【第8話】
第8話 あらすじ 12月1日 午後9時~放送(TBS系)
麻陽(柴咲コウ)は、自分と過ごした今までの記憶を全て失ってしまったロイド(木村拓哉)を前に途方にくれる。
麻陽は、ロイドの記憶が体のどこかに眠っているのではないかと信じ、葦母(遠藤憲一)や星(桐谷健太)と共に、ロイドの記憶が戻る方法を探すことにした。
黎士(木村拓哉)のパソコンにロイドの記憶を戻す手がかりがあるのではないかと考える葦母と星は早速それを調べ始める。
麻陽は、七瀬(大島優子)に相談しようと、大学を訪れる。二人で昔の写真を見ていると、突然七瀬の態度が豹変し、麻陽の首を絞め始めた。
「兄さんのことを独り占めして…あんたがいなければ兄さんは死ぬことはなかった。死ね!」そう言った次の瞬間「やめろレイコ!」と叫び気を失った。
医者から七瀬が解離性同一性障害(多重人格障害)で苦しんでいたことを聞かされ驚く麻陽。七瀬の中には複数の人格が存在していて、黎士と双子だと言っているレイコという凶暴な人格もおり、このままではレイコに体を乗っ取られてしまうことも考えられると言う。
外の社会と隔離し、薬とカウンセリングで治療をするために早急に入院した方がいいと医者に勧められる。今回のことを刑事事件にすれば医師の判断で強制的に入院させることが出来るといわれた麻陽は、少し時間が欲しいと返事した。
眠っている七瀬を見ながら、そんなに苦しんでいたなんて知らなかったと麻陽が呟くと「あんたも苦しめば?」とアンドロイドの美少女(桐谷美玲)が笑いながら麻陽の首を絞めてきた。そこに現れたロイドに麻陽は助けられる。ロイドはその美少女を追いかけその場から消えた。
ビルの屋上で、ロイドは「お前何者だ?」と聞く。その美少女は、黎士のデータを元に作られた2013年製のものだった。記憶をなくしたのになぜ麻陽を守るの?人間なんてくだらないのにというとロイドにある光景を見せる。
ゴミをその辺に捨てる男性や、荷物がおばあさんに当たっても謝りもせず素通りする人間。そして歩きタバコをし、子供の顔にその火がつきそうになるなど、自分のことしか考えていない劣等動物が人間だと言った。
「兄弟で、この世界の人間、絶滅させちゃわない?」そう言われたロイドは「安堂麻陽が死ぬことは禁じられている」と、ロイドがアスラシステムを起動すると、その美少女もアスラシステムを起動した。
ロイドと美少女には圧倒的な差があった。その場から消えた美少女を追いかけるが、全く別の世界に逃げ込まれてしまった。
病室に戻ってきたロイドが充電が必要になったため、麻陽はロイドを連れて自宅へ戻った。
翌朝、朝食を用意した麻陽は、一人で食べるより二人で食べるほうがおいしいからと、ロイドを朝食に誘った。そこでロイドが、自分が名づけられた時のことを一瞬思い出した。
しかしそれは一瞬で詳しいことは何も思い出せない。落ち込む麻陽に「すまない」とロイドは謝った。気を遣い「大丈夫。すぐ戻るよ」と麻陽が励ました。
定例発表の席に見慣れない顔があった。新聞社のIDを持っていたため仕方なく入れたと星が言う。
その日の夜、星や左京子(山口紗弥加)と一緒に焼肉を食べていた麻陽は、左京子から黎士の記憶が戻ったのかと聞かれ、まだだと答えるが、家にいるロイドのことを心配し早々に帰って行った。
その後、酔っぱらった左京子は、星相手に、父親のことを愚痴る。母親から父親の悪口を聞かされて育ったため、幸せな家庭というものが想像できないのだという。ホント迷惑な親父だよという左京子に、「なんだかんだ言って、親父さんもお前のこと大事に思ってんじゃねえの?」と言う星に「そんなことわかってる。わかってるから余計にむかつくの!」と泣き出した。星は仕方なく、そんな左京子の頭をポンポンとした。
自宅に戻った麻陽は、眠っているロイドに、何度も思い出してって言った事を謝った。「思い出せなくても構わない。私がちゃんと覚えてるから。ロイドとのこと全部ずっと覚えてるから」肩に頭をうずめている麻陽をロイドは見た。
その時、麻陽の部屋にあったぬいぐるみから黎士のパソコンへデータが移って、死んだはずの警視庁公安部幹部の角城(平岡祐太)がうっすらとした姿を見せた。
角城は黎士のパソコンをなにやら操作する。そこに突然男性たちが押し入ってきた。その瞬間、角城は姿を消した。その男性たちは公安の人間だった。
盗聴器が仕掛けられているという情報が入ったから調べるという。協力するなら手荒なマネをするつもりはないと言うと家中を探し出した。
公安の人間が見つけたといったものは、さっき角城が出てきたぬいぐるみだった。
そしてそのぬいぐるみはケプラ(伊達暁)とメンデル(谷田歩)に渡された。
新しい体を用意するから一緒にまた闘いましょうという二人に、本当に今までやってきたことは正しいのかと聞く角城。
一度死に、データだけになり、ぬいぐるみの中に入れられ、いろんなものを見てきた角城は、ロイドや麻陽、星や葦母、サプリたちのやり取りを聞いていて、心を揺り動かされた。
それは愛というものじゃないかという角城に、愛なんてくだらないバグで、嗜好回路がおかしくなり、理性的判断が出来ない状態だと言い、理性を取り戻すように言うが、もうポリスクラウドには戻らないと角城は言った。すると二人は、裏切り者には死あるのみと、原子還元処理の申請をする。
その頃麻陽の自宅のパソコンでは、SRX-ラッキー7Rがプリントアウトされようとしていた。それに気づいたロイドと麻陽。机の引き出しから現れたのはサプリだった。
原子還元処理をされそうになった角城(ぬいぐるみの姿)もサプリが救った。
麻陽の自宅に再び戻ってきたサプリは、ロイドと同じように記憶をなくしていた。感情のプログラムさえ搭載されていなかった。
サプリがロイドを認識したのと同時にぬいぐるみの目が光った。そしてサプリは、ロイドの記憶回路の修復を行った。それにより、麻陽と出会ってからの全ての記憶が蘇った。
ロイドの記憶が戻ったことがわかった麻陽は、ロイドがいなくなったような気がして寂しかったと涙した。そんな麻陽にロイドは謝り、これからは心配をかけないようにすると約束した。
サプリがいることに驚いたロイドは、サプリも記憶をなくしてしまっていると麻陽に聞かされる。ロイドは、今の自分に必要なのはただの支援機じゃないと言うと、サプリに感情のプログラムをインストールし、ロイドが預かった心をわけた。それによりサプリの記憶も蘇った。
その後、大事なことを忘れてたと言うと、サプリはパソコンでなにやら入力を始めた。その後すぐに、角城がプリントアウトされた。
角城は、ロイドの妹機に一度殺された。それにより余計なコマンドを失ったおかげで、本当は何が正しくて何が間違っているのか、一度死ななければきっとわからないままだったといい、2113年の警察サイドについて知りたいことがあれば教えると言う。麻陽は、なぜ自分が狙われているのかと聞いた。
沫嶋黎士の思いが原因だという。黎士の麻陽への思いが、2013年と2113年を繋ぐゲートを閉じているのだ。
思いは時空を超えるという研究をしていた黎士は、思いが素粒子であるということを発見した。2011年3月11日、東日本大震災が起き、多くの人が自分の生活のことよりも、誰かを救いたいと強く思ったその時、素粒子観測装置に今までに発見されていない新しい素粒子の反応があった。
それを黎士は、思いの素粒子ではないかと推論し、素粒子の発見に至った。その結果、虫の知らせや言霊などと言われていたものが、素粒子の結果であることが科学的に証明された。
黎士はその素粒子を使い、100年後の未来と通信するゲートを開いた。だがそれを危険だと判断し、ゲートを閉じた。それは麻陽を守りたいと思う強い願いからだった。
黎士が殺されたあとも麻陽への思いが残り、ゲートを閉じている。ポリスクラウドは麻陽を殺せば黎士の思いが消えゲートが開くと考えているのだ。
100年後に保存されていた黎士の脳データが破壊された今もゲートが開かないのはおかしいと角城は言う。そして黎士が殺されたのは黎士の策略だったのではないかとも言った。
黎士は自分の脳がデータ化され100年後に運ばれることを予想していて、100年後の未来から、5Dプリンターやアンドロイドを使って麻陽を守ることを考えていたのだろうと言う。
その話を聞いた麻陽は、黎士がそこまでして自分を守ろうとしてくれていたのだと知って涙した。
その頃、ケプラとメンデルはアップグレードされていた。
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レビュー(感想)
今回サプリが帰ってきました!!!よかった~!ロイドの記憶も戻ったし、角城も味方になって戻ってきてくれたし♪
どんどん味方が増えてくね☆
ただ、七瀬は心配ですね。多重人格だったんだね。前回のシーンで、そうかなって思ったけど…。もう一つ驚いたのは、あのめちゃくちゃ強い美少女のアンドロイドが2013年製だったということ。もしかしたらあれを作ったのは七瀬かな?もしくは、七瀬の中にある一つの人格が作ったの?
角城の話では、黎士は肉体的には死んでるようですね…。どこかで生きていてくれていると思っていたのに。黎士の脳データが破壊されたのにゲートを閉じている理由。この世からいなくなっても、脳がなくなっても、思いだけは残るってことなのかな?
ロイドの麻陽への思いとは全く関係ないのかな?
でもなんだかすごい内容だったな。思いは時空を超える。それは分かる気がするんだけど、素粒子とか言われるとわかんなくなるね。
アスラシステムの注射あと1本しかないって言ってたけど、どうなるんだろう?サプリが戻ってきても黎士の脳データがないとどうしようもないのかな。角城やサプリにもどうにも出来ないのかな。でもあれがないとやられちゃうよね。
最終的にはあの美少女のアンドロイドも味方になってくれるかな?!
早く次回観たいです。
2013年 秋ドラマ(10月スタート)リスト
枠 | タイトル | 系列放送局 | |
---|---|---|---|
月 | 9時 | 海の上の診療所 | フジ系列 |
火 | 9時 | ミス・パイロット | フジ系列 |
10時 | 陰陽屋へようこそ | フジ系列 | |
水 | 9時 | 相棒12 | テレ朝系列 |
10時 | ダンダリン | 日テレ系列 | |
10時 | リーガルハイ | フジ系列 | |
木 | 9時 | 夫のカノジョ | TBS系列 |
9時 | Docter-X | テレ朝系列 | |
10時 | 独身貴族 | フジ系列 | |
金 | 10時 | クロコーチ | TBS系列 |
土 | 9時 | 東京バンドワゴン | 日テレ系列 |
日 | 9時 | 安堂ロイド | TBS系列 |