Doctor-X 外科医・大門未知子 あらすじ・レビュー(最終回)テレビ朝日系列12月19日放送


【最終回】
ネタバレ注意

最終回 あらすじ 12月19日 午後9時~放送(テレビ朝日系)

未知子(米倉涼子)が希望していた通り、悪性の筋繊維芽細胞腫を患う村田九留美(本田望結)の手術が、帝都医大の本院で行われることになった。

教授陣だけ集められたカンファレンスで、未知子が執刀することが発表される。胃・すい臓・脾臓・肝臓・大腸・小腸の6つの臓器すべて取り出し、それぞれの腫瘍を切り取り、また体内に戻すという、日本で前例のない『多臓器体外摘出腫瘍切除』を提案する未知子。

さすがの未知子も経験がなく、海老名教授(遠藤憲一)から「失敗するに決まってるだろ」と言われるが、「私失敗しないので」とは言えなかった。

そこに蛭間外科統括部長(西田敏行)から電話が入り、手術の中止を言い渡される。約束が違うと怒鳴り込んだ未知子は、先に約束を破ったのはあなたでしょうと言われてしまう。

蛭間の娘、裕華子(藤岡沙也香)のオペを、途中から近藤が執刀したことが気に入らないのだった。未知子は頭を下げ、手術をさせてほしいと申し出るが、断られてしまう。

蛭間は、海老名と近藤(藤木直人)を連れて食事に出かける。蛭間からその店に招待されることが夢だった海老名は喜ぶが、蛭間は主任教授選で票がわかれるのを避けるため、近藤一本にしたいと言われ、海老名に集まった票も近藤に入れるようにと要求される。ショックを隠しきれない海老名だが、仕方なくそれを了承する。

鷹野教授(浅野和之)がこっそり九留美の病室を覗きに行った。九留美は、2年前に鷹野が担当していた患者だったのだ。手術不能と判断し、蛭間の判断で分院に転院させた。

そのことを知った馬淵内科統括部長(三田佳子)は、鷹野にその子のオペが出来ないのかと尋ねる。その手術が成功すれば、病院もかなりの名声を手に入れることが出来るからだ。鷹野は、リスクが高すぎる、実験的なオペをするつもりはないとはっきり断った。

「意気地なし」と言われた鷹野は、このオペが蛭間の判断で中止になったことを告げる。「果たしてそれで引き下がるかしら?あの大門未知子が」と馬淵は言う。

未知子は、晶(岸部一徳)に、高松の分院に未知子を送った人間は誰なのかと問いただした。九留美と出会ったのは偶然とは思えない、仕組んだことだろうと推測したのだ。

翌日未知子は、東帝大学病院の病院長、蜂谷(古谷一行)に会いに行った。するとそこには、帝都医科大学付属第三病院、元院長の毒島(伊東四朗)もいた。

帝都医大に見捨てられたと言って、九留美の両親が泣きついてきたと話し、未知子になら何とかできるのではないかと思ったと毒島は言った。

帝都医大は東帝大学病院の子会社のようなものだと知っている未知子は、九留美のオペが出来るように根回しに来たのだ。

多臓器体外摘出腫瘍切除しか方法がないと言う未知子に、本当にオペできるのかと蜂谷は確認した。未知子が出来ると答えると、「出来ても五分五分かと…」と毒島が言うのを遮り「いえ、私失敗しないので」と未知子は言い切った。

早くオペしないと死んでしまうと訴えても即答しない蜂谷に、「あなたたちが大好物な言い方しましょうか?」と前置きし、世界でまだ2例しか成功例がなく、日本では前例がないことを伝えた。

蛭間のところに、九留美のオペをさせるようにと蜂谷から電話が入る。

早速未知子は呼び出され、12月19日に一日中オペ室を空けておくからと、九留美のオペをするよう言われる。
未知子は、助手として海老名、近藤、鷹野の3人をつけてくれるよう頼んだ。

未知子が部屋を出て行ったあと、その場に居合わせた馬淵に、この手術が失敗した時には、蜂谷がリスキーな手術を押し付けたとマスコミにリークすると蛭間は言い「この手術、失敗してもらいます」と呟いた。

早速カンファレンスが行われた。助手をすることになっている近藤たちとの打ち合わせも進む中、オペの日が12月19日と聞いた3人は、オペをするのは無理だと言い出す。その日は主任教授選の日だった。

それを知った晶は、一人では絶対ムリだと反対する。ほかの病院で出来ないのかと城之内(内田有紀)に聞かれた未知子は、嫌なやつでもどういう相手かわかっている方がチームとして機能すると言う。未知子は3人の腕は認めているのだ。

未知子も城之内にも、どうしてもやるというなら、やる前にここをクビにすると晶は告げた。

海老名が一人で飲んでいると、そこに鷹野がやってきた。そこで、蛭間のことが好きかと聞かれる。海老名は黙り込む。何度も確認され、「嫌いです」と答える。
すると、鷹野が蛭間を潰そうと言い出し、二人で未知子に協力しないかと言ってきた。

その頃未知子は、城之内と何度も何度もシミュレーションしていた。さすがの未知子も、たった一人でこの大手術をするには時間がどうしても足りない。諦めるわけにはいかず、何度もシミュレーションを繰り返した。

オペ当日がやってきた。未知子と城之内は辞表を書いて手術に臨んだ。

その頃、主任教授選も始まった。近藤の挨拶が終わり、蛯名教授が挨拶していると、その挨拶の途中に、選挙を辞退すると言って近藤が出て行った。

近藤は未知子のオペに加わった。

鷹野もスピーチで、九留美のオペについて話し出した。医者として、主任教授選にでているのがいいのか、それとも一生に一度あるかないかのオペで手腕を発揮するほうがいいのかと言い出し、結局はオペを選び出て行った。

近藤と鷹野がオペに加わったことで、順調に進んでいたが、門脈が届かず未知子は困っていた。
「門脈は人工血管置換しちゃダメ」という声が聞こえてきた。晶だった。そのやり方に近藤も鷹野も感心する。晶の助言で再びオペは進みだした。

どうすべきか迷っていた海老名が術着を身につけやってくるが、既に人手がいらないところまで手術は進んでいた。

手術は無事成功した。

晶が請求書とメロンを持って蛭間のところへ行くと、未知子を正式雇用したいと言い出す。契約金5,000万、年俸前払いで5,000万支払うと言われた晶はそれを承諾した。

蛭間がそんな申し出をしたのは、今回成功したオペの記者会見のためだった。晶から会見に出るよう言われた未知子はそれを了承した。

だが記者会見当日、なかなか未知子は現れない。焦りながらも会見を引き延ばそうとしている蛭間のところへメールが入る。

「いたしません。」

未知子からだった。急遽、執刀したのは海老名だと蛭間が言い出した。海老名に抱えられた九留美は「誰?この人。こんな人知らない。顔、怖い」と怯える。

毒島が蛭間を訪ねてくる。何を企んでいるんですかと聞かれた毒島は「私は単純にあの子を助けたいと思っただけですよ」と言い、未知子に会って何か思い出すことはなかったかと蛭間に聞いた。「何がですか?」と全く理解していない蛭間に、「自分が医者だということをですよ。」と毒島は言った。

蛭間に、東帝大病院から封書が届いた。それを見た毒島は「来ちゃいましたか~」と言いながら帰って行った。それは解雇通知だった。

1億円を蹴った未知子は、晶からネチネチ責められていた。そこに電話が入り、突然タイへ行くよう言われる。大金持ちの息子の足のケガを治してほしいという電話だったのだ。

タイに着いた未知子は豪邸の一室で待たされていた。そこに連れてこられた息子とは、小さなハムスターだった。手術できるかと聞かれた未知子は、「私、失敗しないので」と答えた。

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レビュー(感想)

九留美ちゃんが助かって本当によかった!!!さすが未知子!
でも今回ばかりは、近藤先生や鷹野先生が協力してくれたからこそ成功したんですものね。よかった~。

それにしても海老名先生…。あなたが一番にオペ室へ来てもいい人でしょ。何度裏切られても蛭間を選ぼうとするなんて…。ま、手術は成功したからいいけどね。

しかもその蛭間は解雇されちゃうし。あんな金のことしか考えないような医者、もう医者じゃないけどね。自業自得ですね。

あー今回はハラハラしたけど、スッキリしたなあ~!本当によかった。

次のシリーズでは、誰が敵になるのかな?!きっとまたありますよね!

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