DOCTORS(ドクターズ)2 最強の名医-あらすじ・レビュー(第2話)テレビ朝日系列7月18日放送


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【第二話】

第2話 あらすじ 7月18日 午後9時~放送(テレビ朝日系)

院長になれなかったのは相良(沢村一樹)のせいだと森山(高嶋政伸)が院長に愚痴っていると、あなたが立派な人間になればいいだけの話でしょ。人格者になりなさいと院長(野際陽子)に言われる。
人格が問題だと言われた森山は本屋に来ていた。「トップになれる人なれない人」という本を手に取ろうとした時に相良に声をかけられた。諦めて帰ろうとするが、たまたま一冊の本が目に入る。それは「人格者の中の人格者」と書かれた帯がしてあるガンジーの本だった。

堂上病院で出産予定の江里口加奈(大河内奈々子)が腹痛を訴えて救急搬送されてくる。担当の産婦人科医、小早川(林泰文)によると、現在17週。子宮の後ろに腫瘍があるが、妊婦なので抗がん剤は使えない。また、帝王切開で胎児を出せるのは妊娠22週からなので、出産は無理だという。帝王切開できるまで待っていたら腫瘍はますます大きくなり、母体に危険が及ぶという。母体を救うのが第一だから、子供は諦めてもらうしかないと森山は言うが、この患者は結婚12年目で、不妊治療を4年頑張ってきてようやく授かった子供だからと強く出産を希望していると皆川(伊藤蘭)は言った。
その説明を受け、「それは産みたいに決まってる」という相良を森山鼻で笑う。皆川から、一度診察して欲しいと言われた相良は快諾する。するとその時、僕も一緒に話を聞きますよと、森山が急に態度を変えたことにみんな驚き、「(森山)先生は、胎児は諦めなきゃって言いましたよね?」と言うが「そんなこと言ってない」と言い張った。森山が急に態度を改めたのは、手元に置いていたガンジーの本のせいだった。

森山と相良が加奈の診察をしていた。ガンジーの本を読んで人格者にならなければと思っている森山は、「腫瘍は大きいが、取ることは十分可能です」と言う。自分はどうなってもいいから赤ちゃんだけは助けてと訴える加奈に、「赤ちゃんも助ける方法を考えましょう。希望を捨てないで」と笑顔で言うが、周りにいた皆川や相良、小早川、そしてナースの宮部(比嘉愛未)は森山のその言葉に驚いていた。

そんなことを言い出したのも全てガンジーに影響されたからだった。ガンジーこそが俺の目指す人間像だと森山は院長に話す。

ナースたちの間では、森山の変貌ぶりが話題になっていた。

加奈のエコーを見たいと相良が宮部のところへやってくる。加奈のことを心配する宮部に、子宮を傷つけずにオペをするのは難しいと相良は言う。

佐々井(正名僕蔵)がオペをしていた高齢の患者が、急に心筋梗塞を起こし亡くなってしまう。
家族から手術にミスがあったんじゃないかと責められたとき、「お父さんは亡くなってはいない。この手術の結果は医療の発展に貢献してくれます。お父さんの魂は生きている」と家族に言ってしまったため、患者の家族から訴えられてしまう。カルテの開示を求めて病院にやってきた弁護士の梅沢(中丸新将)に、「俺はミスなんかしていない。患者が高齢だったため、そもそも僕は手術はすすめなかった。家族がどうしてもやってくれと言ったから」などと口走ってしまう。

相良は、エスアイ製薬の渋谷に電話をし、梅沢弁護士のことについて聞いていた。渋谷の話によると、梅沢は凄腕の弁護士らしく、医療関係の訴訟は何でも扱っており、今まで裁判で負けたという話は聞いたことがないという。

梅沢を見かけた相良は彼のあとを追って声をかけた。同僚の医師をかばうつもりだと思った梅沢は警戒する。弁護を引き受けた理由を聞かれた梅沢は「私は金のために仕事をしているんじゃない。人の体を切り刻んで報酬を得られるのは医者だけです。でも自分がどれほど重い責任を背負っているのか、わかっていない先生が時々いらっしゃる。家族を失った側の気持ちをわからない。私にはわかる。だから引き受けた」と言った。
それを聞いた相良は、「そういうことなら徹底的にやってください。僕は佐々井先生をかばうつもりはない。厳正なジャッジをお願いします。」そういうと、家族に対するお悔やみの言葉を口にした。

院長室で佐々井の裁判の話をしていると、「もう80過ぎてんだろ?平均寿命過ぎてんだから、いつ死んだっていいじゃないか」と言った森山が、院長と事務長の桃井(小野武彦)から、そういうところがダメなんだと強く叱られる。その言葉が不適切だったことに気づいてもいなかった森山は、叱られたことにびっくりする。

裁判に負けたら自分はどうなるのかと佐々井が気にしているところに入ってきた相良から、刑事告訴までされて裁判に負けたら刑務所行きだと言われる。
相良は、院長や事務長にまで、裁判に負けたら賠償金は数千万じゃ済まないかもしれないと、二人を不安にさせた。
更に「この病院を救えるのは森山先生です。外科のリーダーなんだから佐々井先生を守ってあげないと」そう言うと、事務長に弁護士に関する資料を渡し、「あの先生は医療に関してはド素人だ。理論武装で行けば勝てるかもしれない」と言い残し、相良は院長室を出て行った。

加奈のオペに関する話し合いが行われた。検査結果の数値もよくない上に、腫瘍が子宮に接しているという。このオペの大変さを説明し、胎児を守って母体を救うために、どういう方法でオペをするのかと聞かれた森山は、無理だと答えた。母体を救うためには胎児を犠牲にするしかないという森山に「患者と家族に希望を持たせたのはあなたですよ?」と相良は言うが、「検討した結果やっぱり無理だったといえばいい」と簡単に考えている森山。「訴えられますね。約束したのに赤ちゃんを助けてくれなかったって・・」と森山を脅す相良。慌てた森山は、「約束なんかしてない」というが、そんなのは医者の常識だ、患者には通じないと、皆川は呆れた。
可能性はゼロではないから、方法を考えようという相良に、「俺は反対だ。やりたければ勝手にやれ」と言い残し出て行ってしまった。

相良は、何とか二人とも救う方法はないかと、寝る時間を削って必死に考えた。

加奈のところへ森山があらわれた。あれだけのことを言っておきながら、患者の前ではいい医者を演じる森山に驚く宮部。森山はガンジーに影響され、人格者にならなくては!と思っているときの顔をしていた。

加奈の夫に感謝されたと大喜びで森山に伝えに来た院長。

その後弁護士が尋ねてきた時、お墓参りをしたいから場所を教えて欲しいと森山が言った。その顔もまた、ガンジーに影響されている時の顔だった。

医局をたずねた宮部が、森山の変貌ぶりを愚痴っていると、寝ていたはずの相良が笑い出した。
森山先生が患者のメンタルケアをしてくれるならいいじゃないか、そうすれば自分はオペに集中できるという相良。母子共に助ける方法が見つかったのだ。

オペについて説明する相良。30分起きに動く胎児に合わせて、スピードと正確さでオペを進めるという。このオペが難しく危険だとわかっているのに、なぜやるのかと森山に聞かれた相良は、自信があるからだと答えた。
失敗すれば患者は訴えてくると言う佐々井に、「それは人の命を預かる職業を選んだ我々の宿命だ」と相良ははっきり言った。助けられる可能性が1%でもあるならオペをするという相良に拍手する森山。今回のオペは相良先生にお任せしますという森山は、助手にも入らないという。産婦人科医の小早川が適任だと言う。
相良は最初からそのつもりでいた。

オペが失敗したら森山も責任が問われると心配する取り巻きの医師たちに、「俺は大丈夫。安全なところから見物させてもらう」と森山は言った。

患者の加奈とその夫に手術の説明をする相良。その説明で、母子共にリスクがある、危険な状態になることもあるということを知り、夫は不安になった。すると相良が「でも今までの説明は忘れてくださって結構です。今説明したのは患者さんの了承を得なければならないという義務を果たしただけですから。あまりよくご理解いただけていないと思います。専門用語をすぐには理解できないと思いますから。結局は、お二人が僕を信じてくださるかどうか、それしかないんです」という相良の言葉で、手術を受けることを決め、夫が同意書にサインした。

オペの前日、加奈の病室に森山がやってきた。手術前、食事を控えなければならない加奈と一緒に、自分も断食すると言う森山。手術が終わるまで気持ちを一つにするという森山の言葉に加奈は涙する。

森山は早速院長室へ行き、加奈たちが喜んでいたことを伝える。「患者に寄り添うドクターになる」という森山の言葉に院長と事務長はとても喜んだ。
なぜ断食なのかと聞かれた森山は、ガンジーは断食で人民の心を動かしたんだと熱く説明した。人格者と断食はセットだという森山の言葉にあっけに取られる二人・・。

オペ当日。手術の成功を祈っていると、患者の手を取り伝える森山。宮部は面白くなさそうな顔をしていた。

いよいよオペが始まった。
病室では夫が落ち着かない様子で待っていた。看護師たちも仕事をしながらも心配していた。

その頃森山は、子供を助けられなかったときのことを考え、家族に対する挨拶の練習をしていた。

胎児が動いている間はオペをやめ、動きが止まるとオペを再開した。大変なオペだった。

オペが終わったこと、母子共に無事だということを高泉が伝えに来たとき、森山はロールケーキを食べていた。ほかの医師のデスクの上に置かれていたロールケーキを・・。
子供も助かったと聞き、森山は驚いた。

オペの成功に、夫は心から喜び、相良に頭をさげ感謝した。皆川も相良を賞賛し、オペの助手に入った小早川も、「こんなすごいオペに参加できるなんて・・」と頭を下げた。

弁護士の梅沢が、佐々井のオペにミスはなかった。訴えないと言いに来た。そこで、患者が亡くなった後に「死んでません」と言ったその一言がいけなかったと弁護士は言った。「最善を尽くしたが力及ばなかった。申し訳ない」と頭をさげていれば訴えるなんていう話にはならなかった。問題は佐々井先生の性格にあったと言う梅沢に、院長や事務長は「一番どうしようもないところを言われても・・」と困ってしまう。「そこを治さなければ、次は裁判所で会うことになるかもしれない」と梅沢は助言した。
「相良先生によろしくお伝えください」と梅沢が言うと、森山がいち早く反応した。
「ああいう先生がいるこの病院で、どうしてこんなトラブルが起こるのか不思議です」と言い残し帰っていった。

森山はみんなが相良を褒めることが気に入らない。ベンチに座る森山に声をかける相良。
医者に人格なんて必要ない。コネと金と腕があればそれでいいと怒る森山に、だったらもっと腕を磨けと相良は言い放った。加奈のオペを、無理だ、出来ないと言い切ったんですよ?と言われ、悔しいが何も言えない森山だった。

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プレビュー

ドクターズ2 感想
今回も面白かった!!!何だか森山先生が可愛く思えてきました。先週までは『バッカじゃないの?!』って思ってましたが、今回、ガンジーの本を読んで、一生懸命「いい人」になろうとしているところが可愛くて・・☆最終回には、本当にいい人になれているんじゃないかって思えました。人は急には変われません。でも、変わろうと努力をするだけでもすごいことです。今は、いい人になろうって気をつけて人格を変えている時間はまだわずかですが、これが少しずつ長くなっていくのだろうなと・・。たまにやっぱり「ダメダメじゃん」ってところがあるのは、ドラマ的には面白いですし。
患者さんと一緒に断食するって言ったとき、「絶対しないだろ!」って突っ込みましたが、本当にやってたんですね。ま、結局、最後の最後で食べちゃいますが・・。でもその努力は、先週の森山先生を考えたらすごい進歩です。

相変わらず相良先生はすごい人ですけどね。そこはやっぱり比較してはいけないのだと思います。すごい人ばかり見て、その人と比べて、「こいつダメじゃん」って思うのはね、ちょっとダメなのかなと・・。

妊婦さんも赤ちゃんも助かって本当に良かった。なかなか妊娠しなくて、やっと授かった命だったら、自分の命にかえてでも産みたいって思うでしょうしね。旦那さん的には、勿論二人とも助かるのが一番ですが、どちらか一人・・ってなったら、やっぱり奥さんを助けて下さいって言っちゃうでしょうしね。でも本当に良かった。

このドラマは、すっごく楽しく観られるので大好きです!早く次、観たいなあ~~~!!!

2013年 夏ドラマ リスト

タイトル系列放送局
9時SUMMER NUDEフジ系列
9時救命病棟24時フジ系列
10時スターマン~この星の恋~フジ系列
9時警視庁捜査一課9係テレ朝系列
10時Woman日テレ系列
10時ショムニ2013フジ系列
9時ぴんとこなTBS系列
9時DOCTORS2 テレ朝系列
10時Oh, My Dad!!フジ系列
10時なるようになるさ。TBS系列
9時斉藤さん2日テレ系列
9時半沢直樹TBS系列

2013年 夏ドラマ

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