊さないかとゆきは心配する。

進が帰ってくるのを待っていた守は、強引に頼むとスポンサーがいろんな条件をつけてきて映画制作に支障が出ることになるから無理はしないようにとアドバイスする。

そんな中、携帯ゲーム会社から出資させて欲しいと連絡があった。ゆきと一緒に親会社の谷中リゾートの会長に会ってほしいと言われる。会長のワンマン経営らしく、契約を結ぶ場合は必ず会ってもらうようにしているのだという。

早速翌日に行くことになったが、進は離婚調停と重なって行けず、代わりに守がゆきと一緒に会いに行くことになった。


谷中会長は守たちを歓迎してくれた。仕事の話は明日だと言い、会長の誕生会で酒を呑むよう進められる。明日は別の会議があるから日帰りするつもりだと伝えても、泊まっていけばいいと強引だった。

携帯ゲーム会社の社長から、谷中会長に逆らうと仕事の話がなくなるかもしれないと言われ、仕方なく守たちは酒を呑み付き合った。

進は離婚調停から疲れきって戻ってきた。
守がゆきの誕生日プレゼントを渡す練習をしていたことや、結局はそれを渡さず捨てたことを知っている須美花は、守とゆきが二人で出張へ行っても心配じゃないのかと聞く。

守がゆきを女性として好きだと告げる、「兄貴は基本的に仕事にしか興味ないし、婚約者だっているんだよ」と進は笑ってそれを否定する。

そこに守から一晩泊まることになったと電話が入る。進は不安を感じる。

宴会を終えた守とゆきは、それぞれの部屋に戻る。二人はそれぞれの部屋でお風呂に入り、同じ鼻歌を歌う。風呂に入ったまま二人は会話する。そこで、8月のボレロの最新版が読みたいから持ってくるようにとゆきに言う。

脚本の入ったパソコンを持って守の部屋を訪れた。守から、進とうまくいっているかと聞かれたゆきは、毎日食事をする暇も惜しんでスポンサー探しをしてくれている進にはとても感謝していると答えた。進の子供時代のことを聞くゆき。

昔から人気者で、親戚にも可愛がられていたという。顔も可愛かったので女の子にもモテたという。それが今のスポンサー探しでも発揮されていると守は言う。人から好かれ、敵がいないと言った。

守の子供時代について聞かれると、何やってもうまく出来ず、親戚からもおとなしくて覇気のない子だと思われていたのではないかと言う。進のように友達を作るのもうまくなかったため、友達は少なく、外で遊ぶより、家で本を読んで過ごすほうが好きだったと答えた。

その話を聞いたゆきは、自分はいじめられっこだったから外に出るのが怖くてひきこもっていたと話す。その時観たのが「あじさい」だった。あじさいを試写室で見たという守を羨ましがった。そのあとも二人は映画の話で盛り上がった。

机の上に置いてあった8月のボレロを初めて読んだとき、どういう人が書いたかすぐにわかったと守は言う。

「服装などにはあまり気を遣わず、外で遊ぶより本が好き。それ以上に映画が好きで、好奇心旺盛。ダイヤのネックレスより野に咲く花が好き。本質を見る目があって、こだわりがあって意志が強い。」

いろんなところが自分と似てると思ったというが、その場でゆきは眠っていた。

翌日、二人は谷中会長と話しをした。会長は大の映画好きで、本当は映画監督になりたかったという。映画好きな人でよかったと喜ぶゆきに対し、守は、そういう人の方が危険な気がすると不安な様子を見せる。

進は守とゆきのことが気になっていた。二人が会社に戻ってきてすぐ、話があると守に呼ばれた進は、二人の間に何かあったんじゃないかと不安に思っていた。だが、守の話は、携帯ゲーム会社と契約をするのはやめたほうがいいかもしれないということだった。

谷中会長が出資したほかの映画の製作時に、かなりもめたらしいということを伝えたが、そうなった時は自分がうまくやるから大丈夫と進は言う。

今回のスポンサー探しで進は200社以上に話しを持って行ったが、答えてくれたのはその会社だけだった。今はそういう厳しい時代なのだと進は言う。俺を信じて最後までやらせて欲しいといい、社長室を出て行った。

進が打ち合わせへ行くと、早速相手から様々な要求をされる。進はゆきに、映画にはよくあることだからと言い説得するが、要求はエスカレートしていく。フリーターという設定の登場人物を弁護士にしろなどと言われ困惑するゆき。

会社に戻ってきたゆきの様子がおかしいことに気づいた裕太は、もしかしたら変な要求でもされたか?とゆきを気遣う。そして社長に相談したら?とアドバイスした。

ゆきが要求された内容を守に伝え、おかしいと思うといい、守の意見を求める。映画作りにはビジネスの側面も必要だといい、リンダシガーという、ハリウッド映画の脚本の問題点を見つけるプロの話を持ち出した。映画やドラマにはとても酷い脚本が多い。

なぜなら、スポンサーやエージェントや役者や現場のいろんな要求を入れて何度も書き直し、元々あった素晴らしい脚本が台無しになっているから。でも台無しになったあとでもちゃんと機能する脚本。それがプロの脚本だとその人は言ったのだという。

確かに弁護士に変更するのは難しいけれど、相手を拒絶するのではなく、相手の要求を検討したという厚意を見せるのも大事だといい、最後にはいい判断をすると思うから進を信じてあげて欲しいと守は言った。

そう言われたゆきは、社長の言葉を信じると言って部屋を出て行く。

ゆきは進に謝罪し、書き直すと申し出た。谷中がゆきにどうしても見せたいものがあるらしいから今度一緒にあってほしいと進は言う。

そんな中、守は玲子(平岩紙)に、お父さんに会わせて欲しいと頼む。

谷中会長に会いに行った進とゆきは、谷中の知り合いの映像クリエーターが作った「8月のボレロ」の予告を見てほしいと言われる。脚本も出来ていないのにと驚く進に、谷中自身がこういう風な映画にしたいというイメージを映像にした方がわかりやすいと思い作ったという。
だがそれは、酷いものだった。

それを観た進は、観るに耐えないと言いながらも、相手が言うようにするしかない。仕方ないと言う。理想だけじゃ映画は作れないと言われたゆきは、仕方なく了承した。

だが、会社に戻ったゆきは、一人で泣いていた。そこに守がやってくる。心配して声をかけると、思っていた以上にプロになるというのは難しいと思ったと話し、無理やり笑って大丈夫だと守に言う。

そんなゆきを見ていた守は、進と話をした。ゆきの笑顔を見たくて水島に土下座までしたんじゃないのか、彼女の笑顔が見たくてそこまでしたんだろう?と進に詰め寄る。妥協しても最後まで作り上げるのがプロだという進に対し、妥協するだけがプロじゃないと守は言う。

ゆきは泣きながら脚本を直していた。

亜希子(デヴィ・スカルノ)は守を心配してまた会社にやってきた。玲子の父親に頼み事をしたら二度と引き返せなくなると心配する亜希子に、十分わかっていますと守は答えた。

谷中に会った進とゆきは、手直しした脚本がイメージと違うといわれ、とうとう谷中自身が書いた脚本を渡された。脚本はただの設計図で売り物ではないと言われ、ゆきは出来ないと答えた。新人はこれだからいやだという谷中に進がキレた。

クリエイターの魂を理解できない人間に出資してもらわなくても結構ですと言い放ち帰って行った。

その頃守は玲子の家を訪ねていた。

進は、日本映画の水島から、会長の一言で予算が降りたと聞かされる。8月のボレロの制作は続行できることになったのだ。
それを聞いた進は会社に戻ってそれを伝え、社員全員が喜ぶ。

ゆきは社長室へ行き、日本映画に話をしてくれたのかと聞くが、守はとぼける。

玲子から、進のためだけに出資を願い出たのかと聞かれた守は、ほかに誰のためだというんですかと答える。そんな守を複雑な顔をして玲子は見ていた。

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レビュー(感想)

守…ゆきのために最後のカード使っちゃいましたね。これでもう玲子と絶対結婚しなくてはいけないって感じになりました。玲子もそれには不安を感じているようですが、守を好きですから、それでもいいと思っちゃうんだろうな。

進は守がそこまでしたこと、気づいてもいませんね。気づかないもんかな?!守を見てたらわかるような気がしますが…。

守がどうやって結婚を取りやめるのか、玲子の気持ちを知っていても守にそれが出来るのか…。いや~どうなるんでしょうか!

それにしてもあのオッサンなんなんだ?!そんなに自分が思うような映画を作りたいんだったら、自分たちだけで作ればいいのに。変な人たち。
最後の進のセリフはスカッとしました。

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