ダンダリン 労働基準監督官 あらすじ・レビュー(第5話)日本テレビ系列10月30日放送


【第5話】
ネタバレ注意

第5話 あらすじ 10月30日 午後10時~放送

元妻のみどり(西田尚美)から息子の運動会に来るなと言われた土手山(北村一輝)は、弁護士に相談し、月2度の面会と、学校行事への参加はさせてもらえるということになっていたはずだと興奮気味に話した。だがみどりは「例え裁判になったとしても今回は来て欲しくない」と拒否した。

凛(竹内結子)と南三条(松坂桃李)は、行列に並んでいる田中(大倉孝二)を見かける。田中は、今話題のスイーツ「お月様のガトースフレ」を買うために並んでいた。それを瑠璃子(トリンドル玲奈)に渡し、告白しようと思っていたのだ。
無事にスイーツを手に入れることが出来た田中は、瑠璃子にそれを渡す。スイーツ好きな瑠璃子は一度食べてみたかったと喜んでいたのだが、そこに不機嫌な署長の真鍋(佐野史郎)がやってくる。夢(瑠璃子)を諦められないと真鍋がセッティングしたお見合いを断った田中のことをまだ怒っている様子だった。瑠璃子は真鍋の機嫌を取るために、田中からもらったスイーツを真鍋に食べさせる。おいしいスイーツで一気に機嫌が良くなった署長に、おかわりはないのかと聞かれた瑠璃子が全部真鍋にあげてしまう。せっかく並んで買ったものを食べてもらえず田中は落ち込んだ。

そんな中、田中が買ってきた人気スイーツ「お月様のガトースフレ」を作っているパティシエの唐沢(賀来賢人)が西東京労働基準監督署に相談にやってきた。社長から、お菓子を量産するためにレシピを変えるよう強制されることに耐えられず、退職願を出したが辞めさせてもらえないという相談だった。相談を受けた凛は、退職願ではなく退職届を出すようアドバイスする。

だがそのあと、社長の川合(東根作寿英)が唐沢を損害賠償で訴えると電話してきた。民事裁判になってしまったら、労働基準監督署は手を出せなくなってしまう。諦めきれない凛は、南三条と一緒に唐沢を尋ねた。
5000万ものお金なんて払えるはずもないから会社を辞めるのを諦めたと唐沢は肩を落とす。唐沢の話によると、損害賠償で訴えるよう助言したのは胡桃沢(風間俊介)だった。

凛たちは、胡桃沢の事務所へ向かった。とぼける胡桃沢に、損害賠償で訴えるなんていくらなんでもやりすぎじゃないか、ある一定の期間を置いて辞めることは法律で認められていると主張する凛に、相葉(賀来千香子)は、社員を育てるのにお金と時間もかけているのに、一人前になった途端辞められたら企業は潰れてしまい、新たな人材を育てられなくなる。

それは社会的損失だと反論。個人的なわがままを振り回されていたら日本の経済は低迷したままだと言われた凛は、個人の正当な権利をわがままと表現する考え方こそが今の日本にブラック企業を蔓延させてしまった原因だとしっかり反論した。

凛たちは、川合に会いに行った。
唐沢は高校生の頃、毎日店に通って、作り方を聞いてくるような子供だったという。ど素人の唐沢をアルバイトとして雇ってその後正社員にし、フランスに留学したいと言われた時も快く送り出したのに、売れたのは自分だけの力だと勘違いしていると言い、辞める自由があるなら訴える自由もあるはずだ。泣いて謝るまで何度でも訴えると言い残し帰っていった。

南三条が家で食事をしていると母親の恭子(石野真子)が元気がないことに気づく。訳を聞いてみると、唐沢の作った「お月様のガトースフレ」を買ってきたが、半年前とは違ってあまりおいしくなかったと言うのだ。
その話しを聞いた南三条は、凛を尋ねていってそれを食べさせた。そこで、あることを思いついた。
凛はすぐに唐沢のところへ行き、「あなたが自分から諦めるなら出来ることは何もないが、あなたが諦めずに自分の権利を貫くなら、労働基準監督官は働くあなたの味方です。私は諦めたくありません」と言った。

次の日土手山が、瑠璃子にいつまでも告白できずに悩んでいる田中にあるものをプレゼントした。それはペアの宿泊券とお食事券だった。結婚10周年のお祝いで土手山に送られてきたものだったが、離婚した今、使う相手がいないからと田中に渡したのだ。

瑠璃子が出社してきて、勇気を出してそれを差し出す田中。だがそれを見た瑠璃子は「これは何の冗談ですか?」と怒ってしまう。田中が差し出したのはお食事券ではなく、宿泊券だった。

そこに凛が大量の本を持って出社してきて、アンフェアにはアンフェアだと言い「お月様のガトースフレ」の特許を取ると言い出す。感情がこじれている時はただの罵りあいにしかならない、主張すべきところは主張し、譲れるところは譲って、最終的には双方納得のいく、ウィンウィンの結果を目指す。そのためには互角に戦えるための武器を持つべきだと主張した。

それを聞いた土手山は、特許の申請は時間外にしろと言う。そして、唐沢に内容証明でもう一度退職届を送りつけ、会社側に退職証明書を請求するように伝えるようアドバイスをした。その証明書がいつまでも送られてこなければ、労働基準監督官が動けるようになるからだった。

川合が慌てて相葉社労士事務所に乗り込んできた。唐沢が「お月様のガトースフレ」の特許を申請したこと、内容証明で退職願が送られてきたことを聞いた胡桃沢は驚く。
唐沢が特許を申請したことで、川合が勝手にそれを売ることは出来なくなった。

それを聞いた相葉は自ら労働基準監督署を訪れた。署長の真鍋とは昔からの知り合いらしく、凛と話しをさせてほしいと申し出る。
話し合いの場には、凛だけじゃなく、土手山と南三条も同席した。
唐沢が「お月様のガトースフレ」の製造販売を川合に許可し、川合の後輩パティシエに作り方を教えるということで和解したと伝えた。

最初からそれがあなたの狙いでしょと言われた凛は、少しでも労働者の権利を守りたかっただけだと言った。相葉も、無理やり唐沢を会社に縛り付けても働くモチベーションがあがらなければただの使えない社員になるだけだからいい結果にはならないと思っていたという。そしてあなたのおかげで一番いい結果になったとお礼を言って帰っていった。

今回のことでいろいろ考えた土手山は、元妻のところへ手紙とビデオカメラを持って行った。最近感情的になっていたことの謝罪と、運動会は元妻と元妻のお父さんに譲るということを書いた手紙を玄関先に置いて帰ろうとした時、元妻のみどりが男性に送られて帰ってくるのを目にして驚く。

田中がまた行列に並んでいるところに凛と南三条がやってくる。近くに用事があったから来てみたと瑠璃子までやってきて一緒に並ぶと言い出した。空気を読まず、自分も一緒に並ぼうとする凛を、南三条が気を利かせて慌てて連れ帰る。

瑠璃子は、田中が間違えて宿泊券を差し出してしまった時、本当はお食事券を渡すつもりだったということを土手山から聞いていた。「あまりオシャレなところは肩が凝るから苦手」だと伝え、ラーメンだったら行きますよと言うと、田中は喜んだ。

南三条は、凛にとって、今回の件はウィンウィンだったのか、痛み訳だったのかと尋ねる。それは川合社長と唐沢さんが決めること。お互いが納得したのならウィンウィンでしょうと凛は答えた。

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レビュー(感想)

今回は野球で放送時間が随分遅くなっていてビックリしました。夜中の1時くらいにやってましたね。観られなかった人もいるのではないでしょうか?

今回はすごく面白かったですね!凛だけじゃなく、周りの土手山課長や田中さんと瑠璃子ちゃんにも動きがあってなかなか見ごたえありました。今回もめていた件も、無事双方が納得できるような結果になりましたし、視聴者としてはスッキリ解決でした♪

まだ凛の過去が出てこないので、そこは気になっていますが・・。あとは相葉社労士との関係もまだ何もわかっていませんね。最後のほうで相葉社労士が労働基準監督署を尋ねてきた時にはてっきり文句を言いに来たと思ったんですが、お礼を言って帰って行きました。あれって本心でしょうか?なんだか気味悪く感じたのは私だけかな?!

南三条の心が少しずつ動いていっているのが観ていてとても楽しいというか、ほんわかします♪
なんだかどんどん面白くなってきたな~♪次回も楽しみ☆

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