IQ246~華麗なる事件簿~ 第2話 あらすじ・レビュー

第2話 10月23日放送

第2話 あらすじ【予告】

「キルリスト」というタイトルの若い世代に流行している漫画を模倣した連続自殺事件が起こる。

漫画の内容は、悪人の名前をリスト(キルリスト)に記入すると、名前を書かれた者が悪魔に追い込まれ自殺するというもの。

この内容通りに過去に悪事をしたと思われる人たちが自殺しており、ネットやワイドショーで話題になっていた。

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ある日この噂を知った沙羅駆(織田裕二)は、これは殺人事件だと言い切る。

その頃、都内で発生した3件のキルリスト事件の被害者達に、ある共通点があることが発覚する。

その共通点とはこの3人の被害者達は、過去に子供を虐待死させていたというもの。

その後警察は、被害状況を判断して3件とも自殺だと断定する。

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この事件に興味を持った沙羅駆は、執事の賢正(ディーン・フジオカ)と共に、刑事でお目付け役の奏子(土屋太鳳)の制止を振り切って勝手に捜査を始める。

捜査を始めた沙羅駆は、被害者達から別の共通点を発見し、塾講師の前川公平(佐藤隆太)という人物にたどり着く。

前川公平は、塾の生徒達からも慕われている気さくな人柄だが、調べていくと十年前に幼い妹を殺害されたという過去があった。

ドラマっ子のつぶやき

次週は、キルリスト事件。悪人の名前をリストに書くと、悪魔がその悪人を自殺に追い込むらしい。デスノートみたいなもんですね。

事件の共通点は被害者が、子供を虐待死させた容疑者。次回のゲスト、佐藤隆太さん演じる前川公平には妹を殺された過去があるということですし、たいていゲストが犯人ってのは決まってるから、今度の犯人は佐藤隆太さんですね。

古畑任三郎もそうだし、ほかの刑事ものでもそうだけど、ゲストで犯人がわかっちゃうっていうのがちょっとね~…。観ながら推理するという面白さはありません。どんなトリックを使ったのかっていうのはある程度推理出来るか…。いや、今回のはそれも推理できなかったな。全部見せられちゃってたし。

なぜ犯人に協力したのか…ってところは推理するまでもなく簡単に想像できたし…。でもこのドラマの場合、ずっと13が関係してくるだろうから、そこの推理は楽しめそう!

賢正のアクションシーンも観られるし、楽しみ☆

第2話 あらすじ【本編】

沙羅駆(織田裕二)はまた暇を持て余していた。

その頃奏子(土屋太鳳)は警視総監に呼ばれていた。

沙羅駆が事件に首を突っ込まないようにしっかり見張っているよう念を押される。

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塾が終わって子供たちを送り出した前川公平(佐藤隆太)

前川が講師をしている塾に通う一人の少女が、変な男に声をかけられ車に乗せられそうになっているところを目撃。

慌てて助けに入った前川はその男の顔を見て驚いた。

自宅に戻った前川は、妹と映っている写真を見て苦しんでいた。その時、スマホに1通のメールが届く。

「完全犯罪の方法、教えます」と書かれた13からのメールだった。前川は「教えてください」と返信した。

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毒物を飲んでの自殺が相次ぐ。

部屋の中から施錠されており、争った形跡もないことから当初は自殺と考えられていたが、全員、過去に幼児虐待などで起訴されたものの、無罪になった人物だったため、殺しの線も捨てきれない。

ネットでは、キルリストという殺しのリストが本当に存在するのではないかと噂されていた。

法ではさばけない悪人の名前を書くと、悪魔がその悪人を自殺に追い込むという内容のものだ。

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沙羅駆は暇つぶしにそば打ちをしていた。

瞳(新川優愛)や奏子が、中高生に人気のマンガ・キルリストの話をしていると、賢正(ディーン・フジオカ)が実際にこのリストがあるんじゃないかと噂になっていると沙羅駆に教える。

ニュースを見た沙羅駆は、悪魔が自殺に追い込んだわけじゃなく、れっきとした殺人だと言い切った。

この事件に興味を持ち、リストを見せるよう賢正に命じる。

その中から、事件性がないものを瞬時に見分け、関連性があるものだけをピックアップした。

東京都内で起きており、発見状況も同じ、自宅は密室、自ら毒を飲んでの服毒死。

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沙羅駆は監察医・森本(中谷美紀)のところを訪れ、遺体を見せてもらった。

自殺したと思われる人物たちが飲んだ毒物が完全に同じものだということが判明する。

奏子に瞳からメールが届く。キルリストのサイト内で、誰を制裁してほしいかという投票が始まったのだ。

1位にあがっていたのは「権藤十三」という名前だった。

これを見た沙羅駆は、奏子に飲み物を買いに行かせた。

途中で自分を撒くためだと気付いた奏子が慌てて戻ると、すでに沙羅駆たちはいなかった。

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沙羅駆は1位に名前があがっていた権藤十三の自宅へ向かった。

だがすでに男は亡くなったあとで、現場検証が行われていた。

マンションの1階にいる管理人の話によると、連絡を受けて駆けつけたという警察官からドアを開けるよう言われ鍵を開け室内に入ると、既に亡くなっていたという。

権藤が飲んだ薬物も今までの3件と一致した。権頭の部屋に外鍵のかかった部屋があったことから、誰かを監禁しようとしていたのだろうと沙羅駆は言う。

カレンダーにあった印は、おそらく誘拐の実行予定日で、誘拐の計画を立てているものが自殺などするはずがないということ、そして首元に掻きむしった傷跡があることを指摘した。

今までの死体にはなかったことから、苦しめて殺すために権藤だけには毒物の量を減らしたのだろうと考えた。

そのことから、犯人は被害者家族、もしくは関係者。そして頭の切れる人物だと推理した。

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前川公平は、妹の墓参りに来ていた。そこに沙羅駆が現れる。

前川は10年前に、当時小学生だった妹を殺害されていた。

容疑をかけられたのは、今回亡くなった権藤十三だった。

今回の事件は自殺ではなく、殺害されたものであるということを話し、前川を揺さぶる。

その後、突然塾にまで沙羅駆が現れて前川は驚く。あとをつけたわけじゃなく、推理して職場を見つけたという沙羅駆。

連続殺人事件だという沙羅駆に、密室状態だったのにどうやって犯人は部屋から出たんですか?と前川は問いかけた。その謎はまだ解けていなかった。

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キルリストのサイト運営者が事情聴取されているところに乗り込んだ沙羅駆は、投票順位が操作されていたと指摘する。

運営者によると、キルリストのオーナーと名乗る人物から「世の中を良くしたいから」という理由で、順位を操作するよう指示されたのだという。

沙羅駆は山田(宮尾俊太郎)に、権藤から警察に通報があった時間を確認した。調書には12時55分だと書かれていた。管理人から聞いた時刻とズレがある。

これで、どうやって犯人が部屋に入り、密室状態にしたまま誰にも気づかれることなく部屋を出てくることが出来たのかが判明した。

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沙羅駆は、睡眠薬入りのケーキを食べさせ奏子を眠らせたあと、前川の自宅へ向かった。

チャイムが鳴り、前川がモニターを確認するとそこには警察官が映っていた。

前川がドアを開けると、警察官の横から沙羅駆が顔を出した。警察官に扮していたのは賢正だった。

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一人で前川の自宅に入った沙羅駆は自分の推理を展開する。

前川は警察官の格好をして被害者の自宅を訪ねた。

警察官であれば誰だってドアを開ける。

中に押し入って殺したあと、鍵をかけて管理人を訪ねる。

通報があったが鍵がかかっていて中に入れないため、ドアを開けてほしいと頼む。

そして管理人と一緒に部屋へ入り、管理人に死体を発見させ、持って出た鍵を元の場所に戻す。

これで密室状態が出来上がるというわけだ。

管理人に不動産屋や家族に連絡するよう命じたあと、権藤の電話から警察に通報した。だから警察官の到着時間がずれていたのだ。

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前川は、以前警察官をしていた。今回狙われたのは、当時、前川が担当していて証拠不十分で釈放された人間ばかり。

妹をなくした前川は、二度とこんな事件が起きないようにと警察官になったが、明らかに犯人なのに、証拠不十分で釈放しなければならない。それがやりきれなかったという。

自分が犯人である証拠は何一つないという前川に沙羅駆は、自分は刑事ではないので謎が解ければそれでいいと前置きし、一つだけ解けない謎があると言った。

それはどうやって彼らに毒を飲ませたか…。

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自分には答えられないという前川に、沙羅駆は取引を持ち掛けた。

それを教えてくれたら、今までのことはすべて忘れて、警察に突き出すようなことはしないと言った。

「その手には引っかからない」と前川が言った瞬間、「引っかかりましたね」と言って、写真縦の裏から毒物を発見した。沙羅駆が取引を持ち掛けた瞬間、目が動いたのだ。

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取引に応じるしかないという沙羅駆に、前川は答えた。

2つの瓶のうち、1つが毒薬でもう1つは無毒だと伝えたという。

ナイフで脅せば、みんな2分の1の確立にかけてどちらかを選ぶものだと…。

だが沙羅駆はこの答えに納得しなかった。もしそれが本当なら、前川が毒を飲む可能性だってあるからだ。

前川の一番のターゲットは最後に亡くなった権藤だ。権藤を殺す前に自分が死ぬようなことをするはずがないと沙羅駆は考えていた。

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前川の言い分を聞いた沙羅駆は、自分とも賭けをしてほしいと言い出す。

自分の部屋で沙羅駆の遺体が発見されたらすぐに自分が疑われるという前川に、沙羅駆は、場所を変えようと提案する。

前川を連れて行ったのは、海沿いにある倉庫だった。

ここならどちらが死んでも問題ないと言い、賢正には、自分が死んだらちゃんと偽装するよう伝え、二人だけで倉庫内に入っていった。

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二つの瓶をテーブルに置き、沙羅駆は前川と向かい合って座る。

「本当はどちらが毒入りか知っていたはずだ。殺しの途中に気分が高揚したのではないか」と指摘した。

憎しみ嫌っていた犯罪者たちとさほど変わりはないというと、前川は声を荒げて否定した。

沙羅駆は一方の瓶を選択し手に取ると、1錠取り出しそれを飲み込んだ。

錠剤を手に持ったまま飲み込もうとしない前川に「私の勝ちです。」と言って立ち去ろうとした沙羅駆は、「警察に言うつもりはありません。けじめをつけたいとおっしゃるならご自由に」と言い残し出て行った。

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残された前川は、死んでいった人間の顔や生徒たちの顔を思い出し、「みんな、ごめんな」と謝ると錠剤を口に入れようとした。

その時、賢正が薬を奪い、「これは13から手に入れたものか?」と尋ねると前川は認めた。

薬を取り上げたあと、「“あなたは一度死にました。今までのことは忘れて子供たちとやり直してみてはいかがですか?”若様からの伝言です」と言って去って行った。

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奏子が目を覚ました時にはすべて片付いたあとだった。

前川が犯人だったことも奏子は知らないままだ。

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前川に13から「完全犯罪を続けますか?」というメールが届いた。

「子供たちに誇れないことは、もう二度としない」と前川が返信すると

「あなたがやったことは、もう取り返しがつかないわ」と13は答えた。

「罪は償うよ。子供たちに罪の償い方を教えないとね。それが教師の使命だ。」そう返信して前川は何かを覚悟したような顔をした。

レビュー(感想)

今回の事件はなんだかスッキリしない終わり方でした。動機もなんだが観ていて苦しいものでした。もっと善と悪がはっきりしたものがいいな。もちろん今回の事件だって、悪であることには変わりないんだけど、動機が切なくて辛くて苦しすぎて…。

見逃すってこともあるんですね。沙羅駆は、いずれ自分で決断を下すだろうと思ったからあえて警察には通報しなかったんでしょうが…。あ~なんかモヤモヤする内容だったな~。同情できないくらいのものじゃないと観るのが辛すぎます。

今回、古畑任三郎というワードが出てきましたね。あそこはちょっと笑えた。最初は沙羅駆の話し方が気になって仕方なかったけれど、やはり慣れってすごい。あまり気にならなくなってきました。

賢正のアクションがちょっと物足りなかったというか、無理やり感があったのが残念。もっとちゃんとしたアクションが観たいな~。

13、誰でしょう。マニキュアしていて、足も細くてヒール履いてました。ソールが赤だったけど、あれはルブタン?髪の毛はおかっぱ…。やっぱり森本先生なのかな?でもかつらかもしれないし…。

やっぱり森本先生か、瞳かな~?女装した賢正とかじゃないよね?いくらなんでも足が細すぎるか…。

次回放送予定日10月30日

2016年 秋ドラマ(10月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時カインとアベルフジ系
9時レディ・ダ・ヴィンチの診断フジ系
10時逃げるは恥だが役に立つTBS系
9時相棒シーズン15テレ朝系
10時地味にスゴイ!日テレ系
9時ドクターXテレ朝系
10時シェフ~三ツ星の給食~フジ系
10時砂の塔TBS系
9時ラストコップ日テレ系
9時IQ246~華麗なる事件簿~TBS系
9時キャリアフジ系
10時半レンタル救世主日テレ系
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