安堂ロイド-あらすじ・レビュー(第3話)TBS系列10月27日放送


【第3話】
ネタバレ注意

第3話 あらすじ 10月27日 午後9時~放送(TBS系)

麻陽(柴咲コウ)は、七瀬(大島優子)にだけは嘘をつけないと、ロイドのことを話してしまう。ロイドは、七瀬を殺すといって消える。麻陽は、慌てて追いかける。麻陽から電話がかかってくるが、七瀬はそれには出ずに電源を落としてしまう。

麻陽は、東京帝國大学へ向かうタクシーの中で思い出していた。
「敵が最も嫌がる一手を常に考えてうつこと。」
将棋をしていた時に、黎士(木村拓哉・2役)から教えられた言葉だった。

大学に着いたロイドは七瀬の後ろに立っていた。そこにやってきた黎士の助手たちがロイドに近づき喜んで話しかける。みんなロイドが黎士だと思っている。そこに麻陽がやってきて、何も答えないロイドのことを、まだショックで記憶が戻っていないと説明した。
黎士が助手たちに連れて行かれている間に、誰にも話したらだめだと麻陽は七瀬に言った。「もし話してしまったら殺される。ロイドか黎士を殺したやつらに・・。」そう告げたが、七瀬は麻陽の腕を放していってしまった。

麻陽が研究室へ行くとロイドの姿はなかった。トイレへ行くと出て行ったらしい。七瀬の姿もないことで不安になった麻陽は、カッターナイフを手にして部屋を出て行く。

七瀬がトイレへ行くと、またロイドがやって来て、七瀬の声帯を麻痺させ、声を出せなくしてしまう。七瀬は必死で逃げるが、ロイドに捕まり、「君は不都合な真実を知ってしまった。だから君を殺す」と銃口を向けられた。
そこに麻陽がやってきて、「誰にもいわなければいいんでしょ」と言うが、「人間はうそをつく」とロイドは答えた。そこで麻陽は、「七瀬ちゃんを殺したら私も死ぬ。指一本でもふれたら死ぬから」と自分の喉にカッターをあてる。
「クライアントが誰か知らないけど、七瀬ちゃんを殺したら一番困るのはあなたよ」と麻陽が言うと、「秘密を守れ。誰かに話したら必ず殺す」とロイドは七瀬に忠告した。七瀬は無言でうなづいた。

そのあと麻陽と七瀬は、クライアントが誰なのか話していた。クライアントが黎士なのかと聞く七瀬に、最初はそう思っていたけど違うと思う。もし黎士だったら七瀬ちゃんを殺そうとするはずがないと麻陽は言う。それには七瀬も納得し、黎士のメールを調べてくれることになった。

麻陽が仕事を終え自宅に戻ると、ロイドは充電中だった。ご飯を炊こうとしたらブレーカーが落ち、ランプでご飯を作ろうとするがうまくいかない。
お風呂にお湯をためようとしても水しか出ない。イライラした麻陽はロイドを蹴るが反対に足をケガしてしまう。

翌日、機嫌の悪い麻陽に、「もしかして黎士さんとケンカでもしたんですか?」と小松が言うと、それを認め、「今晩焼肉行くよ。おごるから」と誘われた。星が麻陽のことを好きなことを知っている小松は、二人きりで焼肉に行かせるため自分は合コンへ行く。二人きりで焼肉に行かせる代わりに、自分をちゃんと先輩だと敬うことを星に条件として提示した。

麻陽が仕事をしていると、不審者が侵入したという放送が流れた。会社の外にいた敵のアンドロイドのところへロイドがやってくるが逃げられる。

その晩、麻陽と星は二人で焼肉を食べに来ていた。「黎士さんは肉食べないんですよね?」という星の言葉で、黎士と二人で焼肉へ行ったときのことを思い出していた。
黎士は、貧しかったから肉を食べたことなかったと言い、初めての牛肉にとても喜んでいた。

星は黎士に憧れていたという。尊敬していて黎士の書いた本を沢山読んだけど、そのどれにも肉は食べないと書いてあった。そういう些細なことを知っているのは特別な人だからと麻陽に、仲直りを勧める。

星がトイレへ立ったとき、ロイドが現れた。昨夜、麻陽がご飯を炊けなかったことやお風呂にお湯を張ろうとしたら水だったことなどを全てロイドが見ていたと知った麻陽は、だったらその間くらい充電やめればいいと文句を言ったが、「だったらそう交渉すればいい。ただその交渉に応じるかはわからないが・・」と言うとそのまま姿を消した。

焼肉の帰り、麻陽はロイドを殺すためチェーンソーを買って帰った。
充電中のロイドに電気を流し、チェーンソーを構えた。すると「待て落ち着け。君は沫嶋七瀬を殺すなと言ったのにオレを殺すのか」と黎士が言うと、「機械と人間は違う」と麻陽は黎士にチェーンソーを向けた。するとそこに警察が入ってきて殺人未遂の現行犯で逮捕されてしまった。

その後サプリが机の引き出しからまた出てきた。
サプリが黎士の声色を使って警察を呼んだらしい。
なぜ逃げなかったのかと聞かれ「もしかして死にたかったとか?」とサプリに言われるが、「オレには感情はない」とロイドは答えた。

牢屋に入れられた麻陽。寝ている麻陽のところに虫型になったアンドロイドがやってくる。そこに現れたロイドがそれを握りつぶした。
麻陽は気づかず寝ている。その麻陽に毛布をかけるロイド。
ロイドは目をつむり、戦争で人を殺したときのことを思い出しうなされるロイド。麻陽が目を覚まし、そんなロイドを見つめていた。

次の日の朝、ロイドが迎えに来て釈放された。DVの被害届を取り下げ、偽装工作をして釈放したのだという。

マンションに戻った麻陽に、昨日殺されかけたところを助けたといって映像を見せる。
マンションにも会社にも敵を感知するセンサーを取り付けてあるとロイドが言うと、麻陽は、どうしてそこまで狙われるのかと不思議がる。麻陽が生き延びると100年後の未来が変わるとロイドは言った。
歴史どおりに麻陽が殺されたとしたら、全ての人間が平等に暮らせるという。だがロイドは「君を守ることこそ未来を守ることだ」と言った。昨日うなされていたことと関係があるのか麻陽が聞くと、俺は夢など見ないと答えてロイドは出て行った。

警察で、葦母(遠藤憲一)のところに冨野(日野陽仁)が黎士が書いたDVの被害届の書類を持ってくる。それを見た葦母は、その書類を鑑定に出すよう指示した。冨野が不思議がっていると、沫嶋黎士の名前のところだけ筆圧のふくらみがないという。

麻陽が壊れた時計を捨てようとしていると、「まだ使える。修理する」とロイドが時計を分解し、直し始めた。
それを見ていて麻陽はまた思い出していた。「物にも命があるから寿命まで使ってあげたい」と言いラジカセを直していた黎士のことを・・。

「物には優しいのね」と麻陽がロイドに言うと、「平等なだけだ。生きているだけでいい人間や動物は役に立つ必要はない。だが物は違う。誰かの役に立たないと捨てられてしまう。」と言った。

麻陽の会社に小松の父親が訪ねてきた。それは刑事の葦母だった。
小松は葦母に、「父親だと思ったことはない」と冷たくあしらう。実の弟を殺された母親がずっと葦母を恨んでいたとも言った。葦母は「犯罪者を射殺して何が悪い」と開き直った。
そして、麻陽に何か変わったことはなかったかと聞かれた小松は、警備員に不審者だと告げ葦母を追い返した。

葦母は大学に七瀬に会いに行った。そして、戻ってきたのが本当に黎士か確認した。黎士が死んだ証拠があることや、今回の事件には人間じゃない何かがからんでいると思っているから突拍子もない話でも聞くということを告げると、七瀬は葦母に思わず話しそうになるが、その時、ロイドが遠くから見ているのに気づいた。ロイドが「いつでも殺す。約束を忘れるな」と口を動かしたため、七瀬は慌ててその場を立ち去った。

その後、相談したいことがあるから今からあえるかと電話をしてきた七瀬が会社をたずねてくる。
そして警察に保護を求めようと麻陽に言う。殺人ロボットより警察の方が信用できると言い、「私よりあのロボットの方が大事なんですか?」と七瀬に言われた麻陽は「七瀬ちゃんがそうしたいならそうしよう」と電話をかけようとしたが、その時、「だが物は違う。誰かの役に立たないと捨てられてしまう。」と言うロイドの言葉を思い出した。
背中を向けている麻陽に七瀬がナイフを向けた。右目が光った。それは七瀬ではなかった。
麻陽が振り向いて、ナイフを持っている七瀬に気づく。その瞬間ナイフで刺された。だが、麻陽には傷がついていなかった。その瞬間、ナイフを手に握ったロイドが姿を現した。
「殺人マシーンがヒーロー面するな」と敵のアンドロイドが言った。その後ロイドに倒された敵のアンドロイドは、原子還元処理された。

その様子を見ていた麻陽は、「ずっとそうしてきたの?何人も何人も数え切れないほど・・」とロイドに聞いた。すると「俺には数え切れないということはない。顔も名前も一人一人全て覚えている。一瞬たりとも忘れたことはない。」とロイドは言った。
拘置所でうなされていたロイドを思い出し、「苦しくないの?」と麻陽は聞くが、「オレに感情という機能はない。」と答えるロイド。
「本当?それでも悲しいんだと思う。もしも、誰も殺さなくていいってことになったら、あなたは何をするの?」「俺は必要なくなる。廃棄されるだけだ。」「もし廃棄されなかったら?」と麻陽が聞くと「考える必要がない。」とロイドは答えた。

自宅でロイドが充電している時、七瀬から麻陽に連絡が入った。本物かどうか確認したあと、黎士のパソコンに、100年先からのメールがいくつか届いていたことを知らされた。
文字化けか何かのプログラムか、何が書かれてあるかわからないが、100年先とメールをすることは可能だと七瀬は言った。

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レビュー(感想)

今回の安堂ロイドはよかったです。麻陽と七瀬が仲直りできたことが本当によかった。安心しました。
100年先からのメールっていうのが何ともまた不思議です。七瀬は100年先とメールのやり取りが出来ると言っていましたが、黎士が研究していたようなことを、実際に今の世界の誰かが研究してるんでしょうか?!タイムマシーンの研究をしている人はいるんですよね?でも今回のはそれとは違うような・・。

やっぱり何だかロイドって黎士のような気がするなあ・・。違うかな?!なんだか不思議な感じです。でもやっぱり、黎士との過去を麻陽が思い出すシーンは好きじゃないです。せつな過ぎてイヤです。誰かが死ぬっていうドラマは悲しいなあ・・。

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