相棒12-あらすじ・レビュー(第1話)テレビ朝日系列10月16日放送


【第1話】
ネタバレ注意

第1話 あらすじ 10月16日 午後9時~放送(テレビ朝日系)

杉下右京(水谷豊)は、最近甲斐亨(成宮寛貴)の様子がおかしいと、彼女の笛吹悦子(真飛聖)から相談を受けていた。みんなの動画というサイトで「火の玉大王」と名乗っている男の生放送にはまっているのだという。その火の玉大王こと綾辻(忍成修吾)は陰謀論者のようだ。
右京は亨を尾行していて、火の玉大王たちと一緒に輪になり夜空を見上げ宇宙船を呼ぼうとしている亨を目撃する。そんな亨の姿を見て、何をしたいのだろうと不思議に思う右京。
そんな中、大東亜産業の専務・高山(大原康裕)の遺体がホテルで見つかった。遺書はないが服毒自殺と発表された。そのニュースをネットで見ていた亨の様子を気にする右京。

右京は火の玉大王の生放送中に、火の玉大王と直接会話をする。右京だと気づいた亨も会話に参加し「あなたのような人が来る場所ではない」と伝える。

次の日、亨は右京に全部話して聞かせた。たまたま観た火の玉大王の生放送中に、エルドビアで起きた、日系企業、大東亜メタルの社長誘拐事件について語っていたらしい。水面下で身代金の交渉が行われていたが、暗躍していた日本大使館に勤務していた警察官僚が邪魔したために社長が殺害されたというものだった。その警察官僚というのが亨の父、甲斐峯秋(石坂浩二)であったため、それが真実かどうか探ろうとしていたという。
先日ホテルで遺体で見つかった高山(大原康裕)は、事件当時大東亜メタルに副社長として出向していたらしい。
火の玉大王の言っているほかの陰謀説と、その誘拐事件とは毛色が違うので気になると亨は言う。

遺書もないということで、自殺に疑問を持った家族からの依頼で解剖が行われたが、その結果2種類の毒物が検出された。一つはシアン化カリウム(青酸カリ)、二つ目はテトロドトキシン。青酸カリは即効性があるが、テトロドトキシンは徐々に神経を麻痺させて死に至らしめる毒物。なぜ2種類の毒物が使われたのか・・。

署内では内密に、他殺の証拠があるかどうかの捜査が行われていた。その捜査の中で、現場に遺書が残されていたということが判明する。それについて上層部に聞いても、なぜ遺書があったことを公表しなかったのかさえも教えてもらえない。

右京と亨は、エルドビアの誘拐事件の被害者の息子である猪瀬に話を聞きに行った。
エルドビア政府は、誘拐ビジネスを増殖させないため、身代金の支払いには応じないと表明していた。だが裏では、ネゴシエイター(交渉人)による身代金の交渉が行われていた。結果交渉は決裂し、人質にとられていた社長は射殺された。
身代金交渉がうまくいかなかったのはなぜかと聞く亨に、猪瀬は、法外の金額を要求されて、金額の折り合いがつかなかったからだと答えた。
先日遺体で見つかった高山についても話を聞いたが、会ったこともないし知らないという。

「花の里」で飲んでいる右京のところに、刑事の三浦がやってきた。そして高山の遺書があったことを伝えた。
公表されない理由などはわからないと話した。

翌朝、次長の甲斐峯秋が何者かに連れ去られるという事件が起きる。

そんな中、右京は亨と一緒に、遺書を隠した理由を部長に聞きに行く。そして遺書を見せてもらう。その遺書には、もう少しで社長が助かるところだったのに、エルドビア政府に交渉していることをバラしたのが、亨の父親で、それが原因で交渉が決裂し射殺されたと書かれてあった。
その遺書は、名前だけが直筆だったが、その直筆を見て右京は疑問に思う。最初の一文字だけが万年筆で、残りはボールペンで書かれていたからだった。

次長の行方を大勢の捜査員が追っていた。

その後、川原で次長が乗っていた車が発見され、トランクからは運転手が見つかった。幸いケガもしていなかったため、右京たちはその運転手に事情を聞いた。
トンネル内で2台の車に挟まれ、スタンガンで襲われたらしい。気づいたらトランクの中だったという。犯人の顔も車のナンバーも見ていなかったが、犯人のしていた時計のことだけは覚えていた。その時計の特徴を聞いた亨は、自分のスマホからある一枚の写真を見せた。犯人のしていた時計はそれだった。
それは火の玉大王がしていたものだった。

だが、亨は火の玉大王の本名も職業も何も知らなかった。外で会っても、お互いそういうことを聞かないルールになっているという。

そこで亨は火の玉大王にメールを送り、返信を待った。
電話が掛かってきたときに、次長の誘拐事件の話を持ち出し、面白い情報を持っていると言って呼び出した。
そのあと、右京があとをつけ、自宅と名前が判明した。

次長が誘拐されたことで多くの記者が集まる中、記者会見が行われた。
そこには新聞記者である猪瀬の姿もあった。

火の玉大王こと綾辻の自宅前では張り込みが行われていた。そこに差し入れを持ってきた三浦が、帰るために車から降りたとき、綾辻のアパートに入っていこうとする一人の男と目が合った。その瞬間、その男が逃げ出したため、三浦はあとを追った。公園に入ったところで捕まえ、カバンの中身を見ようとした瞬間、三浦の足を刺し男は逃亡。そのあとを芹沢が追いかけた。
伊丹は、アパートから出てきた綾辻を逮捕した。

三浦の足を刺した犯人が署に連れてこられた。その男に会ったことがある亨は、綾辻以外の人間はそんなことをするような人間とは思えないと疑問に感じた。

右京が綾辻の取調べをしている時、人質にとっている次長が亨の父親だと告げると、綾辻は驚いた。
そして、綾辻以外の人間は、今回のことを誘拐事件だとは思っていないだろうと右京は推理した。次長が過去のことを正直に話したため、命を狙われている。だから悪いヤツらからかくまうと綾辻が嘘を言った。それを信じ、助けようと思って次長の見張りをしていたのだった。

その頃、次長の見張りをしていた犯人たちは「自分たちが絶対助けるから、ここから出てはいけない。危険だ。」と説得していた。

右京と亨は、猪瀬に会うため新聞社を訪れていた。
今回の誘拐事件の主犯は猪瀬だった。エルドビアでの誘拐事件の真相について綾辻に話したのも猪瀬だった。綾辻と猪瀬は小学校の同級生で、綾辻は協力してくれていたのだ。
だがしかし、それは猪瀬が人を殺していることを知らなかったからだ。ホテルで高山を殺した犯人が猪瀬だということを綾辻に右京が話したため、全て正直に白状したのだった。

高山が殺された当日のホテルの防犯カメラに猪瀬が映っていた。
猪瀬は、自分の父親の事件の話を聞きたいと言って高山に会い、食事をしたあと部屋に入った。そこですぐにテトロドトキシンを入れたコーヒーを飲ませた。遺書にサインさせるためだ。その毒で体が麻痺していく高山に、無理やり署名をさせた。横になって苦しんでいる高山に文字を書かせたので、万年筆のインクが出なくなり、残りの3文字はホテルのボールペンで書かせた。その後、青酸カリを飲ませて殺した。

その時の遺書で、世間に事実を知らせたかった猪瀬だが、警察がそれを公表しなかったため、今回の次長誘拐事件を実行することになったのだ。次長に関しては殺すつもりはなく、事実をしゃべらせることが目的だった。

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レビュー(感想)

相棒、久しぶりに観ました。やはり面白いですね。視聴率も良く、長い間続いている理由がわかります。
右京さんの相棒が何人も変わりましたが、成宮さん、いいですね~。右京さんと息がピッタリです。
右京さんのあの丁寧な話し方、きちんとした身なり、とても刑事さんとは思えませんが、そこがこのドラマの面白いところですね。頭も切れるし。何でも解決してくれるし。
一話完結ってところがいいです。もしかしたらたまには2週続けて同じ内容を追うってこともあるのかな??一話完結が好きです!
一話完結だと、一度見逃しても内容がわからなくなるなんてことがないのがいいですよね。
来週も観てみます!

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