救命病棟24時-あらすじ・レビュー(第1話)フジテレビ系列7月9日放送


ネタバレ注意

第1話 あらすじ 7月9日 午後9時~放送(フジテレビ系)

小島楓(松嶋菜々子)は国立湊大学付属病院救命救急センターの医局長になっていた。仕事ばかりしている楓を心配した兄は電話で、子供を産むつもりがあるなら早く結婚したほうがいいとアドバイスする。楓は8年前に婚約者を亡くしていた。兄はそのことについても、忘れない、でも思い出さない、それがいいんだと言う。

楓はどんな時も冷静に淡々と仕事をこなしていた。けれど、医局員たちとの関係はあまりうまくいっていなかった。

楓が院長の最上(段田安則)に呼ばれる。その日に行われた一回目の脳死判定のあと、家族からの申し出でとりやめになったのだ。そのことについて、強引に進めようとしたのではないかと責められた楓は、特に問題はなかったと答える。医局では、脳死判定の時間を繰り上げたことが原因ではないかと噂されていた。
そんな中、最上は新たなドクターを迎え入れようとしていた。救命率を伸ばしながら、臓器提供の実績をあげているドクターだった。その医師は変わった人だと噂されていた。

楓が昼食をとっていると、多数の人が刺される事件が起きる。それと同時に、爆発事故も起きたと連絡が入る。楓は冷静に指示をし、すぐに駆けつけた。次々に患者が運ばれてくるが、医師たちの連携は全く取れていなかった。
本庄(佐々木蔵之介)は楓に指示されたことをほかの医師に任せて違う処置をしていた。ほかの医師たちとの連携が取れているのかと聞く楓に「そんなものに私が興味あると思いますか?」と言う本庄。楓は非常時だからこそ基本に立ち戻ってくれと言った。

人手が足りない状況にも関わらず、安藤(児嶋一哉)は体調不良だし、有給も溜まっているから消化したいと申し出た。楓はキレて、「明日も具合が悪かったら来なくて結構です」と言い放った。

ナイフで刺された患者が湊大を希望したと搬入されてくる。楓に、入り口付近に重篤の患者がいると伝えた。その人は、最上が呼び寄せた医師、夏目衛(時任三郎)だった。一目見ただけで気づいたことに驚く看護師。
傷を負いながらも、周囲に目を配り、的確な指示を出す夏目。

院長室をおとずれた師長に、救命救急の様子を聞く最上。最初少し戸惑ったが最終的にはうまくいったと師長は報告した。「医局長の采配がうまくいったんだな」と最上が言うが、的確な指示を出したのは来週着任予定の夏目先生だという師長。楓には医局長は荷が重かったんじゃないかと師長は言った。

医局長が最後まで残っているのに、ほかの医師たちは何も言わずに医局へ引き上げていた。そのことについて看護師の美木(岡本玲)は呆れていた。

夏目の処置をしに来た楓に「押し寄せる患者を乗り切れてよかったですね」という夏目。「うちのスタッフは優秀ですから」と楓が言うと「そうでしょうか。個人は優秀でも・・それだけですね。」と言われてしまう。

医局では夏目の載っている雑誌の話題で持ちきりだった。だが本庄は、救命医が脳死を認めるのは負けを認めたのと同じことだと言い、理解不能だと言い放った。

20代の男性が交通事故に遭い運ばれてくる。脳の状態がよくない。そこにやってきた楓は、患者を診察し、まだ可能性はあるから開頭手術をすると言う。だが、術後も回復の見込みはなかった。

医師たちが、夏目先生が刺された理由を話していた。見ず知らずの子供をかばって刺されたのだという。しかも、警察がICUに来て事情聴取されたから答えただけで、聞かれなかったら言わなかったという雰囲気だったと褒める広瀬(風間俊介)。

交通事故で運ばれてきた患者を気にする夏目。
そんな夏目に、救命医として脳死だと認めるのは負けたことにならないかと楓は尋ねた。脳死をどう受け止めているのかと聞かれた夏目は、たいそうなことは何も考えていないし、何もやってきたつもりはないと言った。

そこに交通事故に遭った患者の家族、兄と姉がやってきた。その二人に楓は、脳死状態だと言いにくそうに、でも正直に伝えた。
そして、もし脳死ということになったら、臓器提供という選択肢もあるということも伝えた。それを聞いた家族は、最後に人の役に立てるなら・・と臓器提供に同意する。

その報告を受けた院長は喜ぶが、楓はこれでよかったのだろうかと思い悩む。兄弟とも8年間顔を合わせていなかったのだから、もし自分が患者だったら、今の自分を語ってくれる人に決めて欲しいと言う楓。それを聞いた臓器コーディネーターの永井(伊藤裕子)は、万全を期したくても出来ないときはあるのではないかと言った。

患者を見つめる楓に、そんなに見つめられたら男は照れると夏目が言う。彼はまだ生きていると・・。そして、思い過ごしかもしれないが、彼のことを見つめる視線がほかにもあるということも教えられる。

病院の外に出ると、そこに一人の女性がいた。声をかける楓。その女性は、患者が田舎から東京へ一緒に出てきた幼馴染だった。
家族じゃないからと、中に入るのを躊躇していたのだった。

その女性から話を聞いた楓は、臓器提供を一旦中止することにした。
家族を集め、その女性、あかねに、家族にも話をさせた。

東京に出てきた患者は、それまでとは別人のように一生懸命働いていたという。けれど、勤め先が倒産したりなどで、なかなか長続きしなかった。二人でラーメン屋をやりたいから頑張ってお金を貯めようとはりきっていたが、なかなか仕事がなく、ようやく仕事を見つけても食べていけるだけの給料ではなかったために、借金を重ねていった。その借金も返せず、借金取りから追われて殴られ、ようやくアパートに帰ってきた。看病して疲れて眠ってしまったあかねに、ありがとうと声をかけてくれるような優しい人だったと話した。
事故に遭った日、別々に仕事を探しに出たのだという。あかねは、このまま見送ってあげたい。体をもう傷つけないで欲しいと涙ながらに訴えた。
その話を聞き涙する広瀬。楓もあかねの気持ちを尊重したいと思ったのだ。あかねは家族にも楓たちにも頭を下げ、「ごめんなさい」と謝った。

屋上で空を見上げていた夏目に、臓器提供は家族の意向で中止したと楓は伝えた。脳死判定の前から引っかかっていたことがあったという。もう一度時間を置いて、じっくり語り合う提案を家族にするべきじゃないのかと思っていたが出来なかった。臓器提供に対しての覚悟が足りなかったからだという楓に、どうするべきかに気が付けてよかったじゃないですかと夏目は言った。まだまだ遅くはない。この前脳死をどう受け止めているかと聞かれたけれど、どこを死とするのか、それを決めるのは医者じゃない。患者さんと身近な人にとって何が幸せなのか、それを考えてやるだけだと夏目は言った。

夏目は楓に、あなたのような人が上司でよかった、これからよろしくお願いしますと頭を下げた。

師長は、医局長の件をどうするつもりかと院長にたずねた。するとどうするつもりもない。大きな問題にならない程度に人は入れ替える。いつも同じ面子だと暇つぶしにならない。医局長なんて誰がやろうと難しい仕事。それなら顔のいいやつにやらせてみたい。美しい顔を苦痛に歪めてつぶれていく姿を眺める・・何度やっても飽きない娯楽です。小島楓はうってつけだという院長。それを聞いた師長は呆れる。

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プレビュー

松嶋菜々子さん、カッコいいですね!まさにクールビューティーじゃないですか!
そしてもっとカッコいいのが時任三郎さん!もう、すごいカッコいいです!赴任してくると聞いた時は、嫌な人かもって思っていたんですが、いやいや、実に出来る男だし、人間的にも優しそう!面白くなりそうですねえ!元々、時任三郎さん、好きなんです。叔父に似てるんです。ますます好きになりそうです☆

それにしても、児嶋さん演じる安藤って、なんてやつなんだ!あんなにたくさんの患者さんの処置に追われて人手が全く足りていない時に早退したい?!あり得ない!すっごい嫌なやつ!バカなの?!って思いました。
そして佐々木蔵之介さん演じる本庄もいや!上司が女性ってのが気に入らないんでしょうか?途中かなり女々しい発言してましたね。夏目先生を褒める広瀬先生に対し、「ほかの先生を褒めるなら俺を一度褒めてからにしろ。」って・・メンドくさい!!!女々しい!!!プライドだけ高い感じに見えましたけど、この人も変わっていくんでしょうか?

小島先生と夏目先生がいるから安心して観られます。この二人だけに癒されたらいいや。

救命救急センターって本当に戦場ですね。すごいです。前のシリーズも観ていましたが、何度見ても絶句します。尊敬します。どんな展開になっていくのか、これもまた楽しみです。

2013年 夏ドラマ リスト

タイトル系列放送局
9時SUMMER NUDEフジ系列
9時救命病棟24時フジ系列
10時スターマン~この星の恋~フジ系列
9時警視庁捜査一課9係テレ朝系列
10時Woman日テレ系列
10時ショムニ2013フジ系列
9時ぴんとこなTBS系列
9時DOCTORS2 テレ朝系列
10時Oh, My Dad!!フジ系列
10時なるようになるさ。TBS系列
9時斉藤さん2日テレ系列
9時半沢直樹TBS系列

2013年 夏ドラマ

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