ダンダリン 労働基準監督官 あらすじ・レビュー(最終回)日本テレビ系列12月11日放送


【最終回】
ネタバレ注意

最終回 あらすじ 12月11日 午後10時~放送

監督官を辞める決意をした凛(竹内結子)を、必死で引きとめようとする南三条(松阪桃李)に、社会保険労務士だった学生時代の同級生の岸本(金井勇太)について話し出した。

新人の頃、岸本が初めて担当した会社を凛が倒産に追い込み、責任を感じた岸本が凛の目の前でビルから飛び降り自殺をしてしまったのだ。そのことは凛の中で大きな傷となった。

そして、1年前に飯野(柄本明)が社長をしていた会社を凛が倒産させたことで、恨みを買い、今、南三条を苦しめている。

それが凛は耐えられなかった。自分が辞めれば被害届を取り下げてくれるという凛に、飯野がまた、アプリドリームの社員を苦しめているとしたら、彼らを救うことが凛の仕事だと南三条は説得する。

翌日、瑠璃子(トリンドル玲奈)は監督署にたくさんの“お友達”を連れて来た。張り込みや聞き込みに人手がいるので連れて来たのだ。

みんな瑠璃子と付き合いたいと思っているのだが、お友達から始めましょうと言われていて、手柄を立てた人がクリスマスの日一緒に過ごせるということになっているらしい。

そこに凛が出社してきて、飯野との関わりと目的についてみんなに話をした。南三条が送検される、夜11時までに何とか証拠を集めようということになった。

まずは小西美月(石橋杏奈)を見つけ出すために、会社と自宅の張り込み。美月が自ら南三条の車に乗ったところ、美月がホテル前で大騒ぎしだしたところを目撃した人を探すことになった。

凛が美月の実家を訪れると、そこは既に売りに出されていた。土手山(北村一輝)から電話が入り、小西美月の父親が小西健司(布施博)だったと聞かされる。

御子柴電機の申告者の中にその名を見つけた凛は、もしかしたら…と思い土手山に調査を依頼していたのだ。実家が売りに出されていることを報告し、現住所を聞き出そうとするが土手山にとめられる。

もしかしたら小西自身が凛に恨みを持っているかもしれないため危険だと判断したためだ。凛の代わりに、土手山が小西を訪ねることになった。

みんな必死で目撃者を探すがなかなか見つからない。田中(大倉孝二)は、アプリドリームから出てきた社員を捕まえ、話を聞くが、美月がいなくなったために、長時間労働しなければならなくなったようでその社員も大変疲れていた。

そこで田中の携帯に、美月のアパートを張っていた温田(水橋研二)から電話が入る。美月を訪ねてきた友人からの情報によると、明日、恩師の葬儀があるらしい。

美月が留守電やメールをチェックした場合、もしかしたらその葬儀に現れるのではないかと温田は興奮していたが、それを伝えた時に、今夜の11時には送検されるということを思い出した。明日の葬儀では間に合わないのだ。

小西を訪れた土手山も何も情報を得られなかった。美月とは絶縁状態で連絡先さえ知らないという。それを聞いた凛は時計を見た。送検まであと1時間もない。

「課長、お世話になりました。」と言って電話を切った凛は、退職届を署長の真鍋(佐野史郎)のところへ持って行った。「君はこんな終わり方で後悔しないのか?」凛はそれには何も答えず出て行ってしまった。

「認めなきゃいけないのかもしれないけど…でも認めたくないよ」凛が出した退職届を見ながら真鍋はそう呟いた。

凛が退職届を提出するのを確認していた胡桃沢(風間俊介)は「今、段田凛の退職届提出を見届けました。被害届取り下げお願いします。」そう電話で伝え、帰って行った。

南三条が戻ってきた。喜ぶみんなに、凛が退職したことを伝えた。南三条が釈放されたあとから、凛に連絡が取れないと土手山が言った。

すると凛が、退職届のことは凛と自分たちしか知らないことなのだから、署長が破いてしまえばいいと提案する。みんなもそれに賛成し、頭を下げる。

するとそこに電話がかかってくる。労働局の総務課からで、次の入居希望者がいるから、辞めたのなら早く宿舎から出て行くようにということらしい。

「段田のヤツ!局にまで連絡してたのか!」と土手山が驚く。何とか撤回できないかと食い下がる南三条に、「組織とはそういうものだ!」と真鍋は言った。

凛の代わりに自分たちに出来ることがあるのではないかと土手山はいい、アプリドリームへ臨検をするという。美月を見つけ出し、再度申告してもらおう。それが凛の弔い合戦だと土手山が言った。

その後みんなで凛の宿舎へ行き、荷物を全て運び出した。その様子を見ていた胡桃沢は飯野に電話で報告した。

南三条が訴えてきた場合、胡桃沢も事情を聞かれることになるかもしれないからという理由で、アプリドリームの担当にさせてもらえなくなってしまった。「あんた、裏切んのか?!」と胡桃沢が言うと「目標達成したんで」と電話を切られてしまう。

土手山たちは、恩師の葬儀に現れた美月を土手山の自宅に連れて来た。そこには凛がいた。まだ身の危険があるかもしれないからということで、土手山からここにいるよう言われたのだという。

その間、土手山はみどり(西田尚美)のアパートにいたのだ。土手山から、凛が監督官を辞めていないと聞かされ、周りはもちろん、凛自身も驚く。確かに署長に退職届を提出したと凛は言うが、その退職届は労働局ではなく、土手山が受取り破棄したのだ。

「敵を欺くにはまず味方からって言うだろ」土手山はそういうと、公務員宿舎から荷物を運び出したのも念には念を入れてのことだったと明かした。

あの時署長にかかってきた電話は労働局からではなく、太田(大島蓉子)に頼んでかけさせていたのだ。署長もグルだったと聞き、みんな驚いた。

本当のことを話してほしいと土手山が美月にいうと、「何をですか?被害届、取り下げてあげたでしょう?謝れってことですか?南三条さんには謝りますよ。すいませんでした。」といい加減な謝罪をするその態度に腹を立てた瑠璃子が「なんですか?その言い方!あなたのせいで、南三条さんは2日間も警察に拘束されたんですよ?!」というと「たった二日じゃない!私たち家族の苦しみに比べたらそれくらい。」そういうと、凛を絶対に許さないとにらみつけた。

南三条が、「訴えたいわけではなく、あなたたちの会社の社員を救いたいんです」と説明するが、監督官なんて信用していないし大嫌いだと言われてしまう。凛のせいで父親のいた会社が倒産し、すごく苦労したと言い、監督官を辞めろと叫んだ。

そこに署長に連れられ、父親の健司がやってきた。土手山に、美月に会える場所に連れて行って欲しいと頼んでいたらしい。凛に復讐をしているという美月に、ゆっくり風呂に入る時間もないほど仕事ばかりしていた昔に比べたら、今の方が幸せだと話した。

凛が会社に調査に入ってくれなかったら、過労死していたんじゃないかと昔の同僚と話していると言い、恨む気持ちなんて全くない、感謝していると気持ちを明かし、凛に頭を下げ礼を言った。

そして飯野の下で働いている美月を心配する健司。「あなたを含め従業員の皆様は、ちゃんと働くものの権利が守られた環境の中で働くことが本当に出来ていますか?」美月はそう聞かれ首を振った。

岸本の墓の前で凛は相葉(賀来千香子)にあった。そこで、アプリドリームと顧問契約を結んだこと、担当は胡桃沢ではなく相葉自身がすることになったと報告された凛は、アプリドリームという会社をどう思うかと質問した。

問題が全くないとは言えないが、1年間で300人以上の雇用をしたという意味では素晴らしいと思っていると答えた相葉。

アプリドリームを潰したいわけではなく、働く人の権利を守りたいと言い、それは青臭い正義感だろうかと聞く凛に、素敵だと思うと相葉は答えた。凛もまた、企業を守るというその正義感も素敵だと返した。

「岸本くんはきっとあなたのように働きたかったんだと思います。そして私は働く人を守るために働きたいです。」
「お互い、いい仕事をしましょうね」

土手山たちは臨検に入った。凛が辞めていないことを知り怒る飯野に対し、この会社の勤務時間の実態について詰問する凛。

裁量労働制だから、社員が何時間働いているかなど知ったことではないと言う飯野に、使用者は義務の一つとして労働者の健康、福祉確保措置をとらなければならないので、労働時間を把握する必要があると温田が指摘した。

社員に対し「常識内の勤務時間をつけろ」と指示していたようだ。
人は幸せのために働く。それがなくなったら働く意味などないと凛は言う。
そこに相葉と胡桃沢がやってきた。

胡桃沢は相葉に全てを話したのだ。「社労士としてあなたに出来る最良のことを考えなさい」と相葉に言われ、胡桃沢は大株主を一人ずつ訪ね、飯野と自分がやってきたことを全て話したという。臨時株主総会を開き、飯野の解任が決定したと告げた。

「社労士のくせに会社を売ったのか?!」と言われた相葉は「会社を売ったのではありません。会社を私物化し、いつか会社を危機的状況に陥らせるであろう、社長を売ったのです」と言い返した。

胡桃沢は南三条と凛に謝罪した。

資本主義だから、誰だって社長になった途端、金のために仕事をするようになる。自分を解雇して社長が変わっても同じことだと言いきる飯野に、そのために監督官がいるのだと凛は言った。

あんたらの言うような会社があるもんかという飯野に対し、あると信じていますと凛は言い放ち、是正勧告をした。

後日、「事務所はクビだし、再就職もどうしたらいいのか…。つくづく自分がイヤになるよ」と愚痴る胡桃沢に、南三条が、「無断欠勤するなと伝えてくれ」と相葉から言われたと告げ、クビにするのは簡単だけど楽な道は選ばせないということじゃないかと伝えた。

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レビュー(感想)

不自然なほど飯野は嫌なやつでしたね。最後まで…。あんな自分勝手な逆恨みがあるんでしょうか?呆れます。

署長と土手山課長、やりますね~!一番最初のシーンで、喪服を着たみんなが凛の部屋にいたのがずーっと気になっていましたが、こういうことだったんですね。
まさかこんなことだったとは…驚きました。

南三条さんと凛が恋人関係になるっていう展開はありませんでしたが、凛のおかげで南三条が強くなり、良い方向に変わったってことだけでもよかったです。

最後まで楽しく観られました!

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