安堂ロイド-あらすじ・レビュー(第7話)TBS系列11月24日放送


【第7話】
ネタバレ注意

第7話 あらすじ 11月24日 午後9時~放送(TBS系)

動かなくなったロイド(木村拓哉)にかけより名前を呼び続ける麻陽(柴咲コウ)。そこにやってきた葦母(遠藤憲一)が一緒にマンションまで運んでくれた。

麻陽は、葦母のそんな行動に戸惑い、どういうつもりだと聞いた。死ねば家族が悲しむと言って、ロイドが自分を撃たなかったことを話し、「今更ながらどうにかしてやりたい」と言った。

麻陽は七瀬(大島優子)にロイドを修理して欲しいと電話をするが、断られてしまう。

七瀬のところにはまた謎の美少女(桐谷美鈴)が来ていた。「誰が直すかよ。あんな旧型」美少女はそう言うと「私を選んでくれてありがとう」と七瀬に抱きついた。

「あなたとあのポンコツ、兄弟機なんでしょ?」と質問する七瀬に、「そう。あなたが沫嶋黎士を殺したように私もあいつを殺す」と美少女は言った。

それを聞いた七瀬は、その意味がわからない。「すっとぼける気?だったらどうして私はここにいるの?」理解出来ない七瀬を前に「そっか。そういう病か」と美少女は呟いた。

星(桐谷健太)なら修理できるかもしれないという葦母の言葉を聞いて、星を使って自分の周辺を探っていたことを知った麻陽は「最低」と睨みつけた。

葦母は「こいつが何をしようとしてたか知ってんのか?」と言い、ロイドが2066年アジア、アフリカを中心に何十億人という人間を虐殺し、その後世界の要人を殺しまくると麻陽に説明した。

その話を聞いた麻陽は、バカじゃないのと言って相手にもしない。葦母が、一つだけ理屈が通ることがあると言う。「民主主義はこの後、増加し続ける人口を抑制するシステムが働かず、人口爆発が止まらない。」そこまで言って振り向くと麻陽は全く話を聞いていない。

麻陽から帰るよう言われた葦母は、ロイドを修理してくれる相手を探すというが、星には頼むなと麻陽は言う。

助けなくていいのか?とロイドに目をやり「俺があんただったら、親の敵に土下座してでも助けてもらうけどな」そう言った。葦母のその言葉を聞いた麻陽は、星に頼んでもらえるようお願いした。

目を覚まさないロイドの手を拭いて握り締める。ロイドの手は冷たかった。
何かを感じ怯えて、ロイドの傍に寄り添う麻陽。

星は警視庁に呼ばれた。星が入った部屋には、葦母や葦母の上司の公安の人間、幹谷(鶴見辰吾)、そのほかにも数人の刑事がいた。公安上層部は2113年の警察と取引をしていると言い、ロイドが未来に大きな災いをもたらすと話した。

2066年に戦闘用アンドロイドが一斉にバグをおこし、多くの人間を虐殺し始めるという事件が起きると説明。仲間が破壊処理される中、ロイドだけが生き残り、その後も世界各国の指導者たちを次々に殺していくという。

ロイドがいつバグを起こすかわからない。その前に修理をするとみせかけて殺して欲しいと星に頼む。

星が葦母に意見を求めると、上層部と同じ意見だと答えた。その答えを聞いた星は了承し、薬を受取って帰った。

星は麻陽の自宅を訪ねた。パソコンを立ち上げ復旧に入る。星にパンと紅茶を差し出す麻陽に、今の麻陽を見ているのが辛いと星は言う。

黎士と住んでいた部屋に住み、黎士と同じ顔をしたアンドロイドがいて、思い出に埋もれて死んでいるのと同じだと言われた麻陽は「修理よろしくお願いします」とだけ言って部屋を出て行った。

電源を入れたところで打つように言われた薬を注射器に入れロイドに近づいた。
ロイドの前でライターの火をともし、本当に殺すべきなのかと自問自答した。そして昔のことを思い出していた。

それは大学受験の日。トイレの個室でタバコを吸おうとしていたが、ライターがつかない。すると隣から「ライター貸しましょうか?」と声をかけられる。それは星が憧れていた黎士だった。

受験生だと分かった黎士が、受験生なら違法だというと、タバコを一服しないと落ち着けないため、ベストを尽くせないかもと星は言う。ベストな状態で入試に挑んだほうが後悔はないからとライターを渡し、それをあげると黎士は言った。

黎士はタバコは吸わないが、火を見ているだけで考えが浮かんできて楽しいと話した。その後も、火の素晴らしさについて力説する黎士。それを星は興味深そうに、とても嬉しそうに聞いていた。何億というアイディアをくれた魔法の箱だと言い、これからは君の閃きのもとにするといいと黎士は言った。

「ここに入って先生みたいになりたいと思います」と星が言うと、「僕みたいになると不幸になる。だからここには来ないほうがいい」と黎士から言われた時のことを思い出していた。

黎士から貰ったライターの炎を見つめながら星はあることに気づいた。
警視庁で見せられたロイドの写真の腕につけられていたものが、フランスの死刑執行人の一族、サンソン家の紋章に似ているのだ。

ロイドに関する幹谷の説明を思い出してある疑念を持つ。ふらついた星が倒れた拍子に目覚まし時計が床に落ちた。その音を聞いて麻陽が部屋に入ってくる。

床に転がっている時計を拾い上げ、壊れていないことを確かめた麻陽は、「よかった」と呟いた。ロイドが直してくれたものだと星に説明した。

星は、麻陽にパソコンの画面を見せた。ロイドが虐殺をしたと書かれたものを見た麻陽に、これを見てもまだロイドを信じられるかと星は聞いた。

「全然関係ない。信じる」と答え「私は目の前にいる彼のことを信じる。他人がなんといおうと、自分が信じるものは自分が決める。ロイド、言ってくれたの。私を救うことが未来を救うことになるって。」

麻陽の言葉を聞いた星が、紋章の件を説明し、こんなに高度な知能を持ったアンドロイドが、自らサンソン家の紋章をあしらったものをつけるとは考えられない。人間がアンドロイドに死刑執行人という汚れ役を押し付けたと考えるのが自然だと言った。

それを聞いた麻陽は、ロイドが人を殺したことを一日も忘れたことがないと言っていたこと、うなされていたことを話した。

星は言う。バグというのはプログラムの矛盾であって、一斉にそれが起こるとは考えられない。一斉に起こるとしたら、プログラムを仕込みバグと見せかけて人間たちを大虐殺したのではないか。

大虐殺されたのが、アジアやアフリカに偏っていることも気になると星は言う。「まるで増えすぎた人口を抑制したかのような・・。」星がそう言った時、麻陽は同じことを言っていた葦母の話を思い出した。

もし、そう仕向けたのが世界各国の指導者だったとしたら、ロイドが次々にその指導者たちを殺していったのは、プログラムではなく、意思を持って動いたのではないか?感情と意思を持った存在に進化したと考えると辻褄が合うと星は言う。

それに気づいた星は、自分がさせられようとしていたことに怒りを覚えた。麻陽を守ることが未来を守ることになると言ったロイドなら信じてもいいと言った。

その時、複数のパーツに致命的な欠陥があって再起動できないとエラーが出た。そしてその瞬間、心臓のような音と共にパソコンの画面が波打ちだした。

研究室の黎士のパソコンも同じように波打ちだした。それを見た美少女は、2113年の何者かが、黎士と星のパソコンにアクセスしていると七瀬に言った。
破壊されたはずの沫嶋黎士の脳データだ。

そのことを知った未来の警察は、麻陽の家にSITを向かわせるよう指示した。

100年後から、暗号化されたメールが星のパソコンに届いた。それを解読してみると、東京タワーが写った。そしてその隣に「十八」という文字が浮かび上がる。

それを見た麻陽は、「君の命は必ず絶対に守るから。100年先もずっと。ずっと守るから」と言いながら、手を十字にし、そのあとおでこの前で八のようなポーズをしていた黎士を思い出し、黎士からのメールだと確信した。

そのあとすぐに、ロイドの体内組成の組み換えが始まった。

そこに葦母から「早く殺せ」という電話が入る。それを受けた星は、それが葦母じゃないことに気づく。公安にいた葦母からタバコのにおいがしなかったと指摘し、本物をどこへやったと問いただす。

電話を変わった幹谷から、「葦母は我々が預かっている。お前の行動次第では命は保障しない。そのアンドロイドはテロ用の兵器と考えられる。すなわちそれを修理したらテロ行為をみなす。

「窓の外を見ろ」と言われ、星が見てみると、そこにはたくさんのSITがいた。
ロイドの修理をやめ、5分以内に外に出てこなければ、星も麻陽も殺すと脅した。

葦母から預かった拳銃を手にし、外へ行こうとする星を麻陽は止め、ロイドを直すことはあなたにしか出来ないことだと、冷静になるよう言い聞かせた。

その頃葦母は、傷を負って閉じ込められていたが、心臓のような音と共にそこの鍵が開いた。

麻陽はマスコミに連絡をしようと電話をかけるが、携帯も家の電話も通じない。電気も落とされてしまう。星が慌ててパソコンを確認すると、バッテリーに切り替わっていた。バッテリーが持つかどうかわからない。

麻陽は、ロイドが回復するまで、時間を稼ぐと言うと表へ飛び出していった。

SITが突入しようとした瞬間、飛び出してきた麻陽に気づく。麻陽は、責任者を出すよう言うと、自分たちがテロリストじゃないことを説明し、丸腰の人間を撃つのかとみんなを見渡した。するとその責任者は、君はともかく、中にいるのはテロ用の兵器だという。そう言われた麻陽は、その証拠を出せと言った。

幹谷は、星を射殺し、ロイドを殺すようその責任者に指示する。責任者が躊躇していると「命令だ」と叫んだ。仕方なく突入しようとした時、葦母が現れた。
葦母は、命令している上のヤツらをクズ中のクズだと言い、「俺はいつだって自分の頭で考え自分なりの正義にしたがって生きてきた。」と言った。

「邪魔するヤツは撃て、早く突入しろ」と幹谷に言われた責任者は、葦母に銃を向けた。

「撃てるものなら撃ってみろ。俺が生きてるうちはあの部屋には一歩もいれさせねえぞ。あの部屋には、俺みたいな人間にも希望だって信じられるモンがあるんだよ」と立ちはだかった。銃口を向けている人間に麻陽が向かっていく。すると今度は、転んだ麻陽に銃が向けられた。

その瞬間、ロイドが目を覚まし、星の目の前で消えた。

ロイドは次々にSITを倒した。麻陽と葦母が呆然としながら見ている目の前で、ロイドは消えた。ロイドが公安に現れると、幹谷以外は全員瞬時に姿を消した。

ロイドは幹谷を捕まえ、「帰って上層部のやつらにきちんと伝えろ。2113年につながっているやつらのことは全員認識している。次に下手な真似をしたら、そいつらを全員、家族ごと殺す。

いや、この国の政治家、警察、30分以内に全員殺す」幹谷の目に先の尖ったものを向けながら、「安堂麻陽に手を出すな、わかったな。」とロイドが言うと、「わかった」と幹谷がうなづいた。

自宅に戻ってきたロイドは、ユカワOSに切り替わった。ロイドの名前を呼びながら麻陽が抱きつくが、ロイドは麻陽との記憶をなくしていた。

葦母や星のことも覚えておらず、二人に銃口を向けた。

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レビュー(感想)

ロイド回復したのは良かったけど、記憶をなくしてしまいましたね…。この先一体どうなるんでしょう?

黎士からのメール。「十八」という数字と東京タワーを見た時は思わず泣きそうになりました。
人間の未来は決まっていると黎士が言っていましたが、もし黎士には未来がわかっていたのなら、あの時ロイドが瀕死の状態になることも予想していて、あらかじめメールを送るよう設定していたということ?それとも本当に、100年後の沫嶋黎士の脳データは破壊されてないのかな?
黎士は死んだふりしてやはり生きてる?!

黎士は一体どうなってるんですか?生きてるのか死んでるのか…。生きてて欲しい。

ロイドにも記憶を取り戻して欲しいな。

星くんにもロイドのことを理解してもらえてよかったですね。でも感情を持ったロイドはいなくなっちゃったわけですけど…。

葦母も味方になったし、なんだか面白い展開になってきましたね。
早く次回が見たい!

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