IQ246~華麗なる事件簿~ 第9話 あらすじ・レビュー

第9話 12月11日放送

第9話 あらすじ【予告】

沙羅駆(織田裕二)は殺人事件の容疑がかけられていたが、奏子(土屋太鳳)の活躍によりようやく釈放され、北鎌倉の屋敷に戻ることが出来た。

だが戻ってすぐ沙羅駆のもとに、刑務所に拘留されているマリア・T(中谷美紀)が服毒自殺を図ってなくなったという報せが入る。

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御前会議のメンバーの黒木(上杉祥三)が法門寺家にやってきた。

ある政財界の要人が手術のため極秘入院することになったので、秘密裡に警護の指揮を執ってほしいと頼まれる。

賢丈(寺島進)は引き受けるように言うが、沙羅駆はマリア・Tの謎を解くことが優先だと考え、申し出を拒否する。

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沙羅駆は、奏子と賢正(ディーンフジオカ)と一緒に、マリア・Tの遺体を確認するため、法医解剖室を訪れる。

マリア・Tの遺体を一目見て、沙羅駆はあることに気付いた。

そして、マリア・Tが自分たちを監視していると察した沙羅駆が、解剖室のカメラに向かって呼びかけると、パソコンにマリア・Tが姿を現した。

「あなたの大切なものが、私の手の中にある」マリア・Tはそう言い残し消えてしまった。

賢正はマリア・Tの挑発に怒りを隠せない。そこに、賢丈が車にはねられ病院へ搬送されたと連絡が入る。

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沙羅駆たちが見守る中、手術が始まった。だがまもなく、病院内が停電になってしまう。

病院の電源がハッキングされたのだ。

オペ中の賢丈はもちろん、病院の患者全員の命がマリア・Tに掌握されてしまったと悟る沙羅駆。

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警視総監の棚田(篠井英介)から、沙羅駆が警護の指揮を依頼されていた要人・御前様(井上真樹夫)が入院している病院の電源がハッキングされたから病院へ来てほしいと連絡が入る。

賢丈が入院した病院と同じだったのだ。

ドラマっ子のつぶやき

マリア・Tが服毒自殺をしたという報せが入ります。
絶対嘘でしょ。そう見せかけて他人じゃないの?どこかで入れ替わったとか…。

沙羅駆は遺体を見て何か気付くようです。やはり入れ替わり?!
そもそも、マリア・Tはなんのために一度捕まったんだろう?
わざと捕まったんですよね、きっと。なぜかわからない…。

沙羅駆がいなかったら、マリア・Tが計画した犯罪は全て迷宮入りしてたんだろうか?
現実にあんな人がいたら、完全犯罪も可能ってことですよね。だって沙羅駆みたいな頭脳を持った人なんてそうそういないんだし…。
そう考えるとなんだか怖いですね。
意外に世の中には完全犯罪なんていっぱいあったりして…。

賢丈が車にはねられるようですけど、それも絶対マリア・Tの仕業でしょ?早く捕まえないと被害者がどんどん増えますよ!沙羅駆さん!

第9話 あらすじ【本編】

無事釈放された沙羅駆(織田裕二)が北鎌倉の屋敷に戻ると、奏子(土屋太鳳)に1本の電話が入る。

マリア・T(中谷美紀)が服毒自殺を図り、搬送先の病院で死亡したという連絡だった。

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その時、御前会議のメンバー・黒木(上杉祥三)が法門寺家にやってきた。

政財界のある要人が手術で極秘入院することになったため、警護の指揮を執ってほしいと要請される。

マリア・Tの件の方が優先だと、沙羅駆はその要請を断る。

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沙羅駆は奏子や賢正(ディーン・フジオカ)と法医解剖室を訪れた。

マリア・Tの遺体を確認した沙羅駆は、あることに気付き「剥がしてください」と足利(矢野聖人)に指示する。

特殊メイクでマリア・Tに見せていただけで別人だった。

沙羅駆は、病院内にあった死体と入れ替えたのだろうと推測した。

マリア・Tにとっては、犯罪予備軍を探し、脱出劇に最適な人物を見つけることくらいたやすいと付け加えた。

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沙羅駆はパソコンからマリア・Tに語り掛けた。

マリア・Tは「あなたの大切なものは私の手の中にある」と言い、他人に心を許し仲間を増やしていったことが沙羅駆の弱点になったと指摘した。

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沙羅駆が家に電話するよう指示した時、賢正の電話が鳴った。

賢丈(寺島進)が車にはねられ病院へ運ばれたらしい。

病院へ向かった沙羅駆たちが見守る中、賢丈の手術が始まった。だがその矢先、病院中が停電してしまう。

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御前様(井上真樹夫)が極秘入院しているのも同じ病院だった。

警護に当たっていた棚田(篠井英介)は、何者かがハッキングしたのではないかと考える。

その時電話が入り、マリア・Tから脅迫状が届いたと聞かされる。

「御前様の命を助けたければ、明日の朝9時までに日本銀行のデータベースへアクセスするパスワードを教えろ」というのがマリア・Tの要求だった。

棚田は金目当ての犯行と考える。

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黒木は、すぐに沙羅駆を呼ぶよう、棚田に命じる。

棚田は奏子に電話をし、沙羅駆に協力を仰ぐが、沙羅駆はそれを拒否する。

マリア・Tを見つけて殺すという賢正と、それは絶対ダメだという沙羅駆。

賢正は賢丈のことを沙羅駆に頼むと、姿を消した。

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沙羅駆が、マリア・Tの居場所を探しに行こうとした時、手術が中止になったという患者と医者の姿を見かける。

病室へ戻っていく二人の後姿を沙羅駆は眺めていた。

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沙羅駆は院長室を訪れた。助けてほしいという院長に、沙羅駆は協力してほしいと申し出た。

沙羅駆は、ハッキングをした犯人はこの病院内にいると言い、病院に恨みを持つ人間に心当たりはないかと尋ねた。

本日手術を予定していたのは30件あったが、賢丈と御前様以外の手術は全て直前にキャンセルされている。だが、キャンセルを指示した医者はいない。

犯人が必要以上の被害者を出さないためにキャンセルしたのだろうと推測する沙羅駆は、医療ミスにより家族を失ったものが犯人なのではないかと自分の考えを述べた。

その時、院長の右手が震えたのを沙羅駆は見逃さなかった。だが院長は心当たりがないと言い切った。

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屋敷へ戻った沙羅駆は警察無線を傍受していた。

棚田はマリア・Tの射殺許可命令を出した。

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沙羅駆はマリア・Tになりすまし、警視庁へ1通のメールを送った。

そのことを知ったマリア・Tは、そのメールは偽物だとメールを送信する。

だが、沙羅駆が警視庁に意味のない大量のデータを送り付け、サーバーをダウンさせたため、それは届かない。

代わりに、マリア・Tからのメールは沙羅駆が確認していた。

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マリア・Tは殺されたいと望んでいると沙羅駆が言い、法門寺家の長男は自殺が多いと話す。

IQ246の自分にさえ明るい未来は想像できないのに、IQ300のマリア・Tには、この世界はどう映っているんだろうという沙羅駆に、IQの高い低いに関係なく、間違っていることは間違っている、自殺も殺人も絶対ダメだと沙羅駆に訴える。

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黒木から、早く御前様の手術をするようにと急かされた院長は、引き出しから薬を取り出しそれを飲んだ。その時、沙羅駆が訪ねてきた。

ミスという言葉に反応し院長の手が震えることを指摘し、犯人は医者に成りすましてこの病院内にいると告げた。

院長には、医療ミスを犯した過去があったのだ。

被害者遺族が逆恨みをしてハッキングをしたと院長に話す沙羅駆。

そのやり取りをモニターで見ていた犯人は慌ててマリア・Tにメールを送った。

その携帯を奏子が取り上げ、沙羅駆がデータを抜き取った。

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犯人が見ていた映像は、30分前のものだった。沙羅駆がハッキングしていたのだ。

必ずマリア・Tに連絡を取ると考え、見張っていたのだ。

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犯人は、手術ミスで奥さんを亡くしていた。院長はそれを認めず、裁判にも負けた。

その時、13からメールが届いたのだと言う。

「泣き寝入りするしかなかったんですか?」犯人にそう尋ねられた沙羅駆は、他人を巻き込むべきではなかったと答えた。

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病院内の廊下で犯人とすれ違った院長は「あれはミスではない。手術中にはよくあることだ」と言い放った。

「ええ、よくあることですよね。あなたにとっては…。トラブルになった相手の顔も覚えていない。病院が大変なことになっているのに患者のことより自分の保身ばかり気にする。その思考、醜悪至極なり!」と沙羅駆は怒鳴った。

電気が復旧したことで賢丈のオペも無事終わった。

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マリア・Tの居場所をつかんだ沙羅駆は彼女に会いに行った。沙羅駆の読み通り、マリア・Tの目的はお金じゃなかった。

お金で人の優劣が決まるこの世の中はおかしいとマリア・Tは主張し、弱者は強者に食い物にされ泣き寝入りするしかない。不公平な世の中を是正するためには、殺人も必要悪だと話す。

これに対し沙羅駆は、殺人を肯定すれば弱いものは口をつぐむしかなくなると話した。

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二人が話しているところへ賢正がやってきてマリア・Tに銃口を向けた。

沙羅駆はマリア・Tを庇い撃たれてしまう。再びマリア・Tに銃口を向けた賢正に「人は何のために言葉を話すのか…それはお互いを理解し、コミュニケーションをはかるため。獣のようにお互いを殺し合う必要などない。お前がしようとしていることは、マリア・Tと同じだ。私はお前を人殺しにはしたくない。」と言う沙羅駆。

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沙羅駆の気持ちを知った賢正は二度と同じ過ちはしないと誓った。

賢正や奏子が撃たれた沙羅駆に気をとられている間に、マリア・Tは姿を消した。

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マリア・Tは棚田になりすまし、沙羅駆はマリア・Tの共犯者だからと射殺許可命令を出した。

刑事の山田(宮尾俊太郎)は奏子に電話をし、沙羅駆の射殺許可命令が出たことを知らせ、気を付けるようにと助言した。

マリア・Tのあとを追おうとした沙羅駆たちを機動隊が取り囲む。

レビュー(感想)

沙羅駆にとって、賢正も賢丈も奏子も瞳も、とても大切な人たちなんですよね。天才って孤独なイメージがあるけれど、沙羅駆はそうじゃない。大事に想って信じてくれる人がたくさんいる。

刑事の山田さんたちもそうですよね。いつも影で助けてくれます。あの二人の刑事さん、良い人だ~。

マリア・Tにもそういう人たちがいたらもっと違ったんでしょうか?尋常じゃないくらいIQの高い人たちって、私たちが想像もつかないようなことで悩んだりするんだろうなと思いました。到底理解できないようなことで…。

奏子が言うように、IQの高い低いに関係なく、ダメなことはダメっていうのはすごく真っ当な意見だし、間違っていないと思うけれど、そう簡単な話じゃないのかも…とも思う。凡人で良かった…。

マリア・Tを目の前にしても、なかなか捕まえることは出来ませんね。撃たれた沙羅駆に気をとられるのもわかるけど、奏子ちゃんは刑事なんだからマリア・Tを捕まえないと!

マリア・Tに逃げられたせいで、また新たなことを企てますよ。警視総監になりすまし沙羅駆の射殺命令を出すなんて…。

沙羅駆と賢正の過去も判明しました。沙羅駆を殺そうとした過去があったなんてびっくりです。今では考えられませんね。でもそういう過去があったからこそ、賢正は自分の命をかけても沙羅駆を守ろうとするんだね。

沙羅駆は物事をはっきり言うし、失礼なことも平気で口にするし、ただの嫌な奴かと思っていたけれど、あの人ほど人間らしい人はいないかもしれません。

マリア・Tに指南され殺人を犯した犯人に対しても、ただ一方的にダメだしするだけじゃなく、相手の立場に立って、相手の状況も考えた上で話をするし、愛を感じることも多々あります。愛に溢れた人なんですよね。

まさかこんなに沙羅駆のキャラクターにはまってしまうとは思ってなかったな~。

次回放送予定日12月18日

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