ダンダリン 労働基準監督官 あらすじ・レビュー(第6話)日本テレビ系列11月6日放送


【第6話】
ネタバレ注意

第6話 あらすじ 11月6日 午後10時~放送

労働局から「外国人技能実習制度と労働基準法令違反」の監督強化期間を設けると指示があったため、署長の真鍋(佐野史郎)から全員呼び出された。外国人が不当な雇用条件で働いていないか、監督することになった。2週間は残業するように署長から言われた署員はみんな不満をあらわにする。

少人数で回らなければならないため、休日出勤もするよう言われると、土手山(北村一輝)までもが不満を口にした。子供の学芸会があるという。運動会も見にいけなかったのでどうしても学芸会には行きたいと主張するが、聞き入れられなかった。

ある工場で働く春沢(濱田マリ)という女性が相談にやってきて、瑠璃子(トリンドル玲奈)が担当することになった。春沢は社長命令で、契約の出社時間より1時間30分も早く出勤させられているが、給料明細を見てみると、その分は加算されていないという。

親身に対応しようとしている瑠璃子だったが、春沢から「頭が悪い」「使えない」などと罵倒されてしまう。

凛(竹内結子)は南三条(松坂桃李)と工場を回っていた。その中の一つ、セカイ部品工場を訪れた二人が臨検をしたいと申し出ると、社長から今日は忙しいと断られる。

外国人労働者について調査をしたいだけだと凛が言っても、納期が遅れたらすぐに潰れる、外国人労働者も路頭に迷うことになる、そこまで考えているのかと言われてしまう。

帰ろうとした時、3人の外国人労働者が凛たちを見ていることに気づいた。

社会保険労務士の相葉(賀来千香子)は外国人労働者・技能実習生の受け入れ問題について講義をしていた。その場には胡桃沢(風間俊介)もいた。
その講義が終わり、二人はセカイ部品工場の悪い噂について話をしていた。その会社がどこの管轄か聞かれた胡桃沢は、西東京労働基準監督署だと答え、なぜ段田凛の行動を気にするのかと質問をした。それには答えず、南三条のスカウト話に話をすり返られる。そして、南三条のような冷静な人間は余計なことを言わないからいいわねと嫌味を言われる。

セカイ部品工場での社長の態度に疑問を感じた凛たちは、聞き込みを開始する。すると、夜中までガチャガチャうるさいから何度も市役所に通報しているという住人が現れ、早朝にジョギングをさせていることも判明した。

会議で、凛はセカイ部品工場で臨検を拒否されたことを報告し、24時間管理下において違法な労働をさせている可能性があると指摘した。外国人の受け入れ人数も年々増えているという。
違反の規模が大きければ大きいほど手柄も大きくなると真鍋は喜んだ。

次に瑠璃子が春沢のことを報告した。3万円ほどの賃金が未払いになっているというと、真鍋にセカイ部品工場の方を優先するように言われてしまう。

凛が言うには、外国人労働者は母国の家族のために働くことに一生懸命で、自分自身がひどい条件下で働かされていることに気づいていないのではないかと言う。

土手山と南三条がセカイ部品工場を見張っていると、ジョギングのために中から従業員たちが出てきた。毎朝きっちり1時間走らされているらしく、彼らが外出するのはこのときだけだと南三条が言う。
ジョギングしている従業員に接触をし話を聞こうとするがうまくいかない。外部の日本人と全く会話をしようとしない従業員を前に、なす術がなくみんな行き詰っていた。
そんな中、春沢が瑠璃子を訪ねてやってくる。社長に未払い分の賃金を請求したら社長が怒り出し、このままではクビになる、責任を取れと瑠璃子に怒りをぶつける。今すぐ社長に会えと言われた瑠璃子は、会議があるからと伝えるとまた罵倒されてしまう。

そんな中、凛があることを思いつく。

土手山が自宅マンションへ帰ると、ポストに土手山が元妻に届けたはずのビデオカメラが入っていた。ありがとうの手紙とかはないのかと土手山が元妻に電話をすると、ありがとうって言われたくてビデオを貸したのかと言われてしまう。恩着せがましいと文句を言われ、またケンカになってしまう。

南三条が自宅に凛を連れて帰った。凛を見て南三条の母、恭子(石野真子)は彼女と思い込み喜ぶ。しかも、凛が恭子のスパイスコレクションを見たい、それを使った料理を教えて欲しいと言うとますます喜んで快諾した。

田中(大倉孝二)が瑠璃子とセカイ部品工場を張り込んでいると、瑠璃子が突然、外国人たちを救ったらありがとうと一言でも言ってもらえるかなと言い出した。一言どころか百言は言ってもらえるよというと、瑠璃子は笑顔になった。
田中が意を決して告白しようとしたその時、変装した凛たちが到着した。

夜遅くまで働いている外国人の一人が、母親の誕生日だから電話をしに行きたいと言い出すが、仲間が「見つかるからあきらめろ」となだめていた。すると近くの車の屋台に気づいた外国人たち。
母国の料理でひきつけて、話を聞きだそうというのが凛の思いついた作戦だった。
凛の作戦通り外国人たちがぞろぞろ出てきた。

料理の金額を聞かれた凛は、「あなたたちの一時間分の時給です」と言うと、400円と答え代金を支払った。料理を食べた外国人たちは、おいしいと大変喜んだ。
みんなが喜んで食事をしていると、中から日本人の従業員が出てきてみんな連れ戻されてしまった。
怒った凛が、日本人の従業員に、外出できないということはどういうことか、日本人と口を利くなとはどういうことかと聞くと「お前らには関係ない」と言われる。外食も出来ないのかと更に尋ねると「日本の味を覚えたら贅沢になる」とその男は言い残し戻っていった。

徹夜に疲れてしまった署員はみんな朝から転寝していた。今日はリベンジ臨検の日だった。そこにいつもと変わらず元気な凛がやってくる。

セカイ部品工場では、労働基準監督署に関わると働けなくなり給料ももらえなくなるなどとウソの情報を流し、社長が外国人たちを丸め込もうとしていた。

凛たちが工場内に入ると、外国人労働者がバリケードを作った。凛が先頭を切ってバリケードに飛び込み、全員で説得しようとするが、外国人から突き飛ばされた凛が頭を打って転倒し、気を失ってしまった。

瑠璃子が付き添っていると凛が目を覚ました。その瞬間みんなが病室へ入ってきた。
臨検のことを気にする凛だが、凛が倒れたあとすぐに土手山の指示で撤退したのだ。瑠璃子は、今まで残業してまで頑張ってきたのに外国人労働者からは感謝もされないことで不満をもらした。凛は、臨検は一度の勝負なのだから、自分が倒れようがそのまま続けるべきだった、きっと今頃証拠をバンバン捨てられていると土手山を責めた。
南三条は、外国人労働者たちが洗脳されていると指摘したが、土手山はどうしようもないという。
そこでまた凛があることを思いついた。

労働者たちが朝のジョギングをする路の反対側に、ベトナム語で労働基準監督署についての説明、そして労働者としての権利を書いた旗を持って立ったり、塀の上から時給について労働時間について書いたダンボールを彼らに見せた。

労働基準監督署から臨検を受けろと電話をもらった社長は、証拠を全て消しておくように日本人従業員に指示をした。その上で、外国人労働者たちに、労働基準監督署は敵だと改めて教え込むよう言った。

凛たちは再び臨検にやってきた。
従業員たちはまた罵声を浴びせるが、凛は「素人の作ったトムヤムクンでお金を頂くわけにはいきません」と言い、従業員にお金を返した。凛が、トムヤムクンを売っていた人間だと気づいた従業員たちは、凛たちを入れれば、どちらに騙されているのかがわかるから中に入れようと言い出した。ふるさとの味をしていたあの料理を作った人の話を聞いてみたいとも言った。そしてみんなは道をあけた。

証拠を捨てた社長は、自ら賃金台帳を差し出す。だが書き換えられているのでどうしようもない。するとそこに外国人労働者が、自分たちでつけていた勤務の記録を持ってきた。不況だから仕方がないなどと開き直る社長に腹を立てた凛は、経営がうまくいかないのは経営者であるあなたが無能なだけ。それを従業員に押し付けるなと言い放った。

今回のことで真鍋は大喜びするが、署員たちはみな元気がなかった。セカイ部品工場で働いていた外国人たちの今後を心配していたのだ。そして、あれほど頑張った自分たちが感謝をされないということにも肩を落としていた。
凛だけは、なぜ感謝されたいのかわからない。職務を全う出来てとても満足していると言った。

瑠璃子が人間は感謝されたい生き物じゃないかと凛に聞くと、ありがとうを期待してする仕事じゃないと思っているとはっきり言った。

瑠璃子が春沢への折り返し電話を思い出し、慌てて電話をすると、社長が労働基準監督署から注意を受け、1時間30分前の出勤もしなくてよくなり、先月と先々月の未払い分も支払われることになったと聞かされた。

南三条は、一緒に料理が出来てとても楽しかったということ、また遊びに来てくださいという母親からの伝言を凛に伝えた。

凛は、注意をした会社が是正してくれたかどうかを確認に行くといい、七辻機械部品工場を訪れた。
春沢に声をかけ、早出出勤が改善されたかどうかの確認をすると、さっきも同じことを聞かれたと文句を口にしながらも、「社長に、そんなに忙しいなら外国人労働者を雇えって言ってくれたんだってね」と春沢が言った。南三条が驚いていると、セカイ部品工場で働いていた外国人たちが喜んで凛のところへやってきた。時給が900円になった、母親に電話が出来たなどと口々に嬉しそうに報告し、凛たちにありがとうと頭を下げお礼を言った。そっけなく頭を下げた凛は、振り返ったあと嬉しそうに微笑んだ。

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レビュー(感想)

今回のダンダリンは最後本当にスッキリしました!あの工場の社長、本当にむかついたので!!!最低賃金の半分で働かせるなんてありえないですよ。しかも外出も外食も出来ず、24時間管理されてるなんて、それはもう刑務所と一緒ですからね。人権侵害もいいとこです。

春沢って人の瑠璃子に対する口の聞き方にも腹は立ちましたが、お役所の人と一般の人って、それぞれの思いがあるんですよね。所謂「お役所仕事」っていうのには、一般人としては腹が立つこともたくさんあるのも事実だけど、役所側の人間からしてみたら、一般人に対して腹を立てることもたくさんあるんでしょうね。みていて、そこは何だか複雑な思いがしました。

南三条のお母さん可愛かったですね~♪なんだかどんどん南三条と凛が近づいているような気がします。

来週はどんなことを解決するんでしょうか☆楽しみですね!

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