安堂ロイド-あらすじ・レビュー(第9話)TBS系列12月8日放送


【第9話】
ネタバレ注意

第9話 あらすじ 12月8日 午後9時~放送(TBS系)

解離性同一性障害(多重人格障害)で入院している七瀬(大島優子)が目を覚ますと、体をベッドに縛り付けられていた。

何でそんなところにいるのか理解出来ない七瀬に、美少女のアンドロイド(桐谷美玲)は、メガネをかけさせ、七瀬が麻陽(柴咲コウ)の首を絞めたシーンを見せる。それを見せられた七瀬はショックを受ける。

そしてその美少女がそそのかしたことでレイコという凶暴な別人格に体を乗っ取られてしまった。レイコは担当医や看護師に暴行し、病院から逃亡する。

その電話を受けた麻陽は、凶暴な人格が殺人でも犯したら、精神鑑定が認められても、七瀬は一生病院で過ごすことになると言われる。

こうなることがわかっていれば、あの時殺しておけばよかったとロイド(木村拓哉)は探しに出た。

そこに沫嶋研究室の助手の斗夢(ジェシー)から、七瀬と連絡が取れないと電話が入る。七瀬を見つけたら、直接話しかけずに、すぐに連絡をするよう麻陽は伝えた。
薫(山本美月)、倉田(池田大)たちも一緒に七瀬を探すことになった。

七瀬を探す麻陽は、暗殺者のケプラ(伊達暁)とメンデル(谷田歩)に襲われる。そこにロイドが現れる。アップグレードしているケプラとメンデルには、アスラシステムを起動しても歯が立たない。

ロイドに重症を負わせ、その間に麻陽を殺そうとした時、上空が光り、ケプラとメンデルは姿を消した。

その場で倒れてしまったロイドを、現れたサプリとマンションへ連れ帰る。
アスラシステムを起動するタスクコマンドインジェクターはもう残っていない。
なぜロイドに、アスラOSが入っているのかわからないと言うサプリの言葉を受けてロイドが説明を始めた。

ロイドが2066年12月24日「血のクリスマスイブ作戦」に参加した時、落雷を受け壊れてしまい、インドのある大学教授に修理をされた。アスラOSはその時サブOSとしてインストールされたものだった。アスラOSはその教授が作ったものだ。

修理をしている時に、その教授は、血のクリスマスイブ作戦が、バグではなく政治家たちの謀略だったことを知った。教授は「未来に誇れる今を作れ。それが大人の責任だ」とロイドに伝え、修理を終えると行方を消した。

沫嶋研究室で3人の助手たちは七瀬の行方を突き止めるため、手がかりを得ようと七瀬のパソコンを調べ始めた。

葦母(遠藤憲一)は星(桐谷健太)に、七瀬が解離性同一性障害で入院していたが脱走したことや、七瀬の中にある凶暴な人格が今までの事件一連のキーマンであると伝えた。
手を貸してくれと言われた星は、七瀬のパソコンに入ってみることにした。

3人の助手たちは七瀬のパソコンを調べようとするが、開くためには、2135文字のパスワードが必要だった。斗夢は、以前七瀬が打っているのを見たことがあるといい、パスワードを入力し、パソコンを開いた。

すると、ヒンディー語で組み立てられたプログラムが出てきた。アンドロイドの設計図も見つかり、斗夢たちは驚く。

パソコンを見ていた3人は、七瀬が未来と通信していたことを知る。なぜ学会で発表しなかったのだろうと薫がいうと、発表できないヤバイ何かがあったか、もしくは意図的に起こしたのかもしれないと斗夢は推測した。

そこに美少女のアンドロイドが現れた。美少女がパソコンに自分のデータを出し、七瀬の別人格レイコが自分を作ったのだと教えた。

七瀬のパソコンを覗いていた星も美少女がアンドロイドだと気づいた。
葦母と星は、慌てて学校へ向かおうとするが、左京子(山口紗弥加)が現れ、星を止める。

一人で行こうとする葦母を、星が追いかけようとした時、ずっと好きだったと告白した。死んだら許さないと言われた星は、絶対戻ってきますと言い残し葦母のあとを追った。

ケプラたちと闘った時、毒性のウィルスをロイドの体に入れられており、壊死していっていた。
沫嶋研究室の3人の助手たちがアンドロイドにやられそうだと気づいたロイドは、そんな体でも助けに行こうとする。するとサプリはロイドに麻酔を撃って眠らせ、修理を開始する。

サプリが修理をしているとき、力になれなくてごめんと謝る麻陽に「何もしなくていいんだよ。沫嶋黎士と麻陽の存在自体が私たちの旗なんだから」とサプリが言った。

旗が向かう先に私たちの大切な希望がある。どんな苦労や悲しみをくらっても立ち上がる意味がある。そう思わせてくれる存在だから、旗が迷っちゃダメ、倒れちゃダメだと麻陽に伝えた。

修理を終え、サプリが現場まで連れて行くというと、「頼む」と言いながらも、ロイドはサプリを眠らせた。「サプリ、安堂麻陽を頼む」そう言い残して行こうとするロイドに、死ぬ気でしょと麻陽は言う。ロイドは何も言わず、ただ麻陽の頭に手を置いて姿を消した。

「七瀬さんを返せ!」と斗夢が言うと「ちょうどいい餌だ」と言い、美少女は3人を連れて姿を消した。

その直後、葦母と星が研究室に入るが、そこにはもう誰もいなかった。星が七瀬のパソコンを見つめていると、黎士の声が聞こえる。

「助けてやってください。君なら…うん、できます。お願いします。」

その黎士(木村拓哉)の声を聞いて、星はパソコンになにやら入力し始めた。机からなにかが出てこようとしたその時、葦母と星はレイコから殴られ気絶してしまう。

星と葦母が目を覚ますと、両手を縛られ、監禁されていた。そこにレイコが現れた。
葦母は、相棒の冨野や鑑定家を殺したのがお前だったら絶対許さないとレイコに言う。そして、星には絶対手を出すなと叫んだ。

レイコは、本当の天才は黎士ではなく自分だと言い、小さい頃からずっと比べられてきたと話した。黎士は自分の気持ちも分からず、ずっと光の中にいた。

「あなたにもわかるでしょ?」と星に聞く。黎士のファンなのに帝國大学へ行かなかったのは、沫嶋黎士を超えられないと思ったからでしょう?と言うレイコ。

星は入試の日、黎士と話した時のことを思い出していた。

「僕みたいに不幸になるからここへは来ないほうがいいってどういう意味ですか?」そう黎士に尋ねると、誰にも理解してもらえないからだと黎士は答えた。

どんなにすごいことを思いついても、うなづいてくれる人がいなかったら、何も思いついていないのと同じだと…。

地動説を提唱したガリレオも、宗教裁判にかけられ、誰にも認められずに死んでしまった。逆に、それまで天動説を提唱していた学者たちは、地動説が証明された瞬間に、自分の一生全てが無駄だったと知る。「ムゴイでしょ」と黎士は言った。

レイコは、星も黎士の被害者だと言い、もし学者になっていたらノーベル賞を狙えたかもしれないが、今はただのサラリーマン、凡人と一緒と星を笑った。

すると星は、勘違いをしていると指摘し、黎士が七瀬をどう思っていたのか話し始めた。

黎士の話には続きがあった。
黎士は「運」だけは持っていると言った。それは七瀬のことだった。七瀬のことを最強の理解者だと言い、自分よりはるかに天才だと話していた。

黎士が何年もかけて提唱したことを、七瀬は一度聞いただけで全て理解できる。「そんな妹が僕にいるんです。こんな幸せなことはないですからね」

そのことをレイコに伝え、黎士とそんな話しをしたから東京帝國大学を受験しなかったと星はいい、ずっと逃げていたと告げた。

それを聞いたレイコは動揺していた。そして黎士とのことを思い出す。
自分の仮説を七瀬に見せ、それを七瀬がすごいというと、「七瀬がわかってくれたから、俺は安心して前に勧める。さすが七瀬」嬉しそうにそう言うと、黎士は七瀬の頭をなでた。

黎士が自分を認めてくれていたことを知ったレイコは七瀬に戻り、葦母や星に謝った。研究室の3人を助けるようにと葦母が話していた時、七瀬は銃弾に倒れる。

撃ったのは美少女のアンドロイドだった。葦母は激怒し「やれるもんならやってみろ!」と美少女の前に立ちはだかり、撃たれてしまう。

眠っていたサプリが急に目を覚まし、パソコンを見た。するとそこには、撃たれて倒れている七瀬たち3人の姿と「神が人間を創りしは嘘 人間が神を創りしは我 我々は人間には支配できない」というメッセージが映し出されていた。それを見て怒ったサプリは姿を消した。

公安上層部の幹谷(鶴見辰吾)は、サインをすれば、本人もその子孫もずっと守られるとある大臣に、サインするよう求めていた。そこに現れた美少女アンドロイドを、ケプラとメンデルは新しいボスだと紹介した。

「あくまでも人間がアンドロイドをコントロールする。この法律だけは守ってもらいたい。政治家として命をかけてでもそこは譲れない!」そう言った大臣は、美少女アンドロイドに殺されてしまう。

その大臣を原子還元処理をしようとしているところにロイドが現れ、反対にアンドロイドが原子還元処理される。

「アスラシステムも使えない、ただの鉄くずが!」という美少女に、自分には仲間がいるからアスラシステムは必要ないとロイドは答えた。

ロイドはサプリを呼び、「珍しく生きる価値のある男だ」と言うと、大臣を蘇生するよう指示した。サプリは大臣と一緒にその場から消えた。

「もう死んでるよ」という美少女に、「サプリの能力を侮るな。そして人間の可能性を甘く見るな」とロイドは言った。そして、治療を受けている葦母たちの映像を見せた。

今度は美少女アンドロイドがある映像を見せた。沫嶋研究室の3人の助手たちが殺されようとしているところだった。

「沫嶋研究室のみなさん、オールアップでーす」と美少女アンドロイドが言うと、ロイドは「角城」と呟いた。

3人に放たれた銃弾は角城に守られ、銃を向けていたやつらも角城に倒された。
「生まれたばかりの君にはわからないかもしれないが、大人は未来に誇れる今を作らなきゃいけない責任がある。沫嶋教授を生きてこの世界に還すまで、この若者たちを死なせるわけにはいかない。」

角城はそういうと、3人の助手たちと共にその場から消えた。

「歴史にお前は存在させない」と言ったロイドの言葉を、アスラシステムもないのにと美少女は鼻で笑った。

「この体はただの機械ではない。安堂麻陽の思い、沫嶋黎士の思い、妹の沫嶋七瀬の思い、そして今この世界に生きている人の思いで俺は生かされている。俺はその全ての思いでお前を倒す。」

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レビュー(感想)

やっぱり黎士生きてるんだ!
「沫嶋教授を生きてこの世界に還すまで、この若者たちを死なせるわけにはいかない。」って角城が言いました。やっぱり黎士戻ってくるんだ!
嬉しい!!!

麻陽や黎士たちの仲間も増えていってるし、兄が自分を誇りに思っていてくれたことを知った七瀬の多重人格も治るでしょう。

やっぱり星もかなりな天才ですね。それに斗夢!彼も相当凄いです。大活躍でした。2135文字のパスワードって、超面倒くさい。開くたびいちいち入力するなんて相当面倒ですよ。それを覚えている斗夢ってすごい!

黎士の声が星に聞こえた時、なんだかすごく感動しました。
星がパソコンに入力したあと、机から何かプリントアウトされそうになってましたが、あれは一体なんだったんでしょうか?!すごく気になります。

どんどん面白くなってきたけど、とうとう来週最終回ですね。
黎士に会えるのを楽しみにしています!!!

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