安堂ロイド-あらすじ・レビュー(最終回)TBS系列12月15日放送


【最終回】
ネタバレ注意

最終回 あらすじ 12月15日 午後9時~放送(TBS系)

自らの野望を実現しようと目論む謎の美少女こと「THE LAST QUEEN」(桐谷美玲・以降LQ)。

ロイド(木村拓哉)の危機を見ていたサプリ(本田翼)はロイドを助けるため、瞬間移動した。その時、七瀬(大島優子)が目を覚ました。

ロイドのところに駆けつけたサプリが、ロイドを連れて逃げようとするが、ワープ出来ないように結界が張られていてその場から逃げることが出来ない。

七瀬はLQを止めるため、愛情や優しさのプログラムをインストールした。それによってLQが苦しみだした。とどめを誘うとするロイドだが「やめておにいちゃん」と言われて躊躇してしまう。原子還元処理をしようとした瞬間、LQが目を覚ました。サプリはロイドを連れその場から立ち去った。

LQは七瀬を検索し始めた。それに気づいた七瀬は、麻陽(柴咲コウ)たちを危険な目に遭わせないようにするため、一人で逃げる。
あとを追いかけようとするが、結界が張られていて外に出れなかった。

その場から離れた七瀬は急いで、LQの機能停止させようとするが、そこにLQが現れる。LQに追い詰められた七瀬は気を失い、別人格レイコが姿を現した。LQが気を許して背を向けた瞬間、七瀬は毒を注入するプログラムを作動させた。

その時、別のアンドロイド、メンデルがそれを助けに来るが、角城(平岡祐太)が現れ、それを倒した。LQも自分で毒を注入し動かなくなった。

その時、星(桐谷健太)や葦母(遠藤憲一)も目を覚ました。麻陽から、未来の特効薬で治されたことを聞かされる。

サプリが「終わったよ。何もかも。」とロイドに言うが、「いや、まだまだだ」とロイドは呟いた。

葦母は、信用できる刑事を呼ぶといい電話をかけ、大臣を迎えに来るよう指示した。
七瀬の居場所が分かったという星と一緒に葦母や麻陽は部屋を出た。

サプリから結界を外したと聞いたロイドは、罠だということに気づいた。
毒に犯されているロイドの体力は限界に達していた。

みんなのところに連れて行って欲しいと頼むロイドに、そんな体で行けば今度こそ死んでしまうと必死で止めるサプリ。「お前なら俺の気持ちがわかるはずだ。」とサプリを説得する。

駆けつけた麻陽たちの前で、七瀬は突然口から血を吹き出した。LQは死んでいなかったのだ。七瀬に駆け寄った星を倒し、それを見て向かっていった葦母を簡単に跳ね除けた。

そこに角城が駆けつけ、LQを倒そうとするが、メンデルも死んではおらず、銃で撃たれて倒れてしまう。

人間は何一つとして自分たちには叶わないというLQは、麻陽に降参しろと言う。
そこで角城が立ち上がった。機能停止したはずなのにと驚くメンデルに、「お前のような人形には理解不能だろうが、思いは命を生み出す」と言う角城。

メンデルが原子還元処理を申請した時、ロイドたちが現れた。「あとはお願いします」と言うと、角城はメンデルを原子還元処理し、「沫嶋七瀬は、生きて沫嶋黎士に返さねばなりません。何とか助けてやってください。」とサプリに遺言を残し、自分も消えていった。

角城が消えてしまったことを悲しむサプリに、ロイドは、角城の遺言を守るように伝えた。サプリはうなづくと、七瀬を抱えて移動した。

LQに戦いを挑もうとするが、ロイドは全身毒に侵されていた。
そんなものを守ろうとする意味がわからないというLQに、この世界にも安心して任せられると思える人間がいる。その人たちに任せておけば、大虐殺を犯すような未来は決してくることはないとロイドは言い切った。

ロイドは必死に立ち上がり、自分もLQもこの世界にいてはならないという。自分のことを全知全能というLQに対し、「全知全能など存在しない。なぜなら人は一人一人、その存在が奇跡だからだ。全ての人は誰かを愛し誰かに愛され、この世界は未来へ歩んでいる。俺は今ここにいる人間の力を信じる。」ロイドがそういった時、そこにSITが現れた。

葦母は、何の罪もない人間を殺して、帰ってから自分の子供を抱けるのか。そんなことしてもらった金で、嫁や子供にメシを食わせられるのか?とみんなを叱責した。
自分の頭で考えて行動しろと諭す葦母。未来のことを本気で考えてくれと土下座する葦母と星を見たSITの隊長、石川は攻撃をやめ、みんな銃を降ろした。

ロイドは「今までありがとう。いつかまた会おう」葦母や星にそう伝え、麻陽には「君と沫嶋黎士を永遠に守る。二人で長く長く幸せに。それが俺の思いだ。名前をくれて、ありがとう。愛を…ありがとう。」そう言い残し、LQに向かっていった。

ロイドを原子還元処理しようとするLQを自分と一緒に光で包み、空へと昇って行った。
麻陽たちはそれを追いかけ屋上へ駆け上がった。

そこには空へ向かってまっすぐに伸びていく光があった。ロイドは空を昇りながら、麻陽とのことを思い出していた。高い空まで昇った光は、上空で爆発し消えていった。

それを見ていた麻陽は、その場に座り込んでロイドの名前を呼び、泣き続けた。
空から落ちてきたかけらは、海の底へと沈んでいった。

後日、麻陽の結婚式は前日にキャンセルされた。黎士が研究で海外へ行き、帰ってこられないと聞かされた左京子(山口紗弥加)が、女心がわかっていないというと、「どうせお前は参列者狙いだろ。」と星が言った。

そんな星を睨みつける左京子の視線に気づいた星は「ごめん…。でも俺、お前の気持ちに正直ちゃんと応えられねえっつうか…」と言うと左京子に頭をはたかれ「ばーか!何偉そうに振ろうとしてんだよ!」と言い合いになる。そこに葦母がやってくる。

手には大きなクマのぬいぐるみを抱えていた。左京子へのクリスマスプレゼントだった。「パパ。私、もうぬいぐるみがなくても眠れるよ」と言いながらも左京子はとても嬉しそうだった。

入院している七瀬の下に、研究室の子たちが見舞いに来た。迷惑かけて悪かったと謝る七瀬。七瀬に世話になっていたのにひとりにしてしまっていたのではないかと反省する3人。退院したら週に一度は沫嶋研究室でご飯会を開こうという薫(山本美月)。

そこで、黎士がインドに資料探しに行ってから3週間戻ってきていないと聞かされる七瀬。

麻陽はお酒を呑みながら黎士の帰りを待っていた。
「やっぱり黎士帰ってこないじゃん…ロイドの嘘つき」
麻陽は呑み過ぎてそのままソファで眠ってしまった。

研究者たちの手で、海の底に沈んだロイドのかけらから、ロイドがプリントアウトされた。麻陽の家の黎士の机の引き出しから再び現れたロイド。

「100年24日2時間13分ぶりだな」目を覚ました麻陽に、そう語りかけた。
海に沈んだロイドのかけら、メモリーチップを、100年後から拾い上げてもらい、やり残したミッションのために戻ってきたという。

ロイドが帰ってきたことに喜び抱きつく麻陽を、ロイドも抱きしめようとするが手を止めた。
「時間だ」そういうと、お礼を言った。「俺の魂はいつまでも君と沫嶋黎士を守っている。この体を沫嶋黎士に返す。さよなら」

ロイドの体からメモリーチップが排出され気を失った。そこにサプリが現れた。サプリは、ロイドの本体であるメモリーチップを拾い上げながら言った。ロイドは、体を沫嶋黎士に返すため、100年間6000メートルの海のそこで水圧や海水の浸食から耐えてきた。麻陽に黎士の体を返すためだけに…。

そんな話をしているところで、黎士の脳データが送信されることになった。離れた場所で待っていると、脳データを受信した。「沫嶋黎士を起動します。全てのOSを終了し、生体活動モードに切り替えます」

「ミッション終了!」サプリはそういうとロイドからの伝言を麻陽に伝えた。「俺はいつも君のすぐそばにいる。何かあったらすぐ現れる。安堂麻陽と沫嶋黎士の幸せな未来を守る」それを伝えてサプリは消えた。

黎士は目を覚ました。麻陽を見て「よかった…。麻陽のこと守れた。」ととても嬉しそうに微笑む黎士に「おかえり!黎士」と麻陽は抱きついた。

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レビュー(感想)

安堂ロイドも終わってしまいましたね。

とにかく黎士が戻ってきてくれて本当によかった!黎士は、自分が戻れるということもわかっていたのだろうか?!想定内だったのかな。

その代わりにロイドはいなくなってしまいましたが…。でもデータさえあれば、いつだってロイドに会うことは出来るわけですよね?!

とにかく黎士が戻ってきてくれたことが本当に嬉しかった!

途中、黎士は戻らないんじゃないかって諦めたこともありましたが、こういう結末でよかったです。
七瀬も病気治りそうだし♪

このドラマ、前半は難しすぎて意味が分からなかったけれど、後半になるにつれて、どんどん面白くなっていきましたね。

麻陽に本当の笑顔が戻ってめでたしめでたしでした☆

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